勝澤要先生の逝去に思い出す静岡サッカーの隆盛/六川亨の日本サッカーの歩み

2024.05.07 17:00 Tue
©超ワールドサッカー
すでに新聞やネットでも報じられたように、元清水東高校サッカー部監督の勝澤要氏が今月5日に亡くなった。85歳だった。勝澤先生を初めて取材したのは1980年の全国高校選手権だった。文武両道をモットーに、大学を出たての“若造”にも敬語を使う礼儀正しさ。「たぶん生徒には生活指導も含めて厳しい先生だろうな」と思ったものだ。
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勝澤先生が清水東の監督に就任したのは1966年のこと。それまでの静岡サッカーと言えば、全国優勝も果たした藤枝東が有名だった。72年と73年には選手権で2年連続して準優勝を果たしている。天才的ドリブラーと言われたFW中村一義のスピードは驚異的で、大学生になってから一度だけ対戦したが、あまりの速さに追いかけるのを諦めた記憶がある。そんな藤枝に対抗しようと清水のサッカーを育成したのが、清水サッカーとエスパルス生みの親の堀田哲爾氏(故人)、清水FCの監督で、長谷川健太さん、大榎克己さん、堀池巧さんらを擁して第1回全日本少年サッカー大会で優勝した綾部美知枝(2年前に日本サッカー殿堂入り)さん、そして清水東の勝澤先生だった。
しかし、高校選手権制覇の道のりは簡単なものではなかった。74年は決勝で帝京に敗れて準優勝。76年は井田勝道監督率いる静岡学園が“ドリブル旋風”を巻き起こしたものの決勝で浦和南に敗れた。80年は再び清水東が決勝まで勝ち進んだものの、古河一に1-2と惜敗した。決勝点をアシストした古河一のキャプテンは現・流通経済大学の中野雄二監督だった。

清水東が悲願を達成したのは82年のこと。決勝でFW保坂孝やFW羽中田昌を擁する韮崎を4-1と粉砕して選手権初優勝を遂げた。翌83年も決勝まで勝ち上がったが、帝京FW前田治の一撃に涙を飲んだ。
それでも85年は清水商が、86年は東海大一がそれぞれ四中工と国見を下して静岡勢が選手権連覇を達成する。87年の東海大一は決勝で国見に敗れたものの、88年は清水商が市立船橋を下して2度目の全国優勝を達成。この頃は「静岡を制するものは全国を制する」と言われたほど、静岡勢は選手権で優勝候補にあげられた。

その後、高校サッカーは群雄割拠の時代に突入し、近年は青森山田が覇を競っている。そして勝澤先生は母校を離れ、熱海高、掛川西高、藤枝明誠高などの監督を歴任した。ご子息がJFAに勤務しているため、お目に掛かるたびに近況を伺っていたが、謹厳実直を絵に描いたような監督であり先生だった。


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ガラガラのスタンド5000人を見てふとデジャヴに襲われない?! の巻/倉井史也のJリーグ

J1リーグ再開して3試合こなしたところで、何となくもう落ち着きも感じるようになってきたのは気のせい? 選手の集中力が切れてても、それは連戦プラス夏の暑さって感じ? そう言えばFC東京の長谷川健太監督が再開した後の試合日程を「33連戦」と表現してたんだけど、これって自分たちに置き換えると7月から12月までほぼ休みなしで働こうって感覚? ってことになると、つい大声を出したくなるのはスタンドにいる人じゃなくて選手かも。 そんで今週もまた5000人以下の入場者ってことになると思うんだけど、実は先日、等々力の川崎vs柏をDAZNで見てたときに、何と言いますか、不思議な感覚に見舞われたわけですよ。あれ? これ、どっかで見たスタンド。何だっけ……。 メインスタンドが立派になる前の等々力で、そう言えば川崎も集客苦労してました。特にJ2に落ちた後。サポーターも2階に陣取るとかいろんな工夫をしながら応援してたなぁ。でもあのころのことは最古参の中村憲剛も知らないだろうな……とか、すっごいおじいさんになった気分を味わったんですよ。 で、何が言いたいかというと、5000人は寂しいかもしれないけど、そんな時代もJリーガーは必死に戦ってたってコト。今の礎を築いたのは、間違いなくあの寂しかったスタンドに人を呼ぼうと奮闘してた当時の選手なんです。 ということで、今週のデータは、川崎の年度別入場者数推移を振り返ってみました。ところで余談なんだけど、Jリーグのデータサイトでチームの平均観客動員数を調べようとすると、つい「入場者数一覧」って見ちゃうじゃないですか。ところがこれがワナ。そこに出ている数字は、アウェイの数字も足したものなのでした。だから「年度別入場者数推移」か「クラブ別入場者数」を見るべきなんだけど、なんと「クラブ別入場者数」は2001年以降のデータしか掲載されてない。ちょっとちょっと、困りますよ〜。 ともあれ、川崎のホーム平均入場者数ってどんなものだったのか? 【1999年】J2 平均 5,396人 【2000年】J1 平均 7,439人 【2001年】J2 平均 3,784人 【2002年】J2 平均 5,247人 【2003年】J2 平均 7,258人 【2004年】J2 平均 9,148人 【2005年】J1 平均13,658人 【2006年】J1 平均14,340人 【2007年】J1 平均17,338人 【2008年】J1 平均17,565人 【2009年】J1 平均18,847人 【2010年】J1 平均18,562人 【2011年】J1 平均17,340人 【2012年】J1 平均17,807人 【2013年】J1 平均16,644人 【2014年】J1 平均16,661人 【2015年】J1 平均20,999人 【2016年】J1 平均22,136人 【2017年】J1 平均22,112人 【2018年】J1 平均23,218人 【2019年】J1 平均23,272人 2001年に在籍してた中には後に日本代表になった箕輪義信氏や寺田周平氏、そして何より鬼木達現監督もいるんですよ。その他にも渋い名手が一杯。その選手たちはこの制限されている観客数よりも少ない中でプレーしてたんです。 それが今では2万3000人超え。よくぞここまで持ってきたという感じですね。もしかして、今の入場者が少ない状況って、昔を思い出して感謝するっていういいきっかけかもしれませんぞ……。おーっと、いいこと言った!! 2020.07.18 11:00 Sat
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