本田や香川、岡崎を100点満点で採点~欧州のサムライ前半戦総括~
2014.12.24 06:31 Wed
・本田圭祐[ミラン]
採点:75点
◆序盤でゴール量産も9戦ゴールなし
▽トップチーム初指揮となるインザーギ新監督の下、ミラン栄光のNo10を背負う本田は6ゴールを決め、昨季急落した自身の評価を自らの実力で幾分か取り戻して見せた。昨季後半戦、救世主としての活躍を期待されて加入した本田は不慣れな右サイドでのプレーを強いられ、わずか1ゴールという不甲斐ない結果に終わった。インザーギ新監督の下でも[4-3-3]の右ウイングとしてプレーした本田だが、カウンターを基本戦術とするチームの中で攻守の切り替えを徹底しつつ、右サイドからゴール前に入り込む動きで得点に絡んだ。セリエA第7節ヴェローナ戦では自身初のドッピエッタ(2ゴールの意)を記録するなど、開幕から7試合で6ゴールと得点を量産。ただ、それ以降は相手のマークが厳しくなったこともあり、9試合ゴールから見放され、再び壁にぶち当たっている。
・長友佑都[インテル]
EL出場試合数:2 (先発:2)ゴール数:0
採点:40点
◆ケガとポジション変更
▽ケガに泣かされたシーズン前半戦となった。インテルの副キャプテンに任命された長友だったが、左足のひらめ筋を痛めて10月から約1カ月半戦列を離れると、復帰後も肩の脱臼で戦列を離れるなど、リーグ戦9試合の出場に留まった。さらにマッツァーリ体制2季目で迎えた新シーズンは、ドドの加入もあって長友はこれまでの左サイドから[3-5-2]の右サイドが定位置となった。フリーランでゴール前に侵入する動きからゴールを重ねた昨季から一転、このポジション変更の影響もあり、今季ここまでノーゴールと結果が出ていない。そんな中、チームは不振を受けてかつてセリエAを3連覇したマンチーニ監督を招へい。4バックにシステムが変わった中、現在は本職のサイドバックを主戦場とし、巻き返しを狙っている。
・香川真司[ドルトムント]
CL出場試合数:5(先発:4)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1
採点:40点
◆古巣の戦力になりきれず
▽出場機会を求めてマンチェスター・ユナイテッドから3年ぶりに古巣ドルトムントに復帰した香川。移籍後初試合となった第3節フライブルク戦で復帰ゴールを奪ったものの、その後は沈黙した。その原因としてポストプレーに難のある1トップの選手とうまく連動できず、香川が前を向いて仕掛けることができない状況が挙げられる。かつてチームをブンデス2連覇に導き、クロップ監督の寵愛を受けていた香川だが、最下位にチームが転落したことを契機に先発を外れ、その後はベンチスタートが続いている。何とかこの苦境を脱し、ドルトムントにとって欠かすことのできない戦力に返り咲くことを願うばかりだ。
・岡崎慎司[マインツ]
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1
採点:85点
◆フロックでないことを証明
▽昨季15ゴールを奪ったことがフロックでないことを証明している。チームはここ9試合勝利から見放されているものの、岡崎自身は少ないチャンスをモノにし、前半戦を終えた段階で得点ランク4位の8ゴールと奮闘。昨季のトゥヘル監督同様ヒュルマンド新体制下でも1トップを任されている岡崎は、周囲のサポートに恵まれない中、彼らしい泥臭いゴールを多く決め、残留争いに巻き込まれそうなチームを牽引している。
・内田篤人[シャルケ]
CL出場試合数:4(先発:3)ゴール数:0
採点:80点
◆ケガで出遅れも復帰後は躍動
▽右ヒザの負傷によって出遅れ、昨季後半戦を太ももの負傷によって棒に振った悪夢が蘇りかけたが、開幕から4試合を欠場した以降はフル稼働した。定位置の右サイドバックで攻守に質の高いプレーを披露し、開幕から勝利のなかったチームに白星をもたらし続けた。内田復帰後のシャルケは勝率を高め、リーグ戦では5位に浮上。また、CLでも決勝トーナメント進出と、申し分ない結果を残している。ケラー監督からディ・マッテオ監督に変わるドタバタ劇があったものの、3バックを採用し始めたチームの中でも内田は右ウイングバックとして、攻撃面でこれまで以上に顔を出すことでチームに貢献している。
・細貝萌[ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:16)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:50点
◆奮闘も結果出ず
