マルタのPK弾でイタリアを下したブラジルが決勝T進出! オーストラリアもカーの4発で大勝《女子W杯》

2019.06.19 06:00 Wed
Getty Images
女子ワールドカップ(W杯)2019グループC最終節のイタリア女子代表vsブラジル女子代表が18日に行われ、0-1でブラジルが勝利した。

グループステージ連勝で決勝トーナメント進出を決めているイタリアと、引き分け以上で決勝トーナメント進出の決まるブラジルの一戦。試合は5分、イタリアは中央を持ち上がったジャチンティのパスを左で受けたボナンセアがカットインでボックス手前まで切り込みシュート。しかし、これはGKが弾き出した。

対するブラジルは17分、マルタの左CKをニアに走り込んだデビーニャが巧みなヒールキックで合わせたが、これは相手GKの好セーブに阻まれた。
膠着状態が続く中、イタリアは29分に決定機。中盤からのロングパスをボックス手前のガリがバックヘッドで繋ぐと、ゴール前に抜け出したジレッリが巧みなボールコントロールで相手DFをかわし、ゴール左にシュートを流し込んだ。しかし、これはジレッリのポジションでオフサイドが取られ、ノーゴールとなった。

さらにイタリアは、40分にもグアンニの右クロスをゴール前に走り込んだボナンセアが左足ボレーで合わせたが、これは相手GKの正面を突いた。
ゴールレスで迎えた後半、先にチャンスを作ったのはブラジル。52分、ボックス左手前でタイーザが倒されFKを獲得すると、アンドレシーニャが直接FKで狙ったが、これはクロスバーに弾かれた。

一進一退の攻防が続く中、72分に試合が動く。ドリブルで仕掛けたデビーニャがボックス内でリナリに倒され、ブラジルがPKを獲得。このPKをマルタがゴール右隅に沈めた。

結局、このゴールが決勝点となり1-0でブラジルが勝利した。

また、同時刻開催のジャマイカ女子代表vsオーストラリア女子代表は1-4でオーストラリアが勝利した。試合が動いたのは11分、オーストラリアはギールニクのアーリークロスをサマンサ・カーがヘディングでゴール左に流し込んだ。

先制したオーストラリアは、42分にもボックス右角付近でボールを受けたゴリーの右クロスからサマンサ・カーがヘディングシュートを突き刺し、追加点。

2点のリードを許したジャマイカだが、後半開始早々に反撃する。49分、ショーのスルーパスでボックス内に抜け出したソラウンが飛び出したGKを冷静にかわし、シュートをゴール右隅に流し込んだ。

1点返されたオーストラリアだが69分、ボックス右深くまでドリブルで切り込んだラソのクロスが相手DFに当たると、こぼれ球をゴール前で拾ったサマンサ・カーが冷静にゴール左隅へシュートを沈め、ハットトリックを達成した。

オーストラリアは、83分にもサマンサ・カーがこの試合4点目を挙げて、4-1と大勝した。

この結果、勝ち点6で並んだイタリア、ブラジル、オーストラリアの決勝トーナメント進出が決定。得失点差で2チームを上回ったイタリアが首位通過、同得失点ながら総得点でブラジルを上回ったオーストラリアが2位通過、ブラジルが3位通過となった。

◆グループC順位表
[勝ち点/試合数/得失点]
1.イタリア[6/3/5]※
2.オーストラリア[6/3/3]※総得点8
3.ブラジル[6/3/3]※総得点5
4.ジャマイカ[0/2/-8]
※が決勝トーナメント進出

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