マドリー、ソラーリ正式就任後初戦でエイバルに3発完敗…CLローマ戦に暗雲《リーガエスパニョーラ》
2018.11.24 23:00 Sat
▽レアル・マドリーは24日、リーガエスパニョーラ第13節でエイバルのホームに乗り込み、0-3で敗北した。
▽リーガ連勝中のマドリーと、リーガ2試合負けの無いエイバルによる一戦。マドリーにとっては、暫定で指揮を執っていたサンティアゴ・ソラーリ監督の正式就任が発表されて以降、初の公式戦となった。
▽そのソラーリ監督は、最後尾にGKクルトワを据え、ディフェンスラインに右からオドリオソラ、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロを配置。中盤にクロース、セバージョス、モドリッチを置き、最前線にベイル、ベンゼマ、アセンシオを起用した。なお、この日ベンチスタートのイスコは、これまでのソラーリ政権下の全試合で先発を外れている。
▽試合開始早々の3分、エイバルがマドリーを慌てさせる。前線に顔を出したオレジャーナの落としに反応したキケ・ガルシアが、ボックス手前やや右から左足のアウトサイドでシュートを放つ。すると、強烈なシュートが枠に向かったが、GKクルトワがわずかに軌道を変えたボールは右ポストに直撃。マドリーは辛くもピンチを脱する。
▽気を取り直して攻めに転じるマドリーは、11分にチャンスを迎える。アセンシオがボックス内にパスを供給し、反応したベンゼマがボックス内の左ポスト目前でシュートを放つ。しかし、ゴール目前でエイバルDFが掻き出し、先制点を奪うことができない。
▽一刻も早く追いつきたいマドリーは最前線のベンゼマにボールを当てつつスピーディーな攻撃を試みるが、エイバルの集中した守備を崩すことはできない。逆に、幾度もエイバルのカウンターを浴び、思うようなプレーができない時間が続く。
▽それでも、35分にはベンゼマがボックス手前右で仕掛けてマドリーが絶好の位置でFKを獲得。しかし、ベイルが左足で直接狙ったシュートをGKリエスゴがセーブ。ゴール左下隅の際どいコースだったが、1点をもぎ取った攻撃陣の奮闘に応える。
▽この日マドリーの中盤の下がり目の位置に入っているセバージョスが積極的にボールを引き出しつつ攻撃の構築を試みるが、エイバルの厳しいプレスに遭いなかなか前に進むことができず。前半の終盤にかけては、縦への推進力に持ち味のあるククレジャやオレジャーナが高い位置を取るシーンが増え、ベイルやマルセロが守備に追われる時間が目立ち始める。
▽試合は、マドリーの1点ビハインドで折り返しを迎えることに。後半に入ってもエイバルの勢いは衰えず、前線からのプレスを維持する。
▽すると52分、エイバルの圧力に慌てたクロースが自陣内で浮き球のバックパスを送る。不規則な回転がかかっており、これを右サイドで受けたオドリオソラの反応が中途半端になったところをククレジャが奪取。素早くクロスが送り込まれ、中央のセルジ・エンリクが追加点を決め切った。また、マドリーにとって更に悪いことにこの場面でオドリオソラが足を痛め、直後にカルバハルとの交代を強いられている。
▽さらに57分、エイバルの勢いが止まらない。またしてもカウンターから左サイドのククレジャにボールが渡る。グラウンダーのクロスを供給すると、ニアに飛び込んだセルジ・エンリクが潰れ、背後に走り込んでいたキケ・ガルシアがチームの3点目を決め切った。
▽マドリーは63分にモドリッチに代えてイスコを投入して巻き返しを図るが、なかなか盛り返すことができず。シュートまで持ち込むことのできない時間が続く。74分にはアセンシオに代えてヴィニシウスを投入し、攻撃に変化をつけようと試みるが、依然として流れを引き寄せることはできない。
▽結局、最後までマドリーがネットを揺らすことはなく試合が終了。この結果、マドリーはソラーリ監督正式就任後の初戦で公式戦5試合ぶりの敗北を喫すことに。27日のチャンピオンズリーグ(CL)グループG第5節ローマ戦を前に、暗雲を漂わせることとなった。
▽リーガ連勝中のマドリーと、リーガ2試合負けの無いエイバルによる一戦。マドリーにとっては、暫定で指揮を執っていたサンティアゴ・ソラーリ監督の正式就任が発表されて以降、初の公式戦となった。
▽そのソラーリ監督は、最後尾にGKクルトワを据え、ディフェンスラインに右からオドリオソラ、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロを配置。中盤にクロース、セバージョス、モドリッチを置き、最前線にベイル、ベンゼマ、アセンシオを起用した。なお、この日ベンチスタートのイスコは、これまでのソラーリ政権下の全試合で先発を外れている。