▽昨季は恩師ルフカイ監督の下で輝いた細貝。今季も中盤守備的な位置でレギュラーとしてプレーしているものの、前線が定まらないこともあり守備を安定させることができていない。細貝自身はチームを支えるべく泥臭く奮闘しているが、守備に追われる状況が続き、存在感を示せていないのが実情だ。
・原口元気[ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガ出場試合数:10(先発:5)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:20点
◆欧州デビューも…
▽開幕戦で先発出場を果たし、2ゴールを演出する上々の欧州デビューを飾った原口だったが、その試合で肩を痛め躓いてしまった。3週間の離脱を経て復帰したものの、徐々にスタメンの機会を失っていった原口はサブが定位置となった。その後も途中出場のチャンスを得たものの得点に絡む仕事ができない状況が続いている。チームも不振から抜け出せず、移籍初年度から試練を迎えている。
・清武弘嗣[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:16)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:65点
◆ハノーファーで輝き取り戻す
▽2年を過ごしたニュルンベルクを、降格をキッカケに離れた清武。新天地に選んだのはロンドン五輪のチームメートでもある酒井宏が所属するハノーファーだった。加入当初は味方からのパスを引き出せず苦労していた清武だったが、第9節ドルトムント戦で決勝ゴールを決めたことによってチームメートの信頼を掴んだ。ここまで3ゴール3アシストと周囲の期待に応えている。ポゼッション志向のコルクト監督との愛称は良いだけに、得点力不足に悩むチームを救うゴールを後半戦も期待したい。
・酒井宏樹[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:16)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:60点
◆レギュラーキープも…
▽加入3年目も右サイドバックのレギュラーとしてプレーする酒井宏。ただチーム力の関係があるものの守備のタスクに追われ、持ち味である攻撃参加が相変わらず発揮できずにいる状況が続いている。最低限の仕事はしっかりと果たしているものの、後半戦ではチームに攻撃面でのオプションをもたらすべく積極的なオーバーラップを期待したいところだ。
・長谷部誠[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:17)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:70点
◆ベテランとしての役回り
▽降格したニュルンベルクを離れ、乾が所属するフランクルトに移籍した長谷部。残留を目標とするチームの中でベテランの域に達してきた長谷部は中盤の底を任され、主に守備を締める働きを敢行している。献身的にスペースを埋める、ボールホルダーにしっかり寄せるといった泥臭く目立たない仕事を遂行。判定を巡って審判に対し抗議するシーンも多々あり、精神的支柱としてもチームを鼓舞している。前半戦は全試合スタメン出場を果たした。
・乾貴士[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:16)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
採点:50点
◆シャーフ監督の寵愛を受けるも
▽昨季はノーゴールノーアシストと全く結果を出せなかった乾だったが、攻撃サッカーを掲げるシャーフ新監督の高い評価を受け、コンスタントに先発の機会を得た。ただ、1ゴール4アシストを記録したものの、アタッキングサードでのプレー精度に難を抱え、期待に応えたとは言い難い。チームは8位とまずまず結果を残していることからプレッシャーには晒されていないが、後半戦では前半戦以上にゴールに絡む働きが求められる。
・酒井高徳[シュツットガルト]
ブンデスリーガ出場試合数:14(先発:13)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:50点
◆一時はベンチも…
▽2007年にシュツットガルトをブンデス優勝に導いたフェー監督の下で迎えた新シーズン。両サイドバックをこなせる酒井高は開幕から左サイドバックのレギュラーとしてプレーした。しかし、成績不振を受けてフェー監督が辞任し、11月に就任したステーフェンス監督就任後は控えが続く。それでも、チームが最下位に転落して迎えた第16節ハンブルガーSV戦でスタメンのチャンスを得ると、チームの無失点勝利に貢献。後半戦も両サイドバックを器用にこなせる長所を生かしてチームを残留に導きたい。
