ポーランド、レヴァンドフスキの決勝弾でアイルランドとの激闘を制し、3大会連続の本選進出《ユーロ2016予選》

2015.10.12 05:59 Mon
▽ユーロ2016予選グループD最終節のポーランドvsアイルランドが、11日にワルシャワ国立競技場で開催され、ホームのポーランドが2-1で勝利。3大会連続の本選出場を決めた。
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▽前節、レヴァンドフスキの土壇場同点弾で4位スコットランド(勝ち点12)のプレーオフ行きの望みを絶ったポーランドだが、同節で首位のドイツ代表(勝ち点19)がアイルランドに敗れたため、本選行きの行方は最終節の直接対決に委ねられることになった。勝利か1失点以内のドローでストレートインが決定するポーランドは、エースのレヴァンドフスキら主力メンバーを起用した。▽一方、世界王者ドイツを相手に金星を挙げて勢いに乗るアイルランドは、ポーランドのホームに乗り込んだ一戦で勝利か2点以上を奪ってのドローで本選出場が決定。ドイツ戦で負傷交代したベテランGKギブンを除く現状のベストメンバーで難敵撃破を狙った。
▽本選出場の懸かる重要な一戦は、互いに慎重な入りを見せた。それでも、時間の経過と共にピシュチェクとオルコウスキの右サイドに活路を見いだしたポーランドが攻勢に転じる。すると13分、右CKの場面でのサインプレーからボックス手前でグロシツキーのマイナスの折り返しを受けたクリホヴィアクがワントラップからゴール前の密集をすり抜けるシュートをゴール左隅に決めた。

▽敵地で先制を許したアイルランドだったがすぐさま同点に追いつく。16分、ペナルティエリアぎりぎりの位置で相手DFパズダンのハイキックを受けたロングがPKを獲得。これをウォルタースが冷静にゴール右隅へ決めた。
▽試合が振り出しに戻って以降は、ボールを保持して押し込むポーランドと堅守速攻のアイルランドという構図の下、拮抗した展開が続く。ややビルドアップの場面で苦戦したポーランドだったが、アタッキングサードまでボールを運ぶと前線のアイデアを生かした仕掛けから何度もゴールに迫った。

▽このまま1-1のままハーフタイム突入と思われた前半終了間際にホームチームの頼れるエースが勝ち越しゴールをもたらす。42分、後方からのフィードに反応したオルコウスキがボックス右でタメを作ってマチニスキにマイナスのパスを送る。これを受けたマチニフスキが柔らかなクロスを上げると、最後はレヴァンドフスキが豪快なダイビングヘッドで合わせた。

▽ポーランドの1点リードで迎えた後半、最初のチャンスはアイルランドに訪れる。51分、ボックス手前右で前を向いたウィーランが強烈なシュートを放つが、これはGKファビアンスキのセーブに阻まれた。さらに攻勢に出たいアイルランドだったが、56分にグリクのタックルを受けたロングが負傷し、キーンとの交代を強いられた。

▽後半もボールを保持して優勢に試合を運ぶポーランドは、65分に追加点のチャンスを迎える。レヴァンドフスキのポストプレーを起点にゴール前に抜け出したグロシツキーにGKと一対一のチャンスが訪れるも、ここはGKランドルフのビッグセーブに阻まれた。

▽その後も拮抗した展開が続く中、81分にアイルランドに絶好の同点機。セットプレーの流れからボックス右でマクギーディが入れたクロスをゴール前のキーオがヘディングシュート。だが、枠を捉えたこのシュートはGKファビアンスキのビッグセーブに阻まれた。

▽試合終盤にかけても白熱の攻防が繰り広げられたこの試合だったが、後半終了間際にオシェイが2枚目の警告を受けて退場となった影響もあって、ホームのポーランドがこのまま逃げ切りに成功した。

▽エースの活躍でアイルランドとの直接対決を制したポーランドが、ドイツ代表と共に3大会連続の本選進出を決めた。一方、敵地で敗れたアイルランドは、3位でプレーオフに回ることになった。

▽また、同日行われたジブラルタルvsスコットランドは、アウェイのスコットランドが、6-0で勝利。スコットランドは、共に2ゴールを奪ったネイスミスとS・フレッシャーの活躍でグループ最終節を大勝で飾った。

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