首位浮上のFC東京長谷川監督が初受賞! J2は大宮の高木監督、J3は藤枝の石崎監督《月間優秀監督賞》
2019.05.10 18:20 Fri
Jリーグは10日、4月度の「月間優秀監督賞」として、J1ではFC東京の長谷川健太監督、J2では大宮アルディージャの高木琢也監督、J3リーグでは藤枝MYFCの石﨑信弘監督を選出した。
◆長谷川健太監督(FC東京)
【Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆原博実委員
「4連勝。ケガ人やアクシデントがあっても上手くチームをやりくりし、常にチームの状態を安定させた。攻守のバランスが良い」
「堅守でチームを首位に導いた手腕を評価」
◆柱谷幸一委員
「4勝して、しかも首位。負けなし」
◆北條聡委員
「破竹の4連勝。しかも首位攻防戦制し、内容も充実。もはや異議挟む余地なし」
◆寺嶋朋也委員
「4月は4戦全勝で首位をがっちりキープ。主力に欠場者が出ても、代わりに出場した選手が穴を埋めながら連勝するなど、見事なマネジメントぶりだった」
高木監督は、3月の5試合で4勝1分け。今シーズンから指揮するチームを上位に押し上げている。高木監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。
◆高木琢也監督(大宮アルディージャ)
【Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆原博実委員
「4勝1分 チームをしっかり把握して 安定した戦いを続けている。バランスが良い」
◆柱谷幸一委員
「4勝して3位(4月終了時点)に浮上してきた」
◆北條聡委員
「無傷の4勝、勝ち点13はともに最多。大宮をタフな集団に変えた手腕はさすが」
◆寺嶋朋也委員
「今季からの指揮だが、早くも全体に守備の意識を浸透させ、粘り強いチームを作り、4月は4勝1分で一気に上位に浮上した」
石崎監督は、4月の3試合で2勝1分け。4月終了時点で首位に立っている。石﨑監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。
◆石﨑信弘監督(藤枝MYFC)
【Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆福西崇史委員
「2勝1分で負けなし。チームを首位(4月終了時点)に導いた」
◆柱谷幸一委員
「首位(4月終了時点)に導いた」
◆北條聡委員
「昇格請負人が早くも本領発揮。先月最後の大敗も何のその。(チームは)隙のない集団へ」
◆寺嶋朋也委員
「今季補強したベテラン選手をチームに組み込み、4月2勝1分で首位(4月終了時点)に浮上。堅い守備がチームのベースとして定着してきた」
PR
同賞は各月のリーグ戦を対象に最も優れた指揮をした監督を表彰する賞。Jリーグの成績などをもとに選考委員が選出する。なお、「月間優秀監督賞」を受賞した監督は12月に開催予定の2019Jリーグアウォーズで表彰される「優秀監督賞」にノミネートされる。長谷川監督は、4月の4試合で全勝。首位攻防戦も制し、チームを首位に導いた。長谷川監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。ⒸCWS Brains,LTD.
「J1月間優秀監督賞を受賞でき大変光栄です。この賞を励みに引き続き今シーズンも頑張っていきたいと思います。代表して私がいただきますが、選手、スタッフ、クラブに関わるみんなで受賞した賞だと思っています。平成最後の月にこのような名誉な賞をいただくことができ、心から嬉しく、みなさんに感謝しています。まだまだ今シーズンは始まったばかりですが、2回目、3回目、4回目と獲れるように、最後までみんなで力を合わせて頑張ります」【Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆原博実委員
「4連勝。ケガ人やアクシデントがあっても上手くチームをやりくりし、常にチームの状態を安定させた。攻守のバランスが良い」
◆福西崇史委員
「堅守でチームを首位に導いた手腕を評価」
◆柱谷幸一委員
「4勝して、しかも首位。負けなし」
◆北條聡委員
「破竹の4連勝。しかも首位攻防戦制し、内容も充実。もはや異議挟む余地なし」
◆寺嶋朋也委員
「4月は4戦全勝で首位をがっちりキープ。主力に欠場者が出ても、代わりに出場した選手が穴を埋めながら連勝するなど、見事なマネジメントぶりだった」
高木監督は、3月の5試合で4勝1分け。今シーズンから指揮するチームを上位に押し上げている。高木監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。
◆高木琢也監督(大宮アルディージャ)
ⒸCWS Brains,LTD.
