2000年代のポルトガル代表のエース、パウレタがPSG時代に見せた古巣相手の大活躍【ハットトリック・ヒーローズ】

2020.09.26 20:00 Sat
Getty Images
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、今回は、元ポルトガル代表FWのペドロ・パウレタ氏がパリ・サンジェルマン(PSG)時代に決めたハットトリックだ。
◆パウレタが古巣相手に3ゴールの大暴れ

キャリアのほとんどをフランスとスペインで過ごしたパウレタ氏。特にフランスではその得点能力が開花し、ボルドーとPSGに在籍した8年間ではリーグ通算266試合に出場し141ゴールを決め、リーグ・アン得点王にも3度輝いている。

そんなパウレタ氏は、2006年4月1日に行われたリーグ・アン第33節のボルドー戦では、古巣相手に見事なハットトリックも達成している。
まずは7分、パウレタが右サイドからのクロスに反応し、頭で先制点を叩きこむ。PSGは同点に追いつかれるものの、38分には自身が獲得したPKをゴール右に沈め、勝ち越しに成功する。

さらに43分には、右サイドでボールを持ったMFジェローム・ロタンの左足のクロスに上手く頭で合わせ、前半だけでハットトリックを達成している。

PSGでは在籍5年間で公式戦211試合に出場し109ゴールを決めたパウレタ氏。元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現ミラン)に抜かれるまでは、PSGのクラブ最多ゴール記録保持者であった。

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