宮本恒靖氏とハリルホジッチ監督がクラシコ直前対談! エゴイスティックなFWについてハリル監督「悪い事ではない」宮本氏「高原からは感じた」
2017.11.28 00:00 Tue
▽27日、都内でWOWOW伝統の一戦クラシコ直前「宮本恒靖×ヴァイッド・ハリルホジッチ スペシャル対談」の公開収録が行われた。
▽また、中盤のアンカーポジションについて話が及ぶと、バルセロナのMFセルジ・ブスケッツについて「ブスケッツの読み、予測力は参考にすると言っている。デュエルがいらないぐらいだ。ズル賢い。ファウルをもらうのもうまい。私の選手ももう少しズル賢こくなって欲しいと思っているが」と語り、日本代表の選手たちにも“読み”を要求していることを明かした。
▽しかし、宮本氏からブスケッツとレアル・マドリーのMFカゼミロのどちらがほしいかと聞かれると、「日本代表にはカゼミロの方が欲しい」とコメント。「長谷部(誠)はカゼミロに近い役割で、山口(蛍)も近い。カゼミロのような選手は日本代表の守備に必要だ。ボールを持ったとき、失ったときに誰が残るかというと、カウンターを喰らわないためにカゼミロのような選手が必要だ」と語り、日本代表に必要な選手の持ち味を明かしてくれた。
▽また、両氏は収録後に報道陣の囲み取材に応対。対談を振り返るとともに、日本代表についてもコメントした。
──対談を終えていかがでしょうか
ハリルホジッチ監督「非常に楽しかったです。宮本さんの質問が鋭かったです。指導者としてバルセロナとレアル・マドリーの試合に勝るとも劣らない試合をいつも見ています。私はジダンと仲良くしていますし、旧ユーゴスラビアという関係もありモドリッチ選手のことも良く知っている。最近はあまり試合に出ていないが、コバチッチという選手もして、ディナモ・ザグレブ時代には彼に初めてチャンスを与えた事がある。最高の対談だった」
宮本恒靖氏「たくさん興味深い話を聞かせてもらいました。クラシコを会話のきっかけにして、サッカー選手としてとか近代サッカーに必要なものをもう一度聞く事ができました。そして、お客さんに伝えることもできました。サッカーの知識を深めてもらうという点では、非常に良い機会だったのかなと思います」
──ガンバ大阪U-23のチームを率いて1シーズンを過ごしたが、対談でも話に挙がった「コミュニケーション能力」についてはどう感じているか
宮本氏「自分がよりプレーしやすい状況を作るために、要求したり情報を伝えることは大事だと伝えていました。できない選手も多いです。ただ、できると、これが成功するんだと感じて実行する選手もいました。若い選手は学んで理解して伸びていくスピードも早いので、変化を感じた1年でした」
「メンタルの強さ、エゴイスティックじゃなくてはいけないという部分に関しては、(ベルギー戦の)杉本健勇のシュートの場面の話もありましたが、あの場面で「なぜパスをしなかったのか」と言わない方がいいとハリルホジッチ監督が言っていましたが、僕も通ずる部分があります。FWとして一番大事な、シュートやゴールを目指すというところをオプションとして持っていることを絶対に否定したくないです。そこは共通していてよかったなと思いましたし、今後も指導していく上で続けていきたいなと思います」
──ハリルホジッチ監督は「伝説の試合を作りたい」と言っていたが、これまでの経験で「伝説の試合」はあったか?
