ハノーファー、相手オウンゴールで競り勝ち2連勝《ブンデスリーガ》
2014.11.02 02:58 Sun
1日に行われたブンデスリーガ第10節、ハノーファーvsフランクフルトの一戦は、1ー0でハノーファーが勝利した。ハノーファーはMF清武弘嗣とDF酒井宏樹がともにフル出場。フランクフルトはMF長谷部誠が先発出場で62分までプレー。MF乾貴士は出場機会がなかった。
前節は香川真司が所属するボルシア・ドルトムント戦で勝利し、連敗を3で止めたハノーファー。清武のFKが決まり貴重な勝ち点3を手にしたチームは、さらに順位を上げていきたいところ。一方、2連敗中のフランクフルトは、乾がベンチスタートとなった。
立ち上がりから互いに積極的な姿勢を見せ、この試合における勝ち点3の重要性を感じさせる展開となったが、先に流れをつかんだのはハノーファー。18分、左からのクロスをブリアンが頭で合わせ、これが見事にネットに突き刺さる。しかし、競り合ったDFへのファウルをとられて、得点は認められない。
先制のチャンスこそ逃したものの、その後もフランクフルト陣内でゲームを進める時間が長く。清武は効果的なサイドチェンジや飛び出しでチャンスを演出。酒井も果敢に攻め上がって攻撃に絡み、フランクフルトでは長谷部が守備で体を張る場面が目立った。
後半に入ってもハノーファーのペースが続き、48分には高い位置で長谷部からボールを奪うと、スルーパスに抜け出した清武がペナルティーエリア内でGKと1対1に。しかし、この絶好機で放ったシュートはわずかにGKの足に当たってゴール左へと外れてしまう。
最大の決定機を逸したことで、徐々にフランクフルトにも流れがくるようになる。63分には、長谷部とキンソンビに代えてオチプカとイゴニョフスキを投入。この機を逃すまいと、71分にはカドレツを投入して交代枠を使い切る。
終盤、再びハノーファーが攻勢に出て、フランクフルトを押し込む。74分、左からのクロスのこぼれ球をブリアンがボレーで捉えるもゴール上へと外れ、76分には酒井の左足でのクロスをホセルが折り返し、最後はブリアンが頭から飛び込む。ここはマドルンクが体を入れて防ぎ、ブリアンが頭から流血するなど、激しい攻防が繰り広げられる。だが、どちらも先制点を決めることができず、残り時間は少なくなっていった。
しかし、このままスコアレスで終わるかと思われた88分、ついに先制点が決まった。右サイドから清武がFKを担当。中央に鋭いボールが入ると、マルセロが競り勝ってヘディングで捉える。このボールは枠を外れ、左へ流れそうになったが、ゴール前にいた相手のマドルンクがクリアミス。これがオウンゴールとなり、マドルンクは天を仰いだ。
追いつきたいフランクフルトはアディショナルタイムにマイアーが抜け出してGKをかわすが、パスを受けた時点でオフサイド。反撃もむなしく、ハノーファーがドルトムント戦に続き連勝を飾った。
提供:goal.com
前節は香川真司が所属するボルシア・ドルトムント戦で勝利し、連敗を3で止めたハノーファー。清武のFKが決まり貴重な勝ち点3を手にしたチームは、さらに順位を上げていきたいところ。一方、2連敗中のフランクフルトは、乾がベンチスタートとなった。
立ち上がりから互いに積極的な姿勢を見せ、この試合における勝ち点3の重要性を感じさせる展開となったが、先に流れをつかんだのはハノーファー。18分、左からのクロスをブリアンが頭で合わせ、これが見事にネットに突き刺さる。しかし、競り合ったDFへのファウルをとられて、得点は認められない。
先制のチャンスこそ逃したものの、その後もフランクフルト陣内でゲームを進める時間が長く。清武は効果的なサイドチェンジや飛び出しでチャンスを演出。酒井も果敢に攻め上がって攻撃に絡み、フランクフルトでは長谷部が守備で体を張る場面が目立った。
後半に入ってもハノーファーのペースが続き、48分には高い位置で長谷部からボールを奪うと、スルーパスに抜け出した清武がペナルティーエリア内でGKと1対1に。しかし、この絶好機で放ったシュートはわずかにGKの足に当たってゴール左へと外れてしまう。
最大の決定機を逸したことで、徐々にフランクフルトにも流れがくるようになる。63分には、長谷部とキンソンビに代えてオチプカとイゴニョフスキを投入。この機を逃すまいと、71分にはカドレツを投入して交代枠を使い切る。
