2戦連続先発の浅野拓磨は絶好機逃す…マジョルカが指揮官古巣オサスナに屈して初黒星【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第2節、オサスナvsマジョルカが24日にエル・サダールで行われ、ホームのオサスナが1-0で勝利した。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は62分までプレーした。

浅野のデビュー戦となったレアル・マドリーとの開幕戦を1-1のドローで終えたマジョルカは、今季初勝利を目指して指揮官アラサテが昨季まで率いたオサスナとのアウェイゲームに臨んだ。開幕戦で上々のプレーを見せた浅野は右ウイングで引き続きスタメンを飾った。

前指揮官の帰還を歓迎する和やかなムードでスタートした一戦。酷暑の影響もあってスローテンポで試合が進むと、開始9分にはマフェオの右クロスに逆サイドで反応した浅野がダイレクトシュートで早速シュートを記録する。
以降は予想通りの堅い展開に。互いに散発ながらチャンスを作り出すなか、前半終了間際には浅野にビッグチャンス。前半アディショナルタイム1分、左CKの流れからボックス手前左でモヒカが左足で上げたピンポイントクロスをファーでドフリーの浅野がヘディングシュート。だが、ピッチに強く叩きつけたヘディングシュートは無情にもクロスバーの上を越えた。
オサスナはアイマル・オロスのポスト直撃シュート、マジョルカは浅野の決定機逸と互いにチャンスを生かせず。試合はゴールレスで後半に折り返す。

後半も同様の展開で試合が進んでいくが、オサスナが先にゴールをこじ開ける。55分、オロスの強引なシュートがボックス内でDFにディフレクトしてゴール右のスペースに流れると、これに反応したルベン・ガルシアがうまく右足で被せるボレーシュートを流し込んだ。不運も重なって先制を許したマジョルカはすぐさま反撃態勢に入るが、なかなかリズムを掴み切れない。62分には2枚替えを敢行し、浅野はラリンとの交代でピッチを後にした。

その後も交代カードを切って攻撃の活性化を図ったマジョルカだが、のらりくらりのホームチームの戦いに苦戦。決定機はおろかシュートまで持ち込めず。逆に、ブライアン・サラゴサがカウンターの局面で存在感を放った相手の攻撃に手を焼くが、粘りの守備で2失点目は許さない。

結局、最少得点差で後半最終盤を迎えたマジョルカはムリキに加えてアブドンを投入し、パワープレーでゴールをこじ開けにかかったが、集中したオサスナの守備を最後までこじ開けることはできず。

この結果、指揮官の古巣に今季初勝利を献上したマジョルカは逆に今季初黒星を喫することになった。

オサスナ 1-0 マジョルカ
【オサスナ】
ルベン・ガルシア(後10)