残留争いライバルに土壇場被弾のマラガが2007–08以来のセグンダ降格…《リーガエスパニョーラ》
2018.04.20 07:00 Fri
▽リーガエスパニョーラ第33節、レバンテvsマラガが19日に行われ、ホームのレバンテが1-0で勝利した。この結果、最下位マラガは5節を残してのセグンダ降格が決定した。
▽降格圏ギリギリの17位レバンテ(勝ち点31)と、最下位マラガ(勝ち点17)による残留争い直接対決。マラガは今回の直接対決で引き分け以上の結果を残さない限り、降格が決定する絶体絶命の状況だった。
▽試合は互いに負けたくないという意識が働き、ゴールレスのまま試合終盤へと突入。しかし、引き分け濃厚と思われた最後の最後に悲劇的な結末が待っていた。
▽93分、ボックス左に抜け出したルキッチの折り返しをゴール前に詰めたE・ボアテングが相手DFと交錯しながらも泥臭く押し込んでホームのレバンテに劇的な先制点が生まれた。そして、試合はこのままタイムアップ。試合終了間際の土壇場被弾で敗れたマラガのセグンダ降格が決定した。
▽2005–06シーズンにプリメーラ最下位でセグンダAに転落したマラガは、2007–08シーズンのセグンダAを2位で終えてプリメーラに復帰。以降は9シーズンに渡ってプリメーラ残留を果たしてきた。さらに、マヌエル・ペジェグリーニ監督の下、MFイスコやFWルート・ファン・ニステルローイ、GKウィリー・カバジェロ、DFナチョ・モンレアル、MFサンティ・カソルラなどを擁した2011-12シーズンにはリーガ4位でチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の偉業も果たした。その翌年のCLではベスト8進出も果たしていた。
▽降格圏ギリギリの17位レバンテ(勝ち点31)と、最下位マラガ(勝ち点17)による残留争い直接対決。マラガは今回の直接対決で引き分け以上の結果を残さない限り、降格が決定する絶体絶命の状況だった。
▽試合は互いに負けたくないという意識が働き、ゴールレスのまま試合終盤へと突入。しかし、引き分け濃厚と思われた最後の最後に悲劇的な結末が待っていた。
▽2005–06シーズンにプリメーラ最下位でセグンダAに転落したマラガは、2007–08シーズンのセグンダAを2位で終えてプリメーラに復帰。以降は9シーズンに渡ってプリメーラ残留を果たしてきた。さらに、マヌエル・ペジェグリーニ監督の下、MFイスコやFWルート・ファン・ニステルローイ、GKウィリー・カバジェロ、DFナチョ・モンレアル、MFサンティ・カソルラなどを擁した2011-12シーズンにはリーガ4位でチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の偉業も果たした。その翌年のCLではベスト8進出も果たしていた。
▽しかし、ここ数年はオーナーでカタール人実業家シェイク・アブドゥラ・ビン・ナッサル・アル・タニ氏の杜撰なクラブ経営の影響で徐々に競争力を落とすと、今季はミチェル前監督、ホセ・ゴンサレス現監督指揮下で4勝24敗5分けと低迷。そして、今回のレバンテ戦での悲劇的な敗戦によって10シーズンぶりの降格となった。
マラガの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
マラガの人気記事ランキング
1
スペイン2強も関心のマラガ逸材FWがニューカッスル移籍へ
マラガの逸材FWが今シーズン終了後のニューカッスル移籍を決断したようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 現在、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に所属するマラガで注目を集めている逸材が、U-19スペイン代表FWアントニオ・コルデロ(18)。 2023-24シーズンはマラガBを主戦場としたが、2024年6月に行われたプリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)の昇格プレーオフ決勝ではジムナスティック・タラゴナ相手に劇的なファーストチーム初ゴールを挙げ、クラブをセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)昇格に導く活躍を見せた。 そして、ユースチーム登録ながらも、ファーストチームに定着した今季はここまでリーグ戦29試合5ゴール6アシストの数字を記録し、印象的な活躍を見せている。 スピードとドリブルテクニックに加え、パスセンスやプレースキックの精度にも優れる178cmの右利きのウイングは、バルセロナ、レアル・マドリーという国内の2強からの関心を集めていたが、新天地はニューカッスルになる模様だ。 報道によれば、今シーズン限りでマラガとの契約が終了する18歳は大物代理人ピニ・ザハビ氏とのパイプによってバルセロナ行きが有力視されていたが、ここに来て状況に変化があり、過去に多くのスペイン人選手を獲得してきたマグパイズ行きが最有力となっているという。 2025.03.18 19:15 Tue2
マラガで13年間プレーしたFKの名手、元ポルトガル代表MFドゥダが退団
▽マラガは19日、元ポルトガル代表MFドゥダ(36)の退団を発表した。 ▽2001年からマラガでプレーするドゥダは左足のキックが魅力のプレーヤー。一時、レバンテやセビージャへ移籍する期間があったものの、マラガでは計13年間にわたってプレーし、公式戦348試合に出場して35ゴールをマークしていた。 ▽そのドゥダはマラガ退団について以下のように公式サイトで述べている。 「マラガを離れることを発表するよ。みんなには知っておいて欲しかった。僕はマラガのユニフォームを13年間にわたって着続けた。僕にとって300試合以上、マラガのために戦えたことは誇りだよ。日曜日は僕にとってマラガでの最後の試合になる」 2017.05.20 04:35 Sat3
ハリウッド俳優のジョージ・クルーニー氏がスペインクラブを買収に興味?
ハリウッドスターとしても知られるジョージ・クルーニー氏が関連するグループが、スペインクラブを買収する可能性があるようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 報道によると、マラガの小株主協会(APA)の会長であるアントニオ・アギレラ氏がスペインのテレビ局『カナル・マラガ』で明かしたとのことだ。 アメリカを拠点とするこのグループは、2019年末までにマラガの会長であるアブドゥラ・ビン・ナセル・アル・タニ氏に対して1500万ユーロ(約18億円)で最初のオファーを出したのこと。しかし、アル・タニ氏は、交渉を行うことを完全に拒否したとのこと。加えて、アル・タニ氏はクラブ売却に約1億ユーロ(約120億円)を要求したようだ。 このグループは、映画やテレビの制作を行っており、マラガをヨーロッパでの拠点にしたいと考えているとのこと。「彼らはここマラガで、Amazonのために撮影していた。とても大きな経済効果があるシリーズなんだ」とアギレラ氏は語っている。 さらに、「ジョージ・クルーニーは、買収の背後にいる1人だが、クラブの管理を担当するのは、すでにマラガに住んでいる人間だ」とコメント。クルーニー氏が直接クラブ運営に関わるわけではないようだが、買収へは引き続き関心があるようだ。 アル・タニ氏は、先日不正を告発され、半年間の職務停止に追いやられている状況。加えて、このグループが資金を持っていることから、自身のバカげた要求を取り下げ、交渉を行いたいと態度を翻しているようだ。 ジョージ・クルーニー氏は、テレビドラマシリーズの『ER緊急救命室』や主演を務めた『オーシャンズ11』、『フィクサー』など多数の映画に出演。映画監督や製作にも携わっている。 何れにしても、クラブが窮地に立たされているマラガ。新たなオーナーを迎え入れることには、ファン・サポーターも願ったり叶ったりなのではないだろうか。 2020.02.25 10:22 Tue4
