大宮の森正志社長がシーズン2度目の監督交代に踏み切った経緯を明かす「残留のための交代」
2017.11.07 20:22 Tue
▽大宮アルディージャは7日、新指揮官に就任した石井正忠監督の就任会見を行った。
◆森正志代表取締役社長(大宮アルディージャ)
「これまでのチーム状況は、皆さまご承知かと思います。今シーズン、5月に渋谷監督から伊藤監督に交代し、夏の期間に選手の補強を行いました。これも全て、苦しい、厳しいチーム状況を改善するための取り組みでした」
「しかしながら、残り3試合を迎えるにあたり、現在でもリーグの順位として17位と厳しい状況が続いています。今回の監督及び、強化本部長の交代に関してですが、伊藤さん、松本さんは、監督、強化本部長になる前からアルディージャに在籍し、長年クラブ、チームのためにご尽力いただきました。2人に対する感謝の気持ちは、何一つ変わるものではありません」
「今回の監督の人事につきましては、新しく強化本部長となった西脇も含めて話をしました。その結果、鹿島アントラーズで数々の実績を積まれ、輝かしい業績を残した石井さん。この方であれば、実績ばかりだけでなく、選手の能力を十分に引き出してくれると確信し、今回オファーに至りました」
「オファーしてから石井さんにご決断いただく間は、非常に短い期間。短い期間の中でご決断いただき、今回の監督就任をご快諾いただきました」
「今シーズン、大宮アルディージャを支えてくださった多くの皆様・応援をいただいているファン・サポーターの皆様に対しましては、非常に期待をいただいている結果が出ておりません。残り3試合、全て勝ち切る戦いを見せることによって、何としてもJ1残留を掴み取りたいと考えております」
「私たち、大宮アルディージャ、まだまだ残留を諦めていません。これからも皆様のご支援、熱い応援、共に戦う気持ちを持ちながら、今シーズンを乗り切りたいと思っています」
──このタイミングでの監督、強化本部長の交代はリスクがあると思うが決断した経緯は
「当初の目標はなかなか厳しい状況が決定したということで、残り3試合を迎えることになりました。我々、1試合1試合の反省の中で、それ以降何ができるかということをクラブの中で常に話していました。その中で、なかなか結果が出なかったということが大きなところであります。急に監督を交代しようかということではありません」
「ただ、1つはセレッソ大阪戦が終わり、中断期間があると。このカレンダーの中で、中断期を利用できるものはないかと考えた結果、総合的に判断して監督の交代、強化本部長の交代を決断いたしました」
──残り3試合での交代は来季以降も見据えたものなのか
「我々クラブ、チームが考えていることは、本当にこの3戦をどのように勝ってJ1に残留するかという点だけです。今回、石井監督に来ていただいたのは、その想いを遂げるための就任と捉えています。残留のための交代ということです」
──シーズン中に2度の監督交代は異例だと思うが責任についてはどう思っているか
「シーズン2回の監督交代については、全く私に責任がないというつもりはありません。社長として、今の状況、リーグでの立ち位置というところは、私にも責任があると思っています」
「ただ、その責任の取り方を今私が考えるよりも、何としても残留しなくてはいけないということを私自身、最優先にして戦っていきたいと考えています。責任については感じていますが、勝利に向けたチーム運営を進めていきたいと思います」
──石井監督との契約に関しては、来季も考慮して判断するのか、この3試合だけなのか
「契約期間については差し控えさせていただきたいです。3試合の残りシーズン、その契約で我々の意志を伝えていきたいと思います」
