ヘタフェがソシエダ育ちのDFアレックス・ソラを完全移籍で獲得‥昨季はアラベスでプレー

2024.07.16 09:55 Tue
ソシエダで育ったアレックス・ソラ
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ソシエダで育ったアレックス・ソラ
ヘタフェは15日、レアル・ソシエダのスペイン人DFアレックス・ソラ(25)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は2027年夏までの3年間となる。

ソラは、ソシエダの下部組織育ちで、2022年7月にファーストチームに昇格。2023年9月にはアラベスへとレンタル移籍していた。

ソシエダでは公式戦21試合に出場。アラベスでは公式戦33試合に出場し4アシストを記録。右サイドバックとしてプレーしていたが、アラベスでは右ウイングとしてのプレーが多くなり、攻撃性が評価されていた。

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お金のないチームには苦労が多い…/原ゆみこのマドリッド

「リーガ開幕の実感があまりないわね」そんな風に私が嘆いていたのは金曜日、今季は6年ぶりにマドリッド勢1部5チーム体制となり、身構えていたにも関わらず、最初の週末が意外とヒマなことに気がついた時のことでした。いやあ、1節が猛暑の8月半ばとあって、昼間に試合が組めず、午後7時と午後9時半の1日2カード設定で、木曜から月曜まで開催という、ダラダラしたスケジュールを作ったリーガもリーガなんですけどね。何より最悪だったのはマドリッドのチームが揃ってアウェイゲームとなったことで、私がスタジアム観戦デビューするのも来週末までお預けになっちゃったんですよ。 まあ、その辺の話はまた後ですることにして、この水曜、先陣を切って、UEFAスーパーカップで今季の公式戦をスタートさせたレアル・マドリーがどうだったから、お伝えしていくことすると。ワルシャワでの前日スタジアム練習中、チュアメニとぶつかったカマビンガがヒザを痛め、全治4~6週間となってしまったせいで、これは何かの悪い前触れじゃないかと恐れた私ですが、大丈夫。ええ、例年、この時期は市内の多くのバル(スペインの喫茶店兼バー)がバケーション入りするため、暑い中、試合を流しているお店を見つけるために歩き回り、挙句に満員で立ち見という苦行も今年はせずに済みましたしね。 というのも先週のアトレティコの親善試合を見るため、営業しているバルを探して、以前、行きつけだったお店を訪ねたところ、いつの間にかオーナーがチェンジ。この8月は休業しないとわかったため、少し早めに行って、席を確保することができたから。ただ、待望のエムバペ(PSGから移籍)もスタメンデビューしたEL王者アタランタとの試合の前半はやや低調で、うーん、彼を含め、ベリンガム、バルベルデ、カルバハル、チュアメニ、メンディと、ユーロやコパ・アメリカのせいで、練習を始めてから、たった1週間という選手が大量に入ったせいもあったんですかね。一応、先制のチャンスはエムバペ、ビニシウス、ベリンガム、ロドリゴと何回かあったものの、0-0のままでハーフタイムに入ることに。 前半はせいぜい、デ・ローンのシュートがミリトンに当たったボールがゴールバーを直撃したぐらいだったアタランタも後半はまだ、失点していないことに自信を得たか、再開2分にはパサリッチが絶妙のヘッドを放ったんですけどね。そのボールに飛びついて指先で弾き、paradon(パラドン/スーパーセーブ)でチームを救ったのはご存知、GKクルトワ。当人も後で「He tenido que llegar muy lejos y usar mis dos metros para sacarla/エ・テニードー・ケ・ジェガール・ムイ・レホス・イ・ウサール・ミス・ドス・メトロス・パラ・サカールラ(とても遠いところに手が届くよう、ボクの身長2mを使わないといけなかった)」とお馴染みの長身自慢をしていましたが、まあねえ。 