フル出場南野拓実はチャンスメイクで存在感も、モナコはホームで手痛い敗戦…【リーグ・アン】

2024.02.19 01:00 Mon
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リーグ・アン第22節、モナコvsトゥールーズが18日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、アウェイのトゥールーズが1-2で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実はフル出場した。

前節、南野のアシストと退場誘発の活躍もあってニースとの上位対決に3-2で勝利した3位のモナコは、14位のトゥールーズとのホームゲームで連勝を狙った。この試合で南野は3トップの左ウイングでスタメンを飾った。
試合は開始早々に南野が決定機を創出。2分、相手陣内中央からボックス右に走り込むバログンへ絶妙なスルーパスを通すが、バログンの対角シュートはGKレストの好守に遭う。

その後は拮抗した攻防が繰り広げられるなか、キレを感じさせる南野は16分にミドルシュートを狙うなど攻撃の活性化を試みる。

だが、チームは前半終盤の41分に守護神ケーンがFKの局面でキッカーのシエロとの駆け引きに敗れロングシュートを直接決められて先制を許す。この直後に南野は左サイドでの見事な単騎突破からボックス内に持ち込んでシュート性のクロスを入れるが、これは相手GKに処理された。
1点ビハインドで試合を折り返したホームチームだったが、すぐさま同点に追いつく。48分、バイタルエリア中央のフォファナがワンタッチで差し込んだパスに反応したアクリウシュがDFと交錯しながらもこぼれ球を足元に収めて左足シュートを突き刺した。

幸先よくスコアをタイに戻すと、この直後にはアクリウシュ、バログン、南野と細かい繋ぎから最後は南野のリターンパスを受けたバログンがゴール前でシュートに持ち込むが、これはDFに触られて枠を外れる。

後半立ち上がり以降はイーブンの展開が続いたが、徐々に押し返されたホームチームは再びセットプレーからゴールを奪われる。70分、シエロの右足アウトスウィングのクロスを手前で撥ね返せずにいると、中央に流れたボールをコスタに右足ダイレクトで決められた。

ホームで引き分けも許されない状況でビハインドを背負ったモナコは、ベン・セギルやワタラとフレッシュな選手を投入。ベン・セギルは投入直後に強烈なミドルシュートでゴールを脅かしたが、時間の経過と共に攻撃が停滞。南野はプレースキックからチャンスを窺うが、流れのなかではなかなか効果的にボールに絡めず。

その後、後半アディショナルタイムには南野が左サイドから気迫のドリブル突破でボックス付近まで持ち込んで右足を振ったが、ここはDFのブロックに阻まれた。このプレーで得た右CKも相手に撥ね返されてしまい、試合はこのままタイムアップ。この結果、ホームで敗れたモナコは4位に転落した。

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フル出場の南野拓実は苦境の中でチャンスメイクに奔走…モナコはRCランスとの連勝対決にドロー【リーグ・アン】

リーグ・アン第3節のモナコvsRCランスが1日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、1-1のドローに終わった。なお、モナコのFW南野拓実はフル出場した。 前節、リヨンに2-0の快勝を収めて開幕連勝スタートを飾ったモナコ。3連勝を目指したホームゲームでは南野やアクリウシュ、ベン・セギルと2列目は継続起用も先発6人を入れ替えて臨んだ。 開幕連勝同士の好調対決は互いに前から圧力をかけ合う拮抗した展開に。開始8分には南野に早速の見せ場。カウンターから中央のスペースを持ち上がった南野は味方をオトリにボックス手前から右足を振るが、これは枠の左に外れた。 一進一退の攻防が続く中、より効果的にカウンターを繰り出すモナコ。17分には足元への縦パスを南野がマイナスに落とすと、これを受けたアクリウシュが左足のミドルシュート。だが、これはGK正面を突く。 入り自体は悪くなかったものの、徐々にランスにペースを握られていくモナコ。前半半ば過ぎの31分にはボックス内でトマソン、サイードに続けて枠を叩く決定的な場面を作られる。 その後は南野を配球役に両翼やバログンのフィニッシュで押し返したが、難しい状況のままゴールレスで前半を終えた。 互いにメンバーを入れ替えて臨んだ後半もランスペースで試合が進む中、南野は54分に正確なスルーパスでアクリウシュの決定機を演出するが、ここはシュートブロックに遭う。また、後半半ばにも南野はカウンターからボックス内に持ち込んで右足アウトにかけたシュートを放つが、これはブロックに遭う。 後半はソトカの一対一をGKケーンのビッグセーブで凌ぐなど再三のピンチを招いた中、78分には自陣での不用意なボールロストからラボー・ラスカリーにゴールネットを揺らされる。だが、このプレーはオンフィールド・レビューの結果、ラボー・ラスカリーのボールコントロールの際のハンドが取られて取り消しに。九死に一生を得た。 すると、このプレーでモナコに大きく流れが傾く。84分、左CKの場面でカイオ・エンヒキの浮き球の正確なクロスを中央のザカリアが打点の高さとコースを狙った精度が光る見事なヘディングシュートをゴール左隅に流し込んだ。 ワンチャンスを活かして先制に成功したモナコはこの虎の子の1点を守るべく逃げ切り態勢に。そして、後半アディショナルタイムまでリードを維持したが、91分にはオジェディアンのボックス内でのシュートがザカリアの左手に当ると、オンフィールド・レビューの結果、ランスにPKが与えられる。これをキッカーのフランコフスキに決められて土壇場で逃げ切れず。 この結果、モナコはRCランスとの連勝対決をドローで終えることになった。 モナコ 1-1 RCランス 【モナコ】 デニス・ザカリア(後39) 【RCランス】 プジェミスワフ・フランコフスキ(後48[PK]) 2024.09.02 00:18 Mon

