絶不調の2位リヨンが公式戦3連敗… 敵地で快勝のモンペリエが3連勝!《リーグ・アン》

▽リーグ・アン第15節のリヨンvsモンペリエが27日に行われ、アウェイのモンペリエが4-2で勝利した。

▽ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)でヘントに敗れたリヨンは、最終節を残してグループ最下位が決定。現在、公式戦2連敗中のチームは、直近5試合で3勝2分けと好調を継続する14位のモンペリエをホームに迎え、連敗ストップを狙った。

▽ヘント戦から中2日と疲労の目立つリヨンは、立ち上がりからモンペリエの圧力に晒される。すると、本職が守備的MFながらセンターバックで起用されたキャプテンのゴナロンが続けざまに失点に絡んでしまう。
▽まずは8分、左サイドでルシヨンが入れた高速クロスをクリアしようとしたゴナロンが、これを自陣のゴールネットに突き刺してしまう。さらに11分にはレミのフィードに反応したニンガに振り切られると、ニンガにGKの股間を抜くシュートを決められた。

▽ホームで瞬く間に2点を献上したリヨンだったが、2失点目直後の14分に1点を返す。ヴァルブエナの右CKの場面でボーヴュの強烈なヘディングシュートが相手GKに弾かれるも、この跳ね返りをラカゼットが頭で押し込んだ。▽前半半ばから終盤にかけては鋭いカウンターの応酬となる。その流れの中でよりゴールに近づいたのはアウェイのモンペリエだった。23分にはブライアン・ダボ、31分にはニンガがGKと一対一の場面を迎えるが、ここはGKアントニー・ロペスの続けざまのビッグセーブで凌いだ。ハーフタイム直前にはヴァルブエナのFKからオフサイドラインをかい潜ったフェッリがゴールネットを揺らすも、ここは副審の微妙な判定でオフサイドとなり、リヨンは1点ビハインドで試合を折り返した。

▽早い時間帯に追いつきたいリヨンだったが、後半開始直後の3分に信じられないミスから3点目を許す。自陣右サイドでボールを持ったラファエウが不用意に中央へ横パスを出すと、これをルシヨンにカットされる。ルシヨンの突破はGKが懸命に阻止するも、こぼれ球をニンガに決められた。

▽何とか流れを変えたいリヨンは50分、ヴァルブエナをベンチに下げて長期離脱明けで今シーズンの公式戦初出場となるグルニエを投入。さらにボーヴュに代えて若手のM・コルネをピッチに送り出した。

▽だが、連戦の影響で時間の経過とともに運動量が著しく落ちたリヨンは、モンペリエの鋭いカウンターから再三のピンチを招くと、80分に途中出場のカマラに試合を決定付ける4点目を奪われてしまう。その後、途中出場のゲザルの見事な直接FKで1点を返したリヨンだったが、2-4で敗戦。ホームでスコア以上の内容で惨敗したリヨンは、厳しい公式戦3連敗。一方、敵地で2位リヨンを撃破したモンペリエは、リーグ戦3連勝を飾った。