コパ・アメリカからパリ五輪へ…アルゼンチンに身を捧げるアルバレスはシティでの立ち位置に不満、去就については「オリンピックが終われば分かる」

2024.07.30 20:40 Tue
アルバレスはシティに残るのか、去るのか
Getty Images
アルバレスはシティに残るのか、去るのか
マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(24)が、自身の去就について言及した。イギリス『BBC』が伝えた。
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2022年1月にリーベル・プレートから完全移籍でシティに加入したアルバレス。そのままレンタル移籍した中、2022年7月からシティの選手としてプレーしている。2シーズンをプレーし、プレミアリーグでは67試合で20ゴール10アシスト、 チャンピオンズリーグ(CL)では17試合で8ゴール4アシストを記録。プレミアリーグ連覇やCL優勝を経験したほか、アルゼンチン代表としても36試合に出場し9ゴールを記録。2022年のカタール・ワールドカップ、そして先日まで行われていたコパ・アメリカと多くのタイトルを手にしている。
しかし、競争力の高いシティにおいてはレギュラーポジションを獲得できているとは言えない。特に同じポジションにはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが君臨し、自身を上回るパフォーマンスを見せている状況だ。

そのアルバレスは2023年3月に2028年までの契約にサイン。シティでの長いキャリアを築こうと考えている一方で、大きな試合で起用されないなど、自身の置かれている状況に不満も抱えているとされていた。
アルバレスにはアトレティコ・マドリーなども関心を寄せているとされる中、現在はコパ・アメリカ終了後にそのままパリ・オリンピックにオーバーエイジとして参加している。

メダル獲得を目指すアルバレスは、自身の去就について言及。オリンピックの後に決断したいとした。

「色々と話はある。オリンピックは短い大会だし、集中している。マンチェスター・シティでは調子がとても良く、多くの時間をプレーした」

「ただ、オリンピックが終われば分かるだろう。まずは、できれば数日間休み、それから決めたいと思う」

退団を望むとは明言していないものの、やはり自分の置かれている状況は考える必要があるというアルバレス。大事な試合でも起用されることを望んでいることは隠さなかった。

「大きな試合で欠場するというのは少し厄介だ。選手たちは、いつだってピッチで助けたいと思っている。でも、僕のシーズンは良かったし、とても満足している」

シティでの満足感を語る一方で、自身の状況に少なからず不満があるアルバレス。ジョゼップ・グアルディオラ監督もその件は把握しているとしながら、アルバレスだけを特別視することはないとコメント。決断を委ねるようだ。

