ムスタフィが自身への過剰な批判に苦言 「出てない試合の負けも自分の責任に」

2019.10.09 16:11 Wed
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アーセナルに所属するドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィが自身に対する過剰な批判に対して苦言を呈している。同選手がドイツ『Der Spiegel』で語った。
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2016年のアーセナル加入以降、公式戦118試合に出場するなど主力としてプレーしてきたムスタフィ。その一方で、失点に直結するイージーミスが目立ち一部のサポーターや識者などからの批判に晒されている。ムスタフィは自身の犯したミスに関して責任を負うべきだと考えているが、同時に自身への批判があまりに過剰なものだと感じているようだ。
「僕は自分がこれまで犯してきたミスに関して十分に自己批判的だ。同時に厳しい批判に対しても対処できる」

「だけど、批判はどんどんエスカレートしているし、今では理不尽なものになっている。自分が明らかに標的になっていると感じているよ」
「一番酷いのは自分が参加していない試合の敗戦に関して、多くの人たちが僕に責任を負わせようとしていることだ」

また、ムスタフィは今年3月に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービー後、アーセナルOBで元フランス代表MFのエマニュエル・プティ氏が、自身に対して放った「ミスの王様」との痛烈な批判に関しても言及。選手の苦悩を誰よりも知る元プレーヤーからの心無い批判に失望を抱いている。

「(プティ氏の発言に)イライラしたよ。ファンやメディアからの批判はしょうがないものだと受け入れている。だけど、ピッチ上での困難を知っている元プレーヤーからのそういった批判は全く異なる意味を持っている」

「ああいった発言によって多くのプレーヤーがより神経質になってしまうと思うし、彼らはああいう厳しい発言で目を引きたいと考えていることもね」

「昔であれば、そういったコメントは翌日の新聞に載るだけで済んだし、人々はすぐにその話題を忘れていたと思う。だけど、今はインターネット上に書かれているし、それは僕の残りのキャリアにおいても悩ませ続けるものだよ」

「プティのような元プレーヤーは、現役時代のキャリアを守るために今のプレーヤーたちを貶める必要なんてないと思うけどね」

さらに、ムスタフィはウナイ・エメリ監督に構想外を言い渡され、今季ここまでリーグ戦でプレー機会がない自身の現状についても言及している。

「この夏にクラブを去ることを真剣に考えていたよ。だけど、すべての面で納得できるような選択肢はひとつもなかったんだ」

「適切ではない場所に移っても、状況にあまり変化はないと思っていたから残留を選択した」

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