エン=ネシリ弾でバレンシアに競り勝ったセビージャが3戦ぶりの白星! 逆転優勝へわずかな望み繋ぐ《ラ・リーガ》
2021.05.13 03:59 Thu
ラ・リーガ第36節、セビージャvsバレンシアが12日にサンチェス・ピスフアンで行われ、ホームのセビージャが1-0で勝利した。
前節、2位のレアル・マドリーとの上位対決を土壇場の失点によって2-2のドローで終え、逆転での優勝が大きく遠のいた4位のセビージャ(勝ち点71)。それでも、可能性が残る限り全力を尽くすアンダルシアの雄は、自力での残留に向けて1ポイントを残す13位のバレンシア(勝ち点39)を相手に勝利を狙った。
ベンチ入り禁止処分が解けたロペテギ監督は、3試合ぶりの白星を狙う一戦に向けて先発5人を変更。アクーニャに代えてエスクデロを左サイドバックに置いたほか、ラキティッチとフェルナンドに代えてグデリとオリベル・トーレス、前線はパプ・ゴメスとオカンポスに代わってエン=ネシリ、オスカルがスソと3トップを組んだ。
マキシ・ゴメスを最前線に残す[5-4-1]の守備的な布陣を採用したバレンシアを相手に立ち上がりから攻勢を仕掛けていくセビージャ。
相手陣内でボールを動かすものの、なかなか相手の守備ブロックを揺さぶり切れずにいる中で16分にはボックス左に抜け出したエン=ネシリにシュートチャンスもニア下を狙った左足のシュートはサイドネットを叩く。
迎えた後半、押し込まれる入りとなったセビージャは立ち上がりにバジェホに続けて際どいシュートを許すなど、難しい入りとなる。これを受けてロペテギ監督は59分、エスクデロとグデリ、オリベルに代えてアクーニャ、フェルナンド、パプ・ゴメスを投入。
すると、この3枚替えがすぐさまゴールをもたらす。66分、ボックス手前でルーズボールを回収したフェルナンドのショートスルーパスに反応したエン=ネシリがDFフェッロと完璧なタイミングで入れ替わると、冷静にGKとの一対一を制した。
主砲エン=ネシリの今季18点目でようやく先制に成功したセビージャは、攻撃的なカードを切って前がかるバレンシアの攻撃を受け止めながらカウンターから相手を仕留めにかかる。ただ、先制後はなかなか決定機まで至らず、最少得点差の痺れる状況が続く。
その後、ウノセロのまま試合は最終盤に突入し、セビージャ側には土壇場で追いつかれたマドリー戦の悪夢がよぎるが、バレンシアの攻撃が迫力不足ということもあり、何とかこのまま試合をクローズした。
この結果、3戦ぶりの白星を手にしたセビージャがわずかながらも逆転優勝の可能性を残した。
前節、2位のレアル・マドリーとの上位対決を土壇場の失点によって2-2のドローで終え、逆転での優勝が大きく遠のいた4位のセビージャ(勝ち点71)。それでも、可能性が残る限り全力を尽くすアンダルシアの雄は、自力での残留に向けて1ポイントを残す13位のバレンシア(勝ち点39)を相手に勝利を狙った。
ベンチ入り禁止処分が解けたロペテギ監督は、3試合ぶりの白星を狙う一戦に向けて先発5人を変更。アクーニャに代えてエスクデロを左サイドバックに置いたほか、ラキティッチとフェルナンドに代えてグデリとオリベル・トーレス、前線はパプ・ゴメスとオカンポスに代わってエン=ネシリ、オスカルがスソと3トップを組んだ。
相手陣内でボールを動かすものの、なかなか相手の守備ブロックを揺さぶり切れずにいる中で16分にはボックス左に抜け出したエン=ネシリにシュートチャンスもニア下を狙った左足のシュートはサイドネットを叩く。
以降も攻め手が乏しいホームチームは22分に相手の背後に飛び出したスソが冷静にGKとの一対一を制すが、これは惜しくもオフサイド。さらに、ボックス付近でボールを引き出すスソが再三のフィニッシュに繋げていくが、相手の粘り強い守備を前に前半の内にゴールをこじ開けることはできなかった。
迎えた後半、押し込まれる入りとなったセビージャは立ち上がりにバジェホに続けて際どいシュートを許すなど、難しい入りとなる。これを受けてロペテギ監督は59分、エスクデロとグデリ、オリベルに代えてアクーニャ、フェルナンド、パプ・ゴメスを投入。
すると、この3枚替えがすぐさまゴールをもたらす。66分、ボックス手前でルーズボールを回収したフェルナンドのショートスルーパスに反応したエン=ネシリがDFフェッロと完璧なタイミングで入れ替わると、冷静にGKとの一対一を制した。
主砲エン=ネシリの今季18点目でようやく先制に成功したセビージャは、攻撃的なカードを切って前がかるバレンシアの攻撃を受け止めながらカウンターから相手を仕留めにかかる。ただ、先制後はなかなか決定機まで至らず、最少得点差の痺れる状況が続く。
その後、ウノセロのまま試合は最終盤に突入し、セビージャ側には土壇場で追いつかれたマドリー戦の悪夢がよぎるが、バレンシアの攻撃が迫力不足ということもあり、何とかこのまま試合をクローズした。
この結果、3戦ぶりの白星を手にしたセビージャがわずかながらも逆転優勝の可能性を残した。
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