ハリルホジッチ監督「伝説の試合と言うと、大舞台、大きな大会で伝説となる。次のワールドカップでどうなるかということはある。チームを作る過程において、集大成になる試合を作らなければいけない。3、4年のプロセスがある中で、2年ごとに大きな大会がある。アジアカップやワールドカップだ。1つのステージとしてこの大会で結果を出す。大会の中で、自分たちのサッカーの良いところを出す。それを踏み台にして、より成長する事が大事だ」
「特別な試合。ライバルとの因縁の対決で勝つ事だったり、FIFAランキングのことはあまり気にしていないが、ジャイアントキリングをするとかだ。我々の3年間を振り返ると、最終予選でアウェイのUAE戦に勝ったこと。振り返ってもものすごく良いサッカーをしていた試合だったと思う。あとは、アウェイのオーストラリア戦だ。日本はアウェイでオーストラリアに勝った事がないと言われていたが、賢い試合運びをした」
「ブラジルとベルギー戦についてだが、ブラジルには少し遠慮してしまった。もっと自信を持って挑んで欲しかった。ベルギー戦は良かったと思う。強いて言えば、ベルギーに勝っていれば、偉業を果たすことによってもっと高くいけたし、勝者のメンタリティを作れたかもしれない。シャドゥリが3、4人の選手を抜い多シーンは、ちょっとした集中力の問題だと思う。修正すれば1-1になっていたかもしれないし、大逆転できたかもしれない。こういった試合で勝たなければいけないと思う」
──エゴイスティックなFWという話が出ていましたが、これまで対戦した選手、日本人選手でそう感じた選手はいるか
宮本氏「エゴイスティック…(フィリッポ・)インザーギとかですね。なんでも自分によこせ。俺がやってしまうという、何回オフサイドに引っかかってもそういった気持ちは伝わって来ました。(ティエリ・)アンリからは特に感じなかったです。日本人では高原(直泰)とかは感じました。特に2002年に(Jリーグで)得点王になったシーズンは、対戦した時に凄みというのを感じました」
──対談ではクラシコで中盤の比較を話されていた。ブスケッツは頭脳だと話していて、日本代表では長谷部誠がその役割だと思うが、居なかった場合は他の選手でいるのか
ハリルホジッチ監督「ブスケッツがいないと、彼に変わる選手はバルセロナでも居ないだろう。長谷部ほど力のある選手は居ないかもしれない。ワールドカップには是非間に合ってほしい。もちろん日本代表監督なので、居ない場合のオプションは常にスタッフと話しながら考えている。今一番近いのは山口蛍。才能は申し分ないが、先ほどテーマにしたコミュニケーションはまだまだ足りない。「6番」というポジションは、常に声を出し合って、身振り手振り、他の選手のポジショニングを修正する。いうなれば、チームのボスだ。もっともっとできると言っているし、もっと声を出せと言っているが、彼は出しているよと言ってくるが、なかなか彼の声は聞こえてこない」
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▽当選したWOWOWユーザーが観覧に駆けつけた今回の対談では、12月23日に行われるリーガエスパニョーラ第17節のレアル・マドリーvsバルセロナのクラシコをテーマに、ガンバ大阪U-23の監督でありWOWOWで解説も務める宮本恒靖氏と日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が対談。様々なテーマでクラシコについて語り合った。▽対談の中では「10番」のポジションについて話が及び、ハリルホジッチ監督は「10番タイプは現代サッカーには居ない。日本でも中村俊輔は理想的な10番タイプ。香川も清武も特徴が違う。今は思いつかない」とコメント。マドリーのイスコに近い選手がなかなか居ないことを明かした。