私など、いっそアタランタが先制して、マドリーの根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)精神を目覚めさせてくれた方が0-0のまま延長戦、更にはPK戦で決着という、迷惑展開への恐れを一掃してくれんじゃないかと思ったぐらいでしたが、そこはこの夏、エムバペとエンドリック(パルメイラスから移籍)の2人しか補強がなくても、得点力には不自由していないマドリー。14分にはベリンガムのスルーパスをビニシウスがエリア内右奥からゴール前に送り、そこに駆けこんで来たバルベルデが決めて、先制点を挙げているんですから、ユニ着用でバルに応援に来ていたファンたちも喜んだの何のって。 ちなみにこのベルベルデのゴールには、アンチェロッティ監督も「Es sorprendente que estuviera allí/エス・ソルプレンデンテ・ケ・エストゥビエラ・アジー(あそこにいたのは驚きだった)。ウチのアタッカーたちから考えて、彼はもっと後方にいるべきだったからね」と告白していたんですけどね。そう、昨季CL決勝をプレーしたメンバーからクロースが現役引退して抜け、代わりにエムバペがCFとして入ったため、この日は移籍1年目だった昨季、23得点を挙げ、MFの皮を被ったFWではないかと疑われたベリンガムですら、下がり目の位置に移動。バルベルデなど、言うに及ばずですが、背番号8の後継者に指名してくれたクロースへのリスペクトからか、金髪に染めただけでなく、ゴールまで捧げることができたのは、当人にも大きな喜びだったかと。 その後、更に追い打ちをかけようと、ビニシウスやベリンガムが撃ったシュートはGKムッソに弾かれてしまったマドリーですが、23分には追加点が入ります。そう、3トップの右側でスタートしたロドリゴがヒエンから自陣でボールを奪い、エリア内のビニシウスを経由して、反対側にいたベリンガムへ。そこからまるで測ったような折り返しのラストパスがエムバペに送られ、彼がデビュー戦をゴールで飾ることになったんですが、いやあ、今季のマドリーたるや恐るべし。ロドリゴが言うには、「前から同じことをビニとジュードとやっていて、今はそれが1人増えただけ。El míster nos pide cambiar mucho la posición, no quedarnos parado/エル・ミステル・ノス・ピデ・カンビアル・ムーチョ・ラ・ポシシオン、ノー・ケダモス・パラードー(監督はボクらに何度もポジションを変えるように、止まらないように頼んでくる)」そうなんですけどね。 こんな動きをされては今季、マドリーのSeptete(セプテテ/7冠優勝のこと)を阻めるチームはいないんじゃないかと思ってしまう程、4人の連携が取れているのには舌を巻いたのは私だけではないかと。2-0となった後はモドリッチ、ブライム、残り1分にもギュレル、セバージョス、ルーカス・バスケスらが顔見せ交代出場して、準備期間が短かった選手たちは下がったものの、そのままスコアは動かず、マドリーは新シーズンを白星でスタート。ナチョ(アル・カーディシーヤに移籍)の退団で第1キャプテンとなったモドリッチがトロフィーを掲げ、マドリーで選手として個人最多の27タイトル獲得となったんですが、入団して1試合目で、これまで無縁だったヨーロッパのクラブ大会優勝を果たしたエムバペなど、もしや、もっと早く移籍しなかったことを後悔していた? そんなマドリーはUEFAスーパーカップ優勝のお祝いもそこそこに、金曜からバルデベバス(バラハス空港の近く)での練習を再開。日曜午後9時30分(日本時間翌午前4時30分)からのマジョルカ戦の準備を始めたんですが、相手もアギーレ監督からアラサーテ監督に代わり、気分一新しているでしょうからね。加えてこの夏はFWの浅野拓磨選手(ボーフムから移籍)も入団して、すでにプレシーズンマッチでもゴールを挙げているため、結構、注目されているかもしれませんが…果たしてマドリーの新4弾頭相手に善戦できるのでしょうか。 