エースFWゲレーロがW杯欠場のペルーに秘策! 元ミランFWラパドゥーラの招集に動くか

2017.12.09 00:28 Sat
Getty Images
▽国際サッカー連盟(FIFA)からエースFWパオロ・ゲレーロに1年間の出場停止処分を科されたペルー代表が、ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会に向けた秘策として、ジェノアのイタリア代表FWジャンルカ・ラパドゥーラの招集を考えているようだ。イタリア『Calciomercato.com』が伝えている。

▽先日にペルーは、オセアニア予選を勝ち抜いたニュージーランド代表との大陸間プレーオフを制し、36年ぶりのW杯出場権を獲得した。しかし、10月5日に行われたロシアW杯南米予選のアルゼンチン代表戦でドーピング検査を受けた際、コカインの陽性反応が出ていたエースFWゲレーロに対して、FIFAは今月8日に1年間の出場停止処分を科した。

▽これによりペルーは代表のキャプテンであり、同国の歴代最多得点記録となる通算32ゴールを記録するエース抜きで、フランス代表、オーストラリア代表、デンマーク代表と同居したW杯本大会に臨むことになった。
▽『Calciomercato.com』の伝えるところによれば、ペルー代表はこの緊急事態を受けて、ゲレーロに代わる新たなエースストライカー候補として、ラパドゥーラの招集を画策しているという。

▽ペルーにルーツを持つラパドゥーラは、今年5月にイタリア代表としてサンマリノ代表との国際親善試合に出場し、ハットトリックを記録する活躍を見せた。ただ、このサンマリノ戦は国際Aマッチに指定されておらず、正式な意味での代表キャップとはならない。
▽なお、ペルー代表はラパドゥーラがペスカーラに所属していた2年前から代表招集に向けてコンタクトを取っており、W杯本大会までに国籍変更および登録を完了させられるようだ。

▽果たしてラパドゥーラはアズーリでの未来を諦め、ペルー代表に鞍替えして来年6月にW杯本大会のピッチに立つことになるのか。

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レーティング:フランス 1-0 ペルー《ロシアW杯》

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メッシ、ペルー撃破のチームパフォーマンスに満足 「少しずつグループとして強くなっている」

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