また、バルセロナのDFジョルディ・アルバ、DFネウソン・セメドに話が及ぶと、サイドバックの重要性について言及。「現代サッカーにおいて、サイドバックの攻撃参加は必須。(酒井)宏樹、(長友)佑都はその辺りでとても頑張っている。欠かせない選手だ」と語り、日本代表の両サイドバックについて語った。▽しかし、宮本氏からブスケッツとレアル・マドリーのMFカゼミロのどちらがほしいかと聞かれると、「日本代表にはカゼミロの方が欲しい」とコメント。「長谷部(誠)はカゼミロに近い役割で、山口(蛍)も近い。カゼミロのような選手は日本代表の守備に必要だ。ボールを持ったとき、失ったときに誰が残るかというと、カウンターを喰らわないためにカゼミロのような選手が必要だ」と語り、日本代表に必要な選手の持ち味を明かしてくれた。
▽その後も話は、両クラブのエースであるFWクリスティアーノ・ロナウドとFWリオネル・メッシ、ストライカーの役割を果たすFWカリム・ベンゼマとFWルイス・スアレスなど多岐にわたった中、日本人ストライカーについてコメント。エゴイスティックなFWについては「日本には居ない。私はエゴイストだから見習って欲しい。学ぶことは可能だが、日本社会は相手を尊敬する、尊重する、リスペクトする。私はボックスに入ったらエゴイストだ」とコメント。また、FW大迫勇也、FW杉本健勇についても「2人ともエゴイストになれない。ちょっとでもなれない。ちょっとしたエゴイズムが必要。メンタリティでそれを変える。悪い事ではないということだ」と語り、エゴイスティックなプレーを出すことを恐れないでほしいと語った。この対談の模様は、クラシコ開催の直前である12月22日(金)の夜10時から、WOWOWプライムで無料放送される。
▽また、両氏は収録後に報道陣の囲み取材に応対。対談を振り返るとともに、日本代表についてもコメントした。
──対談を終えていかがでしょうか
ハリルホジッチ監督「非常に楽しかったです。宮本さんの質問が鋭かったです。指導者としてバルセロナとレアル・マドリーの試合に勝るとも劣らない試合をいつも見ています。私はジダンと仲良くしていますし、旧ユーゴスラビアという関係もありモドリッチ選手のことも良く知っている。最近はあまり試合に出ていないが、コバチッチという選手もして、ディナモ・ザグレブ時代には彼に初めてチャンスを与えた事がある。最高の対談だった」
宮本恒靖氏「たくさん興味深い話を聞かせてもらいました。クラシコを会話のきっかけにして、サッカー選手としてとか近代サッカーに必要なものをもう一度聞く事ができました。そして、お客さんに伝えることもできました。サッカーの知識を深めてもらうという点では、非常に良い機会だったのかなと思います」
──ガンバ大阪U-23のチームを率いて1シーズンを過ごしたが、対談でも話に挙がった「コミュニケーション能力」についてはどう感じているか
宮本氏「自分がよりプレーしやすい状況を作るために、要求したり情報を伝えることは大事だと伝えていました。できない選手も多いです。ただ、できると、これが成功するんだと感じて実行する選手もいました。若い選手は学んで理解して伸びていくスピードも早いので、変化を感じた1年でした」
「メンタルの強さ、エゴイスティックじゃなくてはいけないという部分に関しては、(ベルギー戦の)杉本健勇のシュートの場面の話もありましたが、あの場面で「なぜパスをしなかったのか」と言わない方がいいとハリルホジッチ監督が言っていましたが、僕も通ずる部分があります。FWとして一番大事な、シュートやゴールを目指すというところをオプションとして持っていることを絶対に否定したくないです。そこは共通していてよかったなと思いましたし、今後も指導していく上で続けていきたいなと思います」
──ハリルホジッチ監督は「伝説の試合を作りたい」と言っていたが、これまでの経験で「伝説の試合」はあったか?