え、兄貴分が公式戦の口火を切った翌日、弟分のヘタフェもリーガ開幕戦最初のカード、アスレティック戦に挑んでいなかったかって?その通りで、まだまだ補強が足りていないボルダラス監督のチームは、トップチームの使えるフィールドプレーヤー14人をカンテラーノ(Bチームの選手)で水増しした18人でサン・マメスに乗り込んだんですけどね。もちろん、この日もFWはおらず、MFのウチェ(RFEF1部/実質3部のセウタから移籍)をCFにしていたため、望める最善の結果はプレシーズンマッチ最後のサザンプトン戦のようにスコアレスドローなんじゃないかと、私も悲観的だったところ…。 それが前半27分、サンセットのエリア外かのgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)で先制されてしまったため、もうダメだと絶望したものですが、いやいや。ハーフタイムまでにアランバリとカルレス・ペレス(セルタからレンタル)を負傷で失うという不幸も重なりながら、後半20分、CKからウチェがヘッドを決めて、同点にしてくれたから、驚いたの何のって。しかも27分にはこの夏のユーロで英雄になったニコ・ウィリアムスが入りながら、そのままアスレティックと1-1で引き分けたとなれば、GKダビド・ソリアが「Hablando feamente, tenemos unos huevos terribles/アブランドー・フェアメンテ、テネモス・ウノス・ウエボス・テリブレス(汚い言い方をすれば、ボクらには凄いタマがついている)」と自画自賛していたのも納得だったかと。 いやあ、確かにウチェはプレシーズンのアトレティコ戦でも、この夏のヘタフェ唯一のゴールを挙げているんですけどね。といっても昨季まで2つも下のカテゴリーでプレーしていた彼がベリンガム化するとは思えませんし、左SBのアレックス・ソラ(レアル・ソシエダから移籍)がマタ(契約終了でラス・パルマスへ移籍)の残した背番号7を着け、常に前線にいる辺りから、かなりムリがあるのは火を見るよりも明らか。順調に行けば、2節のラージョとの弟分ダービーにはボルハ・マジョラルがリハビリを終えて、復帰できるはずとはいえ、こちらも移籍の噂が絶えませんからねえ。 その上、ガストンのサウジアラビア行きに続いて、キャプテンのジェネも同じ道を辿りそうな気配もあって、実際、先に誰かを売却しないと、補強できないって、この絶対的頭数不足の中、恐ろしい二律背反に陥っているようなヘタフェなんですが、不思議なことにボルダラス監督は落ち着いているよう。「負傷者も出てしまったし、el club tiene claro lo que necesitamos y seguro que llegarán jugadores/エル・クルブ・ティエネ・クラーロ・ロ・ケ・ネセシタモス・イ・セグロ・ケ・ジェガラン・フガドーレス(私たちが必要としているものをクラブは理解していて、きっと選手は来るだろう)」と言っていましたが、ファンは心配でたまらないんじゃないでしょうか。 ただ、補強が遅れているのは他の弟分たちも同じで、土曜のオサスナ戦で4年ぶりに1部の試合に挑むレガネスもまだ5人程、足りず。一応、水曜にはセビージャから、2部降格したシーズン以来の出戻りとなる、昨季はお隣さんのヘタフェにいたオスカル・ロドリゲスとGKドミトリエフスキ、木曜にはセルタからレナト・タピアが入団したものの、まだまだ完成形には遠いよう。一方、日曜のレアル・ソシエダ戦でスタートとなるラージョもグンバウ(グラナダから移籍)、エンバルバ(アルメリアからレンタル)が来たくらいで、いえ、火曜にはオリンピックの金メダルを首にかけて、カメージョがスペイン代表から戻っているんですけどね。決勝フランス戦で2得点した勢いが続いてくれているといいものの、そうでないとまた、今季もイニゴ・ペレス監督のチームはゴール日照りに苦しむことになりそうです。 