【ラ・リーガ第15節プレビュー】アトレティコvsバルセロナ開催! 2つの自治州ダービーも
2019.11.29 19:00 Fri
先週末に行われた第14節ではバルセロナ、レアル・マドリー、セビージャの上位勢が苦しみながらも勝ち点3を手にした中、3位だったアトレティコ・マドリーがグラナダ相手に引き分けて勝ち点逸。この結果、前述の3チームが暫定勝ち点1差の中で三つ巴の争いを繰り広げることになった。
11月最終週に行われる今節では4位のアトレティコと首位のバルセロナによる上位対決が開催される。前節、グラナダ相手に攻め切れず、1-1のドローに終わったアトレティコはチャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦でも優勢を保ちながら決定力不足に泣き、ウノセロでの敗戦に。この結果、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越しとなった。そして、直近2試合未勝利と精彩を欠く中、シメオネ監督就任以降、10敗5分けと一度も勝てていないラ・リーガでのバルセロナを迎えることに。
一方、最下位レガネス相手にセットプレー絡みの2ゴールで辛くも逆転勝利したバルセロナだが、アトレティコと異なりCLの舞台ではドルトムントとの首位攻防戦を、“MSG”の活躍によって3-1で快勝。最終節を前に首位での決勝トーナメント進出を決めた。FWデンベレら負傷者の存在は気がかりだが、良い状態で敵地でのビッグマッチに臨めるはずだ。
マドリードのお隣クラブのアシストを期待しつつ、今節単独首位に浮上するチャンスがある2位のレアル・マドリーは、土曜日のランチタイムキックオフの試合で13位のアラベスと対戦する。前節のレアル・ソシエダ戦では立ち上がりの失点で公式戦の連続無失点記録が「5」でストップも、きっちり3-1で逆転勝利した。また、CLのパリ・サンジェルマン(PSG)戦ではわずか2分間の連続失点で勝利は逃すも、内容のある戦いぶりをみせ、最低限のノルマである決勝トーナメント進出を決定。同試合で強い打撲を負ったMFアザールの離脱は痛手だが、今回のアラベス戦ではFWロドリゴやFWヴィニシウスら若手アタッカーのアピールが期待される。
また、今節はレアル・ソシエダvsエイバルとバレンシアvsビジャレアルというバスク、バレンシアの自治州ダービーが開催される。その中でMF乾貴士を擁する16位のエイバルは、今季ここまで6位と好調を維持するソシエダと対峙する。0-2で敗れた前節のアラベス戦では古巣相手に出場なしに終わった乾としては、そのフラストレーションを今回のダービーにぶつけたい。
《ラ・リーガ第15節》
▽11/29(金)
《29:00》
セルタ vs バジャドリー
▽11/30(土)
《21:00》
アラベス vs レアル・マドリー
《24:00》
レアル・ソシエダ vs エイバル
《26:30》
マジョルカ vs ベティス
《29:00》
バレンシア vs ビジャレアル
▽12/1(日)
《20:00》
セビージャ vs レガネス
《22:00》
アスレティック・ビルバオ vs グラナダ
《24:00》
エスパニョール vs オサスナ
《26:30》
ヘタフェ vs レバンテ
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バルセロナ
11月最終週に行われる今節では4位のアトレティコと首位のバルセロナによる上位対決が開催される。前節、グラナダ相手に攻め切れず、1-1のドローに終わったアトレティコはチャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦でも優勢を保ちながら決定力不足に泣き、ウノセロでの敗戦に。この結果、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越しとなった。そして、直近2試合未勝利と精彩を欠く中、シメオネ監督就任以降、10敗5分けと一度も勝てていないラ・リーガでのバルセロナを迎えることに。
一方、最下位レガネス相手にセットプレー絡みの2ゴールで辛くも逆転勝利したバルセロナだが、アトレティコと異なりCLの舞台ではドルトムントとの首位攻防戦を、“MSG”の活躍によって3-1で快勝。最終節を前に首位での決勝トーナメント進出を決めた。FWデンベレら負傷者の存在は気がかりだが、良い状態で敵地でのビッグマッチに臨めるはずだ。
