強豪オーストラリアとドローのなでしこが8大会連続のワールドカップ出場《AFC女子アジアカップヨルダン2018》
2018.04.14 01:04 Sat
▽なでしこジャパン(女子日本代表)は13日、AFC女子アジアカップヨルダン2018のグループB最終節のオーストラリア女子代表戦に臨み、1-1の引き分けに終わった。この結果、なでしこはグループ2位通過を決め、8大会連続のワールドカップ(W杯)出場を決めた。
▽FIFA女子W杯フランス2019の出場権と大会連覇を目指す前大会王者のなでしこは、10日に行われた韓国女子代表との第2戦を0-0のドローで終了。最終節では、持ち越しとなったW杯出場権獲得とグループステージ突破を懸けてオーストラリア女子代表と激突する。
▽なでしこは、勝利か1-1以上の引き分けでグループステージ突破が決定する。高倉監督はこの重要な一戦に向け、韓国戦から先発を3人変更。川澄奈穂美や田中美南、隅田凛に代わって菅澤優衣香、中島依美、宇津木瑠美を先発で起用。引き続き[4-4-2]の布陣を採用した中、GKに山下杏也加、4バックは右から清水梨紗、熊谷紗希、市瀬菜々、鮫島彩。中盤は右から中島、阪口夢穂、宇津木、長谷川唯、2トップに岩渕真奈、菅澤が入った。
▽試合は開始早々の2分になでしこはピンチを招く。カーペンターのロングスローをゴールエリア右のケールがフリックすると、デバンナに右足で合わせられたが、これは枠の上に外れた。その後もオーストラリアは前線にシンプルにロングボールを放り込みながら、攻撃を展開する。
▽一方のなでしこは、得意のパスワークから前がかりになるオーストラリアDFの裏のスペースを狙う攻撃で反撃を試みる。すると7分、中島の右CKのこぼれ球を長谷川がペナルティアーク内からダイレクトで狙ったが、これは枠の上に外れた。
▽後半も守備の時間が続くなでしこだが、63分に決定機。岩渕のスルーパスでボックス左深くまで侵入した長谷川がマイナスの折り返しを供給すると、これをボックス中央でフリーの阪口がゴール左隅に流し込んだ。
▽先制に成功したなでしこは、疲れの見えるオーストラリアに対して徐々にポゼッションを高めていく。しかし、82分にアクシデント。相手選手との接触で右足を痛めた長谷川に代わり、増矢がピッチに送り出された。
▽リードしたまま終盤に差し掛かったなでしこだが、86分にピンチ。ボックス左からカットインしたサイモンにシュートを許すと、GK山下が弾いたこぼれ球をケールに流し込まれた。
▽振り出しに戻った試合だが、引き分け以上でグループステージ突破の決まるなでしこは、無理に攻撃を仕掛けず最終ラインでパス回しを開始。対するオーストラリアも、無理にボールを奪いに行かず、試合はそのまま1-1で終了した。
▽この結果、なでしこはグループBを2位で通過。8大会連続のW杯出場を決めた。なお、なでしこは17日に行われる準決勝でグループAを首位で通過した中国女子代表と対戦する。
▽FIFA女子W杯フランス2019の出場権と大会連覇を目指す前大会王者のなでしこは、10日に行われた韓国女子代表との第2戦を0-0のドローで終了。最終節では、持ち越しとなったW杯出場権獲得とグループステージ突破を懸けてオーストラリア女子代表と激突する。
▽なでしこは、勝利か1-1以上の引き分けでグループステージ突破が決定する。高倉監督はこの重要な一戦に向け、韓国戦から先発を3人変更。川澄奈穂美や田中美南、隅田凛に代わって菅澤優衣香、中島依美、宇津木瑠美を先発で起用。引き続き[4-4-2]の布陣を採用した中、GKに山下杏也加、4バックは右から清水梨紗、熊谷紗希、市瀬菜々、鮫島彩。中盤は右から中島、阪口夢穂、宇津木、長谷川唯、2トップに岩渕真奈、菅澤が入った。
▽一方のなでしこは、得意のパスワークから前がかりになるオーストラリアDFの裏のスペースを狙う攻撃で反撃を試みる。すると7分、中島の右CKのこぼれ球を長谷川がペナルティアーク内からダイレクトで狙ったが、これは枠の上に外れた。
▽その後、勢いを持って攻め込んでくるオーストラリアに対し、我慢の時間が続くなでしこだが、集中した守りでこれをはね返す。前半終了間際には、右CKからケネディにヘディングシュートを許したが、これも枠を外れ、前半は0-0で終了した。
▽後半も守備の時間が続くなでしこだが、63分に決定機。岩渕のスルーパスでボックス左深くまで侵入した長谷川がマイナスの折り返しを供給すると、これをボックス中央でフリーの阪口がゴール左隅に流し込んだ。
▽先制に成功したなでしこは、疲れの見えるオーストラリアに対して徐々にポゼッションを高めていく。しかし、82分にアクシデント。相手選手との接触で右足を痛めた長谷川に代わり、増矢がピッチに送り出された。
▽リードしたまま終盤に差し掛かったなでしこだが、86分にピンチ。ボックス左からカットインしたサイモンにシュートを許すと、GK山下が弾いたこぼれ球をケールに流し込まれた。
▽振り出しに戻った試合だが、引き分け以上でグループステージ突破の決まるなでしこは、無理に攻撃を仕掛けず最終ラインでパス回しを開始。対するオーストラリアも、無理にボールを奪いに行かず、試合はそのまま1-1で終了した。
▽この結果、なでしこはグループBを2位で通過。8大会連続のW杯出場を決めた。なお、なでしこは17日に行われる準決勝でグループAを首位で通過した中国女子代表と対戦する。
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