え、それで6月7月はまったく移籍市場での動きが見えず、ファンをやきもきさせながら、先週末から一気に活発になったアトレティコのことも気になるって?いやあ、ル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)とセルロート(同ビジャレアル)の入団が発表になった後、月曜には最初は誰もが夢物語だと信じていた移籍金7500万ユーロ(約123億円)の高額FW、フリアン・アルバレス(同マンチェスター・シティ)の加入も決まり、今週は私も水木金と連日、入団プレゼンでメトロポリターノに通うことになったんですけどね。 彼らがアトレティコへ来た理由はそれぞれで、スペイン代表でユーロ王者となったル・ノルマンは「Era dar un paso adelante en mi carrera/エラ・ダール・ウン・パソ・アデランテ・エン・ミ・カレラ(自分のキャリアを一歩進ませるため)」。ええ、私も2年前、ソシエダがメトロポリターノで10年ぶりのCL出場を決めた時、記念Tシャツまで用意する喜びようにはちょっと、困惑したものでしたが、確かにアトレティコにとって、ここ12年間、CLは日常ですからね。十分、理解できますが、ただ、セルロートの「ずっとアトレティコでプレーするのが夢だった。スペインに来る前には、代理人と家族にアトレティコに行けるに足るゴールを挙げたいと言ったもんだ」という台詞はもしかして、リップサービスだったかも。 更にフリアン・アルバレスに至っては、うーん、彼の場合、まずはコパ・アメリカでアルゼンチン代表仲間のデ・パウル、モリーナの勧誘を受け、続いて参加したパリ五輪中もシメオネ監督直々、ラブコールを重ねて、それを一緒のチームにいた三男のジュリアーノがバックアップ。かてて加えて、グリーズマンまで勧誘メッセージを送るという、凄いことになっていたのに根負けしたんでしょうかね。でなければ、プレミアリーグ優勝の常連、CLでも毎シーズン優勝候補であるマンCから、「Sentía que necesitaba un cambio en mi carrera, buscar un nuevo desafío/センティア・ケ・ネセシタバ・ウン・カンビオ・エン・ミ・カレラ、ブスカル・ウン・ヌエボ・デサフィオ(自分のキャリアに変化が必要、新しい挑戦を見つける必要があった)」なんて、万年、CL出場権ゲットだけで満足しているチームに来る気になるはずありませんって。 ただその一方で、膠着状態に入ってしまった案件も1つあって、ええ、先週木曜にはギャラガー(チェルシー)がマドリッド入りして、金曜にはこっそり、マハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で日曜のユベントスとの親善試合に行かない選手たちと一緒にトレーニングしていたぐらいだったんですけどね。その移籍とバーターになるはずだった、土曜にラス・ロサスのサッカー協会本部で五輪優勝祝いをした後、速攻ロンドンに向かって、メディカルチェック。それにはパスしたものの、いきなりチェルシーが気を変えて、移籍がチャラにされたサムが戻って来たため、ギャラガーも火曜にはロンドンに帰ってしまったんですよ。 それがどうやら、チェルシーは獲得のターゲットをジョアン・フェリックスに変えたようで、いえ、アトレティコもギャラガーとハビ・ゲラ(バレンシア)を天秤にかけ、後者に失望を味あわせてしまったため、文句を言える義理はないんですけどね。ジョンと袂を分かつのは当人もクラブもファンも皆が望んでいることとはいえ、問題は相手がサムと同じ4000万ユーロ(約66億円)の移籍金で済ませたがっている点。 6000万ユーロ(約98億円)で売りたいアトレティコとしてはとても呑めない金額なんですが、どちらにしろ、ジョアンなりサムなりが売却できない限り、すでにこの夏は移籍金に1億4150万ユーロ(約230億円)も使っているだけに、ギャラガーは獲れませんからね。こちらはしばらく時間がかかることかと思いますが…それにしても月曜午後9時30分の開幕ビジャレアル戦の後、水曜午後9時にメトロポリターノで初の試みとなるNoche de bienvenidos/ノッチェ・デ・ビエンベニードス(歓迎の夜)という、ファンを招いた新入団選手紹介イベント開催って、一体、何をするんでしょうね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.08.17 23:30 Sat
