バルサ新加入アルトゥール「僕はシャビでもイニエスタでもない」

2018.07.13 14:10 Fri
Getty Images
バルセロナ入団が発表されたブラジル代表MFアルトゥールが、意気込みを語っている。スペイン『マルカ』が伝えた。

▽バルセロナは9日、グレミオに所属するMFアルトゥールとの6年契約を発表。移籍金が3100万ユーロ(約40億円)+ボーナス900万ユーロ(約12億円)で、バイアウト条項金は4億ユーロ(約521億円)に設定されていることも発表となった。

▽クラブの大きな期待を背負い、バルセロナのレジェンドであるMFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)やMFチャビ・エルナンデス(アル・サッド)に似ていると評されるアルトゥール。しかし、当人は自身がオリジナルの選手だと主張している。
「ここに居られてとても幸せだ。バルセロナに来ることが、子供の頃からずっと僕の夢だった。だから今日は非常に重要な一日だよ」

「シャビでもイニエスタでもない。僕はアルトゥールだ」
「あの2選手と僕が比較されることはファンタスティックだね。憧れを隠すことはできないし、いつも彼らを賞賛しているよ」

「なぜ僕がここに居るのか、みんなに証明しなくてはならない」

「彼らが何をしてきたか知っているし、僕は彼らをこのクラブの基準点としている。そして、目標だ。可能な限り彼らのレベルに近づくようにハードワークするよ」

▽2016年にグレミオでトップチームデビューを飾ったアルトゥールは、セントラルMFのポジションを本職としており、昇格2年目となった昨シーズンに公式戦39試合に出場するなど主力に定着。コパ・リベルタドーレス優勝にも大きく貢献した。

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【ラ・リーガ第31節プレビュー】3強はいずれも下位と対戦、奇跡のレモンターダ期すマドリーはアラベス戦で連敗ストップなるか

