「リバプールがダメというわけではなく…」セリエA最優秀GKディ・グレゴリオの代理人がユベントス入りの経緯明かす「約束を守った」

2024.07.10 17:58 Wed
ユベントスからの勧誘に心動かされたというディ・グレゴリオ
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ユベントスからの勧誘に心動かされたというディ・グレゴリオ
イタリア人GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(26)の代理人が、ユベントス移籍の背景を語った。
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インテルの下部組織出身で、以前はレンタル移籍を繰り返していたディ・グレゴリオ。しかし、2020-21シーズンに当時セリエBを戦っていたモンツァに貸し出されると、2022年夏には完全移籍へ移行した。加入後から正守護神の座を守り、2022-23シーズンにはチームがセリエAへ昇格。セリエAで33試合に出場した2023-24シーズンは、14回のクリーンシートを達成し、リーグ最優秀GK賞にも輝いた。
ユーロ2024を戦うイタリア代表メンバーにこそ入らなかったものの、5日にはユベントスへのステップアップが決定。買取義務付きのレンタル移籍が実現した。

代理人を務めるカルロ・アルベルト・ベッローニ氏は、イタリア『トゥット・スポルト』のインタビューに対応するなかで、今回の移籍の経緯を説明。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏が、ユベントスやインテル、ラツィオで活躍した元イタリア代表GKに姿を重ね、獲得の熱意を伝えたようだ。
「ディレクターは彼を強く望んでいた。ディ・グレゴリオのプレーにアンジェロ・ペルッツィを見たと何度も言っていた」

「ユベントスへの移籍について交渉していた時、ジュントリはディグレ(ディ・グレゴリオ)に、『勝利するチームは強力なGKによって作られるもので、セリエAで最高のGK、つまりディ・グレゴリオをチームに迎え入れたい』と言っていた」

「我々は、他のクラブならもっと魅力的だったかもしれない経済的な部分に目を向けなかった。ヴェッキア・シニョーラ(老貴婦人/ユベントス)を高いレベルに戻したいというジュントリ氏の願望に心を打たれたんだ。そしてミケーレは主人公としてその一員になりたいと思っている」

また、6月にはリバプールから高額なオファーも届いていたとのこと。プレミアリーグのクラブよりユベントスを優先した理由を語った。

「レッズからの強い関心があったが、リバプールがダメというわけではなく、ユーベとの約束を守っただけだと強調したい。我々は数カ月前にジュントリと握手を交わしていたし、その合意を尊重したいと考えていた。GKにとってユーベはプレーするのに最適なクラブの代表例だ。歴史が物語っている」

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磐田でも活躍した元伊代表FWスキラッチ氏が重篤な状態で緊急入院…家族はSNSで「トトは安定した状態」と報告

かつてJリーグのジュビロ磐田でも活躍した元イタリア代表FWサルバトーレ・スキラッチ氏(59)が、重篤な状態で入院していることが判明した。イタリア『ANSA通信』など複数国内メディアが報じている。 報道によると、数年前からガンの治療を受け、過去に2度の手術も経験していたスキラッチ氏は、今週末に病状が悪化してパレルモのマッダレーナ病院の呼吸器科に緊急入院したという。 重篤な状態と報じられているが、同氏の家族はSNSを通じて「トトは安定した状態にあり、医師チームによって昼夜問わず状態を監視されています。フォルツァ、トト」と現時点で状態が安定していることを報告している。 現役時代に“トト”の愛称で知られたスキラッチ氏は、メッシーナ、ユベントス、インテルと国内クラブで活躍。1990年イタリア・ワールドカップ(W杯)では得点王に輝き、母国開催の大会で3位に導いた。 その後、1994年に磐田へ完全移籍で加入しJリーグに参戦。加入2年目の1995シーズンには得点ランキング2位の31ゴールを挙げる活躍を見せるなど、日本の地でもその得点力を遺憾なく発揮。1997シーズン途中に腰痛の悪化を理由にクラブを退団し、最終的に1999年に現役引退を発表した。 現役引退後は故郷パレルモで自身のサッカースクールを運営する傍ら、タレントや解説者の仕事をこなし、イタリアへの難民で構成されたアサンテ・カルチョを指揮する慈善活動にも携わっていた。 2024.09.09 05:30 Mon
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デシャン監督が無所属のラビオに言及「恥ずべき状況にある」

フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、無所属の状態が続くフランス代表MFアドリアン・ラビオについて言及した。 昨シーズン限りでユベントスを退団したラビオには今夏、リバプールやマンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスル、ミラン、ナポリら複数のクラブが関心を示されたが、移籍は実現せず。現在まで新たな所属クラブは決まっておらず無所属の状態が続いている。 イタリア代表戦に向けた前日会見に臨んだデシャン監督は、無所属のため今回招集を見送ったラビオについて以下のように言及した。 「アドリアンは恥ずべき状況にある。なぜなら、ユベントスとの契約を満了した時点で彼には多くの選択しがあったからだ。彼のもとにはいくつかのチームからオファーが来ているようだが、今はチームに所属しておらず、グループでのトレーニングもしていない。私は、彼が早くクラブを選び、我々の元に復帰してくれることを願っている」 なお、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、現在ラビオにはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらが所属するサウジアラビアのアル・ナスルが接近。年俸2000万ユーロ(約32億1000万円)のオファーを用意していると報じている。 2024.09.06 07:30 Fri
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ユベントスはアルトゥールの売却希望も…CLリストに登録された選手はポジション奪取に意欲

ユベントスは引き続き元ブラジル代表MFアルトゥール・メロ(28)へのオファーを募っているようだ。 2020年夏に加入したユベントスでは、出場機会に恵まれていないアルトゥール。2022-23シーズンにレンタルで加わったリバプールでも負傷によってまったく出番がないままイタリア帰還となり、キャリアが危ぶまれていた。 それでも、昨シーズンにフィオレンティーナへレンタル移籍したアルトゥールは、公式戦48試合2得点4アシストの成績を残すなど復活。自信を取り戻した状態でユベントスへ戻ることとなったが、クラブは引き続き売却候補としているようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ユベントスはまだ移籍市場が開いているトルコからのオファーを期待している模様。フェネルバフチェへレンタル移籍したセルビア代表MFフィリップ・コスティッチと同じような取引実現を期待しているという。 ただし、アルトゥールはユベントスが提出したチャンピオンズリーグ(CL)の登録リストに含まれており、仮に残留となった場合は出場機会が得られる可能性もあるとのこと。そのうえで、来年1月に開かれる移籍市場で再びオファーを募る選択肢も検討するという。 選手本人は、ユベントスでベストを尽くしてポジション争いすることに乗り気な様子。ここからの半年間で、クラブやチアゴ・モッタ監督からの評価を変えられるかが注目される。 2024.09.10 13:10 Tue
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ユベントス、フェネルバフチェへコスティッチをレンタルしたことを正式発表!買い取りオプションは付随せず

ユベントスは9日、セルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(31)がフェネルバフチェへレンタル移籍したことを発表した。 なお、『フットボール・イタリア』によれば、今回の契約に買い取りオプションは付随していないとのことだ。 2022年8月にフランクフルトからユベントスへ移籍し、2年間主力としてプレーしたコスティッチ。しかし、ヨーロッパリーグを制したフランクフルト時代のような輝きは見せられず、新たに就任したチアゴ・モッタ監督のもとでは構想外となり、今夏にフィオレンティーナやサウサンプトン移籍の可能性が浮上。 結局交渉は実らず、欧州トップリーグの移籍市場が閉幕。将来が宙に浮くなか、13日まで移籍市場が開いているトルコのフェネルバフチェがコスティッチの年俸を全額負担することで獲得にこぎ着けた。 また、同紙によれば、コスティッチの移籍でユベントスの今夏の放出リストに残っているのは、昨季フィオレンティーナでプレーした元ブラジル代表MFアルトゥール・メロ(27)だけとなったようだ。 2024.09.10 07:00 Tue
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ユーベで構想外のコスティッチ、フェネルバフチェへの買取OP付きレンタルで合意

ユベントスのセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(31)が、フェネルバフチェへ買い取りオプション付きレンタルで移籍することが合意したようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 買い取る際の移籍金は500万(約7億9000万円)から600万ユーロ(約9億5000万円)とのこと。 2022年8月にフランクフルトからユベントスへ移籍し、2年間主力としてプレーしたコスティッチ。しかし、ヨーロッパリーグを制したフランクフルト時代のような輝きは見せられず、新たに就任したチアゴ・モッタ監督のもとでは構想外となり、フィオレンティーナやサウサンプトン移籍の可能性が出ていた。 結局交渉は実らず、欧州トップリーグの移籍市場が閉幕。将来が宙に浮くなか、13日まで移籍市場が開いているトルコのガラタサライが直近では獲得に興味を示していた。 そんななか、ガラタサライのライバルクラブであるジョゼ・モウリーニョ監督率いるフェネルバフチェがコスティッチの年俸を全額負担することで獲得にこぎ着けたようだ。 9日にも正式発表が行われるとのことだ。 2024.09.09 00:30 Mon

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