独紙評価:清武の評価は伸びず 長谷部はまずまず

2014.11.04 03:40 Tue
ハノーファーは1日に行われたブンデスリーガ第10節でフランクフルトをホームに迎え、1-0で勝利した。MF清武弘嗣とDF酒井宏樹が、ともにフル出場を果たしている。フランクフルトでは、MF長谷部誠が62分までプレー。MF乾貴士はベンチ入りするも、出番はなかった。ブンデスリーガ公式サイトでマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた清武だが、ドイツメディアによる評価はそれほど高くなかったようだ。

試合はハノーファーが押し気味に進め、シュート数でもフランクフルトを圧倒していた。それがようやく報われたのは88分だった。清武が右サイドから蹴ったFKにDFマルセロが競り勝って頭に当てると、相手DFアレクサンデル、マドルンクがオウンゴール。これが決勝点となっている。

ブンデスリーガ公式サイトは、清武をマン・オブ・ザ・マッチに選出。ハノーファーの「ほぼ全攻撃的プレーに絡んだ」とし、ピッチ上の「全プレーヤー最多のシュートチャンス(シュート5本を演出、自らのシュートは2本)にも関与」して、チーム1位の走行距離11.36kmを記録したとのデータを公開した。

一方、メディアによる評価はそれほど高くなかった。『ビルト』(ハノーファー平均点3.17)の清武に対する採点は、DFエドガー・プリブ、MFレオナルド・ビッテンコート、FWアルトゥル・ソビエフと同じ4とチーム最低タイ。マルセロとFWジミー・ブリアンが2で、酒井宏を含むほか6人は3と及第点をつけられた。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』(ハノーファー平均点3.2)は、マルセロ、GKロン=ロベルト・ツィーラー、MFマヌエル・シュミデバッハのプレーに2.5をつけ、前者をマン・オブ・ザ・マッチに選んでいる。清武、酒井宏、ブリアン、DFクリスティアン・シュルツが3と続き、プリブは3.5だった。FWホセルは4.5で、チーム単独最低点になっている。

また、地元クラブに対する平均点を3.32とした『ハノーファシェ・アルゲマイネ』でも、清武と酒井宏の評価は高くなかった。シュルツ、MFモリース・ヒルシュ、ホセルとともに3.5と平均以下。ツィーラーに2.5と単独最高点をつけた同メディアは、ビッテンコート(4.5)を除く他選手に3をつけている。

『ハノーファシェ・アルゲマイネ』は、清武について「何度か良い場面があったが、それをより多く見せられれば」と要求。なお、酒井宏のパフォーマンスは「いつものように一生懸命で、少しばかり落ち着きが足りなかった」としている。

フランクフルトの長谷部は、『ビルト』で3、『キッカー』で3.5だった。前者はフランクフルトの平均が3,71、後者の平均は3.8となっており、いずれも平均以上の活躍と評価している。
提供:goal.com

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