「チームがあっての受賞です。選手、スタッフ、関係者の皆さんに感謝いたします。シーズン開幕直後は波に乗れなかった中で、チームの闘争心が高まっていった月でした。4月の初戦となる4月3日のファジアーノ岡山戦で、ホームで逆転勝ちを飾れたことが大きく、勢いに乗ることができたと思います。私がこの賞をいただくことは、チームが結果を出せている証しですから、また表彰していただけるように取り組んでいきたいと思います」【Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆原博実委員
「4勝1分 チームをしっかり把握して 安定した戦いを続けている。バランスが良い」
◆柱谷幸一委員
「4勝して3位(4月終了時点)に浮上してきた」
◆北條聡委員
「無傷の4勝、勝ち点13はともに最多。大宮をタフな集団に変えた手腕はさすが」
◆寺嶋朋也委員
「今季からの指揮だが、早くも全体に守備の意識を浸透させ、粘り強いチームを作り、4月は4勝1分で一気に上位に浮上した」
石崎監督は、4月の3試合で2勝1分け。4月終了時点で首位に立っている。石﨑監督のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。
◆石﨑信弘監督(藤枝MYFC)
ⒸJ.LEAGUE
「Jリーグから表彰されるということは初めてで、大変光栄に思っています。ただ、この成績も選手の頑張りがあってこそだと思いますし、チームスタッフも含め、全ての結束があったからいただけけた賞だと思います。チームの皆さん、選手に感謝したいと思います。こういう形をもっともっと続けていけるようチーム全体一丸となり、これからも戦っていきたいと思います」【Jリーグ選考委員会による選考理由】
◆福西崇史委員
「2勝1分で負けなし。チームを首位(4月終了時点)に導いた」
◆柱谷幸一委員
「首位(4月終了時点)に導いた」
◆北條聡委員
「昇格請負人が早くも本領発揮。先月最後の大敗も何のその。(チームは)隙のない集団へ」
◆寺嶋朋也委員
「今季補強したベテラン選手をチームに組み込み、4月2勝1分で首位(4月終了時点)に浮上。堅い守備がチームのベースとして定着してきた」
PR
長谷川健太の関連記事
FC東京の関連記事
J1の関連記事
記事をさがす
|
長谷川健太の人気記事ランキング
1
J1昇格を目指す清水の新キャプテンはFW北川航也、副キャプテンは4人に…北川「自分なりにやっていきたい」
清水エルパルスは8日、2024シーズンのキャプテンと副キャプテンを発表した。 2023シーズンは1年でのJ1復帰を目指した中、J2の最終節で敗れ4位に転落。昇格プレーオフでは決勝で東京ヴェルディと引き分けて、J2残留が決定した。 改めてJ1昇格を目指す中で、新たなキャプテンにはFW北川航也、副キャプテンにはFWカルリーニョス・ジュニオ、MF原輝綺、DF山原怜音、GK沖悠哉が就任した。 4選手はクラブを通じてコメントしている。 ◆FW北川航也 「キャプテンに任命されたことは光栄なことですし、それと同時に責任が付いてくると思っています。同い年の選手や先輩、頼りになる選手もいるので、スタッフやクラブの人達みんなの力を借りながら、チームの目標が達成できるように、自分なりにやっていきたいと思います」 ◆FWカルリーニョス・ジュニオ 「副キャプテンに選んでもらったことは嬉しいですし、誇りに思います。残念ながら昨シーズン勝ち取れなかったJ1への昇格は、今シーズンみんなが必死になってやってくれると思いますし、その力になるために私も一生懸命やります。まずはチームの結束力で戦っていきたいと思います」 ◆MF原輝綺 「監督から声を掛けられていたので心の準備はしていましたが、僕一人では何もできないと思っています。副キャプテンは4人いますので、みんなで助け合いながら、北川選手が背負い込み過ぎないようにサポートしていきたいと思います」 ◆DF山原怜音 「個人的にも3年目、特別指定からは4年目となり、チームの先頭に立っていかなくてはいけないという気持ちでもいましたし、実際にこの役割を与えていただいたことにより覚悟を持ってやりたいと思います。副キャプテンの形になってというよりも、今、自分がやっていることがチームに良い影響として還元できればいいと思っていますので、自分を見失わずにチームを引っ張っていきたいと思います」 ◆GK沖悠哉 「まずはしっかりキャプテンを支えながら、チーム全体を見ていきたいと思っています。エスパルスには経験のある選手もいるので、意見を聞きながら、チームにとってこの1年がこれからの土台になるように、自分ができることをやっていきたいと思います」 ◆清水エスパルス 歴代キャプテンおよび副キャプテン [1992年]三浦泰年 [1993年]三浦泰年 [1994年]三浦泰年 [1995年]長谷川健太 [1996年]澤登正朗 [1997年]澤登正朗 [1998年]澤登正朗 [1999年]澤登正朗 [2000年]澤登正朗 [2001年]伊東輝悦 [2002年]伊東輝悦(副キャプテン=森岡隆三) [2003年]三都主アレサンドロ(副キャプテン=森岡隆三・市川大祐) [2004年]森岡隆三 [2005年]森岡隆三 [2006年]山西尊裕(副キャプテン=高木和道) [2007年]山西尊裕(副キャプテン=高木和道・兵働昭弘) [2008年]高木和道(副キャプテン=西部洋平・兵働昭弘) [2009年]兵働昭弘(副キャプテン=児玉新・岡崎慎司) [2010年]兵働昭弘(副キャプテン=児玉新・岩下敬輔) [2011年]小野伸二(副キャプテン=高原直泰・ボスナー) [2012年]小野伸二 [2013年]杉山浩太 [2014年]杉山浩太(10月〜副キャプテン=本田拓也) [2015年]本田拓也(副キャプテン=長沢駿・大前元紀) [2016年]大前元紀(副キャプテン=西部洋平・犬飼智也) [2017年]鄭大世(副キャプテン=西部洋平・河井陽介・犬飼智也) [2018年]竹内涼(副キャプテン=鄭大世・六反勇治・河井陽介) [2019年]竹内涼(副キャプテン=河井陽介・立田悠悟) [2020年]竹内涼・金子翔太・立田悠悟 [2021年]権田修一・竹内涼・鈴木義宜 [2022年]権田修一 [2023年]鈴木義宜 [2024年]北川航也(副キャプテン=カルリーニョス ジュニオ・原輝綺・山原怜音・沖悠哉) 2024.02.08 17:55 Thu2
インドネシアと日本サッカーの関係/六川亨の日本サッカーの歩み
北中米W杯のアジア最終予選、15日のインドネシア戦(ジャカルタ)と19日の中国戦(廈門)に臨む日本代表は10日朝の便でインドネシアへ移動したものの、飛行機の機材トラブルのため一度は羽田空港に引き返した。しかし同日20時過ぎの便で羽田空港を飛び立ち、午前2時頃に無事ジャカルタへ到着したようだ。といっても今回のトラブルは国内組に限られ、海外組の選手はこれから続々とジャカルタ入りする予定になっている。 そんな日本代表にとって、谷口彰悟の負傷離脱は大きな痛手。代わりに関根大輝が招集されたものの、谷口の代役はこれまでの実績から瀬古歩夢が濃厚だろう。板倉滉をセンターに回し、町田浩樹と瀬古での3BKが予想される。 海外組にとって気になるのは、中東での試合ではなく今回は東南アジアと極東でのアウェー2連戦ということで、移動と時差の負担が増えることである。ただ、以前のコラムでも紹介したように、無理に時差調整はしない代わりに、今回も現地での練習時間を3日間ほど確保している。あとはこれ以上のトラブルが起きることなく、無事に15日の試合を迎えて欲しいところだ。 さて日本がW杯予選でインドネシアと対戦するのは1990年イタリアWアジア1次予選以来で、実に35年ぶりとなる。 その理由は簡単。これまでインドネシアはアジア1〜2次予選で敗退していたため、最終予選まで勝ち上がることがなかったからだ。ちなみにこれまでの対戦成績も日本が11勝2分け6敗(オランダ領東インド時代を含む)とリードしているが、W杯出場は彼らの方が先だった(1938年フランス大会にオランダ領東インドとして出場)。 90年イタリアW杯予選では、89年6月11日に西が丘サッカー場で対戦し、長谷川健太らのゴールで5-0と圧勝した。試合後のインドネシアの監督は、西が丘サッカー場での公式戦に怒りを隠さなかった。インドネシアを格下と見下して、狭い更衣室と暗い照明の西が丘サッカー場でもいいだろうと日本サッカー協会が手配したと思ったようだ(実際、観衆はまばらで寂しい限りだった)。 しかし実際は、国立競技場が91年に開催される世界陸上(当時カール・ルイスは100メートル9・86の世界記録を樹立)のため大幅な改修工事をしていたことで、都内でのナイター試合は西が丘サッカー場しか用意できなかったというのが真相である。 前述したように日本はホームの試合ではインドネシアを圧倒したものの、アウェーはドローで1勝1分け、北朝鮮には1勝1敗、そして香港と2引き分けで横山ジャパンはインドネシアと同様1次予選での敗退を余儀なくされた。日本代表の「どん底時代」と言えたが、せめてもの救いはプロリーグ構想が少しずつ形を表し始めていたことだった。 98年以来、日本がアジア最終予選に進出してW杯のチケットを獲得するのは当り前の時代になった。一方のインドネシアも今年1月のアジアカップではグループリーグで日本に1-3と敗れたものの、トルシエ監督率いるベトナムに1-0で勝ったことで初のラウンド16進出を果たした。 そんな彼らの躍進を支えているのが、歴史的にも関係の深いオランダからの「輸入選手」だ。1月のアジアカップで対戦した時に1トップを務めたラファエル・ウィリアム・ストライク(デンハーグ)はオランダ育ちのストライカーで、10月15日の中国戦(1-2)でも1トップを任されていた。日本戦でゴールを決めたサンディー・ウォルシュ(メヘレン)は中国戦こそ控えだったが、そのきっかけを作ったロングスローの左SBアルハン(元東京V)は、中国戦でも交代出場からロングスローでゴールをお膳立てしている。 日本戦に出場した選手で中国戦にも出場したのはCBシェイン・パティナマ、ボランチのイヴァル・ジェナー(ユトレヒト)、ストライクの3人だけだが、サブにはCBリッキー・カンブアヤ、リスキ・リド、ウォルシュ、アルハンの4人が残っている。さらに新たにインドネシア国籍を取得した選手もいるだけに、侮ることはできないだろう。 中国戦も1月の日本戦と同様に[5-4-1]の超守備的な布陣だった。ただ、中国戦では簡単に浅いDFラインの背後を取られるなどチームとしての完成度は低い印象を受けた。それでもアウェーでサウジアラビアとバーレーンに引き分け(1-1、2-2)、ホームでもオーストラリアと引き分ける(0-0)粘りを見せているだけに、やはり侮ることは禁物だ。日本としては、できれば早い時間帯にゴールを奪い、優位に試合を進めたいところである。 文・六川亨 2024.11.11 16:30 Mon3
