【天皇杯プレビュー】優勝争いもトップ3を逃した両者、悔しさを晴らす戴冠へ《横浜FMvs柏》
2017.12.23 12:45 Sat
▽23日、第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝が行われる。15時5分にキックオフを迎えるのは、横浜F・マリノスvs柏レイソルの一戦。決勝進出をかけ、等々力陸上競技場で両者が激突する。
◆優勝争いに絡んだ両者の対決
▽横浜FMは、シーズン中盤に14戦無敗を記録。その間、5連勝や5戦連続クリーンシートと勢いに乗り、一時は首位に肉薄した。しかし、終盤に失速し、終わってみれば勝ち点59で5位フィニッシュ。AFCチャンピオンズリーグの出場権にも引っかからず、消化不良のシーズンとなった。
▽対する柏も負けていない。第7節から第16節まで10戦無敗。その間8連勝を達成するなどチームは好調を維持し続け首位に立った。後半戦も9戦無敗と好調は続いたが、勝ち切れない試合が増えて失速。3位のセレッソ大阪とは勝ち点差1の4位でリーグ戦を終えていた。
▽リーグ戦では一時首位にも立ったことがある両者。シーズンの波によりタイトル獲得はならなかったものの、上位を争い続けた両者の戦いには注目が集まる。
◆モンバエルツ体制の集大成へ〜横浜F・マリノス〜
▽戦力としてはシーズン途中に負傷したMF齋藤学以外は全員揃っている状況。休暇も取れており、万全の体制で戦うことができる。シーズン途中に手にしかけていたACLの出場権を、自らの手で掴めるだろうか。
◆躍進シーズンはタイトル締めへ〜柏レイソル〜
▽戦力としても長期離脱している選手以外は問題なし。日本代表としてEAFF E-1サッカー選手権に出場していた中村、FW伊東純也も復帰。試合での起用も問題ない。ベストメンバーで臨める状況は整っている。
▽J1を4位で終えているため、ACL出場権が回ってくる可能性がある。しかし、そこは考えずに天皇杯のタイトルを目指す姿勢は変わらない。若き力で、2012年の第92回大会以来の戴冠を目指す。
【予想スタメン&フォーメーション】
GK:飯倉大樹
DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、下平匠
MF:喜田拓也、中町公祐
MF:マルティノス、天野純、山中亮輔
FW:ウーゴ・ヴィエイラ
監督:エリク・モンバエルツ
負傷者:齋藤学
▽メンバー構成はシーズン中と大きく変わることはないだろう。気になるのは中盤の底。中町公祐を軸に、喜田拓也、扇原貴宏のどちらを起用するだろうか。注目は、前回対戦で制圧した左サイドを機能させること。左利きの選手を並べ、柏のストロングポイントを攻撃で制圧したい。
◆柏レイソル[4-2-3-1]
DF:小池龍太、中谷進之介、中山雄太、輪湖直樹
MF:大谷秀和、キム・ボギョン
MF:伊東純也、武富孝介、ハモン・ロペス
FW:クリスティアーノ
監督:下平隆宏
負傷者:小林祐介、手塚康平
▽シーズン中に離脱したMF小林祐介、MF手塚康平の2選手以外は起用できる状況。ベストメンバーを組んで臨むことができる。日本代表活動で負傷した伊東純也も起用可能に。シーズン12発のクリスティアーノがトップに入る。右サイドを攻略し、柏らしさで決勝への切符を掴みたい。
【キープレーヤー】
◆MF天野純(横浜F・マリノス)
▽横浜FMの注目選手は、トップ下で起用されるMF天野純だ。今シーズンは最終節こそ欠場したものの、キャリアハイの33試合に出場。チームの攻撃を司った。シーズン序盤から1つポジションを上げたことで持ち前のゲームメイク能力が発揮。柏戦でも中央、左サイドからの攻撃を組み立て、攻略してくるはずだ。また、キックの精度や得点力も上がっており、決勝にチームを導く。
◆FW伊東純也(柏レイソル)
▽柏の注目選手は、日本代表にも選出されたFW伊東純也だ。快速アタッカーの実力はリーグ戦のみならず、日本代表としても片鱗を見せた。ケガの状況は気になるが、起用は問題ないとのこと。国際経験を積んだことによるバージョンアップが期待される。DF小池龍太との右サイドでのコンビ、1トップに入るFWクリスティアーノとのコンビにもリーグ戦とは違った新たなものが見せられるかに期待だ。
◆リーグ戦は柏に軍配も、横浜FMは目標達成を目論む
▽リーグ戦の対戦成績は柏の1勝1分け。横浜FMとしては内容で優っていても、結果がついてこなかった。
▽しかし、シーズン前に掲げた目標であるACL出場権の獲得は自力で掴める状況。天皇杯のタイトルを獲ることで必然的についてくる。3年間積み上げたものを初タイトルという形でモンバエルツ監督が置き土産とできるか。
▽対する柏も、鼻息は荒い。仮に天皇杯のタイトルを獲れなかったとしても、C大阪が優勝しない限りはACLの出場権は獲得できない。つまり、自分たちでタイトルを掴みに行くことが求められる。昨シーズンからの躍進を考えれば、最後にタイトルが欲しいはず。2018年のスタートをタイトル獲得で切れれば、来シーズンのさらなる飛躍も見込める。リーグ戦で上位争いをし続けた両者、注目の一戦は、15時5分にキックオフを迎える。
◆優勝争いに絡んだ両者の対決
▽横浜FMは、シーズン中盤に14戦無敗を記録。その間、5連勝や5戦連続クリーンシートと勢いに乗り、一時は首位に肉薄した。しかし、終盤に失速し、終わってみれば勝ち点59で5位フィニッシュ。AFCチャンピオンズリーグの出場権にも引っかからず、消化不良のシーズンとなった。
