【J1ピックアッププレビュー】J屈指の矛盾対決! 生き残りを懸けた“神奈川ダービー”《川崎Fvs横浜FM》
2017.09.08 18:00 Fri
▽明治安田生命J1リーグ第25節は代表ウィーク明けのリーグ再開戦。注目カードは、3位の川崎フロンターレが2位の横浜F・マリノスを本拠地・等々力陸上競技場に迎える9日の“神奈川ダービー”だ。
◆首位追撃か 一気後退か
▽リーグ戦での対決が今回で28回目を迎える“神奈川ダービー”。ここまでの対戦成績は、川崎Fの11勝、横浜FMの12勝、4つの引き分けと横浜FMが1つリードしている。今シーズンは、ここまで13勝7分け4敗で勝ち点46を積み重ねている3位の川崎フロンターレに対し、横浜FMは14勝5分け5敗で勝ち点47と1ポイント差で2位につけている。
▽加えて、両チームの状況は最高潮だ。川崎Fはリーグ戦だけでなく、YBCルヴァンカップとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)、天皇杯で勝ち残っている。8月はリーグ戦5試合を3勝2分け、ACL準々決勝1sレグの浦和レッズ戦を3-1で勝利、ルヴァンカップ準々決勝のFC東京戦を2連勝で終え、公式戦8試合を無敗で乗り切った。
▽一方の横浜FMは、5月14日の第11節からリーグ戦14戦無敗を継続。14試合を10勝4分け、さらにここ5試合連続で無失点と勝ち点を積み上げ、2位に浮上した。
▽現在、首位を走る鹿島アントラーズは勝ち点52。勝ち点差「6」で追いかける川崎Fと勝ち点差「5」で追いかける横浜FMにとって、この一戦での勝敗が優勝争いを左右。敗れれば、一気に後退することになる。6日時点でチケットは完売。激戦は必至だ。
▽両者の前回対戦は、6月4日に日産スタジアムで行われた第14節。無敗街道をスタートさせていた横浜FMが、リーグ戦3連勝中の川崎Fをホームに迎えた。前半から川崎Fが攻勢に出たものの、横浜FMが粘り強いディフェンスで決定機を作らせず。スコアが動かないまま試合は進むと、53分にFWウーゴ・ヴィエイラ、84分にMFマルティノスのラストパスを受けたFW富樫敬真がダメ押しとなるループシュートを決めて、横浜FMが2-0で勝利した。
◆公式戦5戦14発の矛〜川崎フロンターレ〜
▽前節のヴァンフォーレ甲府戦は、一時逆転を許すも土壇場に追いつき2-2のドロー。2位浮上のチャンスを逃していた。それでも、ACLの浦和戦から中2日だったことを考えれば、敗戦濃厚の試合で勝ち点1を持ち帰れたことは大きい。また、ルヴァンカップ準々決勝のFC東京戦では、1stレグを2-0、2ndレグを5-1で大勝。第23節の北海道コンサドーレ札幌戦(○2-1)を含めれば、直近の公式戦5試合で14得点と爆発力のある攻撃陣が好調を維持している。
▽今節の相手は、リーグ最少失点を誇る横浜FMだけに、一筋縄ではいかないだろう。しかし、悲願の初タイトルを目指す川崎Fにとっては、乗り越えておかなくてはいけない壁でもある。無得点に終わった前回対戦の雪辱を果たし、前節逃した2位浮上を決めたい。
◆リーグ戦5戦無傷の盾〜横浜F・マリノス〜
▽前節のFC東京戦では、持ち前のディフェンスで相手の攻撃を凌ぎながら、終盤にチーム得点王のFWウーゴ・ヴィエイラがゴールを決めて完封勝利。リーグ戦14試合負けなしで5位から2位に浮上した。また、24試合を終えてここまで17失点と堅守を存分に発揮。さらに、直近のリーグ戦で5試合連続無失点と鉄壁と呼ぶに相応しい戦いを見せている。
▽しかし、ここまで走ってきた不敗街道には、上位クラブとの対戦が少なかったことも事実。その意味でも高い攻撃力を誇る川崎Fは、真価を試すにはうってつけの相手だ。この先は上位との対戦が控えているだけに、ライバル相手にダブルを達成し、2004年以来のリーグ優勝に向けて自信を確信に変えていきたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、エドゥアルド・ネット
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽ルヴァンカップのFC東京戦で用いた3バックシステムから従来のシステムに戻すと予想。ダブルボランチの一角は、前回対戦時、負傷欠場していたMF大島僚太が務める。右サイドハーフには、出色の存在になりつつあるMF家長昭博が入るだろう。
◆横浜F・マリノス[4-2-3-1]
DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:喜田拓也、扇原貴宏
MF:マルティノス、天野純、齋藤学
FW:ウーゴ・ヴィエイラ
監督:エリク・モンバエルツ
▽横浜FMは常用の[4-2-3-1]。休養も十分なため万全な状態で臨むことになりそうだ。ただ、ロシア・ワールドカップ最終予選を戦ったオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクのコンディション次第では、CBに変更があるかもしれない。1トップには前回対戦時にもゴールを挙げた好調のウーゴ・ヴィエイラを配置すると予想する。
【注目選手】
◆MF阿部浩之(川崎フロンターレ)
◆DF中澤佑二(横浜F・マリノス)