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日本人選手12人が出場するCLリーグフェーズ出場36チームが決定! 気になるポット分けは?

8月28日の2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフが終了し、CLリーグフェーズに出場する全36チームおよびポット分けが決定した。 昨シーズンはレアル・マドリーの2シーズンぶり15度目の優勝で幕を閉じたCL。新シーズンのヨーロッパ王者争いの行方を左右する、リーグフェーズ組み合わせ抽選会は29日にフランスのモナコで開催される。 今シーズンからレギュレーションが変更となり、36チームが参加し、グループステージが排除。リーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。 上位8チームがラウンド16に進出し、9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととなる。 また、前レギュレーションではUEFAカントリーランキング上位6チームの国内王者がポット1に入ったが、新レギュレーションではこれを撤廃。2023-24シーズンのCL優勝クラブとUEFAクラブランキング上位8チームが入り、ポット2以降はUEFAクラブランキング順に入ることとなる。 これにポット1にはフランス代表FWキリアン・ムバッペも加入したディフェンディングチャンピオンのレアル・マドリーに加え、UEFAクラブランキング上位8チームのマンチェスター・シティ、バイエルン、パリ・サンジェルマン(PSG)、リバプール、インテル、ドルトムント、RBライプツィヒ、バルセロナが入り、ここにが入った。 さらに、ポット2には昨季ヨーロッパリーグ(EL)王者のアタランタやユベントス、ミランのイタリア勢3チーム、アーセナル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、ベンフィカ、シャフタール・ドネツク、クラブ・ブルージュの9チームが入った。 ポット3にはフェイエノールト、スポルティングCP、PSV、ヤングボーイズ、セルティックに加え、予選を突破したレッドブル・ザルツブルク、ディナモ・ザグレブ、リール、ツルヴェナ・ズヴェズダ。 ポット4はグループステージ制導入以来初出場となるアストン・ビラやボローニャの2チームや欧州カップ初参加となるジローナやブレストに加え、モナコ、シュツットガルトらが入っている。 なお、今回のCLリーグフェーズには、DF伊藤洋輝(バイエルン)、MF遠藤航(リバプール)、DF冨安健洋(アーセナル)、FW上田綺世(フェイエノールト)、MF守田英正(スポルティングCP)、MF川村拓夢(ザルツブルク)、FW前田大然(セルティック)、FW古橋享梧(セルティック)、MF旗手怜央(セルティック)、MF岩田智輝(セルティック)、FW南野拓実(モナコ)、DF荻原拓也(ディナモ・ザグレブ)ら12人の日本人選手が参戦予定だ。 今回決定した2024-25シーズンのCLリーグフェーズ出場チーム及びポット分けは以下の通り。 ◆ポット1 レアル・マドリー(CL王者/スペイン) マンチェスター・シティ(イングランド) バイエルン(ドイツ) パリ・サンジェルマン(フランス) リバプール(イングランド) インテル(イタリア) ドルトムント(ドイツ) ライプツィヒ(ドイツ) バルセロナ(スペイン) ◆ポット2 レバークーゼン(ドイツ) アトレティコ・マドリー(スペイン) アタランタ(EL王者/イタリア) ユベントス(イタリア) ベンフィカ(ポルトガル) アーセナル(イングランド) クラブ・ブルージュ(ベルギー) シャフタール・ドネツク(ウクライナ) ミラン(イタリア) ◆ポット3 フェイエノールト(オランダ) スポルティングCP(ポルトガル) PSV(オランダ) ディナモ・ザグレブ(クロアチア) ザルツブルク(オーストリア) リール(フランス) ツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア) ヤングボーイズ(スイス) セルティック(スコットランド) ◆ポット4 スロバン・ブラチスラヴァ(スロバキア) モナコ(フランス) スパルタ・プラハ(チェコ) アストン・ビラ(イングランド) ボローニャ(イタリア) ジローナ(スペイン) シュツットガルト(ドイツ) シュトゥルム・グラーツ(オーストリア) ブレスト(フランス) 2024.08.29 06:50 Thu
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フル出場の南野拓実は苦境の中でチャンスメイクに奔走…モナコはRCランスとの連勝対決にドロー【リーグ・アン】