ハリルホジッチ監督「伝説の試合と言うと、大舞台、大きな大会で伝説となる。次のワールドカップでどうなるかということはある。チームを作る過程において、集大成になる試合を作らなければいけない。3、4年のプロセスがある中で、2年ごとに大きな大会がある。アジアカップやワールドカップだ。1つのステージとしてこの大会で結果を出す。大会の中で、自分たちのサッカーの良いところを出す。それを踏み台にして、より成長する事が大事だ」
「特別な試合。ライバルとの因縁の対決で勝つ事だったり、FIFAランキングのことはあまり気にしていないが、ジャイアントキリングをするとかだ。我々の3年間を振り返ると、最終予選でアウェイのUAE戦に勝ったこと。振り返ってもものすごく良いサッカーをしていた試合だったと思う。あとは、アウェイのオーストラリア戦だ。日本はアウェイでオーストラリアに勝った事がないと言われていたが、賢い試合運びをした」
「ブラジルとベルギー戦についてだが、ブラジルには少し遠慮してしまった。もっと自信を持って挑んで欲しかった。ベルギー戦は良かったと思う。強いて言えば、ベルギーに勝っていれば、偉業を果たすことによってもっと高くいけたし、勝者のメンタリティを作れたかもしれない。シャドゥリが3、4人の選手を抜い多シーンは、ちょっとした集中力の問題だと思う。修正すれば1-1になっていたかもしれないし、大逆転できたかもしれない。こういった試合で勝たなければいけないと思う」
──エゴイスティックなFWという話が出ていましたが、これまで対戦した選手、日本人選手でそう感じた選手はいるか
宮本氏「エゴイスティック…(フィリッポ・)インザーギとかですね。なんでも自分によこせ。俺がやってしまうという、何回オフサイドに引っかかってもそういった気持ちは伝わって来ました。(ティエリ・)アンリからは特に感じなかったです。日本人では高原(直泰)とかは感じました。特に2002年に(Jリーグで)得点王になったシーズンは、対戦した時に凄みというのを感じました」
──対談ではクラシコで中盤の比較を話されていた。ブスケッツは頭脳だと話していて、日本代表では長谷部誠がその役割だと思うが、居なかった場合は他の選手でいるのか
ハリルホジッチ監督「ブスケッツがいないと、彼に変わる選手はバルセロナでも居ないだろう。長谷部ほど力のある選手は居ないかもしれない。ワールドカップには是非間に合ってほしい。もちろん日本代表監督なので、居ない場合のオプションは常にスタッフと話しながら考えている。今一番近いのは山口蛍。才能は申し分ないが、先ほどテーマにしたコミュニケーションはまだまだ足りない。「6番」というポジションは、常に声を出し合って、身振り手振り、他の選手のポジショニングを修正する。いうなれば、チームのボスだ。もっともっとできると言っているし、もっと声を出せと言っているが、彼は出しているよと言ってくるが、なかなか彼の声は聞こえてこない」
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宮本恒靖JFA会長がフランスの地で恩師トルシエのもとへ ファンからは「2002のW杯でサッカーにはまった者としては感慨深い」の声も
日本サッカー協会(JFA)会長の宮本恒靖氏がフランスで恩師と再会したようだ。 この夏、パリ・オリンピックを現地視察の宮本氏。自身のインスタグラムでなでしこジャパンや大岩ジャパンのほか、ルーブル美術館での写真を公開したが、その1枚にかつての日本代表で師事したフィリップ・トルシエ元監督の姿があった。 そのなかで、「オリンピックというハードな大会を戦った全ての関係者に敬意を表します。次のステージでの活躍を期待。#谷川選手のゴールは打った瞬間入ったと分かるやつ、#トルシエ元監督のワイナリー、#ルーブル美術館」と綴った。 ユーザーは試合で喜びを露わにする姿に「恒さんのガッツポーズやっぱいいなぁ」との声が上げれば、懐かしさを感じさせるトルシエ氏との2ショットにも「2002のW杯でサッカーにはまった者としては感慨深いです」と反応した。 トルシエ氏のワイナリーを訪れたことが明らかになるなか、同氏が手がけるワイン『SOL BENI』もインスタグラムでその旨を報告。写真のなかではトルシエ氏が説明したり、宮本氏の肩を抱き寄せ、笑みを浮かべる様子も収められる。 そして、「宮本恒靖日本サッカー協会会長がパリオリンピックの期間にトルシエのワイナリーをご訪問くださいました! 懐かしい再会、ありがとうございました!」と記した。 <span class="paragraph-title">【SNS】宮本恒靖JFA会長が恩師トルシエ氏と再会</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C-j-JqsPhVC/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C-k84ZoP5OL/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">トルシエのワイン SOL BENI(@troussier_solbeni)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.08.13 19:30 Tueレアル・マドリーの人気記事ランキング
