「チェルシー?」アトレティコが今季3rdキットを発表! 濃淡入り交じるブルーの配色にファンからは批難も…

2024.08.27 19:25 Tue
アトレティコが3rdキットを発表
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アトレティコが3rdキットを発表
アトレティコ・マドリーは27日、2024-25シーズンの3rdキットを発表した。
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今夏は積極的に選手を入れ替え、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスやイングランド代表MFコナー・ギャラガーらの大型補強も実現したアトレティコ。ラ・リーガ第2節を終えて1勝1分けとまずまずのスタートを切っている。そんなクラブが発表したのは、濃淡のブルーが入り交じる3rdキット。クラブを象徴する「ネプチューンの三叉槍」と共に、ナイキのスウォッシュマークが90度回転した状態であしらわれている。
また、今回のキットはナイキが展開する「Together We Rise(共に立ち上がろう)」コレクションの一環。「常に恐れずに新たな挑戦に挑む」というクラブの姿勢も体現されている。

デザインは鮮やかなものの、チェルシーのホームキットを彷彿とさせるカラーリングには、「チェルシーと同じシャツ」、「アトレティ? チェルシー?」「チェルシー2.0」という反応も。「今すぐナイキをやめよう」、「一刻も早くプーマに戻るべき」といったコメントも寄せられている。


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コパに波乱はなかったけど…/原ゆみこのマドリッド

「いきなりヒマになったのね」そんな風に私が戸惑っていたのは金曜日、コパ・デル・レイ1回戦免除のレアル・マドリーは土曜のリーガ12節、メスタジャでのバレンシア戦も順延が決定。来週火曜のCLミラン戦まで試合がないとわかった時のことでした。いやあ、このミッドウィークはスペイン南部、とりわけバレンシア州が集中ゲリラ豪雨に襲われ、そこかしこで洪水が発生。ここ数日、200人以上もの犠牲者を出すことになった、街中の道が完全に水路と化し、自動車がガンガン流れされていたり、溢れかえった河川の水で橋が完全破壊する光景ばかり、TVで見せられているんですけどね。 もちろん、被害にあった地方で試合の開催ができる訳なく、ええ、木曜に予定されていたヘタフェのマニセス(地方リーグ/実質6部)戦は前日に延期が決まり、ボルダラス監督のチームはバレンシアに移動すらせず。それとは逆に試合開催地に移動する手段が断たれ、延期になったバレンシアやレバンテの例なども。まあ、ヘタフェはヨーロッパの大会に参加しておらず、フリーのミッドウィークが多いため、マニセス戦は来週木曜にやることが早々に決まったんですけどね。リーガ12節のセルタ戦が月曜試合のせいもあり、その後の土曜開催だった13節ジローナ戦が日曜に変更。入れ替えでレガネスが日曜予定だったセビージャ戦を前倒しで土曜にプレーという、トバッチリを喰うなんてことも。 それとは対照的なのはマドリーで、やはり日曜のリーガ12節ビジャレアル戦の延期が決まったラージョなどは相手共々、ドメスティック組のため、それこそ来週中でも、11月の各国代表戦週間明けのミッドウィークになってもいいのとは大違い。ええ、来週もCL週ですし、元からして、空いているミッドウィークを探すのは至難の技ですからね。実際、延期されたバレンシア戦をプレーする日付を見つけるのも大変で、候補はクリスマス休暇を早めに切り上げて年明けの1月2日、両チームがコパ早期敗退してくれたら、1月中のミッドウィーク、マドリーがプレーオフなしでCL16強対決に進んだら、2月中のミッドウィーク、それでもダメなら、リーガ最終節直前のミッドウィークという、訳のわからないことに。 どちらにしろ、バレンシア戦の日付が決まるのはかなり先のことになるため、今は気にせずほっておくことにしても、いやあ、マドリー最後の試合は先週土曜、クラシコ(伝統の一戦)でバルサに0-4の大敗という最悪のものでしたからね。その上、月曜には当日午前中に受賞者がビニシウスでないとわかったせいでの、バロンドール表彰式集団ドタキャン事件も発生。ロドリ(マンチェスター・シティ)が史上2人目のスペイン人受賞者となったのに歓喜する国内マスコミはもとより、国外からもかなり批判を浴びていたなんてこともあったんですが、その辺も空前絶後の自然災害のせいでうやむやに。CLミラン戦が近づけば、それこそ世間もコロッと忘れているんじゃないかと思いますが、何はともあれ、ビニシウスが落ち込んでいないことを祈るばかりかと。 そんなことはともかく、無事にコパ1回戦を済ませたマドリッドの3チームの話もしておくことにすると、火曜にはまず、ラージョがビジャムリエル(地方リーグ)戦に0-5と大勝。まあ、カテゴリー差を考えれば当然なんですが、収穫だったのは、今季まだ出場がなかったRdT(ラウール・デ・トマス)が初先発、しかも前半終わり近くにはPKで、今年2月以来となるゴールを決めたことだったでしょうか。それにトレホが続いた後、後半頭にもRdTが自身2点目を入れると、セルジ・グァルディオラもラージョ出戻り初ゴール、最後は今季、カンテラ(Bチーム)に加入したサムエル・エトーの息子、22才のエティエンヌ・エトーの5点目で締めるという、イニゴ・ペレス監督のチームにしては珍しいgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で勢いをつけられたのは良かったかと。 それだけにビジャレアル戦が延期になってしまったのは残念なんですが、続いて水曜にコパに挑んだのはレガネス。