ベイル3戦連発のウェールズがロシアに完勝! グループ首位で初の決勝T進出!《ユーロ2016》
2016.06.21 05:55 Tue
▽ユーロ2016グループB第3節のロシア代表vsウェールズ代表が20日にスタッド・ムニシパルで行われ、ウェールズが3-0で快勝した。この結果、ウェールズの首位通過およびロシアのグループステージ敗退が決定した。
▽ここまで1分け1敗とグループBで唯一勝利のない最下位のロシアだが、今回の最終節に勝利できれば、逆転での決勝トーナメント進出の可能性が残る。この重要な一戦に向けてスルツキー監督は、直近のスロバキア代表戦から先発4人を変更。スロバキア戦で同点ゴールを奪ったグルシャコフが、重鎮シロコフやママエフ、ドミトリ・コンバロフと共に起用された。
▽一方、第2戦でイングランド代表との“バトル・オブ・ブリテン”で逆転負けを喫したウェールズだが、ここまで1勝1敗の2位に付けており、今節の勝利によって自力での決勝トーナメント進出が決定する。この一戦に向けてはイングランド戦からメンバー1人を変更。FKから2試合連続ゴール中のベイルの2トップの相棒にボークスが入り、負傷交代のレドリーも引き続きアンカーで起用された。
▽開始直後に右サイドからカットインしたベイルが強烈な左足のシュートを放つなど、積極的な入りを見せたウェールズは、サイドと中盤での主導権争いをモノにしていく。すると11分、ハーフウェイライン付近で相手の縦パスを跳ね返したボールがジョー・アレンに渡る。そして、ジョー・アレンが相手の高い最終ライン裏にスルーパスを送ると、これに抜け出したラムジーが飛び出したGKの頭上を抜くチップキックで無人のゴールへ流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したウェールズは、ボークスのポストワークを軸にベイルやジョー・アレン、ラムジーがバイタルエリアで自由を謳歌して再三の決定機に絡む。20分にはカウンターから中央を持ち上がったベイルが、左サイドをオーバーラップしてきたテイラーにスルーパス。テイラーはオフサイドの位置にいたものの、パスがDFシロコフの足に当たっていたためオンサイドとなり、一度はGKのセーブに遭ったものの2度目のシュートをきっちり流し込んだ。
▽前半終盤にかけても前がかりな相手に対して、効果的なカウンターを仕掛けていくウェールズは、オープンスペースでベイルやラムジー、ジョー・アレンが自慢の個人技を披露。33分にはラムジーのミドルシュート、40分には圧巻のドリブルでボックス内まで運んだベイルが際どいシュートを放つも、前半のうちに試合を決める3点目を奪うことはできなかった。
▽迎えた後半、2点ビハインドを追うロシアはハーフタイム明けにヴァシリ・ベレズツキを下げて双子の弟のアレクセイ・ベレズツキ、52分にシロコフを下げてゴロビンを投入。選手交代で流れを変えに行くが、前半同様にジューバ頼みの攻撃は機能しない。
▽一方、後半も立ち上がりから主導権を握るウェールズは、ベイルが3戦連発の懸かる直接FKでゴールに迫るなど、良い形で試合を進めていく。すると67分、ジョー・アレンからパスを受けたバイタルエリアのラムジーが右足アウトにかけたラストパスをゴール前のスペースに送る。中央でオフサイドポジションのボークスをファーから追い越したベイルが左足アウトにかけたチップキックでGKとの一対一を制した。
▽ベイルの3試合連続ゴールで試合を決定付けたウェールズは、ジョー・アレンと殊勲のベイルを下げて試合をクローズにかかる。85分にはママエフの左クロスからジューバに決定機を許すも、このシュートは枠を外れた。
▽エースのベイルやラムジーの活躍でロシア相手に3-0の完勝を収めたウェールズは、同時刻に行われた試合でイングランドが引き分けたため、グループB首位で初の決勝トーナメント進出を決めた。一方、敗れたロシアは未勝利でグループステージ敗退となった。
▽ここまで1分け1敗とグループBで唯一勝利のない最下位のロシアだが、今回の最終節に勝利できれば、逆転での決勝トーナメント進出の可能性が残る。この重要な一戦に向けてスルツキー監督は、直近のスロバキア代表戦から先発4人を変更。スロバキア戦で同点ゴールを奪ったグルシャコフが、重鎮シロコフやママエフ、ドミトリ・コンバロフと共に起用された。
▽一方、第2戦でイングランド代表との“バトル・オブ・ブリテン”で逆転負けを喫したウェールズだが、ここまで1勝1敗の2位に付けており、今節の勝利によって自力での決勝トーナメント進出が決定する。この一戦に向けてはイングランド戦からメンバー1人を変更。FKから2試合連続ゴール中のベイルの2トップの相棒にボークスが入り、負傷交代のレドリーも引き続きアンカーで起用された。
▽幸先良く先制に成功したウェールズは、ボークスのポストワークを軸にベイルやジョー・アレン、ラムジーがバイタルエリアで自由を謳歌して再三の決定機に絡む。20分にはカウンターから中央を持ち上がったベイルが、左サイドをオーバーラップしてきたテイラーにスルーパス。テイラーはオフサイドの位置にいたものの、パスがDFシロコフの足に当たっていたためオンサイドとなり、一度はGKのセーブに遭ったものの2度目のシュートをきっちり流し込んだ。
▽緩慢なプレーに加え、やや不運な形から失点を重ねたロシアは、すぐさま反撃を開始。地上戦、空中戦のいずれでも五分以上の勝率を誇るジューバをシンプルに使いながらゴールを目指すが、27分に相手のクリアミスを突いたジューバの抜け出しはGKヘネシーの好守に阻まれた。
▽前半終盤にかけても前がかりな相手に対して、効果的なカウンターを仕掛けていくウェールズは、オープンスペースでベイルやラムジー、ジョー・アレンが自慢の個人技を披露。33分にはラムジーのミドルシュート、40分には圧巻のドリブルでボックス内まで運んだベイルが際どいシュートを放つも、前半のうちに試合を決める3点目を奪うことはできなかった。
▽迎えた後半、2点ビハインドを追うロシアはハーフタイム明けにヴァシリ・ベレズツキを下げて双子の弟のアレクセイ・ベレズツキ、52分にシロコフを下げてゴロビンを投入。選手交代で流れを変えに行くが、前半同様にジューバ頼みの攻撃は機能しない。
▽一方、後半も立ち上がりから主導権を握るウェールズは、ベイルが3戦連発の懸かる直接FKでゴールに迫るなど、良い形で試合を進めていく。すると67分、ジョー・アレンからパスを受けたバイタルエリアのラムジーが右足アウトにかけたラストパスをゴール前のスペースに送る。中央でオフサイドポジションのボークスをファーから追い越したベイルが左足アウトにかけたチップキックでGKとの一対一を制した。
▽ベイルの3試合連続ゴールで試合を決定付けたウェールズは、ジョー・アレンと殊勲のベイルを下げて試合をクローズにかかる。85分にはママエフの左クロスからジューバに決定機を許すも、このシュートは枠を外れた。
▽エースのベイルやラムジーの活躍でロシア相手に3-0の完勝を収めたウェールズは、同時刻に行われた試合でイングランドが引き分けたため、グループB首位で初の決勝トーナメント進出を決めた。一方、敗れたロシアは未勝利でグループステージ敗退となった。
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