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▽明治安田生命J1リーグも残り3試合となった中、降格圏の17位と低迷が続く大宮。5日に、今シーズン途中に監督に就任した伊藤彰監督を解任し、5月まで鹿島アントラーズを率い、大宮の前身であるNTT関東でもプレーしていた石井監督を招へいした。▽会見に出席した森正志代表取締役社長は、解任となった伊藤彰監督、松本大樹強化本部長への感謝の気持ちを述べながらも、「何としてもJ1残留を掴み取りたい」という考えから石井監督を招へいした経緯を語った。「これまでのチーム状況は、皆さまご承知かと思います。今シーズン、5月に渋谷監督から伊藤監督に交代し、夏の期間に選手の補強を行いました。これも全て、苦しい、厳しいチーム状況を改善するための取り組みでした」
「しかしながら、残り3試合を迎えるにあたり、現在でもリーグの順位として17位と厳しい状況が続いています。今回の監督及び、強化本部長の交代に関してですが、伊藤さん、松本さんは、監督、強化本部長になる前からアルディージャに在籍し、長年クラブ、チームのためにご尽力いただきました。2人に対する感謝の気持ちは、何一つ変わるものではありません」
「ただ、チームの状況が非常に厳しいのも事実であります。私は大宮アルディージャというチームは、常にJ1で戦い続けなければならない。そういったチームである、そういったチームでなければならないと思っています。そんな中、残り3試合、様々な思いはありますが、残留するために何ができるのかということを考え、監督の交代、強化本部長の交代の決断に至りました」
「今回の監督の人事につきましては、新しく強化本部長となった西脇も含めて話をしました。その結果、鹿島アントラーズで数々の実績を積まれ、輝かしい業績を残した石井さん。この方であれば、実績ばかりだけでなく、選手の能力を十分に引き出してくれると確信し、今回オファーに至りました」
「オファーしてから石井さんにご決断いただく間は、非常に短い期間。短い期間の中でご決断いただき、今回の監督就任をご快諾いただきました」
「今シーズン、大宮アルディージャを支えてくださった多くの皆様・応援をいただいているファン・サポーターの皆様に対しましては、非常に期待をいただいている結果が出ておりません。残り3試合、全て勝ち切る戦いを見せることによって、何としてもJ1残留を掴み取りたいと考えております」
「私たち、大宮アルディージャ、まだまだ残留を諦めていません。これからも皆様のご支援、熱い応援、共に戦う気持ちを持ちながら、今シーズンを乗り切りたいと思っています」
──このタイミングでの監督、強化本部長の交代はリスクがあると思うが決断した経緯は
「当初の目標はなかなか厳しい状況が決定したということで、残り3試合を迎えることになりました。我々、1試合1試合の反省の中で、それ以降何ができるかということをクラブの中で常に話していました。その中で、なかなか結果が出なかったということが大きなところであります。急に監督を交代しようかということではありません」
「ただ、1つはセレッソ大阪戦が終わり、中断期間があると。このカレンダーの中で、中断期を利用できるものはないかと考えた結果、総合的に判断して監督の交代、強化本部長の交代を決断いたしました」
──残り3試合での交代は来季以降も見据えたものなのか
「我々クラブ、チームが考えていることは、本当にこの3戦をどのように勝ってJ1に残留するかという点だけです。今回、石井監督に来ていただいたのは、その想いを遂げるための就任と捉えています。残留のための交代ということです」
──シーズン中に2度の監督交代は異例だと思うが責任についてはどう思っているか
「シーズン2回の監督交代については、全く私に責任がないというつもりはありません。社長として、今の状況、リーグでの立ち位置というところは、私にも責任があると思っています」
「ただ、その責任の取り方を今私が考えるよりも、何としても残留しなくてはいけないということを私自身、最優先にして戦っていきたいと考えています。責任については感じていますが、勝利に向けたチーム運営を進めていきたいと思います」
──石井監督との契約に関しては、来季も考慮して判断するのか、この3試合だけなのか
「契約期間については差し控えさせていただきたいです。3試合の残りシーズン、その契約で我々の意志を伝えていきたいと思います」