いやあ、こちらの相手はルセナ(RFEF3部/実質5部)と1つカテゴリーが上だったせいなんでしょうかね。前半はなかなか得点できず、ようやくPKをゲットしたかと思えば、オスカル・ロドリゲスは弾かれてしまう始末。更には42分、再びもらったPKをムニルも弾かれたんですが、幸いこちらは自分で押し込んで、先制点を挙げたところ…ロスタイムに同点ゴールを奪われるとはちょっと情けない。 でも大丈夫、後半7分には更生したオスカルがファン・クルスにラストパスを送り、そのゴールでレガネスは1-2と勝ち越し。そのまま最後までリードを保ち、2回戦進出を決めたんですが、この週末土曜にはアウェイのジローナ戦を控える彼らには悪いニュースもあってねえ。その日、ハラーが遠征に参加していなかったのは単なるローテーションだと思っていたところ、実はケガをしていたからだそうで、ええ、先週末のセルタ戦ではディエゴ・ガルシアも負傷交代していましたからね。 モンテリビで当てにできるCFがミゲール・デ・ラ・フエンテだけとなるのは少々、心もとない気もしますが、総勢12名以上の負傷禍に陥っているミチェル監督のチーム程ではない?それでも同じ水曜にエクストレマドゥラ(RFEF3部)に0-4と勝利しているとはいえ、ジローナには来週、CLのPSV戦もありますしね。せっかく先週末の勝利で14位と降格圏から離れたレガネスにとっては、もっと安全な順位まで上昇する好機なんですが、さて、どうなることやら。 一方、先週はCLリール戦、ベティス戦と2連敗して、ドツボに嵌っているアトレティコは木曜にビック(地方リーグ)戦に挑んだんですが、たとえ、ピッチが人工芝だったとはいえ、アウェイ弱者なのは相手構わずだったよう。だってえ、スタメンに入ったカンテラーノはコスティスとハビ・セラーノの2人だけ、あとはトップチームのメンバーだったにも関わらず、コレアもセルロートもゴールからは程遠い状態なんですよ。それどころか、格下のビックの方が何度もGKムッサを煩わせていたとなれば、一体、どうしたらいい? 幸い、この日はオウンゴールで相手のシュート精度のなさを助けてあげるヒメネスのようなお人よしはいなかったため、前半は0-0で終わったんですけどね。後半頭から、シメオネ監督は得意の3人一斉交代を発動。コスティス、セラーノ、セルロートを下げ、ガラン、コケ、レマルが入ったんですが、それでも大勢は変わりません。そこで13分にはとうとうリケルメに代えて、フリアン・アルバレスの出動となったものの、うーん、22分にはレマルがケガして、グリーズマンまで動員って、いや、もうこれ、ガチのリーガ用メンバーですって。 それでも一向にアトレティコのゴールは決まらないまま、いよいよ後半30分も過ぎたため、コパ1回戦から延長戦なんて完全に体力のムダ。というか、あまりに恥ずかしいから、何とかしてよと祈るような気持ちに私もなっていたんですが、34分、根性を見せた選手が約1名。それはシメオネ監督の三男ジュリアーノで、ええ、この日は先発に抜擢され、右サイドを担当していたんですけどね。ドリブルで鬼のように上がると、エリアに入ったところで、ベルトラナに吹っ飛ばされ、主審がペナルティを宣告してくれたから、有難かったの何のって。 うーん、リプレーを見るとこちら、敵の足が当たるのをジュリアーノはジャンプしてよけてから、転がったみたいなんですけどね。コパのこのフェーズではVAR(ビデオ審判)もないため、あっさりPKをもらったアトレティコはフリアン・アルバレスがしっかり決めて先制。それでもこの1点だけとなると、1回戦で一番、ショボい勝ち方をした1部チームになりそうと心配していたところ、45分には敵のFKをクリアしてからのカウンターがはまり、最後はコレアのアシストで再び、フリアン・アルバレスが2点目を決めてくれたとなれば、それこそマンチェスター・シティに7500万ユーロ(約125億円)の高額移籍金を払った甲斐があるというもの? いや、違います。絶対、違います!本来なら、CLやコパの準々決勝や準決勝、リーガの天王山などで勝利のゴールを挙げてもらうために彼は来たはずで、基本的にこのレベルの試合なら、控えのFWたちのアピールで楽勝しているのが常道。ただ、アキレス腱断裂で昨季をほぼ丸々棒に振り、ようやく最近復帰しながら、また負傷してしまったレマルにもアトレティコは7000万ユーロ(約117億円)をモナコに払っていて、移籍金1憶2700万ユーロ(約211億円)のジョアン・フェリックス(現チェルシー)など言わずもがなですからね。どうにもお隣さんのように彼らが奮発すると、ロクな結果が出ていないのがこれまでの例となれば…。 せめて3度目の正直で、フリアン・アルバレスでは当たりが出てほしいものですが、まったく。ちなみに試合後のシメオネ監督は、「Me encantó como jugó. Con pasión, compromiso, con intensidad cada pelota/メ・エンカントー・コモ・フゴ。コン・パシオン、コンプロミソ、コン・インテンシダッド・カーダ・ペロータ(彼らのプレーに感激した。情熱、献身、1つ1つのボールへの激しさにね)」とビックを持ち上げていたんですが、これって全て、アトレティコのアウェイ戦に足りないところばかり。もしや、選手たちへの皮肉だったかもと思ってしまうのは私だけではなかった? まあ、そんな感じで何とか、コパをクリアしたアトレティコは今週末、日曜午後2時(日本時間午後10時)から、リーガ12節でラス・パルマスと対戦。この試合はメトロポリターノ開催なため、まだ気が楽なんですが、何せ相手はカリオン監督から、ディエゴ・マルティネス監督に代わって以来、バレンシア、ジローナに2連勝、更にはコパのオンティニェラ(地方リーグ)戦でも昨季までヘタフェにいたマタがpoker(ポケル/1試合4得点のこと)を達成し、0-7で大勝していますからね。 