モナコのレジェンド、ジュリが小さな体から大胆ジャンピングボレー【インクレディブル・ゴールズ】

2020.07.07 14:05 Tue
Getty Images
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。今回は元フランス代表FWのリュドヴィク・ジュリ氏がモナコ時代に決めたゴールだ。

◆164cmの小兵ジュリが渾身のジャンピングボレー

1994年にリヨンでプロキャリアをスタートしたジュリ氏は、恩師ジャン・ティガナからの誘いを受けて、1998年にモナコに完全移籍。164cmの小兵ながら卓越したアジリティとテクニックを生かしたドリブル突破、正確なクロス、フィニッシュを武器に主力に定着。その後、優れたリーダーシップを発揮しキャプテンを務めた同氏は、2003-04シーズンのチャンピオンズリーグ準優勝などに貢献した。
モナコでは在籍7年間で公式戦253試合に出場し、65ゴールを記録したが、中でも2003年11月22日に行われたリーグ・アン第14節のRCランス戦では見事なゴールを決めている。

0-0で迎えた58分、モナコは敵陣ボックス内へ侵攻するも、相手DF二人につかれたFWエマヌエル・アデバヨールがボックス外にいたMFジェローム・ロタンへと渡す。
ロタンがこれをダイレクトでクロスを上げると、ファーサイドで構えていたジュリが思い切りジャンプしながら渾身のジャンピングボレーシュートを放つ。完全に捉えたシュートには、相手GKシャルル・イタンジュも成す術なく、ゴールネットを揺らした。

クロスボールは、恐らく自身のベルトの位置よりも高いボールであったが、ジュリ氏の跳躍力とセンスが詰まった一級品のゴールだった。

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