U-21リーグ創設の不安点/六川亨の日本サッカー見聞録
今シーズンのJリーグも、残すはJ1とJ3の2試合と、J2はJ1参入プレーオフを残すのみとなった。J3はすでに北九州がJ2昇格を決めているが、現在2位の藤枝MYFCはJ2昇格の資格を満たしていない(編集部注:藤枝はJ2ライセンスを保有していない)ため、J2降格チームが1チームか2チームか、どうなるのか最終節まで予断を許されない。 そんなJ3にあって気になるのが、2021年シーズンから導入が予定されているU-21リーグだ。これまでJ3リーグでは、G大阪、C大阪、FC東京の3チームがU-23チームを編成してJ3リーグに参入してきた。 U-23チームを編成してJ3リーグ戦に参入するには、当然のことながらマンパワーと経費が必要になる。例えばFC東京なら、北は青森から南は熊本まで、移動と宿泊の経費はJ1と変わらない。指導陣は分担で担当できてもJ3チームのための専用の広報が必要になるし、ホペイロの仕事も週末に2試合が重なるため重労働になる。 そうした事情からか、強化のためJリーグは2021年からU-21リーグを新たに創設し、全国を4ブロックに分けてJ1~J3の全クラブから参加を募った。いま現在のところ、どのチームが手を上げたのかは明らかではないが、J3リーグからU-21リーグへの変更にはさまざまな意見がある。 もっともと思えるのがレベルの低下だ。J3リーグは下位リーグとはいえプロの3部。そこでは上に這い上がるための熾烈な競争がある。J1リーグはレベルの差に違いはあるものの、上位も下位も基本点にはボールをポゼッションしてDF陣でパスを回しながら攻める。しかしJ3リーグはマイボールになったらパスを回すのではなく、タテに速い攻めを繰り出す。このため選手は休んでいる暇はない。 昨シーズン、FC東京のレギュラーだった若手選手がケガをして、リハビリのためJ1からJ3に戻った時に「体力的にキツい」と言っていたのもJ3リーグの現状を表している。 この、攻守に休みのない激しいプレースタイルは大学勢の上位陣にも当てはまる。昨シーズンのインカレ覇者の法政大学は今年の天皇杯1回戦でブリオベッカ浦安、2回戦で東京V、3回戦でG大阪を撃破した。1回戦で敗れた浦安の都並敏史監督は法政大学を「J2リーグの中位クラスの実力がある」と評価した。 話をJ3リーグに戻そう。攻守に行き来の激しくフィジカルでもガチンコで勝負する年上との対戦の場であるJ3リーグ。そこにチームを送り出しているFC東京の長谷川健太監督は今シーズンを振り返り、U-22日本代表のCBでもある渡辺剛を例に出しながら「剛は大学(中央大)に在学中からJ3 リーグで何試合か使えた。トップチームしかないとなかなか選手を使えない。U-23(J3リーグ)でやったのでキャンプからスムーズに入れた」とJ3リーグの効果を話しつつ、「G大阪なら堂安になる。どれくらいになれば(トップで)使えるか目安になる。久保(建英)にしても、このレベルにくればと秤を持つことができた」と代表選手の成長を見守ってきた。 ただし弊害もあった。週末は2チームに分かれるため、公式戦の前に練習試合ができないこと。そして「ベテランにU-23の試合に行けと言うのは心苦しい。選手にとっては島流しになるような感覚があるだろう。なかなか行けと言いづらい」という心理的な葛藤だ。 それでもベテランの丹羽大輝などは嫌な顔をせずJ3リーグでしっかりとコンディションを維持している。指揮官も「G大阪と同じくFC東京でも協力してくれた」と感謝している。 そして実際に現場で指揮を執るFC東京U-23の長澤徹監督に話を聞いたところ「現場に立っている人間としては、デメリットに目を向けるよりメリットに目を向けるしか関心はありません」という明快な返事だった。 長澤監督はJ3リーグのメリットとして「練習試合と公式戦の違い。アドレナリンの出力が全然違う」と話しながらも、これまでのFC東京はJ3リーグの出場メンバーが足りない時はユースから引き上げて来た。 「16歳から17歳でもJ3リーグに出ていた。やり合いの中での状況判断がゲーム勘につながる。クラブとしてはユースから借りたりしたら、ユースはジュニアユースから借りなければならず、そこでタテズレが起きる。指導者の仕事は個を育てること。そこでは指導者の育成もできます」と、J3リーグからU-21リーグに変わっても、クラブの基本方針に代わりはないことを強調する。 トップチームとセカンドチームで「行き来がスムーズにできればいい」とも話し、懸念材料があるとすれば「指導者にとって、選手を取った、取られただったら不満が出てくる」と言うものの、「いまは長谷川健太監督と同じ思想でやっている」と全幅の信頼を寄せる。 そして「U-21になっても何も変わらないと思うし、U-21に下がるだけ。ストレスなくできるし、上のカテゴリーで戦いたかったらトップチームに行けばいい。U-21はユースの18歳年代と違って完成された選手なので成長できると思う。ヨーロッパでもアンダー21のチームを編成している」と現状を分析する。 最後に長澤コーチは、「トップチームだけの強化ではダメです。育成が大事なのはJ1からJ3のどのチームも分かっている。そのためJ3リーグからU-21リーグに変わっても悲観する必要はありません。問題は、U-21リーグに入れないクラブが出てきた時に、そのクラブをどうするか。これはJリーグだけでなくサッカー界全体で考えないといけません」と、新たなリーグ創設に伴う問題点に警鐘を鳴らしていた。 2019.11.29 22:00 Fri4
