マジョルカ久保、再三決定機演出もチームは連敗《ラ・リーガ》

久保建英所属のマジョルカは30日、ラ・リーガ第15節でベティスと対戦し、1-2で敗れた。久保はフル出場した。

ここまで4勝2分け8敗で17位に沈むマジョルカ。第13節では久保の移籍後初ゴールなどでビジャレアルに勝利したものの、前節のレバンテ戦は久保の奮闘も空しくアウェイで2-1で敗れた。

その試合からスタメンを1人変更して臨む今節、マジョルカは立ち上がり5分にイドリス・ババがフェキルをボックス内で倒してしまいPKを献上。これをホアキンに決められ、早々に1点ビハインドを負うことになった。
右のインサイドハーフで先発出場している久保は9分にドリブルでチャンスメイク。マークを剥がしてグラウンダーのクロスを送ったが、味方のシュートは枠を捉えることが出来なかった。15分にはオーバーラップしたフラン・ガメスからボックス右でパスを受け、反転と同時に鋭いシュートを放つ。

21分にはブディミルがボックス左で決定機を迎えたが、その後は中盤でのイージーなボールロストが目立ち、なかなかシュートまで運べない状況が続く。すると33分、敵陣中央でボールを奪われると、そこからベティスがカウンターに移行。右からカットインしたフェキルがボックス手前から左足を振りぬくと、低弾道の強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さった。2点ビハインドで迎えた後半、イドリス・ババを下げてラゴ・ジュニオールを投入したマジョルカは55分、CKの場面でダニ・ロドリゲスがグアルダードに倒されPKを獲得。これをラゴ・ジュニオールが決めて点差を縮めた。

これで勢いが付いたマジョルカは60分、ボックス左に侵入した久保から中へ折り返すと、相手に当たってややずれたボールをラージョがシュート。これはGKロブレスに止められる。その直後には久保のドリブル突破からチャンスを作ると、ラゴ・ジュニオールの折り返しをダニ・ロドリゲスがシュート。ここも決定機だったが、枠に飛ばすことが出来なかった。

立て続けにビッグチャンスを2つ作った久保のキレは増していく。74分には、右サイドからドリブルを始めると3、4人引き付けてラストパス。左からラゴ・ジュニオールが走り込んだが、タイミングがズレて強いシュートが打てなかった。

85分にもマジョルカに決定機が訪れる。右サイドバックから縦にスルーパスが送られると、途中出場のチャバッリアがオフサイドギリギリで抜け出す。ボックス右に侵入しゴール前にラストパスを送るが、ラゴ・ジュニオールのシュートはGKロブレスのビッグセーブに遭った。

再三の決定機もなかなか点が取れないマジョルカ。86分には久保が左からカットインしミドルシュートを放つが、相手に当たってコースが変わった難易度の高いシュートもロブレスに弾き出された。

後半アディショナルタイムに退場者を出したマジョルカは結局1-2で敗戦。リーグ戦直近ん6試合で4敗目となった。