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補強したからって、すぐ強くなる訳ではない…/原ゆみこのマドリッド

「期待が大きかっただけにちょっと、ガッカリだったかも」そんな風に私が溜息をついていたのは火曜日、先週木曜から始まり、月曜まで続いたリーガ開幕節を振り返っていた時のことでした。いやあ、この夏はレアル・マドリーに待望のエムパベ(PSGから移籍)がとうとう到着し、今季の公式戦デビューとなったUEFAスーパーカップではアタランタをあっさり破って優勝。私など、もしや24-25シーズンは全勝でリーガ優勝するんじゃないかと恐れたぐらいだったんですけどね。 それが1節のマジョルカ戦でもう躓いているんですから、まったくもって驚きですが、同様に久々に移籍金をケチらず、計1億4000万ユーロ(約226億円)程も費やして、3人の選手を獲ったアトレティコも初戦のビジャレアル戦に勝てず。リーガ3強のうち、白星スタートを切ったのは、補強の目玉だったダニ・オルモ(同ライプツィヒ)の選手登録すらできずにバレンシア戦に挑んだバルサだけとはいやはや、だからサッカーは難しい? まあ、そんなことはともかく、マドリッド勢の開幕戦の様子をお伝えしていくことにすると。むしろ健闘していたのは弟分チームたちの方で、木曜に先陣を切ったヘタフェがアスレティックにサン・マメスで1-1に追いついて引分け、持たぬ者の意地を見せた後、土曜にはレガネスがエル・サダルでのオサスナ戦で4年ぶりの1部再デビュー。それが何と、前半22分にはハビ・エルナンデスのクロスをファン・クルスがゴール右脇から押し込んで、先制点を挙げているんですから、やってくれるじゃないですか。 0-1のまま、折り返したため、「Notamos el ritmo, que es diferente de Primera a Segunda/ノタモス・エル・リトモ、ケ・エス・ディフェレンテ・デ・プリメーラ・ア・セグンダ(1部と2部のリズムの差を感じて)、試合の終盤には息切れ状態だった」(ボルハ・ヒメネス監督)とはいえ、逃げ切りを期待したんですが、いやあ。まさか後半34分、パリ五輪の金メダリスト、アイマール・オロスがエリア外から撃ったシュートがDFに触れ、コースが変わってゴールパーを直撃。こぼれて来たボールがGKソリアーノの足に当たってオウンゴールになってしまうとはまったく、ツイていない。 そうは言ってもロスタイムには自陣エリア内でラバの腕にボールが当たりながら、ペナルティをお目こぼしされていたレガネスですからね。1-1の引分けで、勝ち点1をもぎ取れたのはラッキーでしたが、この日曜の2節ではいよいよ、ファンが心待ちにしていたブタルケで1部の試合が開催。ラス・パルマス戦を迎えるため、このセビージャと開幕節を2-2で引き分けた相手にしっかり勝って、着実に1部残留への道を歩み出してもらいたいところです。 そして日曜はまず、ラージョがレアル・ソシエダ戦でサン・セバスティアンに乗り込んだんですが、キックオフ前にはこの夏、スペインの優勝に貢献してきた選手たちのお披露目が。そう、ル・ノルマンはアトレティコに移籍していなかったものの、それでもユーロ組がオジャルサバル、ミケル・メリーノ、スビメンディ、レミロの4人、オリンピック組がセルヒオ・ゴメス(マンチェスター・シティから移籍)、パチェコ、トゥリエンテスの3人と大勢いて、ソシエダの代表でのプレゼンスの高さを見せつけていたんですけどね。