エバートン、マウコムに再関心か
2019.01.03 16:04 Thu
エバートンが、バルセロナに所属するブラジル代表FWマウコム(21)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。
2018年夏に推定移籍金4100万ユーロ(現在のレートで約50億円)でボルドーからバルセロナに加入したマウコム。しかし、選手層の厚いバルセロナでスタメンを奪うことはできておらず、リーガエスパニョーラでのプレー時間は97分にとどまっている。
マウコムに対してエバートンは、同選手がバルセロナに移籍した昨夏にも獲得に動いていた。イギリスメディアによると、その際バルセロナの提示額にそう遠くない3500万ユーロ(約42億円)支払う準備が出来ていたようで、今回再びマウコムに関心を抱いているという。
しかしマウコムは、バルセロナで苦しい状況に置かれている中、少なくともシーズン終了時までは残留する事を望んでいる模様。シーズン終了後にバルセロナのエルネスト・バルベルデ監督からの信頼や、評価を確認したいようだ。
なお、同メディアは現在マウコムに中国クラブからの関心があることも伝えている。
2018年夏に推定移籍金4100万ユーロ(現在のレートで約50億円)でボルドーからバルセロナに加入したマウコム。しかし、選手層の厚いバルセロナでスタメンを奪うことはできておらず、リーガエスパニョーラでのプレー時間は97分にとどまっている。
マウコムに対してエバートンは、同選手がバルセロナに移籍した昨夏にも獲得に動いていた。イギリスメディアによると、その際バルセロナの提示額にそう遠くない3500万ユーロ(約42億円)支払う準備が出来ていたようで、今回再びマウコムに関心を抱いているという。
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