▽リーグ戦では一時首位にも立ったことがある両者。シーズンの波によりタイトル獲得はならなかったものの、上位を争い続けた両者の戦いには注目が集まる。
◆モンバエルツ体制の集大成へ〜横浜F・マリノス〜
Getty Images
▽3年目を迎えたエリク・モンバエルツ監督の下、チームの特徴である堅守を最大限に生かしてシーズンを戦った。序盤、終盤に負けが混む時期があったものの、リーグ中盤は前述の通り圧巻の結果を残している。▽新シーズンは元オーストラリア代表のアンジェ・ポステコグルー監督がチームを率いることが決定。モンバエルツ監督と戦えるのは、残り最大2試合。しかし、天皇杯優勝とACL出場権をダブルで掴めるチャンスはある。
▽戦力としてはシーズン途中に負傷したMF齋藤学以外は全員揃っている状況。休暇も取れており、万全の体制で戦うことができる。シーズン途中に手にしかけていたACLの出場権を、自らの手で掴めるだろうか。
◆躍進シーズンはタイトル締めへ〜柏レイソル〜
Getty Images
▽2シーズン目を迎えた下平隆宏監督の下、若手選手が台頭し、レイソルらしさを発揮して上位争いを続けた。日本代表にも定着したGK中村航輔やJリーグ最優秀若手選手賞を受賞したDF中山雄太、中盤でバランサーとして活躍したMF大谷秀和とユース出身選手が躍動。下平監督の続投も決定し、勢いを新シーズンに継続したいはずだ。▽戦力としても長期離脱している選手以外は問題なし。日本代表としてEAFF E-1サッカー選手権に出場していた中村、FW伊東純也も復帰。試合での起用も問題ない。ベストメンバーで臨める状況は整っている。
▽J1を4位で終えているため、ACL出場権が回ってくる可能性がある。しかし、そこは考えずに天皇杯のタイトルを目指す姿勢は変わらない。若き力で、2012年の第92回大会以来の戴冠を目指す。
【予想スタメン&フォーメーション】
(C)CWS Brains,LTD.s
◆横浜F・マリノス[4-2-3-1]GK:飯倉大樹
DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、下平匠
MF:喜田拓也、中町公祐
MF:マルティノス、天野純、山中亮輔
FW:ウーゴ・ヴィエイラ
監督:エリク・モンバエルツ
負傷者:齋藤学
▽メンバー構成はシーズン中と大きく変わることはないだろう。気になるのは中盤の底。中町公祐を軸に、喜田拓也、扇原貴宏のどちらを起用するだろうか。注目は、前回対戦で制圧した左サイドを機能させること。左利きの選手を並べ、柏のストロングポイントを攻撃で制圧したい。
◆柏レイソル[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.s
GK:中村航輔DF:小池龍太、中谷進之介、中山雄太、輪湖直樹
MF:大谷秀和、キム・ボギョン
MF:伊東純也、武富孝介、ハモン・ロペス
FW:クリスティアーノ
監督:下平隆宏
負傷者:小林祐介、手塚康平
▽シーズン中に離脱したMF小林祐介、MF手塚康平の2選手以外は起用できる状況。ベストメンバーを組んで臨むことができる。日本代表活動で負傷した伊東純也も起用可能に。シーズン12発のクリスティアーノがトップに入る。右サイドを攻略し、柏らしさで決勝への切符を掴みたい。
【キープレーヤー】
◆MF天野純(横浜F・マリノス)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽横浜FMの注目選手は、トップ下で起用されるMF天野純だ。今シーズンは最終節こそ欠場したものの、キャリアハイの33試合に出場。チームの攻撃を司った。シーズン序盤から1つポジションを上げたことで持ち前のゲームメイク能力が発揮。柏戦でも中央、左サイドからの攻撃を組み立て、攻略してくるはずだ。また、キックの精度や得点力も上がっており、決勝にチームを導く。
◆FW伊東純也(柏レイソル)
Getty Images
▽柏の注目選手は、日本代表にも選出されたFW伊東純也だ。快速アタッカーの実力はリーグ戦のみならず、日本代表としても片鱗を見せた。ケガの状況は気になるが、起用は問題ないとのこと。国際経験を積んだことによるバージョンアップが期待される。DF小池龍太との右サイドでのコンビ、1トップに入るFWクリスティアーノとのコンビにもリーグ戦とは違った新たなものが見せられるかに期待だ。
◆リーグ戦は柏に軍配も、横浜FMは目標達成を目論む
▽リーグ戦の対戦成績は柏の1勝1分け。横浜FMとしては内容で優っていても、結果がついてこなかった。
▽しかし、シーズン前に掲げた目標であるACL出場権の獲得は自力で掴める状況。天皇杯のタイトルを獲ることで必然的についてくる。3年間積み上げたものを初タイトルという形でモンバエルツ監督が置き土産とできるか。
▽対する柏も、鼻息は荒い。仮に天皇杯のタイトルを獲れなかったとしても、C大阪が優勝しない限りはACLの出場権は獲得できない。つまり、自分たちでタイトルを掴みに行くことが求められる。昨シーズンからの躍進を考えれば、最後にタイトルが欲しいはず。2018年のスタートをタイトル獲得で切れれば、来シーズンのさらなる飛躍も見込める。リーグ戦で上位争いをし続けた両者、注目の一戦は、15時5分にキックオフを迎える。
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