20歳の誕生日を迎えた久保建英がFC東京・長谷川健太監督に感謝、20歳の意気込みは「大人のサッカー」
U-24日本代表は、5日に控えるU-24ガーナ代表戦に向けた前日練習に臨んだ。 3日、ジャマイカ代表の来日が遅れたことで、日本代表と急遽試合を行うこととなったU-24日本代表。中1日で福岡に移動し、ガーナ戦に備える中、北海道・東北地方での暴風雨により福岡への移動に支障が起きた。 U-24日本代表は急遽、札幌ドームのウォーミングアップ場でトレニングを実施。時間を遅らせてのフライトとなり、明日のガーナ戦の地である福岡へと向かった。 メディアのオンライン取材に応対したMF久保建英(ヘタフェ)は4日が20歳の誕生日。代表合宿ではチームメイトから手荒い祝福をされることが多いが「今のところ大丈夫です」とまだ被害を受けていないとコメントした。 今回は急な試合に始まり、この日は移動が予定通りにいかないこととなった。この状況については「ポジティブに捉えていると思います」と語り、「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働くかなと。明日が大事なので、明日に向けて逆算していかに戦えるかが試されていると思います」と語り、不測の事態にどう対応できるかが測れる良い機会だとした。 改めて昨日のA代表との試合については「チームとしては急遽試合が決まって、明日も試合があるので、思ったようなスケジュールではないというか、過密日程のなかで1つ組み込まれてしまったという感じです」とコメント。それでも「自分たちもできる限りのコンディションで臨もうとしましたが、その中でやっぱり急遽決まった試合で、メンバーもあまり決められずにというか、5日をイメージした中でコンディションが良かったメンバーが試合に出たと思います」と語り、コンディションが優先されたと語った。 ただ、良い機会だったために悔しさも露わにし「その中では折角の対決だったので、しっかり準備して100%で臨みたかったという思いはあります」とコメント。自身のパフォーマンスについては「個人的には手応えもありましたし、全然やれていないということもなく、なんならいつも練習している人たちが相手だったので、自分が壁を感じることなくやれたと思いますけど、結果で3-0で負けたことは個人的には悔しかったです」と、個人のパフォーマンスには満足感を示すも、結果として負けたことを悔しがった。 明日はU-24ガーナ代表との試合。アフリカ勢との試合となるが「初戦の相手が南アフリカで、仮想ということで組んでもらっているので、しっかり自分たちがアフリカ勢にどう対応するかを含めて、本番が近づいているのでそれを想定しているのではないかなと思います」とコメント。アフリカ勢に対してのポイントは「最近はアフリカの選手も万能で、僕たちの上位互換のような選手が何人もいますが、全体的には飛び込んでくる選手が多いなと経験から感じています」と語り、「敢えてボールを晒したり、ワンフェイント多めに入れようかなと意識しています」と、攻略法も明かした。 また、メンバーにはヘタフェで共にプレーしたMFサビト・アブドゥライが招集されている。アブドゥライについては「さっきも連絡を取りました」と語り、「個人的に仲が良くて、彼が免許なくて僕が車で迎えに行ったりする仲です。来るなら連絡くれよと言っていて、連絡をもらいました」と、互いに意識する仲のようだ。 スタイルについては「謙遜していましたが、何試合か一緒にやって、メッシ選手を潰したり臆することなく、球際もすごく強いです、練習からもバチバチやっていました」と強度の高いプレーをする選手だとし、「ヘタフェを象徴するような選手です。臆することなく自分たちも正面からぶつかることが大事だと思います」と、しっかりと向き合わないと痛い目に遭う可能性が高い相手のようだ。 この日20歳になった久保。改めて20歳になったことについては「まだあまり実感ないですけど、明日の試合から20歳で1つギアを上げて。19歳ではないので、20歳なので大人な自分をピッチ内で見せられればと思います」と、20歳になってすぐの試合に意気込みを語った。 久保の言う大人のサッカーとは「簡単にいうと、経験だったりとか、昨日の試合を途中から見ていて遠藤選手が入って落ち着いたとか、自分ならここに1人入って欲しいなというところにスッと入って前を向いてくれて、つけてくれたり、しっかり試合でどういうプレーするのかを頭に入っていると思います」とオーバーエイジとしてプレーしたMF遠藤航のプレーを挙げ、「時間帯を考えたりチーム全体を俯瞰してゲームを見るとか、余裕を持ってプレーすると言っていますが、個人だけでなく、チームの流れや時間帯を考えた余裕が大人だと思いました」と、より俯瞰で試合に絡めるようになりたいと語った。 