加えて懸念なのはメトロポリターノの雰囲気で、マドリーダービーでのGKクルトワへの物投げ込み騒動によるフレンテ・アトレティコ(ウルトラのグループ)の犯人メンバーのスタジアム追放もとうとう、9人までになったとあって、先週のCLリール戦で応援ストをしていた彼らが心を改めてくれるとも思えず。またしてもスタンド分断状態になりそうなのは困りもんですが、金曜にはチーム練習にバリオスとレングレが合流したという朗報も。何せ前節ベティス戦での黒星で、首位のバルサと勝ち点10差がついてしまっただけでなく、4位の座も勝ち点2差でアスレティックとベティスに脅かされているアトレティコですからね。来週水曜のCL4節PSG戦に関してはアウェイでもありますし、もう考えるだけで空しくなるため、せめてリーガでは最低限マスト、来季CL出場圏を維持できるといいのですが…。 2024.11.03 01:00 Sun
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「毎日連絡が…」アトレティコ加入のフリアン・アルバレスが熱烈な勧誘を受けていたことを告白、新天地への思い「大きな期待を感じる」

アトレティコ・マドリーに加入したアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが、加入への思いと新天地での意気込みを語った。 12日、マンチェスター・シティに所属していたアルバレスがアトレティコに完全移籍。2030年までの6年契約をクラブと結んだ。 リーベル・プレートからシティに完全移籍したアルバレス。一定の出場機会は与えられており、シティでは公式戦103試合で36ゴール18アシストを記録。しかし、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの存在もあり、クラブで1番手になることができずにいた。 より多くの活躍の場が欲しかったアルバレスは移籍を決断。同じアルゼンチン人のディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコでの飛躍を誓った。 アルバレスは多くの歓迎を受けたことを喜び、活躍を見せたいと意気込んだ。 「ここに来ることができてとても嬉しく、興奮している。彼らは街やクラブで僕を受け入れてくれた。そしてとても大きな期待を感じている」 「ファンからたくさんのメッセージを受け取った最初の瞬間から、空港にはたくさんの人がいて、僕はメディカルチェックを受け、スタジアムでは…。良いスタートが切れたのはとても嬉しい。あとはピッチで見せるだけだ」 “ラ・アラーニャ”と呼ばれるアルバレスだが、その由来についても言及。幼い頃のニックネームであり、名前を呼ばれるよりも親しみがあるとした。 「ラ・アラーニャという名前は、とても幼い頃につけられたもので、僕が3歳か4歳の時に兄弟や友達と遊んでいた時から、彼らは僕のことをそう呼ぶようになり、街の人全員が僕をアラーニャと呼ぶようになった。僕にとっては普通のことだった」 「やがて彼らは僕をフリアンと呼ぶようになったけど、僕は振り向くことができなかったんだ。それは永遠に残っているし、僕が幼い頃からそれが自分のニックネームであり、それが続いている」 アトレティコの他にもパリ・サンジェルマン(PSG)も関心を寄せており、金銭面だけを考えれば、PSGの方が好条件だったが、アルバレスはアトレティコを選択した。 その背景には、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンや同じアルゼンチン人のジュリアーノ・シメオネ、ロドリゴ・デ・パウル、ナウエル・モリーナからの熱心な勧誘があったという。 「グリーズマンとジュリアーノ(・シメオネ)は、ほぼ毎日、僕に最も多くのメッセージを送ってくれた人たちだった。(ロドリゴ・)デ・パウルもそうしたし、ナウエル(・モリーナ)とも話した。彼らはとても丁寧だった」 「チームの勝利に貢献し、アトレティコを首位に立たせられるように、サッカー選手としての自分のベストな姿を見つけるために全力を尽くしたいと思う」 また、前述の通りシメオネ監督もアルゼンチン人。アルバレスは、シメオネ監督の息子たち、ジョバンニ・シメオネ(ナポリ)、ジャンルカ・シメオネ(ラージョ・マハダオンダ)、ジュリアーノ・シメオネ(アトレティコ・マドリー)とも関係があるとした。 「シメオネ・ファミリーの全員、ジャンルカとはリーベル・プレートのリザーブチームで、ジオとは代表チームで、ジュリとはオリンピックで一緒だった」 「チョロ(シメオネ監督)は僕に小さなチョロを手に入れたから、今度は大きなチョロと一緒に来いと言っていた。僕はファミリーとはいつも良い関係を築いてきたし、これからも良いことが起こることを期待したい」 慣れ親しんだ人たちとの関係を継続することとなったアルバレス。最後に、アトレティコのファン・サポーターへメッセージを送った。 「ファンには感謝する。SNS上では多くのメッセージを目にし、マドリードでみんなが寄ってくるのをみた。彼らには感謝したいと思う」 「もし、僕が約束できることが1つあるとすれば、このユニフォームを着てチームを助け、勝利するためにフィールドで全力を尽くすことだ」 2024.08.13 23:55 Tue
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安全策を取ったはずだったのに…/原ゆみこのマドリッド

