デンマーク代表が追放も? 選手との契約問題で代表チームを招集できず

2018.09.04 10:50 Tue
Getty Images
デンマーク代表が窮地に立たされている。選手との契約問題により、デンマーク代表メンバーの発表が延期されることとなった。

▽ロシア・ワールドカップにも出場したデンマーク代表。5日にはスロバキア代表との国際親善試合、9日にはウェールズ代表とのUEFAネイションズリーグが予定されている。

▽本来であれば、3日の夜にメンバー発表が行われる予定だったが、デンマークサッカー協会(DBU)と選手協会が対立。これまでも話し合いが持たれていたものの、月曜日の会談でも決着が付かず、メンバー発表を延期せざるを得ない状況となったようだ。
▽事の発端となっているのは、協会と選手間の契約条件について、合意に至っていないということだ。DBUと選手協会は、2015年に契約を締結。しかし、仲裁裁判所まで持ち込まれ、DBU側が敗訴する形で契約を結んでいた。しかし、その契約は8月一杯で失効。9月以降の代表活動に関しては、契約が合意に至っていないため、活動できない状況となっている。

▽DBUは代表チームの宣伝活動のため、選手たちと商業契約を結ぶ必要がある。しかし、選手たちは個人スポンサー契約をしていることもあり、その契約に合意できない状況のようだ。
▽DBUは、オーゲ・ハレイデ監督が率いるA代表チームの招集が難しい場合に備え、別のチームを派遣することも考慮しているとのこと。ウェールズ代表とのUEFAネイションズリーグが中止となれば、DBUに対して制裁が下されることは免れられないようだ。

▽デンマークは、女子代表チームとも同様の問題が生じており、ワールドカップ予選が中止に。UEFAは、DBUに対して罰金を科した他、同じ状況が起きた場合は追放する可能性もあると通達していた。果たしてどのような結末が待っているのか。時間がない中での決断が求められている。

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