「彼が重要な場面でプレーしたいと思っているのは分かっているが、それは他の選手たちも望んでいることだ。重要な試合に出場したい選手は18、19人いる」

「彼はそれについて考える必要があるということを読んだので理解している。それについて考えてもらいたい。その後、彼は何をしたいのかを我々に伝えてくれるだろう」

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連戦地獄が戻って来た…/原ゆみこのマドリッド

「また忙しなくなったわね」そんな風に私が溜息をついていたのは月曜日、ようやく週末のリーガ戦が終わって一息つく間もなく、アンチェロッティ監督のCL前日記者会見が午後3時にあると知った時のことでした。いやあ、前節はマドリッドの2巨頭共アウェイゲームとなり、しかも同じ曜日、同じ時間で重なったため、レアル・マドリーがリール戦で今季、初黒星を喫するのをバル(スペインの喫茶店兼バー)で見ながら、ラジオでアトレティコがベンフィカにコテンパンにやられるのを鬱々と聴いていたものだったんですけどね。幸いこの3節はどちらもホームゲームながら、火曜と水曜に分かれて開催に。 おかげで2夜連続スタジアムに通えばいいだけなのは有難いんですが、気づけば、火曜のジローナvsスラビア・ブラスチラバ戦も、水曜のバルサvsバイエルン戦も揃ってホームゲームって、やっぱり今季の改変版CLリーグフェーズって、何かおかしくない?どちらにしろ、現在、決勝トーナメントの16強対決に直接行ける8位以上にいるチームが1つもなく、同じ1勝1敗ながら、得失点差でバルサが16位、マドリーが17位、アトレティコなど22位と、プレーオフを経由しないといけない24位以上にスペイン勢は3チーム。2連敗のジローナに至っては敗退順位の30位とあって、ホームでのこの一戦はどこも絶対、落とせないところかと。 とりわけ、昨季CLの決勝で下した相手、しかも現在、リーガフェーズ首位であるドルトムントを火曜午後9時(日本時間翌午前4時)にサンティアゴ・ベルナバウに迎えるマドリー、そして奇しくも宿敵に半年以上ぶりとなる土をつけた相手、リールを水曜午後9時にメトロポリターノに迎えるアトレティコには勝ってもらわないと困るんですが、果たして期待に応えてくれるのは…。 まあ、CLのことはまた後で話すことにして、とりあえず、paron(パロン/リーガの中断期間)明けのリーガ10節のマドリッド勢がどうだったか、振り返っていくことにすると、5チームの先陣を切ったのはマドリーで、グレーのサードユニを着て、土曜にバライドスでセルタと対戦。序盤早々には守備の乱れを突かれ、いえ、4分のスウェードベリのシュートは外れた上、オフサイドだったんですけどね。7分には彼にそれこそ1人でエリア内に入られ、完全に決められたと思ったところを、負傷が治ったGKクルトワが脚で奇跡のセーブ。 おかげで先制されるのを免れたマドリーだったんですが、20分にはこの10月はフランス代表に行かず、ベルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で調整していたエムバペのパワーがいきなり火を噴くことに。まあ、それにはセルタのベルトランが自陣エリア前からのパスを運悪くカマビンガに当てるというラッキーもあったんですが、そのボールを拾ったエムバペが弾丸シュートでネットに突き刺してしまうんですから、雨の中、応援に駆けつけたホームのファンもさぞかし度肝を抜かれたことかと。 その2分後にボルハ・イグレシアスがゴールを入れたのも束の間、オフサイドで認められなかったため、ハーフタイムには0-1とリードして、入ったマドリーだったんですが、エースのイアゴ・アスパスが出場停止でおらずとも、臆せず、整然とボールを操るセルタに感じていたイヤな予感が当たったのは後半6分のことでした。そう、後でアンチェロッティ監督も「ウチがボールを持っている時、チュアメニは2人のCBの間に入ることになっていたんだが、me he equivocado yo al no explicarle bien a los jugadores lo que tenían que hacer/メ・エ・エキボカードー・ジョ・アル・ノー・エクシプリカルレ・ビエン・ア・ロス・フガドーレス・ロ・ケ・テニアン・ケ・アセール(選手たちに何をすべきか、上手く説明できなかった私が間違えた)」と告白。 攻撃時と守備時にCBとボランチのポジションを行ったり来たりする複雑なシステムがバグっていたことを認めていたんですが、とうとう、ミンゲサのラストパスをエリア内で完全にフリーだったスウェードベリに撃ち込まれ、同点にされてしまったから、さあ大変! でも大丈夫。18分にはアンチェロティ監督が代表のお勤めで疲れていたはずのベルベルデとカマビンガをモドリッチとロドリゴに代えたところ、これまたドンピシャリ。