終盤、再びハノーファーが攻勢に出て、フランクフルトを押し込む。74分、左からのクロスのこぼれ球をブリアンがボレーで捉えるもゴール上へと外れ、76分には酒井の左足でのクロスをホセルが折り返し、最後はブリアンが頭から飛び込む。ここはマドルンクが体を入れて防ぎ、ブリアンが頭から流血するなど、激しい攻防が繰り広げられる。だが、どちらも先制点を決めることができず、残り時間は少なくなっていった。
しかし、このままスコアレスで終わるかと思われた88分、ついに先制点が決まった。右サイドから清武がFKを担当。中央に鋭いボールが入ると、マルセロが競り勝ってヘディングで捉える。このボールは枠を外れ、左へ流れそうになったが、ゴール前にいた相手のマドルンクがクリアミス。これがオウンゴールとなり、マドルンクは天を仰いだ。
追いつきたいフランクフルトはアディショナルタイムにマイアーが抜け出してGKをかわすが、パスを受けた時点でオフサイド。反撃もむなしく、ハノーファーがドルトムント戦に続き連勝を飾った。
提供:goal.com
ハノーファーの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
|
ハノーファーの人気記事ランキング
1
2カ月メンバー外、浅野拓磨が過去に受けた不遇の理由が明るみに…4.4億円の移籍金回避のため
ボーフムの日本代表FW浅野拓磨が、思わぬ形で不遇の時期の理由が明かされることとなった。 2021年7月からボーフムでプレーする浅野。今シーズンはブンデスリーガで19試合に出場し2ゴールを記録している。 ウイングを主戦場に出場する浅野だが、満足のいく結果を残しているとは言えず、献身的な守備は評価が高いものの、攻撃的なポジションながらゴールに絡む回数が少ないという点が指摘されがちだ。 その浅野だが、ドイツ『ビルト』が2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハノーファーの特集を組み、今夏の移籍市場での選手の契約事情について触れている中、過去の話として取り上げられることとなった。 浅野はサンフレッチェ広島から2016年7月にアーセナルへと完全移籍。そのままシュツットガルトへとレンタル移籍すると、2018年7月からハノーファーにレンタル移籍。2019年8月にパルチザン・ベオグラードへと完全移籍し、現在に至る。 ハノーファー時代は、シーズン途中に負傷離脱する期間がありながらも、攻撃的なポジションで13試合に出場。ただ、4月以降は一度もメンバー入りすることなくレンタル期間が終了していた。 完全に干される状況となっていた浅野だったが、『ビルト』によるとアーセナルとの契約問題があったとのこと。15試合以上に出場すると、300万ユーロ(約4億4300万円)の移籍金が発生する契約であり、その試合数が迫っていたこと、そしてブンデスリーガからの降格が近づいたことから、資金を投じたくない思いがあり、メンバー外にしていたという。 レンタル移籍の選手にたまに起こる契約状況。チームが順調なシーズンを送っていれば決断も変わってくるが、苦しいシーズンを送っているチームでは起こり得ることだろう。 なお、ハノーファーはこのシーズン17位で終了し2部に降格。それ以降2部暮らしが続いており、今シーズンも昇格の可能性はない状況となっている。 2023.04.20 19:15 Thu2
アラベスFWグイデッティが原口所属のハノーファーにレンタル
ブンデスリーガ2部のハノーファーは17日、スウェーデン代表FWヨン・グイデッティ(27)を今季終了までのレンタルで獲得したことを発表した。 マンチェスター・シティやバーンリー、フェイエノールト、ストーク・シティ、セルティックを渡り歩いたストライカーのグイデッティは、2015年夏にシティとの契約満了に伴い、セルタに移籍。2018年冬にアラベスへレンタル移籍し、半年後に完全移籍に移行していた。アラベスでは公式戦49試合に出場して5ゴール4アシストを記録。ただ、今季はラ・リーガ5試合(うち先発は1試合)の出場に留まっていた。 MF原口元気の所属する移籍先のハノーファーは18試合を消化したブンデスリーガ2部で13位と低迷している。 2020.01.18 01:00 Sat3