試合の方は前半を0-0で終え、後半頭から、ラージョはエヌテカに代えて、チーム唯一の金メダリストであるカメージョをピッチに送り出したんですが、まさか22分、昨季から続くゴール日照りにプレシーズンも苦しんでいた彼らが先制点を挙げるとは! そう、ソシエダのスローインからボールを奪ったムニンがドリブルで上がり、デ・フルートスに送ると、彼がエリア内からシュート。見事にGKレミロを破ってくれたから、驚かせてくれるじゃないですか。更に39分にも敵のスローインを再び自陣で取り戻したラージョは、パテ・シスからのスルーパスでカメージョが敵エリアに突進。どうやら2ゴール挙げたオリンピック決勝フランス戦で1対1の極意を掴んだか、この時もしっかりラミロを破り、ダメ推しの2点目を入れてくれたとなれば、長かったロスタイム最後の8分にスビメンディに1点返されたって、全然、大丈夫ですって(最終結果1-2)。 負傷でRdT(ラウール・デ・トマス)とアルバロ・ガルシアを欠いていたイニゴ・ペレス監督にとって、まさに天からの配剤のような勝利となったんですが、ラージョは2節もアウェイゲームが続き、土曜にはコリセウムで早くも弟分ダービーに挑むことに。まあ、こちらはカメージョがゴールを取り戻したため、あまり心配はしていないんですが、困ってしまうのは未だにFWを補強していないヘタフェの方かと。ええ、この火曜には遅ればせながら、アレックス・ソラ(ソシエダから移籍)、ペテル(同RMカスティージャ、昨季はバレンシアでプレー)、GKレタチュク(同バニク・オストラバ)の集団プレゼンを行い、同時にCBベロカル(同エイバル)の入団も決まったんですけどね。 もしかしたら、昨季後半をヒザの半月板損傷で棒に振ったボルハ・マジョラルがそろそろ出られるかもしれないんですが、未だに移籍の可能性も否定できず。いくらアスレティク戦はMFウチェ(RFEF1部/実質3部のセウタから移籍)をCFに起用し、ベリンガム作戦が成功したとはいえ、2匹目のドジョウとはそうそういかないでしょうし、とにかく本職のCFを早く獲って、ファンを安心させてあげてほしいですよね。 一方、日曜の遅い時間帯、午後9時半からのキックオフとなったマドリーのマジョルカ戦はというと、うーん、問題なくUEFAスーパーカップの試合を見れたため、安心して、昔、行きつけだったバル(スペインの喫茶店兼バー)をリピートした私だったんですけどね。それが何故か、スペインではリーガはモビスターとDAZNの2局が分担して中継しているんですが、実はそのお店では後者のチャンネルが映らないことが、キックオフ後に発覚。大慌てで去年の夏、試合を見ていた別のバルに移動する破目に。おかげで前半13分、ビニシウスのtaconazo(タコナソ/ヒールキック)から、ロドリゴが決めたマドリーの先制点を見逃してしまうことになったんですが、こういうのって、8月のマドリッド、あるあるですからね。 ただ、アタランタ戦でも神連携を披露していたビニシウス、エムバペ、ロドリゴ、ベリンガムの前線カルテットだったんですが、この日は後が続かなかったんですよ。といっても、マジョルカがそう簡単に点を取れる訳もなく、いえ、前半41分には浅野拓磨選手(ボーフムから移籍)のシュートをGKクルトワがこぼしたものの、目の前にいたムリキの蹴ったボールは身体で防ぐなんてことはあったんですけどね。0-1のまま、ハーフタイムが訪れ、後半のピッチに出る前にはマドリーのアタッカーたちが相談している光景もTVカメラにキャッチされていたんですが…。 まさか、再開7分にはダニ・ロドリゲスの蹴ったCKを大型FWムリキにヘッドされ、同点ゴールを決められてしまうとは、あまりにお約束が過ぎるじゃないですか。それからマジョルカはがんがん、ムリキ目掛けてクロスを入れる作戦を開始して、うーん、「前の3人がプレーを終わらせないといけない。後ろに向かって走るのは…とても辛いから」という、ベリンガムの台詞が何より如実に事態を物語っていたんですかね。