・大迫勇也[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:6)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:30点
◆1部の壁
▽ここまで1ゴール2アシストと期待されたほどの結果は残せていない。主に1トップの後方で起用されている大迫だが、なかなか良い形で味方からパスをもらえず苦戦している状況だ。また、シュティーガー監督の信頼を勝ち取るには至らず、先発の機会自体も6試合と少ない。レギュラーの座を掴むには短い時間の中で結果を残すことが求められる。
・長澤和輝[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:5点
◆ケガで出遅れ…
▽昨季は10試合に出場してチームの昇格に貢献したものの、7月に左ヒザの内側じん帯を痛め、出遅れた。その影響もあり、今季は途中出場がわずかに1試合と厳しい状況が続いている。大迫以上に少ないチャンスをいかにモノにできるかが問われている。
・吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:8(先発:6)ゴール数:1
キャピタルワンカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:40点
◆控え要員も出場時にはアピール
▽ロブレンのリバプール移籍によってレギュラーポジションを掴めるかに思われたが、アトレティコ・マドリーからレンタルで加入したベルギー代表DFアルデルヴァイレルトの存在によって控えの状況が続いた。そんな中、味方の負傷によってマンチェスター・シティ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドとのビッグクラブ3連戦で出場のチャンスが巡ってきた。そして、いずれの試合でも吉田は及第点以上のプレーを見せたが、チームは3連敗を喫してしまった。チャンスをモノにしきれなかった吉田だったが、第17節エバートン戦で再び先発のチャンスを得ると今季初ゴールを決め、クーマン監督へのアピールに成功している。
・ハーフナー・マイク[コルドバ]
リーガエスパニョーラ出場試合数:5(先発:4)
コパ・デル・レイ出場試合数:0
採点:10点
◆期待はずれ
▽これまで幾人もの日本人選手が阻まれてきたリーガでの活躍を夢見て移籍してきたハーフナーだったが、敢えなく屈してしまった。開幕から4試合連続で先発の機会を得たものの、得点は当然ながらゴールに絡む仕事もこなせなかった。開幕戦のレアル・マドリー戦でも示したように高さはある程度通用しそうだったが、カウンター重視のチームの中で致命的に走力が物足りず攻め手となることができなかった。結局、ジュキッチ新監督になって以降は完全に構想外となり、1月での日本復帰が噂されている。
・川島永嗣[スタンダール・リエージュ]
ベルギーリーグ出場試合数:11(先発:11)
CL予選出場試合数:4(先発:4)
EL出場試合数:2(先発:2)
採点:20点
◆苦悩の3年目
▽スタンダールで3シーズン目を迎えた川島。今季もガイ・ルゾン監督の信頼を勝ち取り、開幕からスタメンで起用されたが、守備陣との連係ミスから失点を重ね、リーグ戦11試合で23失点を喫した。チームの低迷により10月にルゾン監督が解任されると、暫定監督のヴコマノビッチ監督からは信頼を勝ち取れず、リーグ戦の出場から遠ざかっている。
・小野裕二[スタンダール・リエージュ]
ベルギーリーグ出場試合数:8(先発:3)
CL予選出場試合数:1(先発:0)
EL出場試合数:2(先発:0)
ベルギーカップ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:30点
◆復帰から躍進へ
▽昨季に負った左ヒザのじん帯断裂からチームに復帰した小野。シーズン序盤こそ出場機会を得られなかったが、9月以降は途中出場ながら出場機会を増やしている。今後も練習で更なる成長を見せ、試合でアピールしてもらいたい。
・柿谷曜一朗[バーゼル]
スイスリーグ出場試合数:9(先発:4)ゴール数:2
CL出場試合数:2(先発:0)
スイスカップ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:30点
◆定位置を確保できず…
