終盤被弾のセビージャ、連勝ストップで上位陣追走ならず…《ラ・リーガ》

2021.05.04 06:20 Tue
Getty Images
セビージャは3日、ラ・リーガ第34節でアスレティック・ビルバオとホームで対戦し0-1で敗戦した。

リーグ戦5連勝と絶好調の4位セビージャ(勝ち点70)は、前節のグラナダ戦のスタメンから最前線のL・デ・ヨングをエン=ネシリに変更した以外は、同じスタメンで試合に臨んだ。

リーグ戦7試合負けなしの10位ビルバオ(勝ち点42)に対し、立ち上がりから攻勢をかけるセビージャは8分に最初のチャンス。ドリブルでボックス右から侵入したスソのクロスをファーサイドで飛び込んだオカンポスが右足に当てたが、バウンドしたボールは枠の上に外れた。
セビージャは20分にも、ヘスス・ナバスの右クロスをファーサイドのラキティッチが左足ボレーでゴールに迫ったが、このシュートはゴール右に逸れた。さらに24分には、アクーニャの左クロスからエン=ネシリがヘディングシュート。しかし、これはGKウナイ・シモンの好セーブに防がれた。

膠着状態が続く中、セビージャは39分にスソの浮かせたパスをボックス左横で受けたアクーニャがグラウンダーのクロスを供給すると、中央で納めたエン=ネシリが左足を振りぬいたが、シュートは再びGKウナイ・シモンのセーブに阻まれた。
ゴールレスで迎えた後半も両サイドから攻撃を組み立てるセビージャは、50分に右サイドから仕掛けたヘスス・ナバスのクロスがバレンシアガの右手に当たるも主審は故意でないと判断しノーハンドの判定に。

主導権を握りながらもゴールが遠いセビージャは、68分にラキティッチとスソを下げてL・デ・ヨングとジョルダンを投入。すると77分、オカンポスとのパス交換で左サイドからボックス手前に切り込んだアクーニャの強烈なミドルシュートがゴール右隅を捉えたが、三度GKウナイ・シモンの好セーブに阻まれた。

終盤に入っても圧力をかけ続けるセビージャだったが、試合終了間際にビルバオのロングカウンターか失点する。90分、左クロスのクリアを自陣中盤で拾ったサンセがドリブルで持ち上がると、DFをひきつけラストパス。これを受けたイニャキ・ウィリアムズが冷静にGKとの一対一を製紙、ゴール右にシュートを突き刺した。

先制を許したセビージャは最後まで諦めずにゴールを目指したものの、このままアスレティックに逃げ切られて痛恨の敗戦となった。この結果、セビージャは3位バルセロナ、2位レアル・マドリーとの勝ち点差が4ポイントに、首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差が6ポイントに広がった。

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