インテルで不遇のガビゴルが母国で初の得点王獲得!《ブラジル全国選手権》
2018.12.03 18:00 Mon
▽2018シーズンのブラジル全国選手権の全日程が終了し、サントスに所属するブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(22)が18得点で自身初の得点王に輝いた。
▽世界的な名将フェリペ・スコラーリ監督が率いたパルメイラスの通算10度目の優勝で幕を閉じた今季のブラジル全国選手権。ヨーロッパ帰りの往年のベテランや次代のセレソンを担う10代、20代前半の若手タレントが活躍を見せた中、見事得点王の栄冠に輝いたのはインテルから古巣サントスにレンタル移籍で加入していた“ガビゴル”の愛称でも知られるガブリエウとなった。
▽2013年にサントスでプロデビューを飾り、2016年にビッグクラブ間の争奪戦を制したインテルに加入したガブリエウだが、アタッカーにとって厳しいセリエAで全く活躍することができず。翌年には同じポルトガル語圏のベンフィカにレンタル移籍も、ここでも思うように活躍できず、今年1月に古巣サントスに復帰していた。
▽しかし、慣れ親しんだ母国で本来のパフォーマンスを取り戻したガブリエウは今季のリーグ戦35試合に出場し、キャリアハイの18ゴールを記録。2位以下に5ゴール差を付けての初受賞となった。なお、チームはガブリエウの奮闘実らず、10位フィニッシュとなった。
▽その他の得点ランキング上位者ではバレンシアやベティス、ミランでプレーしたアトレチコ・ミネイロ所属の元ブラジル代表FWリカルド・オリベイラ(38)が13ゴールで2位にランクイン。また、3位タイには同じく元セレソンで国内屈指のベテランストライカー、サンパウロFWジエゴ・ソウザ(33)が12ゴールでランクイン。今冬にミラン移籍が決定しているブラジル代表MFルーカス・パケタ(21)は10ゴールで7位タイに入っている。
▽世界的な名将フェリペ・スコラーリ監督が率いたパルメイラスの通算10度目の優勝で幕を閉じた今季のブラジル全国選手権。ヨーロッパ帰りの往年のベテランや次代のセレソンを担う10代、20代前半の若手タレントが活躍を見せた中、見事得点王の栄冠に輝いたのはインテルから古巣サントスにレンタル移籍で加入していた“ガビゴル”の愛称でも知られるガブリエウとなった。
▽2013年にサントスでプロデビューを飾り、2016年にビッグクラブ間の争奪戦を制したインテルに加入したガブリエウだが、アタッカーにとって厳しいセリエAで全く活躍することができず。翌年には同じポルトガル語圏のベンフィカにレンタル移籍も、ここでも思うように活躍できず、今年1月に古巣サントスに復帰していた。
▽その他の得点ランキング上位者ではバレンシアやベティス、ミランでプレーしたアトレチコ・ミネイロ所属の元ブラジル代表FWリカルド・オリベイラ(38)が13ゴールで2位にランクイン。また、3位タイには同じく元セレソンで国内屈指のベテランストライカー、サンパウロFWジエゴ・ソウザ(33)が12ゴールでランクイン。今冬にミラン移籍が決定しているブラジル代表MFルーカス・パケタ(21)は10ゴールで7位タイに入っている。
▽また、アシスト王に輝いたのはパルメイラスの優勝の立役者の1人となったブラジル代表MFドゥドゥ(26)。166cmの小兵クラックは2位以下に7差を付けるダントツの14アシストを記録していた。
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