▽ブラジル・ワールドカップ終了後の7月にスイスの強豪バーゼルに移籍した柿谷。第3節のトゥーン戦で公式戦デビュー、第4節のチューリッヒ戦では移籍後初ゴールを記録するなど順調な滑り出しを見せた。しかし、強豪クラブのスタメン争いに苦しみ、前半戦はわずか9試合の出場に留まった。不完全燃焼となった前半戦の反省点を生かし、後半戦でのさらなる飛躍に期待が懸かる。
・久保裕也[ヤングボーイズ]
スイスリーグ出場試合数:13試合(先発:8)ゴール数:3
EL出場試合数:4(先発:2)ゴール:2
スイスカップ出場試合数:2(先発:2)
採点:60点
◆ELで2ゴール
▽スイスでの2シーズン目を迎えた久保。開幕スタメンを勝ち取った久保は、8月に負傷離脱したが、復帰後はコンスタントに試合に出場。そして、11月に行われたELグループステージ第5節のスロバン・ブラチスラバ戦では2ゴールを挙げる活躍を見せ、チームの決勝トーナメント進出に大きく貢献した。
・宮市亮[トゥベンテ]
エールディビジ出場試合数:7(先発:5)
KNVBカップ出場試合数:1
採点:20点
◆後半戦の巻き返しに期待
▽今夏の移籍市場でオランダの強豪トゥベンテにレンタルで加入した宮市。加入直後は左ウイングで起用されていたが、結果を残せず11月1日のヘーレンフェーン戦以降は先発落ちとなった。一部報道で日本復帰の噂が囁かれた宮市だが、残留を表明し後半戦での巻き返しを誓う。
・田中順也[スポルティング]
ポルトガルリーグ出場試合:3(先発:0)
CL出場試合数:0
ポルトガルカップ出場試合:1(先発:0)ゴール数:1
採点:10点
◆名門の高い壁
▽6月にポルトガルの強豪スポルティングに電撃移籍した田中。プレシーズンマッチでは、ハットトリックを達成するなど、順調にチームに馴染んだかに思われたが、チームが行った積極補強によりマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWナニがレンタルで加入。そのため公式戦出場はわずかに4試合に留まるなど、目立った活躍を披露できなかった。
Getty Images
セリエA出場試合数:16(先発:15)ゴール数:6採点:75点
◆序盤でゴール量産も9戦ゴールなし
▽トップチーム初指揮となるインザーギ新監督の下、ミラン栄光のNo10を背負う本田は6ゴールを決め、昨季急落した自身の評価を自らの実力で幾分か取り戻して見せた。昨季後半戦、救世主としての活躍を期待されて加入した本田は不慣れな右サイドでのプレーを強いられ、わずか1ゴールという不甲斐ない結果に終わった。インザーギ新監督の下でも[4-3-3]の右ウイングとしてプレーした本田だが、カウンターを基本戦術とするチームの中で攻守の切り替えを徹底しつつ、右サイドからゴール前に入り込む動きで得点に絡んだ。セリエA第7節ヴェローナ戦では自身初のドッピエッタ(2ゴールの意)を記録するなど、開幕から7試合で6ゴールと得点を量産。ただ、それ以降は相手のマークが厳しくなったこともあり、9試合ゴールから見放され、再び壁にぶち当たっている。
・長友佑都[インテル]
Getty Images
セリエA出場試合数:9(先発:8)ゴール数:0EL出場試合数:2 (先発:2)ゴール数:0
採点:40点
◆ケガとポジション変更
▽ケガに泣かされたシーズン前半戦となった。インテルの副キャプテンに任命された長友だったが、左足のひらめ筋を痛めて10月から約1カ月半戦列を離れると、復帰後も肩の脱臼で戦列を離れるなど、リーグ戦9試合の出場に留まった。さらにマッツァーリ体制2季目で迎えた新シーズンは、ドドの加入もあって長友はこれまでの左サイドから[3-5-2]の右サイドが定位置となった。フリーランでゴール前に侵入する動きからゴールを重ねた昨季から一転、このポジション変更の影響もあり、今季ここまでノーゴールと結果が出ていない。そんな中、チームは不振を受けてかつてセリエAを3連覇したマンチーニ監督を招へい。4バックにシステムが変わった中、現在は本職のサイドバックを主戦場とし、巻き返しを狙っている。
・香川真司[ドルトムント]
Getty Images
ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:9)ゴール数:1CL出場試合数:5(先発:4)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1
採点:40点
◆古巣の戦力になりきれず