また、FC東京の長谷川健太監督が20歳を迎えた久保にエールを送っていたが、久保にとっての長谷川監督は「自分は健太さんに選手として大きくしてもらいました。辛いことも意見が食い違うことも、健太さんの要求に自分が応えられないこともありました」と、想いを語った。 さらに「自分は18歳の誕生日でヨーロッパに行きたいという考えがあって、そのためには18歳の年に出られなかった諦めようと考えていた中で、監督がプレシーズンでチャンスをくれて、プレシーズンで結果を出せば今シーズンは使ってやると言われて、それに自分が応える事ができて、そこから東京で成長できました」とFC東京時代を回想。「結果として東京のチームを離れることになりましたけど、感謝しかないですし、健太監督に自分は大きくしてもらったと思っています」と感謝の気持ちを述べ、「監督が喜んでくれるような選手になることが恩返しだと思います」と世界で活躍する事が恩返しになるとし、改めて意気込みを語った。 2021.06.04 21:35 Fri5
これぞ山口蛍!これぞ大迫勇也! 神戸が主将とエースの圧巻ショットで名古屋を撃破【明治安田J1第11節】
3日、明治安田J1リーグ第11節の名古屋グランパスvsヴィッセル神戸が豊田スタジアムで行われ、アウェイの神戸が0-2と勝利した。 前節の敗戦により無敗が6試合でストップした名古屋(6位)と、京都サンガF.C.に敗れてこちらも連勝ストップの神戸(4位)。 ホームの名古屋はハ・チャンレが出場停止明けでスタメン入り。アウェイで4勝1分け0敗の神戸は井出遥也が今季初スタメンだ。 互いにシンプルなプレーの連続で先制点を模索するなか、迫力で勝るのは神戸。左サイドで作って早めにクロス、右から飛び込む武藤嘉紀に上手く合わせたい。 名古屋は19分に初シュート。倍井謙がボックス手前から、左でフリーの味方を使わず、右足を一閃する。大きく枠上へ外れるが、ルーキーの得点に対するアツい思いを感じさせる。 膠着した展開が続くなか、神戸に決定機。35分、武藤の低いクロスに大迫勇也がニアへ走り込んで右足シュートを放つが、GKミチェル・ランゲラックの正面を突いて先制ならず。 ほどなくして神戸が先制。40分、セットプレーのこぼれにボックス手前で反応した山口蛍。左足ダイレクトでゴール方向へ蹴り返し、見事なボレーが左隅に突き刺さった。 これぞ山口蛍な一撃で先手を取った神戸に対し、名古屋はハーフタイムにテコ入れ。なかなかボールタッチが増えなかった倍井を下げ、パトリックという明確な存在を送り込む。 ボールに触れなくても相手マーカーを引き寄せる怖い存在・パトリックの投入が効果的だったか、次第に攻撃の迫力が増していく名古屋。 54分、右からのクロスがパトリックの脇をすり抜け、ボックス左でフリーになっていた永井謙佑の足元へ。永井の右足ボレーは枠を捉えるも、GK前川黛也にセーブされる。 劣勢に回る神戸は吉田孝行監督が手堅い采配。最初の交代カードとして56分、汰木康也を下げて佐々木大樹。2枚目は68分、井出を下げて宮代大聖を投入する。 依然として同点弾の気配を漂わせる名古屋だが、永井のボレー以降はなかなか決定機が訪れず。長谷川健太監督は71分、米本拓司を下げてルーキー榊原杏太を投入する。 しかし、長谷川監督が試合前に「別格」と評した敵軍エース・大迫の餌食に。 試合も終盤に差し掛かる81分、神戸は自陣からのFKを宮代と大迫が頭で繋ぎ、ボックス近辺で武藤がデュエル。武藤は収めきれずも、こぼれに反応した大迫がボックス手前から、強烈な右足ボレーをゴール右上に突き刺した。 まさにワンチャンス、これぞ大迫勇也。後半最初の決定機で追加点を奪った神戸が、敵地で名古屋に0-2と勝利し、2試合ぶりの勝ち点3だ。 名古屋グランパス 0-2 ヴィッセル神戸 【神戸】 山口蛍(前40) 大迫勇也(後36) <span class="paragraph-title">【動画】これぞ山口蛍!な左足ボレーで神戸が先制</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>目の覚める蛍の一撃<br>\<br><br>セットプレーのこぼれ球を<br>山口蛍が左足一閃<br><br>目の覚めるような一撃が<br>ネットに突き刺さる<br><br>明治安田J1リーグ第11節<br>名古屋×神戸<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> &DAZN Freemiumでライブ配信中<br><br>無料視聴はこちら<a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a> <a href="https://t.co/CJkXCiRnMJ">pic.twitter.com/CJkXCiRnMJ</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1786348318580215922?ref_src=twsrc%5Etfw">May 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.03 20:56 FriFC東京の人気記事ランキング
1
G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!
