ラージョ、デポルに超攻撃サッカーを封じられ3失点完敗《リーガエスパニョーラ》

2015.09.15 07:30 Tue
14日のリーガエスパニョーラ第3節、バジェカスでのラージョ・バジェカーノvsデポルティボは3-1でデポルの勝利に終わった。

ラージョのウルトラス"ブカネロス"が、月曜の試合開催に反対して応援ゾーンから姿を消したバジェカス。ラージョは試合開始から、パコ・ヘメス監督の信条である超攻撃サッカーを披露しようとするも、ビクトール監督率いるデポルが仕掛けた前線からのプレッシングによって自由を奪われてしまう。

そしてラージョを最終ラインから抑え込んだデポルが、7分に先制点を獲得。左サイドを突破したルイス・アルベルトの折り返しから、ボルヘスがヘディングシュートでネットを揺らした。
ビハインドを負ったラージョはボールこそ保持するものの、デポルの組織的な守備を前に攻撃を構築できない。それでも27分、ペナルティーエリアに送られた縦パスからエベルトが意表を突くスルーを見せてデポル守備陣を怯ませると、エンバルバがGKルクスと1対1を制して一時同点に追い付くことに成功。だが、その1分後には守備陣の連係ミスからルイス・アルベルトのシュートを許して、再び1点差とされた。

後半、攻勢を強めたいラージョだったが、一本調子のポゼッションサッカーはデポルの守備に跳ね返され続ける。すると61分、ラージョを古巣とするルーカス・ペレスの得点によってリードを広げられた。
ラージョで成長を遂げ、後に心のクラブであるデポルに加入したL・ペレスは、カウンターからペナルティーエリア内右に侵入。ラージョ時代の親友で、試合前に「君を相手に2点を決める」と話していたGKフアン・カルロスの守るゴールを右足のシュートで破った。なおL・ペレスは古巣への敬意のためにゴールを祝わうことなく、うつむきながらセンターサークルへと戻っている。

2点差とされたP・ヘメス監督は、左サイドバックのキニ、1トップのハビ・ゲラに代えてラス、マヌーチョと2人のアタッカーを投入する。3バックで猛攻を仕掛けようとしたが、76分には抗議をしたエベルトが2枚目のイエローカードを受けて万事休す。その後にはカウンターからデポルに何度も決定機をつくられ、打開策もないまま試合終了のホイッスルを迎えている。

ラージョは開幕からの成績が1分け2敗と、いまだ勝利なし。一方デポルは今季初勝利で、勝ち点を8に伸ばしている。

提供:goal.com

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