3分後には39才40日でマドリー歴代最年長現役選手となった前者が出したスルーパスが、ええ、「Hay que correr al espacio, siempre se lo digo a Vini/アイ・ケ・コレール・アル・エスパシオ、シエンプレ・セ・ロ・ディゴ・ア・ビニ(スペースのあるところに走らないといけないと、いつもビニに言っている)」とモドリッチも明かしていたんですけどね。エリア内に走り込むビニシウスに届き、そのシュートが飛び出して来たGKグァイタの身体の下を通って決まったとなれば、当人もブラジル代表に行かず、頸椎ネンザの治療に専念した甲斐があった? 1-2とした後は、いえまあ、再びクルトワがバンバのシュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)したり、ロスタイムにはドゥビカスが絶好機に外してくれたなんてこともあったんですけどね。そのまま、マドリーは1点差で逃げ切り、今週土曜のクラシコ(伝統の一戦)を前にして、首位バルサとの差を勝ち点3のままで保つことができたんですが、ちょっとショックだったのは、セルタの方がいいプレーしているように見えたこと。まあ、それでもマドリーにはエムバペやビニシウスら、決定力の高いFWがいるため、勝つためのゴールには不自由しないのがミソなんですけどね。 2011-12シーズンの1年だけ、マドリーに在籍し、今季からドルトムントを率いることになった、まだ36才と若いヌリ・シャヒン監督の率いるドルトムントに対しては、ええ、主力だったフリュクルーク(ウェストハム)やフンメルス(ローマ)が抜け、メンバーもかなり変わっているため、あまり心配はしていないんですが、これがバルサ相手となると話は別。もしや、日曜最後の試合でもセビージャを5-1と粉砕していたフリック監督のチームの好調ぶりを見るにつけ、不安が湧いてくるのは私だけではない? そしてマドリッド勢残り4チームは全て日曜開催試合となったんですが、残念ながら、マジョルカとアウェイで対戦したラージョは、いえ、GKバタジャの活躍もあって、後半30分まで0-0で粘ったんですけどね。CBムニンが負傷でアリダネと交代した途端、大型FWムリキにお約束のCKからのヘッドを決められて、1-0で負けてしまうことに。とはいえ、9位という安全な位置にいるのは変わりないため、エスタディオ・バジェカスに戻れる土曜のアラベス戦で勝てば丸く収まるんですが、ハメス・ロドリゲスも相変わらず、控えのままですし、一体、どうなることやら。 続く時間帯で開催されたのがアトレティコとレガネスの兄弟分ダービーだったんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームは9月にあったヘタフェ、ラージョとの連続弟分ダービーを両方とも1-1のドローで凌いでいましたからね。しかもシビタスから、新たに名前がリアドエア・メトロポリターノに変わっての初試合では、本家マドリーダービーの時、GKクルトワへの大量物投げ込み事件のせいで、フレンテ・アトレティコ(ウルトラのグループ)が大半を占めるfondo sur(フォンド・スール/南側ゴール裏)の1階区画が閉鎖。その日はDia de las penas(ディア・デ・ラス・ペーニャス/ファンクラブの日)に当たったため、スペイン各地から駆けつけたファンで他のスタンドは満員になったものの、とりとめのない応援しか、聞こえないんじゃないかと心配していたところ…。 いや、後でビッツェルも「Para mí faltaba ritmo con la pelota, sobre todo en los últimos 15-20 metros/パラ・ミー・ファルタバ・リトモ・コン・ラ・ペロータ、ソブレ・トードー・エン・ロス・ウルティモス・キンセ・ベインテ・メトロス(自分にしてみれば、ボールを持った時のリズムが足りなかった。とりわけラスト15~20メートルが)」と認めていたんですけどね。これがこの2週間、じっくり特訓した成果かと思うと、トロトロしすぎて、泣けてくるような前半のアトレティコのプレーは、別にファンの応援が足りなかったせいじゃないんですが、34分には弟分に足元をすくわれ、ネユウに先制点を奪われてしまうとは情けない。 おかげでハーフタイムにロッカールームに戻るアトレティコの選手たちにはちらほら、pito(ピト/ブーイング)が投げかけられていたなんてこともあったんですが、後半19分に早くもシメオネ監督が5人の交代枠を使い尽くした後、転機が訪れたんですよ。そう、後半頭にはもう、アルゼンチン代表帰りで唯一、先発したモリーナをサムエル・リノに代えると、12分にはリケルメ、コレア、コケをフリアン・アルバレス、デ・パウル、そして監督の三男、ジュリアーノへと一気に交代。いえまあ、最後にヒメネスと代わったレングレはビッツェルの下敷きとなり、左ヒザと足首のダブル捻挫を負ったため、やむない処置だったんですけどね。 