今季最初のローマ・ダービーは優勢のラツィオが追いつきドロー!《セリエA》

セリエA第2節、ラツィオvsローマのローマ・ダービーが1日に行われ、1-1で引き分けた。

開幕節ではサンプドリア相手にインモービレのドッピエッタなど3発快勝で白星発進としたラツィオは、サンプドリア戦のスタメンからパローロに代えてL・レイバを起用した。

対するローマはジェノアに3度リードする展開としながらも追いつかれ、痛い引き分けスタートとなってしまった。そのローマはジェノア戦のスタメンからファン・ジェズスに代えてG・マンチーニのみを変更した。
試合は開始直後、両チームに決定機が訪れる。まずは3分にラツィオ。CKの流れからボックス手前のルーカス・レイバの放ったボレーシュートが左ポストに直撃した。一方のローマは5分、ザニオーロのミドルシュートが右ポストを直撃した。

その後、ラツィオがミリンコビッチ=サビッチとL・アルベルトのミドルシュートでローマゴールに迫った中、16分にローマがPKを獲得する。ボックス左角からのジェコのクロスがミリンコビッチ=サビッチの手に当たってハンドとなり、PKを獲得した。これをコラロフが決めてローマが先制した。良い流れで試合を勧めながらPKで先制されたラツィオは25分、L・アルベルトとコレアのシュートが立て続けに右ポストに直撃する決定機を演出。対するローマも27分にザニオーロが再びミドルシュートで右ポストを直撃するチャンスを演出してラツィオを牽制した。

ハーフタイムにかけては守備ブロックを形成するローマに対し、ラツィオが押し込む展開が続いたが決定機は生まれず、ローマが1点をリードして前半を終えた。

後半開始直後、ザニオーロのミドルシュートで追加点に迫ったローマだったが、ラツィオが引き続き押し込む流れとすると、58分に決定機。左サイドからのラドゥのクロスをファーサイドのラッツァーリがヘッドで合わせた。しかし、わずかに枠を捉えきれない。

それでも1分後、ラツィオが同点に追いつく。コラロフのボールを奪ったミリンコビッチ=サビッチのスルーパスでボックス右に侵入したインモービレの落としを、L・アルベルトが蹴り込んだ。

攻勢のラツィオは64分に逆転のチャンス。コレアがインモービレとのパス交換でボックス内に侵入し、GKパウ・ロペスを強襲するシュートを浴びせた。

劣勢のローマはジェンギズ・ウンデルに代えてパストーレを投入。対するラツィオはルリッチに代えて新戦力のジョニーを投入した。

終盤にかけては両チームの運動量が落ちたこともあってチャンスは生まれず。追加タイム2分にはラッツァーリがネットを揺らすも、その前にラストパスを出したジョニーにオフサイドがあってノーゴールに。今季最初のローマ・ダービーは勝ち点1を分け合う結果となっている。