▽出場機会を求めてマンチェスター・ユナイテッドから3年ぶりに古巣ドルトムントに復帰した香川。移籍後初試合となった第3節フライブルク戦で復帰ゴールを奪ったものの、その後は沈黙した。その原因としてポストプレーに難のある1トップの選手とうまく連動できず、香川が前を向いて仕掛けることができない状況が挙げられる。かつてチームをブンデス2連覇に導き、クロップ監督の寵愛を受けていた香川だが、最下位にチームが転落したことを契機に先発を外れ、その後はベンチスタートが続いている。何とかこの苦境を脱し、ドルトムントにとって欠かすことのできない戦力に返り咲くことを願うばかりだ。
・岡崎慎司[マインツ]
Getty Images
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:17)ゴール数:8DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1
採点:85点
◆フロックでないことを証明
▽昨季15ゴールを奪ったことがフロックでないことを証明している。チームはここ9試合勝利から見放されているものの、岡崎自身は少ないチャンスをモノにし、前半戦を終えた段階で得点ランク4位の8ゴールと奮闘。昨季のトゥヘル監督同様ヒュルマンド新体制下でも1トップを任されている岡崎は、周囲のサポートに恵まれない中、彼らしい泥臭いゴールを多く決め、残留争いに巻き込まれそうなチームを牽引している。
・内田篤人[シャルケ]
Getty Images
ブンデスリーガ出場試合数:13(先発:13)ゴール数:0CL出場試合数:4(先発:3)ゴール数:0
採点:80点
◆ケガで出遅れも復帰後は躍動
▽右ヒザの負傷によって出遅れ、昨季後半戦を太ももの負傷によって棒に振った悪夢が蘇りかけたが、開幕から4試合を欠場した以降はフル稼働した。定位置の右サイドバックで攻守に質の高いプレーを披露し、開幕から勝利のなかったチームに白星をもたらし続けた。内田復帰後のシャルケは勝率を高め、リーグ戦では5位に浮上。また、CLでも決勝トーナメント進出と、申し分ない結果を残している。ケラー監督からディ・マッテオ監督に変わるドタバタ劇があったものの、3バックを採用し始めたチームの中でも内田は右ウイングバックとして、攻撃面でこれまで以上に顔を出すことでチームに貢献している。
・細貝萌[ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:16)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:50点
◆奮闘も結果出ず
▽昨季は恩師ルフカイ監督の下で輝いた細貝。今季も中盤守備的な位置でレギュラーとしてプレーしているものの、前線が定まらないこともあり守備を安定させることができていない。細貝自身はチームを支えるべく泥臭く奮闘しているが、守備に追われる状況が続き、存在感を示せていないのが実情だ。
・原口元気[ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガ出場試合数:10(先発:5)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:20点
◆欧州デビューも…
▽開幕戦で先発出場を果たし、2ゴールを演出する上々の欧州デビューを飾った原口だったが、その試合で肩を痛め躓いてしまった。3週間の離脱を経て復帰したものの、徐々にスタメンの機会を失っていった原口はサブが定位置となった。その後も途中出場のチャンスを得たものの得点に絡む仕事ができない状況が続いている。チームも不振から抜け出せず、移籍初年度から試練を迎えている。
・清武弘嗣[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:16)ゴール数:3
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:65点
◆ハノーファーで輝き取り戻す
▽2年を過ごしたニュルンベルクを、降格をキッカケに離れた清武。新天地に選んだのはロンドン五輪のチームメートでもある酒井宏が所属するハノーファーだった。加入当初は味方からのパスを引き出せず苦労していた清武だったが、第9節ドルトムント戦で決勝ゴールを決めたことによってチームメートの信頼を掴んだ。ここまで3ゴール3アシストと周囲の期待に応えている。ポゼッション志向のコルクト監督との愛称は良いだけに、得点力不足に悩むチームを救うゴールを後半戦も期待したい。
・酒井宏樹[ハノーファー]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:16)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:60点
◆レギュラーキープも…