そのせいで、実際にプレーしている位置はともかく、アトレティコはセルロート、フリアン・アルバレス、グリーズマン、ジュリアーノと、FW4人の超攻撃的な布陣で最後まで行くことになったんですが、案ずるより産むが易しだったんです。というのも24分にはまず、責任を感じたか、当人も「Es una jugada como las que hacía cuando tenía 20 años/エス・ウナ・フガダ・コモ・ラス・ケ・アシア・クアンドー・テニア・ベインテ・アーニョス(20才の頃、やっていたようなプレー)」と言っていたビッツェルが敵エリナ内奥深くまで侵入。右奥からのラストパスは最初、ハビ・エルナンデスに当たって戻ってきたものの、再びトライしたボールを何と、セルロートがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)でゴールに入れてしまったから、ビックリしたの何のって。 実際、スタンドが盛り上がったのは同点になってからで、ええ、やっぱり応援してもらいたければ、まずは選手たちがピッチでファンが応援したくなるようなプレーをしないといけませんよね。すると36分には、デ・パウルの長すぎるパスをジュリアーノが鬼気迫る勢いで追って、コーナー付近で回収すると、ゴール前にキラーパス。そこへグリーズマンが疾風のように突っ込んで、GKドミトロビッチの前で押し込んでいるとなれば、これこそまさにフランス代表を引退しての体力温存の賜物だった? 更には後半ロスタイム10分にもアトレティコはフリアン・アルバレスのやはり、2度目のトライとなったアシストでセルロートがこの試合、自身2ゴール目を挙げて3-1で快勝。兄貴分としての貫禄を示せたんですが、何よりだったのは、リーガ開幕戦で得点して以来、ノーゴールが続いていたセルロートが、うーん、やっぱりノルウェイ代表で2本挙げてきたのが運気を変えることになったんですかね。シメオネ監督も「コレアが下がった後、自分が最後までプレーすることがわかって、強気になれた」と言っていたんですが、いよいよ、昨季、ビジャレアルで見せたゴール力を取り戻してくれたことだったかと。 となれば、水曜のCLリール戦もホームですし、今度は応援団もいるため、週末日曜のアウェイ、ベティス戦より、勝ち目は十分あるんじゃないかと思いますが、そうそう、試合終盤には負傷したバリオスが泣いてしまい、チームメートに慰められていたなんてことも。ただ、これはちょっと当人の早とちりもあったようで、翌日の検査ではふくらはぎを腫らしただけの全治10日程の軽傷だったことが判明。1カ月のリハビリが必要となったレングレよりはずっとマシだったんですが、何せ、今のアトレティコはアスピリクエタとル・ノルマンがまだプレーできませんからね。この3週間はまたハードスケジュールとなるため、これ以上、ケガ人が増えないことを祈るばかりですよ。 一方、せっかく先制しながら、残りの時間、先発したミゲール・デ・ラ・フエンテも、交代出場したハラーもGKオブラクの手を煩わすことができなかったレガネスは幸い、敗戦にも関わらず、降格圏落ちはかろうじてせずにセーフ。ただ、18位のバジャドリーと同じ勝ち点の17位という危ういところにいるため、この日曜にブタルケにセルタを迎える一戦では奮起しないと、せっかくメトロポリターノにまで駆けつけて、声援を響かせていた忠実なファンたちを悲しませることになりかねないかと。 ちなみにレガネスのお隣さん、ヘタフェも一歩間違えば、それと同じ状況に陥るところだったんですが、いやあ、希望は捨ててはいけませんよね。そう、ラ・セラミカでのビジャレアル戦では前半43分にコメサニャのゴールで先制されいた彼らなんですが、丁度、メトロポリターノから帰って来た私が近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)に寄り道したところ、何と後半39分、ベルトゥがエリア内でアルビオルに顔をはたかれたプレーが、VAR(ビデオ審判)モニターチェックでペナルティになるという幸運が発生。PKをアランバリがしっかり決めてくれたため、1-1の引き分けで、勝ち点1をもぎ取ったとなれば、気分はほぼ勝ったも同然? 唯一の難点はせっかく先発復帰間近と言われていたボルハ・マジョラルがまたケガをして、その日の遠征に参加しておらず。週末までに回復するかどうかもわからないところですが、こればっかりはねえ。降格圏とは勝ち点1差あるとはいえ、まだ16位に留まっているボルダラス監督のチームだけにこの日曜、10節で最下位に落ちたバレンシアをコリセウムに迎える一戦では白星を掴んで、浮上のキッカケにしてもらいたいものですが…ヘタフェとレガネスの地道な闘いはしばらく続くかもしれませんね。 2024.10.22 20:00 Tue
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今季CL得点王はケイン&ムバッペ! 共に8ゴールで初受賞

