インテル指揮官が予想するのは「落とし穴だらけの試合」、CL2戦目こそ勝利へ「マンチェスターでやったように注意を」

2024.10.01 21:52 Tue
ツルヴェナ・ズヴェズダ戦に臨むインザーギ監督
Getty Images
ツルヴェナ・ズヴェズダ戦に臨むインザーギ監督
インテルシモーネ・インザーギ監督が気を引き締めている。クラブ公式サイトが伝えた。
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マンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ(CL)グループフェーズ初戦をゴールレスドローで終えたインテル。直近のセリエA第6節ではウディネーゼに競り勝ち、1日行われるCL第2節のツルヴェナ・ズヴェズダ戦に弾みをつけた。しかし、ここまでミラノ・ダービーでの1敗のみも、格下に引き分けるなど圧倒的な強さは見せられていない状況。インザーギ監督は前日会見で、もどかしい胸の内を明かしている。
「昨シーズンは(CLの)最初の2試合を終えた後、ある程度の評価をすることができた。今はより多くの試合や課題を抱え、少し総力戦の様相を呈している。スケジュールは決して楽なものではないが、1試合1試合に集中する必要がある」

「集中力は極めて重要だ。我々には長い間守っている原則があり、時には気を引き締める必要がある。インテルは何かを譲ることなく、継続性を保たなければならない」
「もし土曜日(ウディネーゼ戦)の2失点がなかったら、何か別のことを話していただろう。今はリーグ戦でもチャンピオンズリーグでもクオリティの高い相手と対戦しているから、さらに注意を払う必要がある」

また、スタメン選びにも言及したインテル指揮官。開幕からゴールがなかったエースのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスにウディネーゼ戦で2ゴールが生まれたなか、前線のチョイスには悩んでいるようだ。

「攻撃陣はまだ決めていない。ラウタロ、(マルクス・)テュラム、(マルコ・)アルナウトビッチ、(メフディ・)タレミは全員プレーするチャンスがあるが、誰が先発するかはまだわからない。検討中だ」

「今シーズンはよりチャレンジングな戦いになることがはっきりしている。自分が見たものを信じて選択しなければならない。過去3年間、我々は常にグループリーグを突破してきたが、今年のフォーマットはよりエキサイティングだ」

「マンチェスター(シティ戦)でやったように、全ての試合で注意を払わなければならない。明日のツルヴェナ・ズヴェズダ戦でも同じことをしなければならない。彼らは素晴らしい選手たちがしっかりと指導されているチームであり、うまく対処する必要がある落とし穴だらけの試合になるだろう」

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時を超えて愛される“皇帝”アドリアーノ氏、生まれ育ったスラム街への愛を綴る「インテルで期待に添えなかった」「ここでなら人間に戻れる」

“皇帝”アドリアーノ氏が、かつての行方不明騒動を振り返り、生まれ育ったスラム街「ファヴェーラ」への愛着を綴る。 21世紀初頭のサッカー界を代表するスター、元ブラジル代表FWアドリアーノ氏。比類なき強烈な左足シュートに心を掴まされ、左足の練習に励んだサッカー少年も多かったはずだ。 全盛期はインテル時代で、そのキャリアはまさに「太く短く」。黄金期の名残が残るカルチョであまりに強烈な全盛期を過ごした一方、ピッチ外でのトラブルから、引退も早かった。 騒動のひとつが、繰り返された行方不明。 2009年4月、当時インテル所属でブラジル代表に招集された氏は、突如として母国で足取りが途絶え、最後はリオデジャネイロのスラム街「ファヴェーラ」から自ら帰ってきた。 あれから15年、アドリアーノ氏は『The Players Tribune』に起稿し、当時を回想。生まれ育った「ファヴェーラ」への愛着が、騒動の原因になったと文章を綴る。 「僕は『無駄』という言葉が好きだ。僕は自分のことを『サッカー史上最大の無駄』だったと思っているんだ。大丈夫だよ。一見すると汚名だが、僕はこの汚名を楽しんでいる」 「麻薬に手を染めたことはない。クラブで遊ぶのは好きじゃない。でも、貧民街から出た男が、ヨーロッパで皇帝と呼ばれるようになった。『なぜ栄光を自ら捨て、昔の居場所で酒を飲みまくっているんだ』と疑問を抱かれるが、それは多分、僕の希望そのものだったんだ」 「ファヴェーラ…サッカーから逃げてここへ戻ってきたとき、サッカー関係者は誰も僕を見つけられなかった。なぜか? それはファヴェーラのルールがあるからだ。誰もが口を閉じる…誰ひとり、僕のことを密告する人はいないんだ」 「なぜファヴェーラに戻ったか。酒や女?違う。ドラッグ?誓って違う。ここでは自由になれるんだ。平和が訪れるんだ。生きている実感が湧くんだ。ほんの一瞬でも、あの空気を吸って、人間に戻りたいと思ったんだ」 「頑張ってはみたんだ。ロベルト・マンチーニの意見に耳を傾け、ジョゼ・モウリーニョに合わせようと努力し、素直にマッシモ・モラッティを頼ったこともある。でも、彼らの期待に沿う人間にはなれなかった。次第に多くの人から非難され、もう、耐えられなかった」 「いまはファヴェーラじゃなく、リオのちゃんとした住宅街に住んでいるよ。だけど、僕の一部は常にファヴェーラにある。バイクにでも乗って、僕とドライブしないか? そうすると、心が落ち着くんだ。今だってそうさ」 「何度でも僕はファヴェーラに戻る。裸足でドミノをしたり、縁石に座ったり、音楽を聴いたり、踊ったり…僕はここでコミュニティとは何かを学んだ。これが、僕の物語だ」 2024.11.13 22:45 Wed

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