追跡装置付きで先発出場…ダンディーFCで前代未聞の出来事

2018.08.11 16:25 Sat
Getty Images
▽スコットランドの1部リーグで珍事が発生している。スペイン『マルカ』が報じた。

スティーブン・ジェラード監督のグラスゴー・レンジャーズ指揮官デビューが話題となった、スコティッシュ・プレミアシップ。8日に行われた第1節では、レンジャーズはアベルディーンFCに1-1で引き分けたものの、名選手の新たな門出にスコットランドのサッカー界は大いに沸き立っている。

▽しかし、その一方で不名誉な形で注目を浴びている選手がいるようだ。『マルカ』によると、その選手はダンディーFCに所属するスコットランド人MFポール・マクゴーワン。先発出場した第1節セント・ミレン戦で判明した。
▽マクゴーワンは、なんと足首に犯罪者用のトラッキング・デバイスを巻いて登場。同選手は、先月にナイトクラブで警備員に食って掛かったことで現在保護観察中の身にあり、プレー中も装置を外すことが許されなかったという。

▽マクゴーワンには多数の犯罪歴があり、2010年からこれまでに、公共の秩序を乱したことや粗暴な言動を理由として5度逮捕されている。現在のトラッキング・デバイスの着用は2カ月間義務付けられ、1年間の保護観察が続けられるようだ。
▽なお、マクゴーワンはキャリア通算で公式戦332試合に出場し36ゴール44アシストを記録している。意外なことに、その中で退場した試合は1試合のみ。プライベートでの振る舞いには問題があるものの、ピッチの中ではクリーンな選手だ。

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誰もを魅了した唯一無二の“ミドルシュート”、レッズの“象徴”スティーブン・ジェラード

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スコットランド代表メンバーが発表! ティアニーが復帰、マクトミネイ、ロバートソンらも【UNL】

スコットランドサッカー協会(SFA)は11日、UEFAネーションズリーグ2024-25に臨むスコットランド代表メンバー23名を発表した。 スコットランドはリーグA・グループ1で3位となり昇格・降格プレーオフに臨むことに。降格を避けるべく、リーグB・グループ2で2位となったギリシャ代表とホーム(3/23)&アウェイ(3/20)で対戦する。 スティーブ・クラーク監督は23名を招集。大事な一戦に共に18歳のMFレノン・ミラー(マザーウェル)とFWジェームズ・ウィルソン(ハート・オブ・ミドロシアン)を初招集した。 また、アーセナルで出番を少しずつ得ているDFキーラン・ティアニーが復帰。ボローニャのMFルイス・ファーガソンも復帰している。 その他、DFアンドリュー・ロバートソン(リバプール)やMFスコット・マクトミネイ(ナポリ)、MFビリー・ギルモア(ナポリ)らも招集している。 今回発表されたスコットランド代表メンバー23名は以下の通り。 <h3>◆スコットランド代表メンバー23名</h3> GK クレイグ・ゴードン(ハート・オブ・ミドロシアン) リアム・ケリー(レンジャーズ) キーラン・スリッカー(イプスウィッチ・タウン/イングランド) DF ジョン・サウター(レンジャーズ) アンソニー・ラルストン(セルティック) ジャック・ヘンドリー(アル・イテファク/サウジアラビア) マックス・ジョンストン(シュトルム・グラーツ/オーストリア) スコット・マッケンナ(ラス・パルマス/スペイン) グラント・ハンリー(バーミンガム・シティ/イングランド) ライアン・ポーテアス(プレストン・ノース・エンド/イングランド) キーラン・ティアニー(アーセナル/イングランド) アンドリュー・ロバートソン(リバプール/イングランド) MF レノン・ミラー(マザーウェル) ケニー・マクリーン(ノリッジ・シティ/イングランド) ライアン・クリスティ(ボーンマス/イングランド) ジョン・マッギン(アストン・ビラ/イングランド) ルイス・ファーガソン(ボローニャ/イタリア) ビリー・ギルモア(ナポリ/イタリア) スコット・マクトミネイ(ナポリ/イタリア) FW チェ・アダムス(トリノ/イタリア) トミー・コンウェイ(ミドルズブラ/イングランド) ケビン・ニスベット(アバディーン) ジェームズ・ウィルソン(ハート・オブ・ミドロシアン) 2025.03.11 23:05 Tue
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B・フェルナンデスが逆転劇呼び込む30歳バースデー弾 「ゴールと勝利で祝えて良かった」

ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがバースデーゴールで勝利に貢献した。 ポルトガルは8日のUEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA・グループ1第2節でスコットランド代表と対戦。開始7分にスコット・マクトミネイのゴールで先制を許したが、後半にB・フェルナンデス、クリスティアーノ・ロナウドの得点で逆転し、2-1で勝利した。 54分にバイタルエリア中央で左サイドからの折り返しを左足ダイレクトで蹴り込み、同点ゴールのB・フェルナンデスは当日8日が30歳のバースデー。自ら祝う一発が逆転劇を呼び込む結果となり、『UEFA.com』で素直に喜んだ。 「特別な日だった。フットボールのピッチで、ポルトガルのためにプレーするのは僕が最も好きことだし、さらに良かったよ。これはキャリアのハイライトになるし、いつも言うように、ゴールと勝利で祝えて良かった。これからはより苦しまずに試合を終えられると良いね」 また、試合全体も振り返り、「相手が早い時間帯にゴールを決めてから、僕らもすぐに追いつこうとした」とし、後半の試合運びに満足感を示した。 「ゴールを決めたいという欲があるにもかかわらず、前半に得点できなかったことで、少しフラストレーションが溜まったよ。後半はより落ち着いてプレーし、ボールをコントロールしながら忍耐強くいけたね。そのおかげで最初のゴールを決められ、それからも同じく忍耐力をもってして、2点目をとれた」 <span class="paragraph-title">【動画】ブルーノ・フェルナンデスがバースデーゴール! 左足ダイレクトのミドルをねじ込む</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="bxA5YnSf76Q";var video_start = 73;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.09 11:10 Mon
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「いつまでも忘れない」衝撃の一発を決めたスイス代表MFシャキリ、自画自賛のゴール「本当に美しいゴールだった」

スイス代表のMFジェルダン・シャキリが、スコットランド代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 19日、ユーロ2024 グループA第2節でスイスはスコットランドと対戦した。 初戦でハンガリー代表に勝利していたスイスは、初戦ドイツ代表に敗れていたスコットランドに勝利し、グループステージ突破を早々に決めたいところだった。 しかし、試合は13分にオウンゴールで失点。苦しい立ち上がりになるが、26分にボックス手前で相手のパスミスのボールを拾ったシャキリが左足を一閃。鋭いシュートがゴール左に決まり、スイスが同点に追いつく。 見事なゴールを決めたシャキリだったが、試合はその後ゴールが生まれず、1-1のドロー。スイスは勝ち点4で2位となり、ドイツとの最終戦に臨むこととなる。 試合後、ゴールを振り返ったシャキリは、自画自賛する素晴らしいゴールだったとコメントした。 「ボールが来るのがゆっくりで、『さあ、今すぐゴールに入れろ』と思い、完璧にコーナーに蹴り込んだ」 「本当に美しいゴールだったけど、これまでも美しいゴールはたくさん決めてきた。だから、これがベストゴールかどうかを選ぶのは難しいけど、間違いなく重要なゴールだと思うし、チームに大きな力を与えた」 「その後、何度もチャンスを作っていたけど、得点には至らなかったのは見ての通りだ。このゴールは、いつまでも忘れないだろう」 貴重な同点ゴールを喜んだシャキリだが、チームはドロー。勝利できなかったことを反省しつつ、次戦への意気込みを語った。 「僕たちは今日試合に勝てなくてとても残念に思っている。でも、1-1は妥当な結果だと思う。スコットランドは最後まで戦い、ゴールを狙っていたけど、僕たちの方が優れたチームで、チャンスも多かったと思う」 「もし、僕たちがゴールを決めて、2-1にしていたならば、試合はもっとオープンになり、もう1点決めることができたかもしれない。僕たちはこの試合から、次の試合では得点してチャンスをものにしなければならないと学ぶ必要がある」 <span class="paragraph-title">【動画】シャキリが衝撃の一振り! 完璧なゴールを決める!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="yCBfe14b5OM";var video_start = 29;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.20 09:30 Thu
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追跡装置付きで先発出場…ダンディーFCで前代未聞の出来事

▽スコットランドの1部リーグで珍事が発生している。スペイン『マルカ』が報じた。 ▽スティーブン・ジェラード監督のグラスゴー・レンジャーズ指揮官デビューが話題となった、スコティッシュ・プレミアシップ。8日に行われた第1節では、レンジャーズはアベルディーンFCに1-1で引き分けたものの、名選手の新たな門出にスコットランドのサッカー界は大いに沸き立っている。 ▽しかし、その一方で不名誉な形で注目を浴びている選手がいるようだ。『マルカ』によると、その選手はダンディーFCに所属するスコットランド人MFポール・マクゴーワン。先発出場した第1節セント・ミレン戦で判明した。 ▽マクゴーワンは、なんと足首に犯罪者用のトラッキング・デバイスを巻いて登場。同選手は、先月にナイトクラブで警備員に食って掛かったことで現在保護観察中の身にあり、プレー中も装置を外すことが許されなかったという。 ▽マクゴーワンには多数の犯罪歴があり、2010年からこれまでに、公共の秩序を乱したことや粗暴な言動を理由として5度逮捕されている。現在のトラッキング・デバイスの着用は2カ月間義務付けられ、1年間の保護観察が続けられるようだ。 ▽なお、マクゴーワンはキャリア通算で公式戦332試合に出場し36ゴール44アシストを記録している。意外なことに、その中で退場した試合は1試合のみ。プライベートでの振る舞いには問題があるものの、ピッチの中ではクリーンな選手だ。 2018.08.11 16:25 Sat

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