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10日、明治安田J3リーグ第36節の7試合が各地で行われた。 勝てばJ2初昇格が決まる2位FC今治(勝ち点64)は、13位ガイナーレ鳥取(勝ち点47)と運命のアウェイゲーム。今治は7分、加藤潤也が獲得したPKをマルクス・ヴィニシウスが決めて先制。その後も主導権を握るが追加点はなく試合を折り返す。 66分にはヴィニシウスが圧巻のミドルを決め、70分には加藤が流し込んで決定的な3点目。終盤にヴィニシウスがハットトリックを達成すると、後半アディショナルタイムには梅木怜がダメ押しし、2試合を残しての2位フィニッシュが確定。2020年のJ3参戦から5シーズン目でのJ2昇格を決めた。 大混戦のJ2昇格プレーオフ圏争いをリードする3位カターレ富山(勝ち点57)は、10位FC岐阜(勝ち点48)とのホームゲーム。富山は10分、神山京右が左CKからヘディングで先制ゴール。しかし27分、岐阜がFKから甲斐健太郎が同点弾を決めると、36分にはまたもFKから遠藤元一のゴールが決まる。 逆転を許した富山だったが、執念を見せたのは後半アディショナルタイム。左クロスから吉平翼が押し込み、土壇場で同点に。逆転でのJ2自動昇格は叶わなかったが、3位フィニッシュに向けた貴重な勝ち点「1」を掴んでいる。 富山を追う4位アスルクラロ沼津(勝ち点52)は、16位テゲバジャーロ宮崎(勝ち点40)をホームに迎えた一戦。先手を取ったのは4分の宮崎。ワンツーでゴールに迫った武颯が冷静にGKをかわすシュートでネットを揺らす。 沼津は追いつけないまま終盤を迎えるも、90分に齋藤学がカットインシュートで同点弾。しかし、後半アディショナルタイムに吉澤柊のゴールが決まり、宮崎が再び勝ち越し。痛恨の敗戦で7位に後退した。 昇格PO圏一歩手前の7位福島ユナイテッドFC(勝ち点50)は、まだPOに手が届く12位ツエーゲン金沢(勝ち点47)と対戦。樋口寛規の序盤のゴールで先制するも、69分には金沢の西谷和希が同点ボレーを決める。 追いつかれた福島だったが、後半アディショナルタイムに清水一雅がポストに当てながら決勝点。勝ち点「3」をもぎ取った福島がPO圏内の6位に浮上した。 その他、9位ギラヴァンツ北九州(勝ち点49)が15位カマタマーレ讃岐(勝ち点40)相手に逃げ切り、8位に上昇。残留を争う18位奈良クラブ(勝ち点33)は8位SC相模原(勝ち点50)に2-1の勝利を収め、残留に前進の14試合ぶり白星。すでにJ3優勝を決めている首位大宮アルディージャ(勝ち点83)は14位FC琉球(勝ち点46)との一戦をドローで終えている。 ◆明治安田J3第36節 ▽11/10(日) ガイナーレ鳥取 0-5 FC今治 ツエーゲン金沢 1-2 福島ユナイテッドFC SC相模原 1-2 奈良クラブ カマタマーレ讃岐 1-2 ギラヴァンツ北九州 アスルクラロ沼津 1-2 テゲバジャーロ宮崎 カターレ富山 2-2 FC岐阜 FC琉球 1-1 大宮アルディージャ ▽11/9(土) FC大阪 5-0 Y.S.C.C.横浜 いわてグルージャ盛岡 1-6 松本山雅FC AC長野パルセイロ 0-1 ヴァンラーレ八戸 2024.11.10 19:36 Sun4
強すぎ大宮、8戦連続クリーンシートでPO圏の北九州に3発快勝…2位・今治はドロー、6位・金沢は敗戦でPO圏争いが混沌【明治安田J3第28節】
14日、明治安田J3リーグ第28節の7試合が各地で行われた。 首位を独走する大宮アルディージャ(勝ち点63)は昇格プレーオフ圏内の5位・ギラヴァンツ北九州(勝ち点42)を迎えた。 この試合に勝利すれば20勝目となる大宮。直近7試合は負けなしで5勝2分け。全て無失点と圧倒的なパフォーマンス。11日にはおよそ15分の試合をAC長野パルセイロと戦い、疑惑のゴール取り消しもあったなか0-0で終えていた。 上位対決となった試合。開始2分、右から茂木力也がクロスを入れると、ファーサイドで石川俊輝が合わせるもゴールならず。北九州は6分、ボックス内でパスを受けた永井龍が切り返しからシュート。枠に飛ぶが、Gk笠原昂史が横っ飛びでゴールを許さない。 