9日、明治安田J1リーグ第36節の8試合が行われた。 首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島は10日に試合が控える中、3位のFC町田ゼルビアは今まで勝ったことがない国立競技場でFC東京との“新東京ダービー”を戦い、3-0で快勝。国立で初めて勝利したとともに、逆転優勝への望みを繋いだ。 熾烈な優勝争いとは真逆の残留争いも今シーズンは白熱。残留ラインの17位・柏レイソルと16位・アルビレックス新潟の直接対決は柏が勝利目前でまたしても失点。新潟はルヴァンカップ決勝同様に粘りを見せ、1-1のドローに終わった。 そんな中、降格圏の18位に位置するジュビロ磐田(勝ち点35)と5位のガンバ大阪(勝ち点60)の対戦は激闘に。試合は23分に磐田が渡邉りょうのゴールデ先制するも27分に半田陸のゴールでG大阪が同点に。前半アディショナルタイム9分には山下諒也がゴールを決めて逆転に成功する。 さらに62分には宇佐美貴史がネットを揺らして追加点。しかし、残留するためには負けられない磐田は87分に上原力也、そして91分に鈴木海音がゴールを奪い、土壇場で同点に追いつく。 残留に向けて貴重な勝ち点1を手にできるかと思われたが、G大阪は93分にパスを繋いで崩すと最後は坂本一彩が落ち着いて決めて勝ち越しに成功。G大阪が粘りを見せて勝利を収めた。 これにより、降格圏の18位・磐田は勝ち点35のまま。消化が1試合少ないものの、3試合で最大勝ち点「9」しか積み上げられないため、「44」までに。これにより、残留が確定していなかった多くのチームの残留が確定した。 磐田の敗戦により、勝ち点47の9位・名古屋グランパス、10位・アビスパ福岡、勝ち点46に伸ばした11位・横浜F・マリノス、勝ち点45の12位・川崎フロンターレ、13位・湘南ベルマーレ、14位・京都サンガF.C.までが残留決定となった。 15位の浦和レッズは10日に広島と対戦し、勝利すれば残留が確定する。 <h3>◆明治安田J1リーグ順位表(11/9時点)</h3> 1位:ヴィッセル神戸|勝ち点67/35試合/20 2位:サンフレッチェ広島|勝ち点65/35試合/30 ーーーーーACLE出場 3位:FC町田ゼルビア|勝ち点63/36試合/19 4位:ガンバ大阪|勝ち点60/36試合/10 5位:鹿島アントラーズ|勝ち点58/35試合/13 6位:東京ヴェルディ|勝ち点54/35試合/1 7位:セレッソ大阪|勝ち点52/36試合/-1 8位:FC東京|勝ち点51/36試合/5 9位:名古屋グランパス|勝ち点47/36試合/-2 10位:アビスパ福岡|勝ち点47/36試合/-4 11位:横浜F・マリノス|勝ち点46/35試合/-2 12位:川崎フロンターレ|勝ち点45/35試合/8 13位:湘南ベルマーレ|勝ち点45/36試合/-3 14位:京都サンガF.C.|勝ち点45/35試合/-12 ーーーーー残留決定 15位:浦和レッズ|勝ち点43/34試合/2 16位:アルビレックス新潟|勝ち点41/36試合/-14 17位:柏レイソル|勝ち点40/36試合/-10 ーーーーー残留ライン 18位:ジュビロ磐田|勝ち点35/35試合/-15 19位:北海道コンサドーレ札幌|勝ち点34/36試合/-20 20位:サガン鳥栖|勝ち点29/36試合/-26 ※降格決定 2024.11.09 17:59 Sat2
FC東京がクラモフスキー監督退任を発表…今季もタイトル獲得はならずも「土台を築いたことは確か」「青赤の魂はいつも私の心の中に」
FC東京は19日、ピーター・クラモフスキー監督(46)が2024シーズン限りで退任すると発表した。後任については未定としている。 クラモフスキー監督はオーストラリア代表コーチなどを経て、2018年に横浜F・マリノスのヘッドコーチに就任。アンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)の下で働き、J1制覇に貢献した。 その後は清水エスパルス、モンテディオ山形の監督を経て、2023年6月にFC東京の監督に就任。アルベル監督の後任として、就任初年度のJ1リーグでは7勝3分け7敗の成績を残した。 就任2シーズン目となった今シーズンは、タイトル獲得を目標としながらもJ1リーグ残り2試合を残した時点で14勝9分け13敗の8位に。YBCルヴァンカップや天皇杯でも結果を残せず、無冠が決定していた。 今シーズン限りでFC東京を去ることが決まったクラモフスキー監督は、クラブを通じてコメントしている。 「いつもFC東京を応援していただき、ありがとうございます。私がここでみなさまとともに過ごした期間、トロフィーを手にすることはできませんでしたが、私たち全員が取り組んできたことが、将来成功するための土台を築いたことは確かです」 「いつもみなさまのサポートは特別なものと感じていました。 近い将来、FC東京がチャンピオンになること、そしてアジアを制覇することを願っています。すべてを捧げて戦ってくれた選手たち、ありがとう」 「そして私を懸命にサポートしてくれたスタッフのみんな、ありがとう。私をFC東京のファミリーに受け入れてくれた、クラブに関わるすべての方に感謝します。『眠らない街』をみんなで歌えるよう、あと2試合、ともに戦いましょう!ありがとう東京!青赤の魂はいつも私の心の中にいます!」 2024.11.19 13:20 Tue3
【J1注目プレビュー|第36節:町田vsFC東洋】国立での“新東京ダービー”、町田は未勝利の地で優勝に望みを繋げるか!?