また、今節はレアル・ソシエダvsエイバルとバレンシアvsビジャレアルというバスク、バレンシアの自治州ダービーが開催される。その中でMF乾貴士を擁する16位のエイバルは、今季ここまで6位と好調を維持するソシエダと対峙する。0-2で敗れた前節のアラベス戦では古巣相手に出場なしに終わった乾としては、そのフラストレーションを今回のダービーにぶつけたい。
前節、レバンテ相手に7試合ぶりのフル出場を飾ったFW久保建英は一時同点ゴールの起点となったが、チームは1-2で競り負けて連勝ならず。残留圏内ギリギリの17位に位置することもあり、15位のベティスをホームで迎え撃つ今節はチームに勝ち点3をもたらす活躍を期待したい。
《ラ・リーガ第15節》
▽11/29(金)
《29:00》
セルタ vs バジャドリー
▽11/30(土)
《21:00》
アラベス vs レアル・マドリー
《24:00》
レアル・ソシエダ vs エイバル
《26:30》
マジョルカ vs ベティス
《29:00》
バレンシア vs ビジャレアル
▽12/1(日)
《20:00》
セビージャ vs レガネス
《22:00》
アスレティック・ビルバオ vs グラナダ
《24:00》
エスパニョール vs オサスナ
《26:30》
ヘタフェ vs レバンテ
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バルセロナ
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バルセロナの今季ベスト補強に。アラウホ同様に出場数は物足りず、ミリトンやダビド・ガルシア、ル・ノルマンを選出する選択肢もあったが、フリー加入のデンマーク代表DFの期待以上のパフォーマンスをより評価した。チェルシーでの立ち位置を考えると、センターバックのバックアッパー的な起用が予想されていたが、負傷者や右サイドバック不在の歪なチーム事情もあってセンターバックの主軸に定着。アラウホとはかつてのプジョールとピケのような補完性をみせ、安定した守備に持ち味の配球能力を遺憾なく発揮。最少失点の堅守構築に大きな貢献を見せた。 DF フラン・ガルシア(23歳/ラージョ) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 充実のシーズンを過ごして古巣帰還。レアル・マドリーのカンテラ出身でレンタル移籍の翌シーズンにラージョに完全移籍した左サイドバックは、インテンシティの高さに定評があるラージョで今季の全38試合に出場。爆発的なスピードを生かした攻撃参加で、阿吽の呼吸を見せるアルバロ・ガルシアと左サイドの攻撃を活性化。さらに、169cmとサイズには恵まれていないものの、球際の競り合いを苦にしておらず、安定したテクニックと共に総合力の高いサイドバックという評価を確立。来季は買い戻しオプションを行使した古巣への復帰が決定したほか、追加招集ながらスペイン代表初招集と更なる躍進が期待される。 MF 久保建英(22歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:35(先発:29)/得点数:9 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進ラ・レアルのベストプレーヤー。マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェとレアル・マドリーからの武者修行先ではチームスタイルや指揮官との相性に加え、フィジカル面の未熟さもあって完全な主力にはなり切れず。それでも、昨夏完全移籍したソシエダでは個人としてのパフォーマンス向上はさることながら、ようやく自身の特長を生かせる指揮官、チームメイトと巡り合えた。2トップの一角や右ウイングを主戦場に35試合出場でキャリアハイの9ゴールを記録し、巧い選手から怖い選手に変貌。アシスト数は「4」にとどまったものの、味方が着実に決定機を決めていれば、その数字は少なくとも倍にはなっていたはずだ。卓越したテクニックに加え、スピードとパワーの向上で個での局面打開の場面が増え、シルバを中心に周囲とのコンビプレーも強力で対峙する守備者にとっては抑え込むのが難しい一線級のアタッカーに成長。また、右ウイングが主戦場となったシーズン終盤戦では守備面の貢献度の高さも際立っていた。 MF マルティン・スビメンディ(24歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:36(先発:35)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 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