ボルシアMGのシティ撃破を期待するクラブOB「彼らはマドリー相手にも実力を示した」

2021.02.24 16:28 Wed
Getty Images
かつてボルシアMGマンチェスター・シティでプレーした経験を持つ元ドイツ代表DFミヒャエル・フロンツェック氏が、チャンピオンズリーグ(CL)で2つの古巣クラブが対戦することに見解を語った。ドイツ『シュポルト・ビルト』が伝えている。

ボルシアMGとシティは、24日に行われるCLラウンド16・1stレグで対戦。マルコ・ローゼ監督が来季よりドルトムントの指揮官に就任すると発表され、チームに激震が走ったボルシアMGに対して、シティは現在公式戦18連勝中と勢いがとどまるところを知らない。

こうした2チームの状況もありシティが圧倒的有利と見られているが、ボルシアMGで286試合に出場した経歴を持つフロンツェック氏は、ドイツのチームにも勝利する可能性は十分にあると語った。
「シティは私のお気に入りであり、大会優勝候補だ。だが、ボルシアMGがサプライズを引き起こす可能性は非常に高いと思うよ。ジョゼップ・グアルディオラ監督はボルシアMGをよく知っており、強さも理解しているだろう」

「ボルシアMGはシティを苦戦させることが可能だ。グループステージではレアル・マドリー相手に実力を示せていた。もちろん、すべての選手は限界までプレーする必要があり、どんな遅れも許されない。守備的にも攻撃的にも、まとまりのあるチームパフォーマンスを見せなければならないんだ」
「私はローゼの去就がパフォーマンスに影響を与えないと固く信じている。クラブ全体にとって大きな試合であり、選手は全力を尽くすはずだ。もちろん、ファンの失望は理解できる。しかし、こうしたこともビジネスの一部だ。決定的な局面では、誰もが力を合わせることが重要になる」

ボルシアMGへの期待を語る一方で、フロンツェック氏は現役時代ケガに苦しみ活躍できなかったものの、シティには愛着があるとコメント。また、同胞であるMFイルカイ・ギュンドアンの活躍も喜んでいる。

「シティで過ごした1年間は非常に大変だった。キャリアは終わりに差し掛かり、ずっとケガをしていたこともありパフォーマンスは冴えなかったのだ。それでも、私にとっては最高の経験だった。シティには素敵なファンがいて、無条件にサポートしてくれたんだ。だから私は毎日、ここは偉大な伝統あるクラブだと実感していたよ」

「ギュンドアンの成長にはとても満足だ。彼は攻撃的なポジションに移ったことで、ボックス内に飛び出してくる場面も多く、最近では信じられないほど正確なプレーを見せている。以前から常に素晴らしいフットボーラーだったが、今ではゴールスコアラーとしても活躍しており、抜群のフォームだね」

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