◆首位追撃か 一気後退か
▽リーグ戦での対決が今回で28回目を迎える“神奈川ダービー”。ここまでの対戦成績は、川崎Fの11勝、横浜FMの12勝、4つの引き分けと横浜FMが1つリードしている。今シーズンは、ここまで13勝7分け4敗で勝ち点46を積み重ねている3位の川崎フロンターレに対し、横浜FMは14勝5分け5敗で勝ち点47と1ポイント差で2位につけている。
▽一方の横浜FMは、5月14日の第11節からリーグ戦14戦無敗を継続。14試合を10勝4分け、さらにここ5試合連続で無失点と勝ち点を積み上げ、2位に浮上した。
▽現在、首位を走る鹿島アントラーズは勝ち点52。勝ち点差「6」で追いかける川崎Fと勝ち点差「5」で追いかける横浜FMにとって、この一戦での勝敗が優勝争いを左右。敗れれば、一気に後退することになる。6日時点でチケットは完売。激戦は必至だ。
◆前回対戦は横浜FMの快勝
▽両者の前回対戦は、6月4日に日産スタジアムで行われた第14節。無敗街道をスタートさせていた横浜FMが、リーグ戦3連勝中の川崎Fをホームに迎えた。前半から川崎Fが攻勢に出たものの、横浜FMが粘り強いディフェンスで決定機を作らせず。スコアが動かないまま試合は進むと、53分にFWウーゴ・ヴィエイラ、84分にMFマルティノスのラストパスを受けたFW富樫敬真がダメ押しとなるループシュートを決めて、横浜FMが2-0で勝利した。
◆公式戦5戦14発の矛〜川崎フロンターレ〜
▽前節のヴァンフォーレ甲府戦は、一時逆転を許すも土壇場に追いつき2-2のドロー。2位浮上のチャンスを逃していた。それでも、ACLの浦和戦から中2日だったことを考えれば、敗戦濃厚の試合で勝ち点1を持ち帰れたことは大きい。また、ルヴァンカップ準々決勝のFC東京戦では、1stレグを2-0、2ndレグを5-1で大勝。第23節の北海道コンサドーレ札幌戦(○2-1)を含めれば、直近の公式戦5試合で14得点と爆発力のある攻撃陣が好調を維持している。
▽今節の相手は、リーグ最少失点を誇る横浜FMだけに、一筋縄ではいかないだろう。しかし、悲願の初タイトルを目指す川崎Fにとっては、乗り越えておかなくてはいけない壁でもある。無得点に終わった前回対戦の雪辱を果たし、前節逃した2位浮上を決めたい。
◆リーグ戦5戦無傷の盾〜横浜F・マリノス〜
▽前節のFC東京戦では、持ち前のディフェンスで相手の攻撃を凌ぎながら、終盤にチーム得点王のFWウーゴ・ヴィエイラがゴールを決めて完封勝利。リーグ戦14試合負けなしで5位から2位に浮上した。また、24試合を終えてここまで17失点と堅守を存分に発揮。さらに、直近のリーグ戦で5試合連続無失点と鉄壁と呼ぶに相応しい戦いを見せている。
▽しかし、ここまで走ってきた不敗街道には、上位クラブとの対戦が少なかったことも事実。その意味でも高い攻撃力を誇る川崎Fは、真価を試すにはうってつけの相手だ。この先は上位との対戦が控えているだけに、ライバル相手にダブルを達成し、2004年以来のリーグ優勝に向けて自信を確信に変えていきたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、エドゥアルド・ネット
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽ルヴァンカップのFC東京戦で用いた3バックシステムから従来のシステムに戻すと予想。ダブルボランチの一角は、前回対戦時、負傷欠場していたMF大島僚太が務める。右サイドハーフには、出色の存在になりつつあるMF家長昭博が入るだろう。
◆横浜F・マリノス[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:飯倉大樹DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:喜田拓也、扇原貴宏
MF:マルティノス、天野純、齋藤学
FW:ウーゴ・ヴィエイラ
監督:エリク・モンバエルツ
▽横浜FMは常用の[4-2-3-1]。休養も十分なため万全な状態で臨むことになりそうだ。ただ、ロシア・ワールドカップ最終予選を戦ったオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクのコンディション次第では、CBに変更があるかもしれない。1トップには前回対戦時にもゴールを挙げた好調のウーゴ・ヴィエイラを配置すると予想する。
【注目選手】
◆MF阿部浩之(川崎フロンターレ)
(C)J.LEAGUE PHO-TOS
▽川崎FのキープレーヤーにはMF阿部浩之をチョイスする。直近のルヴァンカップでは、プロ入り初のハットトリックを達成。持ち前のハードワークで横浜FMを機能不全に陥れ、先制点のキッカケとなって堅守にヒビを入れたい。公式戦連発にも期待が懸かる。◆DF中澤佑二(横浜F・マリノス)
(C)J.LEAGUE PHO-TOS
▽15試合連続無敗のカギを握るのはDF中澤佑二だ。衰え知らずのディフェンスでDFミロシュ・デゲネクと共に川崎Fの攻撃を封殺し、攻撃陣をサポートしたい。6試合連続無失点の行方にも注目だ。
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