「どっちもダービー後遺症だったとか」そんな風に私が考え込んでいたのは木曜日、思惑がまったく外れたマドリッド勢のCL2節の記事をスポーツ紙で読みながら、反芻していた時のことでした。いやあ、火曜にバルサがヤングボーイズに5-0と大勝したことや、水曜の早い時間にプレーしたジローナがオウンゴール2発を献上。2-3でフェイエノールトに負けてしまったのにも驚かされたと言えば、まあ、そうなんですけどね。 それが、レアル・マドリーとアトレティコがアウェイで同時開催となった水曜夜9時には、探し回る手間を省いて、近所の行きつけのバル(スペインの喫茶店兼バー)に直行。前者のリール戦をTVで見つつ、ラジオの2元中継でベンフィカ戦の様子を伺っていたところ、まさか筋金入りのアウェイ弱者であるアトレティコのみならず、マドリーまで負けてしまうとは!うーん、確かに日曜のマドリー本家ダービーでは、結果は1-1の痛み分けだったとはいえ、途中、GKクルトワへの物の投げ込みが止まらず。15分程中断されたため、試合が終わったのも午後11時半頃と、リーガ戦にしては遅かったなんてことも。 実際、シメオネ監督が「挑発したクルトワも処分を受けるべき」といった発言が巻き起こした論争や、まさに水曜当日、競技委員会から下された、fondo sur/フォンド・スール(南側ゴール裏)のフレンテ・アトレティコ(ウルトラグループ)が陣取る区画を3試合閉鎖という処分などで、後を引いていたのはアトレティコの方だったんですが、もしやマドリーにも影響があった?どちらにしろ、アンチェロッティ監督も「Golpe de atención. Autocrítica. Esto viene bien para mejorar/ゴルペ・デ・アテンシオン。アウトクリティカ。エストー・ビエネ・ビエン・パラ・メホラル(注意喚起の一撃。自己批判。改善するためにはいいことだ)」と言っていたように、ええ、CL3連覇したジダン監督時代だって、グループリーグで3節まで勝利がなく、決勝トーナメント進出を不安視されていたシーズンもありましたからね。 今は36位チーム中17位と、16強対決に直接進める8位以上からは遠くても、最後は辻褄を合わせちゃうような気がしますが、同じ2試合で勝ち点3ながら、23位となったアトレティコは別の話。というのも、同じく毎回、毎回、こちらも反省の弁は聞くものの、昨季から続くアウェイで力入らずの現状が一向に改善の兆しを見せていないから。 そう、残り6試合、3試合のアウェイ戦全敗ということも考えて、ホーム全勝の勝ち点12となっても8位以上は夢のまた夢。それでも24位以上になれて、決勝トーナメント進出プレーオフに出られることを祈るしかありませんが…マドリーを破って気勢上がるリールとの3節、そして7節にはブンデスリーガ王者のレバークーゼンも来るとなると、メトロポリターノでも満願達成するのは難しいかもしれませんよ。 え、それで肝心の試合はどんなだったのかって?そうですね、とりあえず、アトレティコの方からお伝えしてくことにすると、予定ではオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の詳しい2元中継を当てにしていたものの、今節はメイン周波数でマドリーの実況、サブの方にアトレティコの実況という新機軸に。しかもそちらは電波が弱いのか、バルの中では音声がほとんど入らず、仕方なく、全国放送の大手ラジオが6対4ぐらいの割合でリールとリスボンを行ったり来たりしていた中継を聴いていたんですけどね。もう序盤からGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)を余儀なくされているとはまったく、心臓に悪い。それこそル・ノルマンがダービーでチュアメニと頭をぶつけ、このベンフィカ戦遠征に参加できなかったことを悔やむしかなかったんですが…。 とはいえ、アトレティコの呆け呆け守備はDFだけの問題ではなく、ええ、早くも前半13分にはレイニウドが自陣エリア内でクリアしそこねたボールをコケが遠ざけようとして、あろうことか、目の前にいた敵のアウルスネスにパス。そこから、アクトゥルコールに繋がれ、先制点を奪われてしまうって、もしやリーガのアウェイ戦ではたらたらしてても、アスレティック戦やセルタ戦など、相手も点を取れず、スコアレスドローで終盤まで持ちこたえられたのに胡坐をかいていた? 33分にはジョレンテが負傷。モリーナと交代するアクシデントなどはあったものの、ディ・マリアとの1対1をオブラクが防いでくれたこともあって、何とか1-0のままでハーフタイムに入ることはできたんですけどね。それが、この日はラージョ戦では功を奏した後半頭から、3人一気替えもどこかチグハグでねえ。だってえ、いくら前半パッとしなかったからって、グリーズマン、コケ、デ・パウルの重鎮3人をセルロート、ギャラガー、そしてカンテラーノ(Bチームの選手)のセラーノに代えちゃったんですよお。 まさに新たにピッチに入ったMF2人がやらかしてくれたのは後半7分のことで、ええ、エリア内にボールを持って入ったパブリディスを囲んだのはいいものの、近すぎてギャラガーは相手の足を踏んでしまうわ、更にヒメネスまで踏んでいるって、一体、何考えている?当初こそ、主審にスルーされたものの、VAR(ビデオ審判)注進が入り、モニターチェックでペナルティとなってしまったって、そんなの自業自得ですよ。 いやあ、そのPKを決めたのが元マドリーのディ・マリアだったせいもあったんでしょうかね。どうやら、2点差にされて、改めてダ・ルスが2014年CL決勝後半ロスタイム3分、セルヒオ・ラモス弾で追いつかれ、延長戦でボロ負けして、Decima(10回目のCL優勝のこと)をお隣さんに贈った元の悪いスタジアムだったことをシメオネ監督も思い出したよう。 というのも、どうもこの時点で彼は勝負を投げてしまったような感じもして、だってえ、15分にはもう、フリアン・アルバレスを下げて、自身の三男、ジュリアーノを入れ、交代枠を使い切っているんですよ。とはいえ、30分にCKから、フリーのバーにヘッドで3点目を決められたのは別にそのせいではなく、相変わらず、アトレティコのセットプレー守備がザルだったためですが、更に39分には再び、レイニウドがアムドゥニをゴール前で倒してPKを献上。