【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月9日(土) 14:00キックオフ FC町田ゼルビア(3位/60pt) vs FC東京(7位/51pt) [国立競技場] <h3>◆勝ったことがない国立、優勝へ正念場【FC町田ゼルビア】</h3> 今節を含めて残り3試合。首位との勝ち点差は「7」。勝ったところで優勝の可能性が潰えてしまう状況だ。 初のJ1挑戦の中で首位を直走ってきた町田だったが、終盤戦に入り失速。相手からの対策、負傷者など様々な理由が考えられるが、直近のリーグ戦5試合で勝利がない状況は誰もが想像しなかったのではないだろうか。 大型補強を夏に敢行するも、残念ながらチームを押し上げた選手はいないと言って良いだろう。思惑が外れてしまった感はあるが、それでも戦い方をブラさずにやり続けてきた。J1の舞台はそう簡単にはいかないということなのかもしれない。 5戦未勝利は黒田剛監督が率いてからのワースト記録。そして国立競技場では過去4試合をやって2分け2敗と勝利がない。ここが正念場。黒田監督の続投も決まった中、わずかな望みを胸に、6試合ぶりの勝利を掴みたい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:望月ヘンリー海輝、チャン・ミンギュ、昌子源、杉岡大暉 MF:ナ・サンホ、白崎凌兵、下田北斗、藤本一輝 FW:相馬勇紀、オ・セフン 監督:黒田剛 出場停止:藤尾翔太 <h3>◆残り3試合で準備を上げられるか【FC東京】</h3> 前節はホームに湘南ベルマーレを迎えた中、0-2で敗戦。5試合無敗が続いていたがストップしてしまった。 今シーズンはホームが“鬼門”となってしまっている中で、その成績を象徴しているかのような展開に。先手を奪われて後手に回ってしまった展開が重くのしかかり、シュートは1本も枠に飛ばなかった。 舞台は国立。「新東京ダービー」を迎えるが、ホームとは打って変わって今季は国立で4戦4勝。相手は勝ったことがないという状況を鑑みても勝利するしかない。 チームとしては長友佑都が出場停止。最終ラインの人選も気になるところだが、前線の組み合わせも注目だ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:野澤大志ブランドン DF:小泉慶、木本恭生、森重真人、岡哲平 MF:高宇洋、東慶悟 MF:安斎颯馬、荒木遼太郎、遠藤渓太 FW:ディエゴ・オリヴェイラ 監督:ピーター・クラモフスキー 出場停止:長友佑都 2024.11.09 09:15 Sat4
【Jリーグ出場停止情報】“新東京ダービー”は長友佑都と藤尾翔太が出場停止、J1自動昇格目指す横浜FCは5ゴールのFW櫻川ソロモンが最終節不在
Jリーグは5日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1では5名が出場停止に。FC東京のDF長友佑都、FC町田ゼルビアのFW藤尾翔太、川崎フロンターレのDF高井幸大、京都サンガF.C.のMF川﨑颯太、サガン鳥栖のFWマルセロ・ヒアンとなる。 マルセロ・ヒアンは3試合出場停止中の2試合目。その他の5名は累積警告での出場停止となる。 最終節を迎えるJ2では6名が出場停止。優勝を決めた清水エスパルスはFW北川航也が引き続き出場停止に。自動昇格を目指す2位の横浜FCはFW櫻川ソロモンが出場停止となる。 J3では5名が出場停止。FC琉球のDF藤春廣輝は3試合の出場停止の最後の消化となり、Y.S.C.C.横浜の萱沼優聖は2日に行われた明治安田J3リーグ第35節でAC長野パルセイロ戦で一発退場となっていた。 萱沼の退場については「ボールとは関係のないところで、相手競技者をユニフォームを掴んで押し倒した行為は、「選手等に対する反スポーツ的な行為」に該当する」と判断され、1試合の出場停止処分となった。 【明治安田J1リーグ】 DF長友佑都(FC東京) 第36節 vsFC町田ゼルビア(11/9) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 第36節 vsFC東京(11/9) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF川﨑颯太(京都サンガF.C.) 第36節 vs川崎フロンターレ(11/9) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第36節 vs横浜F・マリノス(11/9) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J2リーグ】 FW平松宗(ザスパ群馬) 第38節 vsいわきFC(11/10) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW櫻川ソロモン(横浜FC) 第38節 vsレノファ山口FC(11/10) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF関口正大(ヴァンフォーレ甲府) 第38節 vs水戸ホーリーホック(11/10) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW北川航也(清水エスパルス) 第38節 vsロアッソ熊本(11/10) 今回の停止:3試合停止(2/3) FW松田力(愛媛FC) 第38節 vsV・ファーレン長崎(11/10) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW宇津元伸弥(大分トリニータ) 第38節 vsベガルタ仙台(11/10) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 FW萱沼優聖(Y.S.C.C.横浜) 第36節 vsFC大阪(11/9) 今回の停止:1試合停止 DF加藤大育(SC相模原) 第36節 vs奈良クラブ(11/10) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF秋山拓也(FC大阪) 第36節 vsY.S.C.C.横浜(11/9) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW庵原篤人(FC琉球) 第36節 vs大宮アルディージャ(11/10) 今回の停止:3試合停止(3/3) DF藤春廣輝(FC琉球) 第36節 vs大宮アルディージャ(11/10) 今回の停止:3試合停止(3/3) 2024.11.05 19:30 Tue5