プレミア勢が注視するレビッチ、恩師ニコ・コバチ監督の率いるバイエルン行きはなし

2018.07.22 02:40 Sun
Getty Images
フランクフルトに所属するクロアチア代表FWアンテ・レビッチ(24)のバイエルン行きはなくなったようだ。『ユーロスポーツ』が伝えている。

▽2017-18シーズンに公式戦28試合9ゴール3アシストを記録していたレビッチは、クロアチア代表としてロシア・ワールドカップ(W杯)に6試合出場。グループステージ第2節のアルゼンチン代表戦のゴールをはじめ、同国史上初の決勝進出に貢献した。

▽『ユーロスポーツ』によれば、昨季までフランクフルトを率いていたニコ・コバチ監督を引き抜いたバイエルンとフランクフルトの間には、“同クラブからの引き抜きを行わない”という協定があるため、バイエルンがレビッチを獲得しないと明かしたようだ。
▽しかし、レビッチにはマンチェスター・ユナイテッドやリバプール、アーセナルなどプレミア勢が獲得に積極的な動きを見せており、今後も去就には注目が集まることだろう。

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