▽加入3年目も右サイドバックのレギュラーとしてプレーする酒井宏。ただチーム力の関係があるものの守備のタスクに追われ、持ち味である攻撃参加が相変わらず発揮できずにいる状況が続いている。最低限の仕事はしっかりと果たしているものの、後半戦ではチームに攻撃面でのオプションをもたらすべく積極的なオーバーラップを期待したいところだ。
・長谷部誠[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:17(先発:17)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:70点
◆ベテランとしての役回り
▽降格したニュルンベルクを離れ、乾が所属するフランクルトに移籍した長谷部。残留を目標とするチームの中でベテランの域に達してきた長谷部は中盤の底を任され、主に守備を締める働きを敢行している。献身的にスペースを埋める、ボールホルダーにしっかり寄せるといった泥臭く目立たない仕事を遂行。判定を巡って審判に対し抗議するシーンも多々あり、精神的支柱としてもチームを鼓舞している。前半戦は全試合スタメン出場を果たした。
・乾貴士[フランクフルト]
ブンデスリーガ出場試合数:16(先発:16)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0
採点:50点
◆シャーフ監督の寵愛を受けるも
▽昨季はノーゴールノーアシストと全く結果を出せなかった乾だったが、攻撃サッカーを掲げるシャーフ新監督の高い評価を受け、コンスタントに先発の機会を得た。ただ、1ゴール4アシストを記録したものの、アタッキングサードでのプレー精度に難を抱え、期待に応えたとは言い難い。チームは8位とまずまず結果を残していることからプレッシャーには晒されていないが、後半戦では前半戦以上にゴールに絡む働きが求められる。
・酒井高徳[シュツットガルト]
ブンデスリーガ出場試合数:14(先発:13)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:0
採点:50点
◆一時はベンチも…
▽2007年にシュツットガルトをブンデス優勝に導いたフェー監督の下で迎えた新シーズン。両サイドバックをこなせる酒井高は開幕から左サイドバックのレギュラーとしてプレーした。しかし、成績不振を受けてフェー監督が辞任し、11月に就任したステーフェンス監督就任後は控えが続く。それでも、チームが最下位に転落して迎えた第16節ハンブルガーSV戦でスタメンのチャンスを得ると、チームの無失点勝利に貢献。後半戦も両サイドバックを器用にこなせる長所を生かしてチームを残留に導きたい。
・大迫勇也[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:6)ゴール数:1
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:30点
◆1部の壁
▽ここまで1ゴール2アシストと期待されたほどの結果は残せていない。主に1トップの後方で起用されている大迫だが、なかなか良い形で味方からパスをもらえず苦戦している状況だ。また、シュティーガー監督の信頼を勝ち取るには至らず、先発の機会自体も6試合と少ない。レギュラーの座を掴むには短い時間の中で結果を残すことが求められる。
・長澤和輝[ケルン]
ブンデスリーガ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0
DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:5点
◆ケガで出遅れ…
▽昨季は10試合に出場してチームの昇格に貢献したものの、7月に左ヒザの内側じん帯を痛め、出遅れた。その影響もあり、今季は途中出場がわずかに1試合と厳しい状況が続いている。大迫以上に少ないチャンスをいかにモノにできるかが問われている。
・吉田麻也[サウサンプトン]
プレミアリーグ出場試合数:8(先発:6)ゴール数:1
キャピタルワンカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0
採点:40点
◆控え要員も出場時にはアピール
▽ロブレンのリバプール移籍によってレギュラーポジションを掴めるかに思われたが、アトレティコ・マドリーからレンタルで加入したベルギー代表DFアルデルヴァイレルトの存在によって控えの状況が続いた。そんな中、味方の負傷によってマンチェスター・シティ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドとのビッグクラブ3連戦で出場のチャンスが巡ってきた。そして、いずれの試合でも吉田は及第点以上のプレーを見せたが、チームは3連敗を喫してしまった。チャンスをモノにしきれなかった吉田だったが、第17節エバートン戦で再び先発のチャンスを得ると今季初ゴールを決め、クーマン監督へのアピールに成功している。