そのPKもコクチェに決められて、枠内シュートが1つもないまま、最後は4-0の大敗で終わり、ええ、それすら御の字で、オブラクがいなければ、10点ぐらい取られていたんじゃないかと思える程、最低の試合をされてはねえ。 それでもシメオネ監督に言わせると、「No hubo falta de actitud ni de tensión, sólo jugamos mal/ノー・ウボ・ファルタ・デ・アクティトゥッド・ニ・デ・テンシオン、ソロ・フガモス・マル(試合に対する姿勢が悪かったのでも、緊張感が欠けていた訳でもない。プレーが悪かっただけ)」だそうなですけどね。さすがにこうまで、アウェイ弱者ぶりを徹底して見せられると、「Pienso en positivo y pienso que es una oportunidad para seguir mejorando/ピエンソー・エン・ポシティボ・イ・ピエンソー・ケ・エス・ウナ・オポルトゥニダッド・パラ・セギール・メホランドー(自分はポジティブに考えて、改善し続けるチャンスだと思う)」という指揮官の言葉を信じるのもそろそろ、限界ですよね。 とまあ、こんなアトレティコの惨劇をライブで目撃することが避けられたという点では、私がマドリーを見ることにしたのは正解だったんですが、余裕の勝利を楽しもうという目論見も外れちゃったんですよ。そう、試合前は1年前にマドリーを退団して、現役からも退いたエデン・アザールが台頭したクラブというぐらいしか、話題がなかったリールなのに、アンチェロッティ監督のチームはなかなか点が取れず。 いえ、序盤にはビニシウスやベリンガムが決められなかったり、14分には背筋痛でベンチとなったロドリゴの代わりに移籍後、初先発。18才のエンドリックもドリブルで上がって、シュートをGKシュバリエに弾かれてしまったなんてこともあったんですけどね。マドリーが実力を出すのは後半だからと、最初は私もあまり気にしていなかったところ…。 ダービーで負傷したクルトワに代わり、久々にゴールを守ったGKルーニンもディビッドの2度撃ちシュートを両方共弾くなど、しっかりしていたため、ハーフタイム間近の44分、シュゲロバの蹴ったFKにカマビンガが手に当ててしまったのが、後追いVAR判定でペナルティに。ディビッドのPKで先制された時も、却って、これでマドリーのremontada(レモンターダ/逆転劇)精神に火が点くに違いないと確信していたんですが、とんでもない。 後半頭からメンディをフラン・ガルシアに代え、12分にはもう、ミリトンとエンドリックから、モドリッチと1週間前のアラベス戦で負傷して、全治3週間と言われながら、超特急で回復してきたエムバベを投入したアンチェロッティ監督だったんですが、どうにもリールの堅固な守備を破れなくてねえ。40分過ぎにはとうとう、土壇場の猛ラッシュが始まったんですが、ベリンガムのゴール前からのシュートも、リュディガー、ギュレルのヘッドもシュバリエに弾かれてしまってはどうしようもありませんって。 結局、そのまま試合は1-0で終了です。いやあ、せっかく昨季の鬼門、唯一の黒星となったメトロポリターノでのダービーを引分けでやり過ごしながら、今年の1月18日、コパ・デル・レイ準々決勝での敗戦以来となる36試合ぶりの黒星をリールに喫してしまうとは、まさに皮肉。要は今季のマドリーがまだ完璧ではないということでしょうが、それでもCL3、4節はドルトムント、ミランをサンティアゴ・ベルナベウに迎えるホームゲーム。その前には10月の各国代表戦によるparon(パロン/リーガの停止期間)もありますしね。せっかく弟のエタンのいるリールへの遠征に間に合いながら、ピッチでは大したことができなかったエムバペもその頃にはまた、ゴールづいてくれるのではないかと。 え、でもその前に7連戦最後のリーガ9節がこの週末に迫っているんじゃないかって?その通りで、折しも木曜にはデシャン監督が、ケガを治さないといけないという理由で10月はエムバペを招集免除にしたことを発表。それだけに、果たして土曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのビジャレアル戦で彼がプレーできるのか、わからないんですけどね。リール戦を打撲で途中交代したミリトンは木曜には普通にバルデベバス(バラハス空港の近く)での練習に参加しており、頭数不足のCBは心配ないんですが、この試合の懸念は、今季は珍しく、ビジャレアルがヨーロッパの大会フリーのチームだということ。 たとえ、ベルナベウ開催とあっても休養十分の相手を前にすれば、フィジカル負けしてしまうこともありますからね。未だにブライム、セバージョスらが回復しておらず、ローテーションもなかなか難しいとあって、アンチェロッティ監督もスタメン選びには苦労しそうですが、その点、ツイているのはアトレティコの方。ええ、サン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾートタウン)でのアウェイ戦だということを除けば、日曜午後9時からの相手のレアル・ソシエダは木曜にELアンデルレヒト戦をプレーして、おまけに1-2で負けるというショックを受けていますからね。 中1日多いアトレティコが体力的には有利なはずですが、木曜にはジョレンテが右太ももの負傷で全治3週間と判明。ル・ノルマンも頭部のケガなだけにまだ様子見ですし、そろそろバリオスは戻って来られそうなのだけが頼りですが…何より先日、フランス代表引退を表明したグリーズマンがこの先2週間、ゆっくり休めることを励みに古巣への恩返しに張り切ってくれたら、助かりますよね。 そして今週はミッドウィークに試合がなかった弟分たちは、まずは金曜にレガネスがバレンシアをブタルケに迎えて9節の先陣を切るんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームはここ、2試合のダービーラッシュでヘタフェ、ラージョと連続ドロー。