「バラックは体臭がひどかった」往年の名GKチラベルト、日韓W杯対戦時の逸話を明かす

2018.03.11 12:41 Sun
かつてパラグアイ代表のゴールを守ったレジェンド、ホセ・ルイス・チラベルトが対戦相手としてピッチ上で対峙した元ドイツ代表MFミヒャエル・バラックについて「体臭がひどかった」というエピソードを明かしている。

北米大手メディア『ESPN』は、1998年、2002年とワールドカップに2度出場したチラベルトの逸話を紹介している。

「バラックの体臭はとてもひどかったね。試合中はバラックに近づくこともできなかった」

「彼はもっと消臭スプレーを使うべきだったと思うが、もしかするとそれもドイツ代表の戦術だったのかもしれない。だって、あまりの臭いにマンマークすることさえ難しいんだからね」

パラグアイは2002年の日韓ワールドカップに出場し、スペイン、南アフリカ、スロベニアと同組のグループBを2位通過。ラウンド16ではドイツと戦ったが、0-0で迎えた88分にオリヴァー・ノイヴィルに先制ゴールを許し、0-1で敗れている。

1965年生まれのホセ・ルイス・チラベルトは現役時代、GKながら優れたキックセンスを持つことで知られ、セットプレーのチャンスではFKやPKのキッカーを務めたことでも知られている。パラグアイ代表では1998年と2002年に2度ワールドカップ出場を果たし、代表では74キャップでGKながら8ゴールをマーク。

2005年に現役を引退したチラベルトは現役時代からユニセフ親善大使を務め、貧困問題解決に尽力する一方、歯に衣着せぬ発言をすることでも知られていた。ドイツ代表で長年主軸を務めたバラックに対しても、遠慮は一切ないようだ。


提供:goal.com

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