なでしこ、有吉&阪口弾でオランダを撃破! オーストラリアの待つ準々決勝へ《カナダ女子ワールドカップ2015》

▽日本時間24日にカナダ女子ワールドカップ2015・ラウンド16のなでしこジャパンvsオランダ女子代表が行われ、なでしこジャパンが2-1で勝利して準々決勝進出を決めた。

▽エクアドル女子代表戦で控えメンバーを起用したなでしこジャパンは、オランダ戦で主力が軒並み先発に復帰。川澄や熊谷、岩清水などが先発に復帰した一方で、澤はベンチスタートとなった。

▽連覇を目指すなでしこは前半、オランダの3トップを生かしたカウンターに攻め込まれるもこれをいなしていくと、10分に幸先良く先制する。
▽左サイドを攻略して宮間がクロスを供給すると、中央で大儀見がヘディングシュート。これはバーを直撃するが、相手選手がクリアし損ねたボールを有吉がグラウンダーのシュートでゴール左に突き刺した。

▽有吉の代表初ゴールでリードを奪ったなでしこは20分に宮間、21分に鮫島が絶好機を迎えたがこれをモノにできない。それでも、全体をコンパクトにしてオランダの3トップに簡単にボールを通させず。前半終了間際には、大野がフリーでヘディングシュートを放ってゴールを脅かし、リードを保って前半を終えた。▽交代なしで迎えたなでしこは後半、3トップをより生かした攻撃を仕掛けるオランダに押し込まれる。75分には左CKから波状攻撃を受けるが、GK海堀や阪口が粘り強い守備を見せてこれを防ぎ、その3分後に貴重な追加点を奪った。

▽78分、岩渕の縦パスを受けた大儀見がボックス内で走りこんできた宮間へヒールパスを送ると、なでしこのキャプテンはマイナスのパスを供給。これを岩渕がスルーし、待ち構えていた阪口が左足で見事なコントロールシュートをゴール左隅に突き刺した。

▽見事な連係で2点差としたなでしこは、80分に澤を投入して試合をコントロールしにかかる。終盤にはパワープレーを仕掛けたオランダにゴールを許すが、1点差を保って試合終了。オランダを下してオーストラリア女子代表の待つ準々決勝へ駒を進めた。なお、オーストラリア戦は日本時間28日午前5時に行われる。