北九州は28分にもビッグチャンス。ボックス左から乾貴哉がクロスを入れると、永井がダイレクトシュート。しかし、GK笠原が再び立ちはだかり、鋭い反応でセーブする。 守護神の活躍もありゴールを許さなかった大宮は、終盤にかけて北九州ゴールに迫ることに。杉本健勇、アルトゥール・シルバとゴールに迫るがネットは揺れない。それでも、43分にスコアを動かす。北九州のCKを大きくクリアすると、相手のトラップミスを見逃さなかった泉柊椰がボールを奪いスルーパス。これをオリオラ・サンデーが運んでシュート。これはGK田中悠也がセーブするも、跳ね返りを泉が蹴り込んだ。 粘りを見せて先制した大宮。後半早々もアルトゥール・シルバのヘッドが決まりかけたが追加点を奪えず。北九州も攻め込んでくるが、堅い大宮の守備の前にゴールを奪えない。すると大宮は86分、左CKから小島幹敏がクロスを上げると、U-19日本代表の市原吏音がヘッドで合わせて追加点。さらに後半アディショナルタイムにはファビアン・ゴンザレスがカウンターから倒されるも粘ると、逆サイドに展開すると関口凱心がボックス内から蹴り込みプロ初ゴール。3-0で大宮が勝利を収め、無敗を「8」とし、無失点も継続した。 2位のFC今治(勝ち点52)は、10位の松本山雅FC(勝ち点38)と対戦。首位の大宮の背中は遠いものの、プレーオフ圏は近い今治はしっかりと勝利したいところだった。 試合は開始13分に米原秀亮がネットを揺らして松本が先制。しかし、19分にウェズレイ・タンキがゴールを決め、今治が追いつく。しかし、その後にゴールは生まれず、1-1のドロー。どちらにとっても手痛い引き分けとなった。 3位のカターレ富山(勝ち点46)はホームに17位Y.S.C.C.横浜(勝ち点27)を迎えた一戦。試合は予想外の打ち合いとなり、富山が8分に安光将作のゴールで先制すると、後半にも吉平翼、マテウス・レイリアのゴールで3-0とする。しかし、62分にYS横浜は菊谷篤資のゴールで1点を返すと、64分に奥村晃司もゴールを決めて1点差に。それでも富山がリードを守り切り勝ち点を49に伸ばして2位に迫った。 また、PO圏内の6位・ツエーゲン金沢(勝ち点41)は、16位・カマタマーレ讃岐(勝ち点28)と対戦し、1-3の惨敗。15日に試合のある、7位・福島ユナイテッドFC、8位・FC琉球、9位・FC大阪は勝利すればPO圏に入ることとなる。 ◆明治安田J3リーグ第28節 ▽9/14(土) いわてグルージャ盛岡 1-2 ヴァンラーレ八戸 FC岐阜 1-2 SC相模原 カターレ富山 3-2 Y.S.C.C.横浜 ツエーゲン金沢 1-3 カマタマーレ讃岐 大宮アルディージャ 3-0 ギラヴァンツ北九州 AC長野パルセイロ 1-1 奈良クラブ FC今治 1-1 松本山雅FC ▽9/15(日) 福島ユナイテッドFC vs ガイナーレ鳥取 アスルクラロ沼津 vs FC大阪 テゲバジャーロ宮崎 vs FC琉球 <span class="paragraph-title">【動画】大宮のU-19日本代表DF市原吏音が豪快ヘッド!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> を観るなら <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a>!<a href="https://t.co/gfOE3csFK8">https://t.co/gfOE3csFK8</a><a href="https://t.co/nYFK1whmLx">pic.twitter.com/nYFK1whmLx</a></p>— 大宮アルディージャ (@Ardija_Official) <a href="https://twitter.com/Ardija_Official/status/1834939556329931054?ref_src=twsrc%5Etfw">September 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.14 22:15 Sat5