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「向上し続けないと、家で殺される(笑)」バルベルデが最も厳しい批評家の妻や恩人などの逸話明かす
レアル・マドリーのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが、ここ最近話題を集める妻やマドリー加入時、現チームへの想いなどさまざまなトピックを語った。スペイン『アス』が伝えている。 現在、リーダーグループの一人としてエル・ブランコの屋台骨を支えるバルベルデは、スペイン『Movistar Plus+』の番組『Universo Valdano』でクラブレジェンドであるホルヘ・バルダーノ氏との対談企画に参加し、さまざまなトピックについて語った。 先日のバロンドール授賞式後に収録されたインタビューの冒頭でエル・クラシコでの大敗や直近のチームの状態について率直に語った26歳。さらに、第4キャプテンを務める現状について、より大きな重圧や責任を感じたなかでプレーしていることを明かした。 「ここは世界最高のチームで、見返りにすべてを求められる。このクラブでプレーする感覚は最高で、他に類を見ないものなんだ。すべてにおいて最高でなければならないし、それをチームメイトに証明し、チームメイトに自分が最高だと信じてもらい、その気持ちに伝播していかないといけない。このバッジを着けることが世界一になり、このチームで誇りと名誉を持ってプレーする唯一の方法なんだ。このバッジは誰もが付けられるものではないからね」 そこからインタビューはバルベルデの10代の頃に遡り、アーセナルでの練習参加やマドリー加入前後の興味深いエピソードも披露された。 「(アーセナルでのトライアル)当時16歳だった。彼らは僕をトップチームで1週間トレーニングするように誘ってくれた。そこにある未来を想像したよ。その1週間は楽しかったよ。ディブ(当時在籍していたエミリアーノ・マルティネス)は、あらゆる面で最も助けてくれた人の一人だった。ベジェリン、アレクシス・サンチェス、カソルラと並んで、彼が最初に声をかけてくれた。その数カ月にはペニャロールのトップチームでトレーニングを始めていた」 「(マドリーからの連絡)母が興奮しているのを見るまでは、冗談だと思っていたよ」 「(デポルティボへの武者修行)両親は10分ほど離れたところに住んでいたけど、一人暮らしを始めたんだ。成長し、一人暮らしに慣れるために、自分のスペースも必要だった。フットボーラーとして、それは大きな成長だった。うまくいかない時期もあったけど、そのおかげで大きく成長できたんだ」 2018年のマドリー復帰の際にはフレン・ロペテギ新監督の下でファーストチーム定着の足がかりを掴んだ。 現在、ウェストハムを率いるスペイン人指揮官について「救世主(笑)」と今でも感謝の気持ちを強く抱いているという。 「彼には大きな恩義があるよ。彼は自信を与えてくれた人だ。僕はワールドカップに出場できず、ウルグアイにいた。それは自分にとって大きな痛手で、キャリアで最悪の出来事のひとつだった。1カ月半の休暇があり、一日中トレーニングに専念した。その努力の報酬がレアル・マドリーにたどり着いたことだね」 同じくエル・ブランコのトップチームに馴染む上で、ブラジル代表MFカゼミロの存在が大きかったと語るバルベルデ。 「到着すると、マルセロ、カゼミロ、ベイル、ベンゼマ、セルヒオ・ラモ…。そんなスーパースターがテーブルに座っているのが見えたんだ。そんななかでカゼミロは僕をサポートしてくれたんだ」 「彼は僕を抱きしめて『ここに座りな』って言ってくれたんだ。背番号のおかげで、ドレッシングルームでも僕らはとても仲が良かった。カゼミロはピッチで指示をしたり誰かを正したりするために大声を出す必要がなかった。彼は近くにいて、常に建設的な批判をしてくれた。現在、妻が僕に向かって話す批判は、カゼミロがドレッシングルームで常に言っていたことなんだ。『フェデ、もっと練習しなきゃ』ってね」 その流れでバルベルデは、先日にSNSを通じてカルロ・アンチェロッティ監督の起用法を批判したことで話題を集めた妻ミナ・ボニーノさんについても言及。バルベルデと結婚してマドリードに渡るまで、アルゼンチンでフットボールジャーナリストとして働いていたミナさんは、指揮官に対してだけでなく夫に対しても常に厳しい目を向けているという。 「アヤックスが簡単なプレーで僕らを負かした後、試合後に車に乗ると、妻は『なぜパスをするの? なぜゴールに向かわないの? なぜあのプレーで走らなかったの?』とまくし立ててきたんだ」 続けて17位に終わったバロンドールについて話を向けられると、「これからも向上し続けないと、家で殺されてしまう(笑)。もう少しいい順位を期待していたけど、個人的にはものすごく誇らしい気持ちになった。妻は泣き出しちゃったけど、それはそれでよかったよ。『あなたは自分が達成していることを高く評価していない』って言ってくれたし、それはすごくうれしかった。