リーグ・アン第3節のモナコvsRCランスが1日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、1-1のドローに終わった。なお、モナコのFW南野拓実はフル出場した。 前節、リヨンに2-0の快勝を収めて開幕連勝スタートを飾ったモナコ。3連勝を目指したホームゲームでは南野やアクリウシュ、ベン・セギルと2列目は継続起用も先発6人を入れ替えて臨んだ。 開幕連勝同士の好調対決は互いに前から圧力をかけ合う拮抗した展開に。開始8分には南野に早速の見せ場。カウンターから中央のスペースを持ち上がった南野は味方をオトリにボックス手前から右足を振るが、これは枠の左に外れた。 一進一退の攻防が続く中、より効果的にカウンターを繰り出すモナコ。17分には足元への縦パスを南野がマイナスに落とすと、これを受けたアクリウシュが左足のミドルシュート。だが、これはGK正面を突く。 入り自体は悪くなかったものの、徐々にランスにペースを握られていくモナコ。前半半ば過ぎの31分にはボックス内でトマソン、サイードに続けて枠を叩く決定的な場面を作られる。 その後は南野を配球役に両翼やバログンのフィニッシュで押し返したが、難しい状況のままゴールレスで前半を終えた。 互いにメンバーを入れ替えて臨んだ後半もランスペースで試合が進む中、南野は54分に正確なスルーパスでアクリウシュの決定機を演出するが、ここはシュートブロックに遭う。また、後半半ばにも南野はカウンターからボックス内に持ち込んで右足アウトにかけたシュートを放つが、これはブロックに遭う。 後半はソトカの一対一をGKケーンのビッグセーブで凌ぐなど再三のピンチを招いた中、78分には自陣での不用意なボールロストからラボー・ラスカリーにゴールネットを揺らされる。だが、このプレーはオンフィールド・レビューの結果、ラボー・ラスカリーのボールコントロールの際のハンドが取られて取り消しに。九死に一生を得た。 すると、このプレーでモナコに大きく流れが傾く。84分、左CKの場面でカイオ・エンヒキの浮き球の正確なクロスを中央のザカリアが打点の高さとコースを狙った精度が光る見事なヘディングシュートをゴール左隅に流し込んだ。 ワンチャンスを活かして先制に成功したモナコはこの虎の子の1点を守るべく逃げ切り態勢に。そして、後半アディショナルタイムまでリードを維持したが、91分にはオジェディアンのボックス内でのシュートがザカリアの左手に当ると、オンフィールド・レビューの結果、ランスにPKが与えられる。これをキッカーのフランコフスキに決められて土壇場で逃げ切れず。 この結果、モナコはRCランスとの連勝対決をドローで終えることになった。 モナコ 1-1 RCランス 【モナコ】 デニス・ザカリア(後39) 【RCランス】 プジェミスワフ・フランコフスキ(後48[PK]) 2024.09.02 00:18 Mon
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モナコのセネガル代表DFがガラタサライに加入…買取OP付レンタルに

ガラタサライは2日、モナコからセネガル代表DFイスマイル・ヤコブス(25)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「4」に決定している。 ケルンの下部組織出身で、2019年11月にファーストチームデビューを飾った左サイドを主戦場とするヤコブス。2021年のモナコ加入後は左のサイドバックとウイングバックを主戦場に、ここまで公式戦105試合1ゴール8アシストの数字を残した。 また、年代別チームでは生まれ故郷のドイツ代表としてプレーしていたが、2022年にルーツがあるセネガル代表でのプレーを選択し、2022年カタール・ワールドカップなど、ここまで18試合に出場している。 2024.09.03 17:15 Tue
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「ゴールに繋げていく動きを」状態の良い中で日本代表合流の南野拓実、前回の最終予選のキーマン・伊東純也の復帰に「帰ってきてくれて嬉しい」

