バレンシア、コパ初戦でスコアレスドロー演じる《コパ・デル・レイ》

2013.12.09 09:04 Mon
8日にコパ・デル・レイ4回戦1stレグの5試合がスペイン各地で開催された。バレンシアは敵地ノウ・エスタディでのヒムナスティック戦をスコアレスドローで終えている。

戦前の予想に反してパレホ&オリオル・ロメウの2ボランチをはじめ、カナレス、ジョナス、フェグリら主力級を多数起用したバレンシア。スウォンジー戦(1-0)、オサスナ戦(3-0)に続く勝利で上昇気流に乗り始めたことを示したかったが、そのパフォーマンスは過去2試合とは程遠いものとなった。

バレンシアがすべきことを実践したのは、リーガ2部B(実質3部)に所属するヒムナスティック。ボールを保持しながらラゴ・ジュニオールらのスピードを生かした積極果敢な攻撃を披露し、バレンシア守備陣を脅かした。対して、覇気のないように映るバレンシアのジュキッチ監督は、後半途中にドルラン・パボン、バネガ、パコ・アルカセルと、さらなる出場機会を求める選手たちを立て続けに投入。しかし攻勢に転じることはかなわず、加えて87分には2回目の警告を受けたジョナスが退場に。結局、ヒムナスティックの決定力不足に助けられる格好で、ノウ・エスタディから生還することとなった。

また、ラ・ロサレダでのマラガ対オサスナは3-3のドローで終了した。

リーガでは15位マラガ、16位オサスナと勝ち点1差の距離にいる両チーム。マラガは31分にペドロ・モラレスのCKにセルヒオ・サンチェスが頭で合わせて先制し、38分にアントゥネスの直接FK、47分にティッソーネの浮き球からフアンミと得点を重ねた。だが守備での集中を欠く癖は変わらず、57分にロベルト・トーレス、61分にオンウのゴールを許して1点差に詰め寄られると、64分にはイグナシオ・カマーチョが2回目の警告で退場に。そして78分にアルメンテロスにゴールを割られ、痛恨のドローで試合を終えた。ラ・ロサレダでは再び、シュスター監督の辞任を求めるコールが起こっている。

そのほか、マルティネス・ムヌエラでのレアル・ハエン対エスパニョールは2-2で終了。46分にダビド・ロペスが先制点を決めたアギーレ監督のチームは、65分にシドネイの自殺点、70分にホサベドのゴールと立て続けに失点して一時逆転を許す。しかし88分にストゥアニがネットを揺らし、何とか同点で試合を終えている。一方、グラン・カナリアでのラス・パルマス対アルメリアは3-1でアルメリア、サント・ドミンゴでのアルコルコン対グラナダは2-0でグラナダが勝利と、リーガ1部のチームが順当な結果を残している。

提供:goal.com

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