▽気を取り直して攻めに転じるマドリーは、11分にチャンスを迎える。アセンシオがボックス内にパスを供給し、反応したベンゼマがボックス内の左ポスト目前でシュートを放つ。しかし、ゴール目前でエイバルDFが掻き出し、先制点を奪うことができない。
▽危機を脱したエイバルは、直後に鋭いカウンターを繰り出す。16分、セバージョスのミドルシュートをブロックしたところから、左サイドを走り抜けるオレジャーナにボールが渡る。オレジャーナからボールを受けたククレジャがボックス左から中央に折り返すと、飛び込んだのはキケ・ガルシア。すると、一度はシュートをブロックしたマドリーだったが、詰めていたエスカランテに押し込まれ先制点を献上した。
▽一刻も早く追いつきたいマドリーは最前線のベンゼマにボールを当てつつスピーディーな攻撃を試みるが、エイバルの集中した守備を崩すことはできない。逆に、幾度もエイバルのカウンターを浴び、思うようなプレーができない時間が続く。
▽それでも、35分にはベンゼマがボックス手前右で仕掛けてマドリーが絶好の位置でFKを獲得。しかし、ベイルが左足で直接狙ったシュートをGKリエスゴがセーブ。ゴール左下隅の際どいコースだったが、1点をもぎ取った攻撃陣の奮闘に応える。
▽この日マドリーの中盤の下がり目の位置に入っているセバージョスが積極的にボールを引き出しつつ攻撃の構築を試みるが、エイバルの厳しいプレスに遭いなかなか前に進むことができず。前半の終盤にかけては、縦への推進力に持ち味のあるククレジャやオレジャーナが高い位置を取るシーンが増え、ベイルやマルセロが守備に追われる時間が目立ち始める。
▽試合は、マドリーの1点ビハインドで折り返しを迎えることに。後半に入ってもエイバルの勢いは衰えず、前線からのプレスを維持する。
▽すると52分、エイバルの圧力に慌てたクロースが自陣内で浮き球のバックパスを送る。不規則な回転がかかっており、これを右サイドで受けたオドリオソラの反応が中途半端になったところをククレジャが奪取。素早くクロスが送り込まれ、中央のセルジ・エンリクが追加点を決め切った。また、マドリーにとって更に悪いことにこの場面でオドリオソラが足を痛め、直後にカルバハルとの交代を強いられている。
▽さらに57分、エイバルの勢いが止まらない。またしてもカウンターから左サイドのククレジャにボールが渡る。グラウンダーのクロスを供給すると、ニアに飛び込んだセルジ・エンリクが潰れ、背後に走り込んでいたキケ・ガルシアがチームの3点目を決め切った。
▽マドリーは63分にモドリッチに代えてイスコを投入して巻き返しを図るが、なかなか盛り返すことができず。シュートまで持ち込むことのできない時間が続く。74分にはアセンシオに代えてヴィニシウスを投入し、攻撃に変化をつけようと試みるが、依然として流れを引き寄せることはできない。
▽結局、最後までマドリーがネットを揺らすことはなく試合が終了。この結果、マドリーはソラーリ監督正式就任後の初戦で公式戦5試合ぶりの敗北を喫すことに。27日のチャンピオンズリーグ(CL)グループG第5節ローマ戦を前に、暗雲を漂わせることとなった。
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
ノルウェー代表で定位置と背番号を譲った後輩…セルロートが5歳年下ハーランドをラ・リーガに勧誘?「適応間違いなし」
ビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートが、マンチェスター・シティの同代表FWアーリング・ハーランドについて語った。 今季ラ・リーガ14得点、公式戦17得点のセルロート。過去2年のレアル・ソシエダ時代を上回るペースでネットを揺らす195cmストライカーだ。 当然、この活躍からノルウェーを代表するセンターフォワードなのは確か。しかし、ノルウェー代表には当代屈指のゴールマシーン・ハーランドがおり、A代表通算53試合18得点セルロートは左右どちらかのウイングが“守備位置”となる。 このように、ハーランドがいることで、ノルウェー代表だと本職ではないポジションを任されるセルロート。それでもスペイン『Relevo』のインタビューでは、ハーランドとの良い関係性を語る。 「アーリングとはとても仲が良いよ。もう5年くらいノルウェー代表で一緒だしね。