ユナイテッド、ボルドーFWに60億円を準備…モウリーニョが獲得を強く要求

2017.12.26 12:40 Tue
マンチェスター・ユナイテッドが、ボルドーFWマルコムの獲得に向けて4000万ポンド(約60億円)のオファーを準備していることが分かった。

ジョゼ・モウリーニョ監督は、フランスで活躍を続けるマルコムをヨーロッパで一番の若手注目株と考えており、フロントのエド・ウッドワード氏に1月に契約を交わすよう促したとされている。

しかし、マルコムに5500万ポンド(約83億円)以上の値を付けるボルドー幹部のステファン・マーティン氏は、ブラジル人FWが今冬に退団することを拒否。そのためマンチェスター・ユナイテッドは、同選手が夏までフランスでプレーを続けられるよう準備を進めていると考えられている。

マンチェスター・ユナイテッドが準備しているとされるオファーとボルドーの要求額の間にはまだまだ大きな差があるが、今夏クラブがインテルのイバン・ペリシッチ獲得に失敗したことに苛立ちを募らせているモウリーニョ監督は、できる限りボルドーの要求に見合うだけの額を提示するようフロントに働きかけたようだ。

今シーズン、早くもリーグ戦で7ゴールを挙げる活躍を見せるマルコムに、多くの欧州ビッグクラブが強い関心を寄せているが、マンチェスター・ユナイテッドは20歳の同選手との契約を勝ち取れるのだろうか。



提供:goal.com

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リバプール保有FSGによるボルドー買収は破談…FSGが撤退を決断

フェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)によるリーグ・ドゥ(フランス2部)のボルドー買収は破談に終わった。 ボルドーは16日、「FCジロンダン・ボルドーとその株主は、フェンウェイ・スポーツ・グループから、クラブ買収を視野に入れた数週間前からの協議を続行しない決定を通知された」と、交渉破談を報告した。 さらに、「この決定の理由には、今後数年間のスタジアム建設費用の高騰と、フランスサッカー界の全般的な経済情勢が含まれる」と、その理由についても明かしている。 1881年に創設されたボルドーはフランスで2番目に歴史のあるクラブ。過去には、ジネディーヌ・ジダンやビセンテ・リザラズなどフランス代表で活躍した選手たちも所属した。 リーグ・アンでは6回優勝しており、2008-09シーズンが最後の優勝に。2021-22シーズンは最下位でリーグ・アンを終えると、リーグ・ドゥに降格していた。2023-24シーズンはアルベルト・リエラ監督が率いた中で、13位に終わっていた。 そのボルドーだが、プロクラブ管理委員会(DNCG)は9日、財政問題を理由にシャンピオナ・ドゥ・フランス・ナシオナル(フランス3部)への降格を決定した。 この決定に対し、ボルドーのジェラール・ロペス会長はすぐさま控訴。リバプールのオーナーであるFSGへの売却による資金調達を目指したが、その目論見は崩れた。 なお、クラブは「2024-25シーズンの資金調達計画」を確定するために、引き続き代替案を模索していくと述べている。 2024.07.17 17:02 Wed
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財政問題抱え3部に降格し破産したボルドー、強制的に4部への降格が決定

財政難によりクラブが破産した名門ボルドーだが、更なる処分が決定した。 フランスサッカー連盟(FFF)は1日、クラブの財政問題によりシャンピオナ・ドゥ・フランス・ナシオナル(フランス3部)への降格が決まっていたボルドーに対し、4部に当たるシャンピオナ・ナシオナル2に降格させることを発表した。 2023-24シーズンはリーグ・ドゥ(フランス2部)を戦っていたボルドー。しかし、クラブには大きな財政的な問題があり、事態を重く見たプロクラブ管理委員会(DNCG)は3部への降格を言い渡していた。 しかし、クラブはこの決定を控訴。リバプールのオーナーでもあるフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)へ売却することで、財政難から逃れようとしていたが、交渉が破談に終わり望みを断たれることに。控訴を取り下げた上で、クラブの破産申請を申し出ていた。 多くの選手やアルベルト・リエラ監督は当然退団することに。そんな中、1日にDNCGは4部に当たるナシオナル2への降格を決定していた。 1881年に創設されたボルドーはフランスで2番目に歴史のあるクラブ。過去には、ジネディーヌ・ジダンやビセンテ・リザラズなどフランス代表で活躍した選手たちも所属した。 リーグ・アンでは6回優勝しており、2008-09シーズンが最後の優勝に。2021-22シーズンは最下位でリーグ・アンを終えると2部に降格。2023-24シーズンは13位に終わっていた。 フランス国内ではジェラール・ロペス会長への批判が高まっており、OBリザラズ氏も自身のSNSを通じて批判している。 「クラブをを愛するすべての者と同様に、私は憤慨している。しかし、現在起こっていることは、ジェラール・ロペスの長年にわたる悲惨なスポーツ運営と財政運営の結果であり、スポーツ上の理由、 管理上および財務上の理由でリーグ2への降格は不可解かつ頑固なものとなった」 「そして、ジェラール・ロペスが社長兼オーナーであり続けるつもりだと目にした。この男はボルドーと我々の愛する南西部から消えなければならない。何が起こっても、私は心からそれを望む。この偉大なクラブがフランスサッカー界の頂点に立つ日が来るだろう」 2024.08.02 11:40 Fri
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ボルドーが今季2度目の監督解任

ボルドーは26日、リカルド・ゴメス監督(54)を両者合意の下で解任したことを発表した。 ボルドーは昨年8月、クラブの補強方針について批判した前任のグスタボ・ポジェ氏を解任し、翌月5日にリカルド・ゴメス監督を招へいした。同監督はキャリア2度目のボルドー監督就任となったが、なかなか成績は振るわず、今月24日に行われたリーグ・アン第26節のナント戦での敗戦を最後に解任となった。チームは勝ち点32の13位に位置している。後任に関しては、今後数日から数週間のうちに決まるようだ。 フランス『レキップ』は、後任候補にコーチのエリク・ブドゥエ氏や、元パリ・サンジェルマンのローラン・ブラン氏、元モナコのティエリ・アンリ氏のほか、先日にレスター・シティを解任されたクロード・ピュエル氏などの名前を挙げている。 2019.02.27 17:10 Wed

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