2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)全日程が終了。大会得点王は8ゴールでバイエルンのFWハリー・ケインと、パリ・サンジェルマン(PSG)のFWキリアン・ムバッペが受賞している。 1日にウェンブリー・スタジアムで行われたドルトムントとの決勝戦を2-0で制したレアル・マドリーの2シーズンぶり15度目の優勝で幕を閉じた今大会。 個人賞では共に準決勝で敗退したバイエルンとPSGのエースストライカーが初の得点王に輝いた。 なお、一桁得点での得点王受賞は、2009-10シーズンに同じ8ゴールでバルセロナのFWリオネル・メッシが受賞して以来、14シーズンぶり。 また、複数選手の受賞は2014-15シーズンのメッシ、バルセロナFWネイマール、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドの3選手同時受賞(10ゴール)以来となる。 最多アシストは、レアル・マドリーMFジュード・ベリンガム、同FWヴィニシウス・ジュニオール、ドルトムントMFマルセル・ザビッツァーの3選手の5アシストとなっている。 ◆2023-24シーズン CL得点ランキング上位 8.ハリー・ケイン(バイエルン) 8.キリアン・ムバッペ(PSG) 6.アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー) 6.アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ) 6.ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー) 5.フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ) 5.フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) 5.ガレーノ(ポルト) 5.ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド) 5.アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー) 5.ロドリゴ・ゴエス(レアル・マドリー) 5.ホセル(レアル・マドリー) ※数字は得点数 2024.06.02 08:06 Sun