日本代表のMF南野拓実(モナコ)が、5日に行われる2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦となる中国代表戦に向けて意気込みを語った。 いよいよ始まるW杯の切符を懸けた戦い。日本は、8大会連続8度目の出場に向けて、中国とのホームゲームでスタートする。 日本は、2018年のロシアW杯、2022年のカタールW杯ではUAE代表、オマーン代表にそれぞれ初戦で敗れており、今回の初戦も大きな注目の的に。3年前からの成長を示したいところだ。 試合前日は埼玉スタジアム2002でトレーニングを実施。冒頭15分間がメディアに公開された。トレーニング後、南野はメディア取材に応じ、前回は敗れた最終予選初戦へ意気込みを語った。 「前回もそうでしたけど、何が起こるかわからないというのは全員気を引き締めて明日の試合に臨むことは重要だと思いますし、多分僕らの方がボールを握る時間が多いと思うので、その時は個人としてはライン間で引き出して、味方との距離感をよくゴールに繋げていく動きを見せていければと思います」 前回も苦労し、アジアの国相手に苦しむのが引いた相手の崩し方。中国もその戦い方をしてくる可能性があるが、南野は「前回に比べて、今はよりシステムのパターン、サイドで相手の脅威になれる選手がいます。そういった相手に対してのバリエーションは、アジアカップを踏まえても積み上げてきたものがあると思います。僕はそういった選手たちの中で、しっかり上手くライン間でスムーズに攻撃に繋がるようなプレーをしたいです」と、チームの陣容も変わり、崩すパターンは持っていると自信を示した。 右サイドには個の突破が期待できる伊東純也(スタッド・ランス)がアジアカップ以来の復帰に。「純也くんの縦への突破の脅威は凄いですし、ドン引きされたシチュエーションでもチームとしては助かります。帰ってきてくれて嬉しいです」と、同じフランスでプレーする伊藤の復帰を喜んだ。 その伊東は前回の最終予選でキーマンとなっていたが「純也くんが出る時は、チームとしてスピードを活かすことが攻撃のパターンの1つになるので、ゴール前でどういうタイミングでクロスに入っていくかという話はいつもしていますし、彼の良さを出せればと思います」と、チャンスメイクもできる伊東に合わせることも重要だとした。 チームとしては6月の活動で3バックを試した。最終予選に向けた準備とも考えられるが、「5バックにしても、より攻撃的にという共通意識があって、ワールドカップは守り切るための5バックの意味合いが強かったですけど、今はよりワイドにボールを握れるようにという違いがあります」と、より攻撃的な側面が強い3バックだとした。ただ、試合中に可変することも可能に。「相手によるとは思いますが、有効的にやっていくと思いますし、試合の中でも4人でプレーしていても5枚に変えられる選手がいるので、システムはもちろん重要ですし、その中で自分たちでもピッチで判断してできればと思います」と、しっかりと相手の出方に合わせて、必要であれば並びも変えていきたいとした。 モナコでの1年目は非常に苦しんでいた南野。その中でも代表に招集されていたときは、試合勘に苦しんだとした。「ボールを受けた時に後ろにどういう相手、味方がいるのかを感じられているかどうかというのは試合を重ねている時の方が冴えているという感じです」と語り。「あとはゴール前、より感覚でプレーするところになると、試合に出ている時の方がスムーズに体が動きます」と、今はチームでもしっかりと結果を出しており、より効果的なプレーができると感じているようだ。 今シーズンはすでにゴールをも決め、良いパフォーマンスを見せ続けている。日本代表にも勢いをもたらしたいところだが「そうなるように僕も祈っているというか、そうなれるように頑張りたいです。モナコでの勢いというのをチームに還元したいと思います」と南野は言及。「とはいえ、代表とチームは別で、アジアの大会という難しさも変わってくると思うので、あまり考えすぎず、今まで通りやってきたことを発揮できればと思います」と、普段通りのプレーを出していきたいとした。 今回は期待も大きい中で、自身の役割について「チャレンジャー、フレッシュな気持ちで貪欲にチームのためにゴールとアシストを狙っていければと思います」と謙虚な姿勢。しっかりと、結果で応えてもらいたいところだ。 いよいよ始まる最終予選。中国代表戦は、5日(木)の19時35分から埼玉スタジアム2002でキックオフ。地上波はテレビ朝日で生中継。そのほか、「DAZN」でもライブ配信される。 2024.09.04 23:10 Wed
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トリノがモナコから193㎝のチリ代表DFマリパンを完全移籍で獲得!

トリノは29日、モナコからチリ代表DFギジェルモ・マリパン(30)を完全移籍で獲得した。契約期間は2026年6月30日までで、1年間の延長オプションが付随している。 母国のウニベルシダ・カトリカでプロキャリアをスタートしたマリパンは、2017月7月にアラベスへ完全移籍。193㎝の長身に加え、優れた身体能力を兼ね備えたセンターバックで、2019年の夏にアラベスからモナコに加入。 5年間在籍したモナコでは、センターバックの主力として公式戦150試合に出場し13ゴール2アシストをマーク。2023-24シーズンは度重なるケガに悩まされながらもリーグ・アンで25試合に出場していた。 また、 2017年1月にデビューを飾ったチリ代表ではここまで48試合キャップを記録しており、コパ・アメリカには3大会(2019,2021,2024年)連続で出場している。 2024.08.30 08:00 Fri

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