1点を守り切ったイランが連勝 UAEと共に決勝T進出《アジアカップ2015》

▽アジアカップ2015のグループC第2節、カタール代表vsイラン代表が15日に行われ、イランが1-0で勝利を収めた。

▽試合は立ち上がりから拮抗した展開で推移する。その中でイランが先にチャンスを作り出した。23分、右サイドを突破したデヤガーの折り返しがボックス内のショジャエイに渡るが、ショジャエイは相手DFの素早い寄せに遭ってシュートまでいけなかった。

▽ハーフタイムにかけては、イランがボールを保持して敵陣に攻め込んでいく。40分には右CKからプーラリガンジがヘディングシュートを放つも、ゴールライン上で相手DFにクリアにされた。その後もチャンスを作ったイランだったが、ゴールを奪えずに前半を終える。
▽後半に入っても堅い試合展開が続いたが、イランは49分にボックス手前の好位置でFKを獲得。キッカーのネクナムが直接ゴールを狙うも、枠を捉えることができない。

▽チャンスを生かせないイランだったが、ようやく先制点を奪う。52分、テイムリアンのボール奪取から右サイドのデヤガーがボック中央にクロス。このボールを受けたアズムーンが巧みなターンで相手DFのマークを外し、ゴール左隅に右足でシュートを流し込んだ。▽20歳のストライカーのゴールで先制したイランだったが、そのアズムーンが負傷交代を余儀なくされ、代わりにエースのゴーチャンネハドが投入される。その後はバーレーンの攻勢に遭うが、自陣に引いてうまく対応し、1点のリードを守っていく。

▽このままではグループステージ敗退となるバーレーンはアディショナルタイム2分、ブディアフが決定的なヘディングシュートを放つが、オフサイドの判定。シュートも右ポストに跳ね返された。

▽結局、バーレーンはイランの堅守を崩し切れずに試合は終了。連勝を飾ったイランとUAEの決勝トーナメント進出が決まった。19日に行われる最終節では、イランとUAEがグループ首位通過を懸けて激突する。なお、日本は決勝トーナメントに進んだ場合、ベスト8でこの2チームのどちらかと対戦することになる。