マルシャルがヴォルフスブルクでプレー?
2017.07.20 19:43 Thu
▽マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表FWアントニー・マルシャル(21)が今季、ヴォルフスブルクでプレーするかもしれない。ドイツ『キッカー』が伝えている。
▽2015年夏にモナコからユナイテッド入りしたマルシャルは、ルイス・ファン・ハール政権下の初年度こそインパクトを残したが、ジョゼ・モウリーニョ監督が就任した2016-17シーズンはパフォーマンスを落とした。リーグ戦では25試合に出場したものの、フル出場は7度のみ。ゴール数も「4」と、2015-16シーズンには11ゴールを挙げていたことと比較しても物足りなさが残った。
▽モウリーニョ監督の信頼を勝ち取れなかったマルシャルは、今夏に移籍する可能性が伝えられている。アーセナルやインテルからの関心が伝えられる中、ヴォルフスブルクもここに割って入ったようだ。
▽『キッカー』によると、マルシャルのレンタル移籍を望むヴォルフスブルクは、スポーツ・ディレクターを務めるオラフ・レーブ氏がすでに選手とコンタクトを取っているという。また、同メディアの推測からすると、ヴォルフスブルクがマルシャル争奪戦で一歩リードしているようだ。
▽2015年夏にモナコからユナイテッド入りしたマルシャルは、ルイス・ファン・ハール政権下の初年度こそインパクトを残したが、ジョゼ・モウリーニョ監督が就任した2016-17シーズンはパフォーマンスを落とした。リーグ戦では25試合に出場したものの、フル出場は7度のみ。ゴール数も「4」と、2015-16シーズンには11ゴールを挙げていたことと比較しても物足りなさが残った。
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ヴォルフスブルクは8日、U-20ドイツ代表DFティム・ジールスレーベン(20)とプロ契約を締結したことを発表した。契約期間は2024年6月30日までとなる。 プロ契約を結んだジールスレーベンは、公式サイトで以下のように喜びを語っている。 「とても嬉しいし、正直なところ少し誇らしく思っている。クラブから信頼されていることを本当に嬉しく感じている。僕はここでとても居心地がよく過ごせている。今回の契約を刺激として、これからもクラブのために頑張るよ」 16歳の頃に1.FCマグデブルクからヴォルフスブルクの下部組織に加入したジールスレーベンは、U-17、U-19、ヴォルフスブルクⅡと順調に昇格を重ねていた。また、トップデビューは飾っていないものの、今シーズンは公式戦10試合にベンチ入りしていた。 また、U-16から世代別のドイツ代表も経験しており、現在はU-20ドイツ代表でプレーしている。 2020.12.09 01:30 Wed4
マスクなし、密な環境でダンスに水タバコ…コロナ禍でパーティに参加のヴォルフスブルク2選手が処分
ヴォルフスブルクは12日、アメリカ代表DFジョン・アンソニー・ブルックスとクロアチア代表DFマリン・ポングラチッチの2選手に対して処分を下すことを発表した。 今回処分を受けることとなったブルックスとポングラチッチは、コロナ禍において、大勢の男女がいるプライベートアパートでパーティを行なっていたとのこと。その動画が写真や動画を共有できるアプリ『Snapchat』上に流出しているとドイツ『ビルト』が報じていた。 報道によれば、両選手はマスクもせず、ソーシャル・ディスタンスも取っておらず、大音量で音楽が流れる部屋で踊ったり、シーシャパイプ(水タバコ)を吸う姿も動画に収まっていたとのことだ。 このパーティは6日のホッフェンハイム戦後に撮影されたと言われているが、その証拠はない。 しかし、この行為はコロナ禍においては重大なガイドライン違反となる。 ヴォルフスブルクはこの報道を受けて声明を発表。両選手が事実を認めて謝罪したことを報告。処分を下したと発表した。 「『ビルト』が報道しているように、2人のヴォルフスブルクの選手がコロナのガイドラインに違反したパーティに参加していたと言われている」 「ヴォルフスブルクは、すでに認識し、クラブ内でこの件を対応しています。問題の選手はクラブの経営陣と話し、不正行為について心からそして、信頼できる形で謝罪をしました」 「罰金を科され、社会福祉サービスも行います。保健部門とDFL(ドイツサッカーリーグ機構)はクラブから情報を得ています」 2021.03.12 21:45 Fri5