彼は天性のリーダー的な部分を持つんだ。どちらかと言えば、陰から人知れずチームを支えるタイプかな。全てを口に出して引っ張るのではなく、黙々と率先して行動することができる」 数年前には、当時20歳そこそこで台頭してきたハーランドに、ノルウェー代表で背番号「9」を譲ったセルロート。 「彼はあの時すでにフットボーラーとして“ブランド”が出来上がっていたからね。NIKEとの繋がりも考えればピッタリだろう(笑) 彼のほうから『9が欲しい』って来たから、僕は11にしたんだ」 その一方、ハーランドは昨季があまりに強烈だったためか、最近は得点ペースの鈍化が指摘される。この件についてセルロートは、同じFWとして少しばかり不快感を抱いている様子だ。 「彼が自らの個人賞をチームの戦績より優先させているとでも? 僕の知る彼はそうじゃないし、もしそうだとしても口には出さない」 また、将来のレアル・マドリー行きが噂され続けていることについては歓迎。スペインサッカーへの適応も問題ないだろうとした。 「イングランドもドイツもスペインもそんなに異なるサッカーじゃない。リーグの特色をつけたがる人々が私見を言っているに過ぎないんだ。アーリングも間違いなくスペインにフィットする。選手からチームへ、チームから選手へ、お互いに適応の努力をすれば、適応できないなんてあり得ない」 2024.04.19 16:20 Fri2
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue3
「脳震盪?」カリウスのミスの原因にクルトワが疑問符「それは奇妙だ」
▽チェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワは、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でのリバプールGKロリス・カリウスのミスの原因が脳震盪であったという見解について「奇妙だ」語っている。『ESPN』が伝えた。 ▽先月26日に行われたレアル・マドリーとのCL決勝戦、カリウスはスローイングミスからマドリーFWカリム・ベンゼマに先制点を与え、マドリーFWガレス・ベイルの強烈なシュートを正面で受けつつも弾き出せず3点目を献上。信じられないミスの連続に非難の声が集まっていた。 ▽そんな中、試合後に脳の検査を行ったカリウスは、試合中に脳震盪が起こっていたことが判明した。医師によれば、原因は後半立ち上がりのマドリーDFセルヒオ・ラモスによる肘打ちとのこと。ベンゼマのゴールはその3分後に生まれている。 ▽しかし、クルトワはこの見解に疑問符を投げかけた。カリウスのミスには同情の色を表したが、脳震盪のせいにすることに懐疑的な目を向けている。 「僕も試合中に脳震盪になったことがあるよ。アレクシス・サンチェスとの接触でね。その後20分はボールがよく見えていなかった。だからゲームから退いたんだ」 「彼に起こったことは残念だけど、そのミスを脳震盪を理由にするのはどうかな。彼は素晴らしいセーブを2回も見せていたじゃないか」 「もしそれが理由だって言うんなら、そうなんだろうね。彼は試合後に2つのミスを認めた。人々はそれを受け入れるだろう。GKには起こりうるものだ。だけど、それを脳震盪のせいにするのはちょっと納得がいかないね。でもそういうふうに医者が言うんだったら認めるしかないね」 2018.06.06 17:00 Wed4
コパ決勝クラシコで2アシスト、優勝に貢献したヤマルはマドリーに「今季彼らは僕らに勝てない」と豪語
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルがレアル・マドリーに対して豪語した。 ヤマルは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝マドリー戦で先制点と2点目をアシスト。延長戦の末3-2で勝利したチームの優勝に大きく貢献していた。 コパ・デル・レイ決勝での勝利により今季のクラシコの戦績はバルセロナの3戦3勝となった中、ヤマルは試合後のインタビューで「例え1点決められても、2点決められても関係なかった。今季彼らは僕らに勝てない。それが証明された」と豪語。 優勝決定後には派手なサングラスを着用してお茶らけていたヤマル。17歳の言動が来月11日に行われるラ・リーガでの今季最後となるエル・クラシコにどのような影響を与えるだろうか。 2025.04.27 13:00 Sun5