2、3位上位を期待していたけど、それ以上は求めていないよ」と、自身以上に妻が結果を悔しがっていたことも明かした。 最後に、バルダーノ氏から「10年後にもう一度インタビューして振り返ろう」と振られると、「ルカ・モドリッチから少し血をもらって、生き延びられるかどうか試してみようと思う(笑)。32歳まで生き延びられるかどうかも分からないけど、彼はもうすぐ40歳だ」と、未だ健在ぶりを示す鉄人をお手本にレジェンドとの再対談を約束している。 <span class="paragraph-title">【写真】指揮官とバルベルデにも噛みつく妻ミナ・ボニートさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C7wfdZpIMLD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C7wfdZpIMLD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Mina Bonino(@minabonino)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.19 13:30 Tue2
レアルMFブラヒム・ディアスがAFCON予選で大暴れ! プロ初のハットトリックに「満足」
レアル・マドリーのモロッコ代表MFブラヒム・ディアスがハットトリックを達成した。 モロッコは18日、アフリカ・ネーションズカップ(AFCON)予選のグループB第6節でレソト代表と対戦。5戦全勝で迎えたなか、7-0の圧勝を収めた。 この試合で大暴れしたのが10番・ブラヒム。開始5分に左足で流し込み先制点を挙げると、15分には右ポケットから右足一閃。3点リードの42分には右ポケットへの浮き球のパスに抜け出し、角度のないところからネットを揺らした。 前半のみで3得点を奪い、62分にお役御免。15日に行われたガボン代表戦でも2ゴールを記録していたブラヒムは、4試合7ゴールで得点ランキングトップに立った。 試合後にはインスタグラムを更新。チームの勝利やプロ入り後初のハットトリックを喜んだ。 「熱心なファンの前で、ホームで大勝を収めてインターナショナルブレイクを終える。プロとして初のハットトリックには満足だ。応援ありがとう!」 <span class="paragraph-title">【動画】ブラヒムの初ハットトリック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr">Brahim…Tris<br><br>L’ex Milan non si ferma più: dopo la doppietta contro il Gabon, <a href="https://twitter.com/hashtag/BrahimDiaz?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#BrahimDiaz</a> segna una tripletta nel primo tempo del match tra <a href="https://twitter.com/hashtag/Marocco?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Marocco</a> e Lesotho<br><br>Leoni dell’Atlante avanti 5-0 al termine del primo tempo<a href="https://twitter.com/hashtag/Sportitalia?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Sportitalia</a> <a href="https://t.co/siXGun4eg9">pic.twitter.com/siXGun4eg9</a></p>— Sportitalia (@tvdellosport) <a href="https://twitter.com/tvdellosport/status/1858601972993081621?ref_src=twsrc%5Etfw">November 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 17:43 Tue3
ムバッペの公式戦5試合ぶり弾など3発快勝のマドリーがCLリバプール戦に弾み【ラ・リーガ】
