サニョル監督が人種差別発言? テュラム氏が非難

2014.11.06 16:09 Thu
ボルドーを率いる元フランス代表のウィリー・サニョル監督がアフリカ人選手に関して発したコメントが物議を醸している。イギリス『BBC』など複数メディアが報じた。

▽今シーズンからボルドーで指揮を執るサニョル監督は先日、フランスの地元紙に「私が思うに、アフリカ人選手の長所は価格が安いところにある。彼らは戦う準備ができているが、フットボールはそれだけでは足りない。彼らには知性や規律が欠如している。それはテクニカルな要素ではない」と発言。これがフランス国内で議論を呼んでいる。

▽かつてサニョル監督とフランス代表でチームメイトだったリリアン・テュラム氏はこの発言に対し、「アフリカ人選手の人間性が欠如しているという発言は有害なものだ」とコメント。さらに、人種差別反対グループがサニョル監督に処分を科すようにFFF(フランスサッカー連盟)とスポーツ省にはたらきかけていると報じられたことから、この問題は大きくなっているのが現状だ。
▽一方で、ボルドーのジャン=ルイ・トリオー会長はサニョル監督を擁護している。

「ウィリー・サニョルは決して人種差別主義者ではない。彼の言葉は完全に間違って伝わっている」
「アフリカの選手は、非常に若い年齢でフランスにやってくる。彼らはフィジカル面でとても優れているが、戦術に関する知識を知らないだけなんだ。それはIQが足りないというわけではない。人間性や知性に関係することではないんだ」

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