そろそろ、今季2勝目を挙げて、ホームのファンを喜ばせてあげたいところですが、相手が降格圏の18位と不調なのがいいチャンスになるかも。今のところ、頼りになるアタッカーがファン・クルスしかいないのは何ですが、早くハラーのゴールも見てみたいものです。 一方、土曜試合組なのが弟分の古株2チームで、ヘタフェはコリセウムでのオサスナ戦。いえまあ、相手は前節、バルサに4-2と勝利して、注目を浴びているんですが、それはホームのエル・サダルでの話ですからね。アウェイではラージョに負けているところも私は目撃していますし、先週末のアラベス戦で今季初勝利、ようやくボルハ・マジョラル、アルバロ・ロドリゲス、ベルトゥとCFも3人揃い、降格圏も脱出したボルダラス監督のチームが勝ち癖をつけるには、ここでガツンと行くしかないかと。 ラージョの方はアウェイのバジャドリー戦で、こちらも降格圏19位の相手なんですが、イニゴ・ペレス監督のチームも現在、3連続引分け中でねえ。それでも9位と弟分中、最高位にいるだけに、弱い訳ではないんですが、注目どころはやはり、ハメス・ロドリゲスがいつ本格的な稼働状態になるのかどうか。ええ、来週は彼もまた、コロンビア代表のお勤めが待っているはずですからね。何はともあれ、これで連戦続きの3週間が終わるのには、私もちょっとホッとしています。 2024.10.04 20:00 Fri

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孝行息子ジュリアーノ・シメオネがアトレティコ初ゴール! 格下相手に快勝でCLのPSG戦へ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第12節、アトレティコ・マドリーvsラス・パルマスが3日にリヤド・エア・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが2-0で勝利した。 今シーズンのリーグ戦初黒星からバウンスバックを図る4位のアトレティコは、今季初白星からの連勝で復調した18位のラス・パルマスとのホームゲームに臨んだ。リーグ前節はレアル・ベティスとのアウェイゲームで0-1の敗戦を喫したシメオネのチームは、チャンピオンズリーグ(CL)のリール戦に続く公式戦連敗に。直近のコパ・デル・レイではアルバレスのドブレーテで2-0の勝利も、格下相手に苦戦を強いられており、流れを大きく変えるまでには至らず。 週明けに控えるCLのパリ・サンジェルマン戦に弾みを付けたいコルチョネロスはリーグ前節から先発4人を変更。ヴィツェル、ヘイニウド、ギャラガー、デ・パウルに代えてラングレ、ガラン、バリオス、ジュリアーノ・シメオネを起用した。 立ち上がりから攻守にアグレッシブな姿勢を示したアトレティコ。8分にはハイプレスでボールを奪うと、アルバレスのマイナスの折り返しに反応したバリオスがボックス中央からシュートを枠に飛ばすが、ここはGK正面を突いた。 さらに、13分にはグリーズマンのクロスがボックス内のDFマッケンナの手に当たってオンフィールド・レビューの対象となったが、ここはノーハンドの判定でPK獲得とはならず。 以降も集中を切らすことなく相手陣内でハーフコートゲームを展開するアトレティコだが、21分にはラス・パルマスの鋭いカウンターに晒される。GKからのロングボールに競り勝ったファビオ・シウバに味方とのワンツーでボックス右に持ち込まれるが、やや強引に放ったシュートはGKオブラクの好守で凌ぐ。 強度の高い守備からリズムを作るものの、アタッキングサードでの一工夫が足りないアトレティコは徐々に攻めあぐねたが、孝行息子が苦境の父親を救う決定的な仕事を果たす。 37分、自陣右サイドのモリーナからの背後を狙った縦パスに反応したジュリアーノがヘディングでのボールコントロールで一気に縦へ抜け出すと、逆サイドの味方への折り返しを選択肢に入れずに強引に振った右足の対角シュートがゴール左隅に決まり、アトレティコでの待望の初ゴールを挙げた。 自分たちの時間帯で先制に成功したアトレティコは冷静にゲームをコントロール。さらに、前半終了間際には右サイドで深い位置に侵攻したバリオスの完璧な折り返しにゴール前のグリーズマンが反応したが、左足ダイレクトシュートは惜しくもクロスバーを叩いて追加点を奪うまでには至らず。 1点リードで試合を折り返したアトレティコはハーフタイムで2枚替えを敢行。リーノとバリオスを下げてデ・パウル、ギャラガーを投入。左にデ・パウルを配置し、より左右非対称の中盤のバランスに。 後半もアトレティコペースで進む中、ラス・パルマスにアクシデント発生。モリーナとの接触プレーで頭部に打撃を受けたGKシレッセンが一度はプレーに復帰したが、脳震とうの症状かプレー続行不可能となり担架でピッチを後に。60分に控えGKホルカシュがスクランブル投入された。 後半に入って攻撃が停滞するアトレティコは65分、当初の予定でもあったか、グリーズマンとアルバレスを下げてセルロート、アンヘル・コレアを同時投入した。この交代で攻撃を活性化させたいところだったが、グリーズマン不在によって崩しのアイデアを欠いて逆に停滞。それでも、迫力不足のラス・パルマスの攻撃を難なく抑え込んで時計を進めていく。 すると、83分にはハーフウェイライン付近でボールを受けたデ・パウルの絶妙なスルーパスに巧みなラインブレイクで抜け出したセルロートがボックス内に持ち込んで強烈な左足シュートを突き刺し、決定的な追加点を奪った。 その後、当初の予定通りにヴィツェル、ヘイニウドの同時投入で完全にクローズに入ったアトレティコはラス・パルマスに快勝し、リーグ前節での初黒星を払拭。良い形でPSGとの重要な一戦に臨むことになった。 