レアル・マドリーがC・ロナウドの2アシストでクラブ記録の公式戦16連勝達成《リーガエスパニョーラ》

▽レアル・マドリーは29日、リーガエスパニョーラ第13節でマラガの本拠地ラ・ロサレーダに乗り込み、2-1で勝利した。▽前節エイバル戦を4-0で完勝したレアル・マドリーは、リーガ9連勝中。そして、3日前に行われたCLバーゼル戦を1-0で勝利し、公式戦15連勝中と勢いが止まらない。その試合のスタメンからアンチェロッティ監督は4選手を変更。ペペやGKカシージャス、マルセロらが先発に復帰した。▽開始2分にベイルの強烈なシュートがGKカメニを強襲したレアル・マドリーは、続く6分にC・ロナウドのラストパスを受けたハメス・ロドリゲスがシュートに持ち込み、マラガゴールに迫る。その後も[4-4-2]の3ラインを敷いて守備ブロックをつくるマラガ相手に、“BBCトリオ”を軸に攻め立てたレアル・マドリー。すると12分、左サイドのハメス・ロドリゲスのファーへのクロスをベイルが丁寧に落としてC・ロナウドがシュートを放つ決定機を演出。しかし、GKカメニのビッグセーブに阻まれた。
▽直後にGKカシージャスがサンタクルスのヘディングシュートを好守で凌いだレアル・マドリーは、18分に先制する。ボックス左で仕掛けたC・ロナウドが縦へ突破して左足で上げたクロスを、ニアに詰めたベンゼマが右足アウトでうまくゴールへ流し込んだ。

▽前半終盤にかけても主導権を握るレアル・マドリーは、31分のC・ロナウドの強烈なFKがGKカメニを襲うと、40分にはベイルがC・ロナウドのスルーパスに反応して独走。しかし、カメニの飛び出しに阻まれて追加点は奪えない。43分にデュダの直接FKがバーに直撃するピンチを迎えたレアル・マドリーだったが、前半を1点リードして終えた。▽迎えた後半も攻守に出足の鋭いレアル・マドリーがマラガを押し込んでいく。56分にはショートカウンターから3対3の状況を生み出し、C・ロナウドのラストパスを受けたイスコがシュートに持ち込んだが、GKカメニの好セーブに阻止された。

▽その後も攻から守への切り替えが早いレアル・マドリー相手にサンタクルスが前線で孤立するマラガは、攻め手を見いだすことができない。そこで60分、デュダに代えてオルタを投入し、流れを変えにかかる。すると67分、左CKからサンタクルスがヘディングシュートを放ったが、枠の上に外れた。

▽レアル・マドリーは73分、ベンゼマに代えてイジャラを投入し、中盤の強度を上げていく。76分にはウェリントンの軽率な対応を突いて、C・ロナウドがシュートに持ち込むも、GKカメニのビッグセーブに阻まれ、やはり追加点を奪うことはできない。81分にはサムエル・ガルシアのシュートをGKカシージャスがファンブルするピンチを迎えたが、イジャラのカバーによって失点を逃れる。

▽すると83分、カウンターに転じたレアル・マドリーが決定的な2点目を奪う。C・ロナウドのバックヘッドでのパスを受けたベイルが抜群のスピードでボックス右に侵入。右足で丁寧にシュートを流し込んだ。

▽86分にイスコが2枚目のイエローカードを受けて退場となったレアル・マドリーは、87分にアニョルの直接FKがポストに直撃するピンチを迎える。そして追加タイム2分にボカのクロスをサンタクルスにヘッドでゴールへ流し込まれて1点を返されたものの、それ以上の反撃を許す事なく勝利。リーガ10連勝を飾って首位キープに成功した。そしてクラブ記録となる公式戦16連勝を果たしている。