レアル・マドリーは24日、ラ・リーガ第14節でレガネスとのアウェイ戦に臨み、3-0で快勝した。 代表ウィーク前の前節オサスナ戦をヴィニシウスのハットトリックで完勝とした2位マドリー(勝ち点27)は、3日後にチャンピオンズリーグ(CL)リバプール戦を控える中、守護神のクルトワが戦列に復帰。手薄な最終ラインにはバルベルデが右サイドバック、カンテラーノのアセンシオがセンターバックで初スタメンを飾った。 14位レガネス(勝ち点14)に対し、ムバッペとヴィニシウスの2トップで臨んだマドリーが10分に先制しかける。ヴィニシウスのスルーパスに抜け出したムバッペがシュートを蹴り込んだが、わずかにオフサイドだった。 その後も押し込むマドリーは25分、ギュレルが単騎突破からボックス右に侵入、枠内シュートを放ったが、GKドミトロビッチの好守に阻まれた。 ハーフタイムにかけても攻勢をかけたマドリーは43分に押し切る。ベリンガムのボールカットからヴィニシウスがボックス右へ侵入、折り返しをムバッペが押し込んだ。 ムバッペの公式戦5試合ぶりのゴールで先手を取ったマドリーが迎えた後半も押し込むと、66分にリードを広げる。ボックス手前左からのリスタートを主将バルベルデが決めきった。 さらに74分、ギュレルに3点目の好機もここもGKドミトロビッチの好守に阻まれたマドリーは81分、ムバッペがGK強襲のシュートを浴びせると、85分にダメ押し弾。CKの流れからブラヒム・ディアスのミドルシュートがバーに直撃したが、ルーズボールをベリンガムがヘディングで押し込んだ。 このまま3-0で快勝としたマドリーが首位バルセロナに4ポイント差とし、リバプール戦に弾みを付けている。 レガネス 0-3 レアル・マドリー キリアン・ムバッペ(前43) フェデリコ・バルベルデ(後21) ジュード・ベリンガム(後40) <span class="paragraph-title">【動画】ムバッペ先制弾にバルベルデ砲!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">ハイプレスからのボール奪取<br>ヴィニシウスのアシストで<br>エンバペが公式戦5試合ぶりのゴール<br><br>ラ・リーガ 第14節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レガネス</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レアル・マドリー</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/dwUuDa1rsS">pic.twitter.com/dwUuDa1rsS</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860751640581804206?ref_src=twsrc%5Etfw">November 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">ずらして止めてドンッ<br>バルベルデのキャノン砲が炸裂<br><br>ラ・リーガ 第14節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レガネス</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#レアル・マドリー</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/2kNAQ2D7b8">pic.twitter.com/2kNAQ2D7b8</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860762292222296477?ref_src=twsrc%5Etfw">November 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.25 04:24 Mon4
“絶対に不満をこぼさない男” ヘスス・バジェホも内心お怒り? CB需要高まるマドリーでも起用されず
レアル・マドリーのスペイン人DFヘスス・バジェホ(27)。スペイン『Relevo』がその忍耐強さに再びスポットライトを当てた。 マドリー所属でレンタル放出を繰り返すこと通算5回、新加入選手に背番号を奪われること通算2回…カルロ・アンチェロッティ監督のメイン構想に入ったことなど1度もないバジェホ。 それでも、たいへん高潔な人間性と人望の厚さで知られ、『Relevo』は「非の打ち所がないプロフェッショナル」と称賛。 どれだけ試合に使ってもらえずとも、練習には毎日一番乗りで現れ、ホームゲーム後は必ずピッチに出てコンディション調整に励むのだという。そして何より、現状への不満をこぼすような真似は絶対にしない男なのだという。 だが、どうしてもコーチ陣の信頼を得られず。 バジェホは9月27日、今季最初の出番としてアラベス戦の80分、3-0の状況でセンターバックとして出場したが、マドリーはそこから肝を冷やす2失点。これ以降、ウォームアップエリアのバジェホには一度も声がかかっていない。 ここ最近では、ミリトン重傷などでセンターバックの需要が高まるマドリーだが、バジェホよりもカスティージャ(Bチーム)登録の若手が優先されている状況。21歳DFラウール・アセンシオの登用が全てを物語っている。 バジェホも内心はさすがに怒っているよ…というのが関係者談。それでもなお、黙々と日々のトレーニングに励み、アンチェロッティ監督へのアピールを続けているそうだ。 2024.11.20 21:36 Wed5