アトレティコ・マドリー 2-0 ラス・パルマス 【アトレティコ】 ジュリアーノ・シメオネ(前37) アレクサンダー・セルロート(後38) <span class="paragraph-title">【動画】孝行息子ジュリアーノ・シメオネがアトレティコ初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">メトロポリターノの観衆の前で<br>ジュリアーノ・シメオネが<br>アトレティコでの公式戦初ゴール<br><br>ラ・リーガ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アトレティコ・デ・マドリー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ラス・パルマス</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/4wthlucLhb">pic.twitter.com/4wthlucLhb</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1853072351031947345?ref_src=twsrc%5Etfw">November 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.04 00:04 Mon
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21歳のトップチーム未出場GKにもサウジ勢が触手…アトレティコBのイトゥルベがオファーを断った決め手は「フェルナンド・トーレス」

アトレティコ・マドリーBのU-21スペイン代表GKアレハンドロ・イトゥルベが、“憧れの人”の助言でサウジアラビア行きを断ったという。スペイン『Relevo』に語った。 イトゥルベはマドリード出身の21歳で、大岩ジャパンとも対戦したパリ五輪・U-23スペイン代表のメンバー。2番手GKとしてグループステージ1試合に出場し、金メダルを手に入れた。 大会後もU-21スペイン代表に名を連ねる一方、少年時代から過ごすアトレティコでは、まだBチーム所属。ディエゴ・シメオネ監督率いるトップチームではベンチ入りこそあれど、出場はなし。まだまだ修行中というわけだ。 そんな立ち位置ゆえ、今夏はセグンダ(スペイン2部)のクラブから、レンタル獲得の打診がいくつか届いたそう。ただ、そこに紛れてサウジアラビア勢の完全移籍オファーがあったという。 これに多少なりとも惹かれたそうだが、あるスーパースターの説得で、少年時代からのアトレティコ愛をキープ。残留を決意したそうだ。 「フェルナンド・トーレスだよ。彼からアトレティコというクラブを改めて説明され、今そこにあるプロジェクトを教えてもらった。それは、勝利への野心的なプロジェクトさ」 現役最後にサガン鳥栖でプレーしたフェルナンド・トーレス氏は、説明不要、アトレティコのレジェンド。U-19チームで指導者キャリアを歩みだし、今季からBチームを託された。 「初めてフェルナンドと話した時のことを、よく覚えているよ。とてつもなく緊張して、会話の内容はよく覚えていない。子供のころ、選手としてアトレティコに帰ってきた彼のお披露目に、僕はいちファンとして行ったんだ。彼は僕のカリスマ、全選手のカリスマなんだ」 “彼にサウジ行き、またはアトレティコ退団を止められたのですか?” 「そうだ。確かにオファーがあって、コーチたちと話し、正しい決断ができたと思う。最後はフェルナンドに電話し、『ここに残る。あなたのもとでサッカーをしたい』と伝えたよ」 2024.11.01 17:10 Fri
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アトレティコが6部相手に苦戦もアルバレスの2発で2回戦進出!久保のソシエダは豪雨被害により延期【コパ・デル・レイ】

2024-25シーズンのコパ・デル・レイ1回戦がミッドウィークに行われた。 2023-24シーズンはアスレティック・ビルバオが40年ぶりの優勝を飾ったコパ・デル・レイ。 来年1月に行われるスーペルコパ・デ・エスパーニャに出場するレアル・マドリード、バルセロナ、アスレティック・ビルバオ、浅野拓磨の所属するマジョルカを除く、ラ・リーガ所属の16クラブが参加する1回戦。 6 6部に所属するヴィックのホームに乗り込んだアトレティコ・マドリーは、立ち上がりから主導権を握るも1点が遠く、後半半ばまでゴールレスの状態が続いたが、80分にスコアが動く。アンヘル・コレアとのパス交換でボックス右に侵入したG・シメオネがDFベルトラーナに倒されると、ベルトラーナは2枚目のイエローカードで退場。このファウルで獲得したPKをアルバレスが決め、待望の先制点を奪った。 さらに89分にも、アンヘル・コレアのパスをボックス中央左で受けたアルバレスがゴールネットを揺らし、アトレティコが2-0で勝利した。 なお、久保建英の所属するレアル・ソシエダは、アウェイで5部のホベ・エスパニョールと対戦予定だったが、29日から30日にかけてスペイン東部バレンシア州で降り注いだ記録的豪雨により甚大な被害を被ったことを受けて、延期となった。 また、1回戦ではソシエダのほかにも、パルラ・エスクエラ(6部)vsバレンシア、マニゼス(6部)vsヘタフェなど7試合が延期。延期分は11月5~7日に開催される見込みだ。 ◆コパ・デル・レイ1回戦対戦カード ※ラ・リーガ所属のみ抜粋 ▽10/29(火) コンポステーラ(4部) 0-1 アラベス ビリャムリエル(6部) 0-5 ラージョ・バジェカーノ アストゥール(6部) 1-4 バジャドリー ポブレンセ(5部) 1-6 ビジャレアル ▽10/30(水) シウダード・デ・ルセナ(5部) 1-2 レガネス ラス・ロサス(5部) 0-3 セビージャ サン・ペドロ(6部) 1-5 セルタ エストレマドゥーラ(5部) 0-4 ジローナ ▽10/31(木) ヴィック(6部) 0-2 アトレティコ・マドリー サン・ティルソ(6部) 0-4 エスパニョール ヘボラ(6部) 1-6 レアル・ベティス オンティニェナ(6部) 0-7 ラス・パルマス ▽延期 パルラ・エスクエラ(6部)vsバレンシア ホベ・エスパニョール(5部)vsレアル・ソシエダ チクラーナ(6部)vsオサスナ マニゼス(6部)vsヘタフェ 2024.11.01 07:30 Fri