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バロンドール初受賞ロドリの振る舞いが物議…受賞逃したヴィニシウス揶揄のチャントに批判

バロンドールを初受賞したマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリだが、授賞式後のディナー中の振る舞いが物議を醸している。スペイン『エル・チリンギート』が伝えている。 昨シーズンはシティのプレミアリーグ4連覇、スペイン代表のユーロ2024の立役者となった世界最高峰のピボーテ。ここ数年の圧倒的なパフォーマンスと前述の実績によって有力なバロンドール候補に挙げられていた一方、対抗にはレアル・マドリーのチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ2冠に貢献したブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、スペイン代表DFダニエル・カルバハル、イングランド代表MFジュード・ベリンガムの3選手が挙げられていた。 当初はヴィニシウスの受賞が有力と見られたが、最終的にはシティズンズとラ・ロハの絶対的な司令塔が初受賞した。 この決定に対しては、事前に受賞を逃したことがリークされたか、授賞式参加をボイコットしたマドリー陣営から多くの憤りや不満の声が挙がっていた。 そんななか、ロドリは授賞後のスピーチで「今日は僕にとっての勝利ではなく、スペインフットボール界にとっての勝利」、「多くの友人がフットボールが勝ったと言ってくれた」と、マドリーを揶揄するような発言も行っていた。 一連の発言に関しては特に大きく取り上げられることはなかったが、授賞式後のディナー中の様子を映した動画における煽りが物議を醸すことになった。 一時マンチェスター・シティの公式SNSに投稿され、すぐさま削除された動画ではバロンドール初受賞で興奮するロドリが「ヴィニ、バイバイ!、ヴィニ、バイバイ!、バイバイ、バイバイ!」とのチャントを歌っている姿が映されていた。 これは受賞を逃したヴィニシウスを馬鹿にする意図があったと思われ、マドリディスタを中心にリスペクトを欠く振る舞いだと批判が殺到。そのネガティブな反応によって投稿削除に至った。 なお、マドリーの宿敵であるアトレティコ・マドリー出身のロドリは、今回の一件以外にもユーロ制覇後の祝賀会での「ジブラルタルはスペインのものだ」との発言が問題視され、1試合の出場停止を科された過去もあった。 授賞式前のマドリーサイドの振る舞いにフラストレーションを溜めたゆえの行動で、内輪だけであれば大きな問題とはならなかっただけに、動画を投稿した側に責任の大半はあるが、ユーロ後の反省を活かして自重したいところだった。 <span class="paragraph-title">【動画】ロドリの物議醸したチャント</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr"> ¡RODRI SE ACUERDA DE VINICIUS celebrando el BALÓN DE ORO!<br><br> El Manchester City sube... y borra un vídeo del mediocentro festejando su galardón.<br><br> &#39;¡Vini ciao, Vini ciao, ciao, ciao!&#39; <a href="https://t.co/HOjd86eQ9K">pic.twitter.com/HOjd86eQ9K</a></p>&mdash; El Chiringuito TV (@elchiringuitotv) <a href="https://twitter.com/elchiringuitotv/status/1851402080600117536?ref_src=twsrc%5Etfw">October 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.31 06:30 Thu
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「なぜ彼はあのような態度をとるのか…」ヴィニシウスのバロンドール落選にアグエロが言及、投票に影響が出たのはピッチ上の態度?「必要ないこと」

アルゼンチン代表として活躍し、アトレティコ・マドリー、マンチェスター・シティでも活躍したセルヒオ・アグエロ氏がバロンドール受賞を逃して話題を呼んでいるレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールについて語った。 28日、バロンドールの受賞者が発表。直前に受賞が濃厚とされていたヴィニシウスだったが、一転してマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが受賞することとなった。 今回は事前にリークがなかった中、マドリーはヴィニシウスの受賞に向けたセレモニーなどの準備を進めていたが、受賞しないことがわかると、授賞式が行われるパリ行きのチャーター機をキャンセル。クラブからは誰も参加しないというボイコットを行った。 あくまでも世界のジャーナリストが投票でポイントをつけて決定されるバロンドール。マドリーはイングランド代表MFジュード・ベリンガムやスペイン代表DFダニエル・カルバハル、ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスなど候補者が多く、特にベリンガムは加入直後からの活躍が目覚ましかったこともあり、票が分散したことでロドリが受賞したと見られている。 ただ、マドリーの怒りは収まらず、人種差別などという話にも発展。大きな騒ぎになってしまっているが、アグエロ氏はTwichチャンネルの『Jijantes』でコメント。ヴィニシウスがピッチ上で見せている態度に問題があると指摘した。 「試合中、フィールド上での彼の態度が多くの注目を集める。彼がゴールを決めたとき、または勝利したときだ。それは普通のことだが、ブラジルでは彼らは少しカンシャクを起こす傾向がある。我々は相手を出し抜こうとする癖があるんだ」 「多くの投票者はヴィニシウスがどのような選手かを見たことがあるし、ヴィニシウスがどのようなプレーをしたのかは考えていないはずだ。なぜ彼はそのような態度をとるのかと思う」 「彼のスピードがあるなら、私ならみんなを「笑う」だろう。なぜなら私には才能があり、それができるからだ。そのゲームに参加することは意味がない。彼は他の人にはない才能を持っている。彼にはそのクオリティがあるので、それは必要ないことだ」 ヴィニシウスは試合中、試合外でも数多くの差別を受けることが多く、フラストレーションが溜まっていることも十分理解されている。アグエロが指摘する態度にも少なからず影響している可能性はある。 また、古巣であるシティのロドリが受賞したことにも言及。直前にはヴィニシウスが受賞するだろうと予想を語ったとし、バロンドールの投票についても言及した。 「1カ月前、僕はロドリが受賞するだろうとツイートした。昨日、僕は彼と話し、ヴィニシウスが受賞すると思うと言った」 「ヴィニシウスはマドリードで育ち、チャンピオンズリーグでも優勝し、グローバルに多くの影響力がある。もちろんシティもだ」 「ヴィニシウスがスターであり、素晴らしい才能を持っていることは誰もが知っている。ロドリがチャンピオンズリーグでゴールを決めた2シーズン前は少し評価されたものの、ワールドカップで優勝したメッシには敵わなかった」 「バロンドールは複雑だ。前のシーズンと今シーズンが混ざっている。彼は中盤の選手であり、いつもストライカーが勝利するから、みんなが口を揃えて話題にする。MFとDFにメリットを与えることは良いことだ。GKはリストにすら入っていない。投票の問題は理解できない」 2024.10.30 14:00 Wed
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「レアルもシティも誰も知らなかった」レアルがバロンドール授賞式を直前でキャンセル、フランス・フットボール編集長が言及「おそらく私の沈黙が彼らを限界に追いやったのかも」

マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが受賞したバロンドール。式典の直前になり、大所帯でパリへと訪れる予定だったレアル・マドリーがキャンセルしたことが大きな話題となった。 バロンドールは最新のFIFAランキングのトップ100の国のジャーナリスト1名が投票。30名の候補者から10名を選び、1位から「15」、「12」、「10」、「8」、「7」、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」 ポイントを付与。合計得点が最も高い選手が受賞することとなる。 受賞者の発表を前にして、マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが受賞するという報道が出る事態となり、大きく報じられた中、発表当日になりマドリーがパリへの渡航をキャンセルしたと報道が出ていた。 チャーター機を用意し50名規模でのパリ入りを計画していたマドリーだったが、これはヴィニシウスの受賞がないことが分かったからだとされていた。そのため、最優秀チームに選ばれたものの、誰も壇上で受賞することがないという異例の事態となってしまった。 授賞式後、バロンドールを主催する『フランス・フットボール』の編集長を務めるヴァンサン・ガルシア氏がフランス『レキップ・デュ・ソワール』のインタビューに登場。ヴィニシウスが受賞できなかった理由を解説した。 「僅差での勝利だったが、大きな結果にはならなかった」 「明らかに、ヴィニシウスはトップ5内に入ったが、ベリンガムとカルバハルの存在に苦しんでいたことは間違いない。なぜなら、数学的に言えば、それが彼からいくつかのポイントを奪ったからだ」 「3、4人の選手がいて、審査員の判断が分かれた。レアル・マドリーのシーズンを総括していると思う。それがロドリにとっては有利に働いた」 また、式典を前には情報は漏れていなかったとし、誰も知らなかったはずだとコメント。今回はそうしたルールで執り行われていたが、マドリーが事前に通達を求めたと明かし、多くのプレッシャーを受けたと告白した。 「レアルでも、シティでも誰も知らなかった。ロドリがステージ上で抱いた感情が最良の答えだ。彼は何も気が付いていなかった」 「我々がどちらかに先に知らせている可能性のあらゆる憶測を否定してくれる」 「今年は、優勝者と受賞者には通知されなかった。全員が受け入れたと思っていたのだが、最後の瞬間、理由はわかりませんが、ルールを変更したいとのことだった。レアルが決断したとき、ブラフの要素がなかったとは思えない」 「私はレアル・マドリードから多くのプレッシャーを受けていたが、他のクラブと同様に、私は常に明確で公正であり、おそらく私の沈黙が彼らを限界に追いやったのかもしれない」 <span class="paragraph-title">【動画】松葉杖でバロンドール授賞式に登場したロドリ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/UCL?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#UCL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/PrB2KNtx6s">pic.twitter.com/PrB2KNtx6s</a></p>&mdash; UEFA Champions League (@ChampionsLeague) <a href="https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1851028475928276993?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.29 11:45 Tue
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ギュンドアンがバロンドール受賞の同僚ロドリへ 「今日からついに“過小評価”されないね」「僕からしたら当然」