・ハーフナー・マイク[コルドバ]
リーガエスパニョーラ出場試合数:5(先発:4)
コパ・デル・レイ出場試合数:0
採点:10点
◆期待はずれ
▽これまで幾人もの日本人選手が阻まれてきたリーガでの活躍を夢見て移籍してきたハーフナーだったが、敢えなく屈してしまった。開幕から4試合連続で先発の機会を得たものの、得点は当然ながらゴールに絡む仕事もこなせなかった。開幕戦のレアル・マドリー戦でも示したように高さはある程度通用しそうだったが、カウンター重視のチームの中で致命的に走力が物足りず攻め手となることができなかった。結局、ジュキッチ新監督になって以降は完全に構想外となり、1月での日本復帰が噂されている。
・川島永嗣[スタンダール・リエージュ]
ベルギーリーグ出場試合数:11(先発:11)
CL予選出場試合数:4(先発:4)
EL出場試合数:2(先発:2)
採点:20点
◆苦悩の3年目
▽スタンダールで3シーズン目を迎えた川島。今季もガイ・ルゾン監督の信頼を勝ち取り、開幕からスタメンで起用されたが、守備陣との連係ミスから失点を重ね、リーグ戦11試合で23失点を喫した。チームの低迷により10月にルゾン監督が解任されると、暫定監督のヴコマノビッチ監督からは信頼を勝ち取れず、リーグ戦の出場から遠ざかっている。
・小野裕二[スタンダール・リエージュ]
ベルギーリーグ出場試合数:8(先発:3)
CL予選出場試合数:1(先発:0)
EL出場試合数:2(先発:0)
ベルギーカップ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:30点
◆復帰から躍進へ
▽昨季に負った左ヒザのじん帯断裂からチームに復帰した小野。シーズン序盤こそ出場機会を得られなかったが、9月以降は途中出場ながら出場機会を増やしている。今後も練習で更なる成長を見せ、試合でアピールしてもらいたい。
・柿谷曜一朗[バーゼル]
スイスリーグ出場試合数:9(先発:4)ゴール数:2
CL出場試合数:2(先発:0)
スイスカップ出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1
採点:30点
◆定位置を確保できず…
▽ブラジル・ワールドカップ終了後の7月にスイスの強豪バーゼルに移籍した柿谷。第3節のトゥーン戦で公式戦デビュー、第4節のチューリッヒ戦では移籍後初ゴールを記録するなど順調な滑り出しを見せた。しかし、強豪クラブのスタメン争いに苦しみ、前半戦はわずか9試合の出場に留まった。不完全燃焼となった前半戦の反省点を生かし、後半戦でのさらなる飛躍に期待が懸かる。
・久保裕也[ヤングボーイズ]
スイスリーグ出場試合数:13試合(先発:8)ゴール数:3
EL出場試合数:4(先発:2)ゴール:2
スイスカップ出場試合数:2(先発:2)
採点:60点
◆ELで2ゴール
▽スイスでの2シーズン目を迎えた久保。開幕スタメンを勝ち取った久保は、8月に負傷離脱したが、復帰後はコンスタントに試合に出場。そして、11月に行われたELグループステージ第5節のスロバン・ブラチスラバ戦では2ゴールを挙げる活躍を見せ、チームの決勝トーナメント進出に大きく貢献した。
・宮市亮[トゥベンテ]
エールディビジ出場試合数:7(先発:5)
KNVBカップ出場試合数:1
採点:20点
◆後半戦の巻き返しに期待
▽今夏の移籍市場でオランダの強豪トゥベンテにレンタルで加入した宮市。加入直後は左ウイングで起用されていたが、結果を残せず11月1日のヘーレンフェーン戦以降は先発落ちとなった。一部報道で日本復帰の噂が囁かれた宮市だが、残留を表明し後半戦での巻き返しを誓う。
・田中順也[スポルティング]
ポルトガルリーグ出場試合:3(先発:0)
CL出場試合数:0
ポルトガルカップ出場試合:1(先発:0)ゴール数:1
採点:10点
◆名門の高い壁
▽6月にポルトガルの強豪スポルティングに電撃移籍した田中。プレシーズンマッチでは、ハットトリックを達成するなど、順調にチームに馴染んだかに思われたが、チームが行った積極補強によりマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWナニがレンタルで加入。そのため公式戦出場はわずかに4試合に留まるなど、目立った活躍を披露できなかった。
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