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アトレティコSDベルタ氏が退団へ…10年以上勤務もクラブの内部抗争に敗れて存在希薄に

アトレティコ・マドリーでスポーツディレクター(SD)を務めるアンドレア・ベルタ氏が今シーズン限りでクラブを去る見込みだ。 イタリア出身のベルタ氏は、パルマとジェノアでSD職を歴任し、2013年にアトレティコ入り。テクニカルディレクターを経て2017年からSDに就任すると、ディエゴ・シメオネ監督やエンリケ・セレソ会長と連携しながらリクルート部門を取り仕切ってきた。 クラブ内では常に高い評価を得てきたが、スペイン『レレボ』によれば、クラブ内で「内部抗争に敗れた」ことで、契約が満了する今季限りでクラブを離れる見込みだという。 前バルセロナのマテウ・アレマニー氏の招へいはならなかったが、現在クラブの首脳陣は今年1月にフットボール・マネージングディレクターとして招へいしたカルロス・ブセロ氏がクラブ内で存在感を示しており、ベルタ氏の存在感は希薄に。 シメオネ監督や選手たちに加え、これまで後ろ盾となっていたミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOの信頼も薄れており、現状の解決策はクラブを離れて新天地を求めることのみだという。 これまでプレミアリーグやサウジアラビアからのオファーを固辞してきたベルタ氏だが、来夏に向けた補強戦略に絡む可能性は低く、より早い段階でクラブを去る可能性が高まっている。 2024.10.31 09:36 Thu
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アトレティコ初ゴールの息子ジュリアーノに「サッカー選手として見ている」「必要なものを持っているのは確か」とシメオネ監督、前節からの立て直しには「全員が重要な役割を果たした」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が勝利を振り返った。スペイン『マルカ』が伝えた。 3日、アトレティコはラ・リーガ第12節でラス・パルマスとのホーム戦。前節のレアル・ベティス戦ではリーグ初黒星を喫し、バウンスバックが望まれる一戦となった。 序盤からチャンスを作ったアトレティコは37分に先制。指揮官の息子であるU-23アルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネが右サイドを抜け出し、ゴール左に流し込んだ。 83分には途中出場のノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートが追加点。そのままクローズし、2-0の勝利でチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦に弾みをつけた。 シメオネ監督はリーグ戦2試合ぶりの勝利に満足。全員が素晴らしかったと選手たち称えた。 「ベティスとの悪い試合の後、チームが良い試合をしたと話すのは好ましいことだ。我々のスタジアムで最後までコントロールされた良い試合を再現することができた」 「批判されていたジュリアーノや(ナウエル・)モリーナも見事なプレーを見せた。クレマン(・ラングレ)や(ハビ・)ガランがレベルを保ち、パブロ(・バリオス)は出ている間、我々に活力を与えてくれた。全員が重要な役割を果たし、熱意をもたらしてくれた」 また、息子ジュリアーノのファーストチーム初ゴールにも言及。扱いは他の選手と変わらないと主張し、さらなる活躍を期待している。 「彼の年齢を踏まえ、30年前のことは話したくない。私はジュリアーノをサッカー選手として見ている。彼の残留を決めてからは他の選手と同じだし、彼は我々を助けてくれる。私はチームのことだけを考えていて、誰のことについても考えていない。彼が私の息子だということは変わらない」 「彼はやるべきことをやった。それが彼がアトレティコにいる理由だ。彼には名前のない責任がある。彼らはサッカー選手だし、私はあまり映画を見ない。走る選手はプレーするし、走らない選手はあまりプレーしない」 「ジュリアーノは16歳からこのクラブで育ったアトレティコ・マドリードの選手だ。クラブはお金を使って息子を獲得したわけではない。カンテラにいた少年で、試合にも出て良い結果を出していた。監督は彼を見ているし、我々の力になってくれると信じている。良い試合もあれば悪い試合もあるだろうが、必要なものを持っているのは確かだ」 <span class="paragraph-title">【動画】ジュリアーノが均衡破る初得点! アトレティコvsラス・パルマス ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Fr_oi9mjXDQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.04 15:35 Mon

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