【天皇杯プレビュー】リーグ戦は対照的な両者、“関西対決”を制するのは!?《神戸vsC大阪》
2017.12.23 12:00 Sat
▽23日、第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝が行われる。13時にキックオフを迎えるのは、ヴィッセル神戸vsセレッソ大阪の一戦。決勝進出をかけ、C大阪のホームであるヤンマースタジアム長居で両者が激突する。
▽神戸は、今シーズンの明治安田生命J1リーグで勝ち点44の9位、一方のC大阪は勝ち点63の3位で終えていた。▽大型補強に加え、ネルシーニョ体制3シーズン目ということもあり、上位への躍進が期待されていた神戸だが、まさかの低迷。チームが上手く機能したとはいえず、ネルシーニョ監督も途中退任と期待外れのシーズンとなった。
▽一方のC大阪は、J2でも自動昇格を掴めず、昇格プレーオフを勝ち抜いてなんとかJ1に昇格したシーズン。苦戦が予想されていたが、尹晶煥監督がチームの改革を敢行。タレントと規律、ハードワークが融合され、3位と期待以上の結果を残した。
◆ネガティブ要素を払拭し新シーズンへ〜ヴィッセル神戸〜
▽新シーズンで上位フィニッシュを達成するためには、悪かった今シーズンを払拭しておきたいところ。AFCチャンピオンズリーグ出場権も懸かっているだけに、リフレッシュした状態で臨むはずだ。
◆一気に2つ目の星獲得なるか〜セレッソ大阪〜
▽ついにエンブレムの上に星をつけたC大阪には、2つ目の星をつけるチャンスが訪れた。しかし、今季23得点を記録した日本代表FW杉本健勇が手術により欠場。中盤を支えた日本代表MF山口蛍もケガの影響で欠場の見込みだ。
▽C大阪は、過去3度決勝に駒を進めるも、全て敗戦。まずは、今シーズンの勢いそのままに4度目の決勝進出を掴めるかに注目が集まる。
【予想スタメン&フォーメーション】
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◆リーグ戦では差がついた両者▽神戸は、今シーズンの明治安田生命J1リーグで勝ち点44の9位、一方のC大阪は勝ち点63の3位で終えていた。▽大型補強に加え、ネルシーニョ体制3シーズン目ということもあり、上位への躍進が期待されていた神戸だが、まさかの低迷。チームが上手く機能したとはいえず、ネルシーニョ監督も途中退任と期待外れのシーズンとなった。
◆ネガティブ要素を払拭し新シーズンへ〜ヴィッセル神戸〜
Getty Images
▽前述の通り、全くと言っていいほど満足できる結果ではリーグ戦を終えることができなかった神戸。さらに、今夏加入の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキがケガにより欠場が確定するなど、最後まで歯車が嚙み合わないシーズンとなっている。▽YBCルヴァンカップではベスト8へ進出も、ガンバ大阪との準々決勝では1ゴールも奪えずに敗退。同じ大阪勢にカップ戦でやられるわけにはいかないだろう。
▽新シーズンで上位フィニッシュを達成するためには、悪かった今シーズンを払拭しておきたいところ。AFCチャンピオンズリーグ出場権も懸かっているだけに、リフレッシュした状態で臨むはずだ。
◆一気に2つ目の星獲得なるか〜セレッソ大阪〜
(C)CWS Brains,LTD.
▽過去のデータから言えば、出来過ぎとも言えるシーズンを過ごしたC大阪。リーグ戦を3位で終えて来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得すると、YBCルヴァンカップでは後のJ1王者である川崎フロンターレを下し、クラブとしての初タイトルを獲得した。▽ついにエンブレムの上に星をつけたC大阪には、2つ目の星をつけるチャンスが訪れた。しかし、今季23得点を記録した日本代表FW杉本健勇が手術により欠場。中盤を支えた日本代表MF山口蛍もケガの影響で欠場の見込みだ。
▽C大阪は、過去3度決勝に駒を進めるも、全て敗戦。まずは、今シーズンの勢いそのままに4度目の決勝進出を掴めるかに注目が集まる。
【予想スタメン&フォーメーション】
(C)CWS Brains,LTD.
◆ヴィッセル神戸[4-4-2]
GK:キム・スンギュ
DF:高橋峻希、岩波拓也、渡部博文、伊野波雅彦
MF:小川慶治朗、藤田直之、高橋秀人、三原雅俊
FW:渡邉千真、田中順也
監督:吉田孝行
負傷者:ルーカス・ポドルスキ
▽注目だったルーカス・ポドルスキがケガの影響で欠場が確定。ニウトンが契約満了で退団となっており、メンバーを少し欠くことになる神戸。GKキム・スンギュはケガの影響でシーズン終盤を欠場したが、復帰する可能性が出てきた。シーズン最後に結果が出なかっただけに、リフレッシュした選手たちがしっかりと戦えるか。ハーフナー・マイクの高さも後半は大きな武器となるだろう。
◆セレッソ大阪[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:キム・ジンヒョンDF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、木本恭生、丸橋祐介
MF:秋山大地、ソウザ
MF:水沼宏太、福満隆貴、清武弘嗣
FW:山村和也
監督:尹晶煥
負傷者:杉本健勇、柿谷曜一朗、山口蛍
▽日本代表にも招集されていた杉本健勇は前述の通り手術により欠場。山口蛍、柿谷曜一朗もケガにより欠場すると見込まれている。しかし、タイトルを獲得したYBCルヴァンカップ同様に、カップ戦では控え選手を積極的kに起用。欠場者が出ても、同じ基準でプレーできる選手がいるのは頼もしいだろう。
【キープレーヤー】
◆FW渡邉千真
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(ヴィッセル神戸)▽神戸の注目選手は、キャプテンマークを巻く渡邉千真をチョイス。ルーカス・ポドルスキが欠場するとなれば、神戸の貴重な得点源に期待が懸かる。クラブ史上初の決勝進出に向け、そして逆転でのAFCチャンピオンズリーグ出場に向け、プレーで牽引する渡邉のゴールに期待が懸かる。
◆MF山村和也
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(セレッソ大阪)▽C大阪の注目選手は、今季の躍進に大きな影響を与えたMF山村和也だ。難しい時期を過ごしていた山村だが、1トップや2列目でプレーすることで、確実に結果を残し、チームとしてもプラスに働いた。杉本、柿谷、山口を欠くチームにおいて、今一度、山村が生きる形で決勝に駒を進めたい。
◆C大阪が4連勝なるか?神戸が逆襲か
▽今シーズンの両者は、J1で2度、YBCルヴァンカップで1度対戦。しかし、いずれもC大阪が勝利している。
▽神戸としては、シーズンの不調を払拭すること、そして天皇杯で初の決勝進出、来シーズンのACL出場権獲得という大きな目標があり、モチベーションも高いだろう。リーグ戦を3連敗で終えていることもあり、この3週間でしっかりリフレッシュできているはずだ。
▽一方のC大阪も、ACL出場権はすでに持っているもののプレーオフからの出場か、本戦からの出場かが懸かっている。そして、何よりも1つ手にした星をもう1つ獲りたいというモチベーションがあるはずだ。カップ戦王者として、2つ目のカップを手にすることができるか。注目の関西勢対決は、13時にキックオフを迎える。
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