マンチェスター・シティから“世界最高のフットボーラー”が誕生し、チームメイトも歓喜だ。 『フランス・フットボール』誌主催のバロンドール授賞式が28日にパリで催され、シティのプレミアリーグ4連覇とスペイン代表のユーロ2024制覇に大きく貢献したMFロドリが初受賞。ヴィニシウス・ジュニオールや、ジュード・ベリンガムらを抑えて、スペイン国籍の選手として1960年のルイス・スアレス以来、実に64年ぶり3人目の栄冠に輝いた。 そんな28歳MFの栄冠にチームメイトの元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンも誇らしげだ。自身の公式Xで祝福のメッセージを送った。 「彼は今日からついに“過小評価”されないね。チームメイトのロドリがバロンドールに輝いたのを祝福するよ! 僕からしたら当然さ! 攻撃的な選手だけじゃなく、守備的なポジションの選手がこのタイトルを掴んだのが特に嬉しい!」 「ロドリは完璧なMFだし、彼以上に彼のポジションをうまくこなせる選手なんていない。ヨーロッパではワールドクラスのホールディングMFを探すクラブがたくさんいるけど、結局のところ、彼だけだ! 近年の成長ぶりは素晴らしいよ!」 <span class="paragraph-title">【動画】ロドリがバロンドールに輝いた瞬間!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Rodri&#39;s crowning moment!<a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/fklfcJJLUS">pic.twitter.com/fklfcJJLUS</a></p>&mdash; Manchester City (@ManCity) <a href="https://twitter.com/ManCity/status/1851030630168924597?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.29 11:55 Tue
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スペインから64年ぶりにバロンドーラー ロドリ「スペインフットボール、そしてMFの勝利」

2023-24シーズンのバロンドールはマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリに決まった。 バロンドールは1956年に創設され、フットボール界で最も権威がある個人賞。21年ぶりにリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドの二大巨頭が最終候補にも名を連ねず、新時代の訪れを感じさせる今回はシティでのプレミアリーグ4連覇などに大きく貢献し、スペイン代表でもユーロ2024優勝のロドリが受賞した。 ヴィニシウス・ジュニオールやジュード・ベリンガムらを抑えての栄冠にロドリも登場したステージで感無量の思いを言葉にする。イギリス『BBC』が報じた。 「僕にとっても、家族にとっても、そして国にとっても特別な日だ。今日の受賞は僕がではなく、スペインフットボール界のもの。(アンドレス・)イニエスタ、チャビ(・エルナンデス)、イケル(・カシージャス)、セルヒオ・ブスケッツだったり、受賞していないけど、それにふさわしい選手たちのものでもある。スペインフットボール、そしてMFというポジションの勝利だ」 スペイン国籍の選手として1960年のルイス・スアレス以来、64年ぶり3人目の快挙をそう誇らしげに語ると、「今日、多くの友人から『フットボールが勝った』とメッセージをもらった。影で仕事をしている多くの中盤が注目され、今日はこうして日の目を見れたんだ」とも続けた。 そして、「僕は普通の人間だ。価値観を持ちつつ、勉強し、正しいことをしようと努め、固定観念にとらわれない。それでも、こうしてトップに立てたのはみんなのおかげだ」と感謝の言葉も述べ、ヒザの前十字じん帯断裂からの完全復活を誓った。 「今はとにかく自分を大事にしようとしている。休んで、家族との自由な時間を楽しみ、もっと強くなって戻るよ」 <span class="paragraph-title">【動画】ロドリがバロンドールに輝いた瞬間!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Rodri&#39;s crowning moment!<a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/fklfcJJLUS">pic.twitter.com/fklfcJJLUS</a></p>&mdash; Manchester City (@ManCity) <a href="https://twitter.com/ManCity/status/1851030630168924597?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.29 09:16 Tue

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