先週末に行われた第30節は首位のバルセロナがドロー、2位のレアル・マドリーが敗戦、3位のアトレティコ・マドリーが勝利と三者三様の結果で優勝争いに動きがあった。さらにオトラ・リーガでも上位陣の取りこぼしによってヨーロッパ出場権争いはより拮抗してきている。 UEFAコンペティションの準々決勝の狭間での開催となる第31節は上位3チームがいずれも下位との対戦となる。また、FW浅野拓磨の負傷離脱で日本人対決はならずも、8位のレアル・ソシエダと10位のマジョルカによるトップハーフ対決にも注目が集まる。 首位のバルセロナは前節、レアル・ベティスとの絶好調同士の対戦を1-1のドローで終えた。古巣対戦となったMFガビの恩返しゴールで先制に成功したが、セットプレーからすぐに追いつかれる。後半は押し気味に進めたものの、相手の堅守を前に勝ち越しゴールを奪えず。リーグ連勝が「9」でストップしたが、2位チームの敗戦によって4ポイント差での首位キープに成功した。 さらに、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグではドルトムントとのホームゲームに4-0で先勝。古巣対戦のFWレヴァンドフスキのドブレーテに、FWハフィーニャが1ゴール2アシストの活躍を見せるなど強力トリデンテ揃い踏みの活躍によって敵地での2ndレグを前に準決勝への切符をほぼ手中に収めた。そのリターンレグへ余裕を持って臨めるなか、リーグ2戦ぶりの白星を目指す今節は降格圏の18位に低迷するレガネスと対戦。前回対戦ではホームでまさかの敗戦を喫した相手ではあるが、現状のフォームを鑑みればいくつかのポジションでターンオーバーを敢行しても勝ち点3を取りこぼす可能性は低い。 2位のマドリーは前節、バレンシアとのホームゲームで1-2の敗戦。ホームでは圧倒的に相性がいいお得意様との対戦だったが、FWヴィニシウス・ジュニオールのPK失敗なども響き後半アディショナルタイムに喫した失点によって痛恨の取りこぼしとなった。さらに、敵地で行われたCLではMFライスに圧巻の直接FK2発を叩き込まれるなど0-3の完敗。大会連覇に向けて崖っぷちの状況だ。 サンティアゴ・ベルナベウで奇跡のレモンターダが必要となるなか、今節は降格圏手前の17位アラベスとのアウェイゲームで公式戦連敗ストップを狙う。リーグ戦でもこれ以上勝ち点の取りこぼしが許されない状況だが、アーセナル戦をベストな状態で迎えるためにターンオーバーの採用が濃厚だ。2ndレグをサスペンションで欠場するMFカマヴィンガやFWブラヒム・ディアス、FWエンドリッキ、MFギュレルら若き力の躍動によって弾みを付ける勝利を掴みたい。 3位のアトレティコは前節、セビージャとのアウェイゲームで2-1の逆転勝利。公式戦4試合ぶりの白星を挙げた。開始早々に先制点を奪われるもFWアルバレスのPKで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムにはMFバリオスが見事な個人技から左足ミドルシュートを突き刺し、劇的な勝利を収めた。これで首位との勝ち点差を「7」に縮めて逆転優勝へ望みを繋げた。マンデーナイト開催となる今節は最下位のバジャドリーとのホームゲームとなり、きっちり連勝を飾りたい。 MF久保建英を擁するソシエダは前節、下位に沈むラス・パルマスを相手に3-1の快勝。途中出場の久保も鋭い仕掛けからのチャンスメイクに幻のゴラッソと見せ場も作り、久々のリーグ連勝に花を添えた。先発復帰が見込まれる今節は右足ハムストリングの負傷で戦線離脱の浅野との日本人対決はならずも、チームとしては逆転でのヨーロッパコンペティション出場権獲得へ是が非でも勝ち点3がほしいところ。日本人エースの躍動に期待したい。 ヨーロッパリーグ(EL)とカンファレンスリーグ(ECL)参戦組の4位アスレティック・ビルバオ、6位のベティスはそれぞれ9位のラージョ・バジェカーノ、5位のビジャレアルというタフな相手との上位対決に臨む。 敵地でELレンジャーズ戦を戦ったアスレティックは前半序盤に数的優位、後半半ばにPK獲得と先勝のチャンスが十二分にありながらも0-0のドローに終わり、ホーム開催の2ndレグへアドバンテージを得られず。一方、ベティスはヤギエロニアとのホーム開催の初戦を2-0で勝利しており、こちらはリーグ上位対決により注力できる状況だ。 《ラ・リーガ第31節》 ▽4/11(金) 《28:00》 バレンシア vs セビージャ ▽4/12(土) 《21:00》 レアル・ソシエダ vs マジョルカ 《23:15》 ヘタフェ vs ラス・パルマス 《25:30》 セルタ vs エスパニョール 《28:00》 レガネス vs バルセロナ ▽4/13(日) 《21:00》 オサスナ vs ジローナ 《23:15》 アラベス vs レアル・マドリー 《25:30》 ベティス vs ビジャレアル 《28:00》 アスレティック・ビルバオ vs ラージョ ▽4/14(月) 《29:00》 アトレティコ・マドリー vs バジャドリー 2025.04.11 19:00 Fri
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ウノセロ辛勝のバルセロナ、フリック監督は後半ATでのイニゴ・マルティネスの完璧タックルを称賛「ゴールのように喜んだ」

バルセロナのハンジ・フリック監督が12日にアウェイで行われ、1-0で辛勝したラ・リーガ第31節レガネス戦を振り返った。 前節ベティスに引き分けて連勝が9で止まった首位バルセロナ。それでも2位レアル・マドリーが前節バレンシアに敗れたことで4ポイント差に広がった中、今季の1stマッチで敗れているレガネスとの一戦に臨んだ。 3日前にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのドルトムント戦を戦っているバルセロナは、いつもようにボールこそ持つものの好機を作り切れず。 それでも後半開始3分にFWハフィーニャのアーリークロスがオウンゴールを誘って先制した。その後はレガネスに何度か決定機を許していた中、後半追加タイム2分にはFWムニル・エル・ハダディの独走を許しかけたところ、DFイニゴ・マルティネスが斜め後方からの見事なスライディングタックルで阻止。無失点で切り抜け勝利を取り戻した。 フリック監督は厳しい試合を無失点で乗り切ったことを喜んだ。 「私にとって最高の状況はゴールだけではない。イニゴの最後のタックルは信じられないものだった。ゴールのように喜んだし、皆もそうだ。勝ち点3は勝ち点3。本当に嬉しいし、チームを誇りに思う。代表戦明けのここ数週間、選手たちが負っている負荷を考えれば彼らがやっているパフォーマンスは信じられないものだ。今は回復に注力し、月曜にはドルトムントに向かう」 一方で負傷交代したDFアレハンドロ・バルデについては「明日検査する」と明言は避けた。 2025.04.13 09:30 Sun

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