そう、この3トップは頭がゴールを入れることに特化しているのか、守備のためにほとんど下がることはなし。おかげで相手も簡単にクロスを上げられたという面もあったかと。 ただ、それも持ち前の終盤の根性を発揮して、勝ち越し点を奪っていれば、そんなに批判はされなかったかと思いますが、エムバペのシュートはGKグレイフが身体を投げ出してセーブ。ビニシウスなど、1人でマッフェオとのドゥエルに夢中になっている始末では…。18分にチュアメニをモドリッチに代えただけだったアンチェロッティ監督がようやく次に動いたのは、すでに43分になってから。ええ、ビニシウス、ベリンガム、カルバハルを諦め、ブライム、ギュレル、ルーカス・バスケスを入れたんですが、この猛暑の中、プレシーズン練習開始が1週間前と準備期間が少なかった選手たちを中3日でそこまで引っ張るのも、如何なものだったかと。 おかげでメンディなど、ロスタイム5分にはムリキの太ももを蹴って、レッドカードで一発退場という災難に遭っただけでなく、試合も1-1の引分けで終了。まあ、2度の絶好機にサンチェスのシュートが外れて、マジョルカに逆転されなかっただけでもマシと言えますけどね。まさかのリーガデビュー戦の躓きには、アンチェロッティ監督も「Somos un equipo muy ofensivo y el equilibrio defensivo es una parte fundamental/ソモス・ウン・エキポ・ムイ・オフェンシーボ・イ・エル・エキリブリオ・デフェンシーボ・エス・ウナ・パルテ・フンダメンタル(ウチはとても攻撃的なチームだが、守備でバランスを保つのは基本だ)」と猛反省することに。 実際、ある時間帯など、前線カルテットが全員左サイドに集中するなど、極端な偏りも見られたんですが、まあ、これにはベリンガム以外は皆、そちらが元々の主戦場だったというせいというのもあるんでしょうけどね。何にしても次節、日曜午後5時にサンティアゴ・ベルナベウに昇格組のバジャドリーを迎えるホーム開幕戦では選手たちも気合を入れ直して、昨季2冠を達成した強いマドリーを見せることができればいいんですが…それにしたって、暖房はあったものの、ベルナベウにエアコンがあるのかどうか、屋根を閉じた状態で蒸し風呂状態にならないのか、今から私は心配です。 そして1節最後の月曜午後9時半にラ・セラミカで公式戦のスタートを切ったアトレティコはというと。こちらもキックオフ前には夏の大会で活躍した選手たちのお披露目があり、ユーロ優勝のアジョセ(ベティスから移籍)、更にパリ五輪も梯子したバエナ、ユーロU19優勝のカンテラーノ、更にはモロッコ代表で五輪銅メダルをもらったイリアス・アコマシュらがファンの拍手を浴びていたんですが、そこにアトレティコのル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)とバリオスも呼んで、黄色のプラスティック製サッカーシュース型記念品を贈呈していたのは、ビジャレアルのイキな計らいだったかと。 そのうちの1人、バエナが同じくダブル参加だったフェルミン(バルサ)とは違い、バケーションも取らずに先発に入っていたのは驚きだったんですが、序盤のアトレティコは積極的に敵ゴールに接近。ジョレンテの2度のエリア内へのクロスから、サムエル・リノがヘッドをレガネスから出世移籍をしたGKディエゴ・コンデにparadon(パラドン/スーパーセーブ)され、レイニウドはvolea(ボレア/ボレーシュート)でゴールにしたものの、オフサイドで認められなかったなんてことがあったんですが、まさか前半18分、お馴染みの悪夢が展開されるとは! いやあ、年度も変わったことだし、チームには新顔が3人もいるし、もうアウェイで黄色ユニチーム当たる時のジンクスも消えているだろうと私も少し、タカをくくっていたところは否めないんですけどね。それがデェエゴ・コンデのロングキックに抜け出したダンジュマをビッツルは止めることができず、エリア内右奥の角度のないところからシュートを撃たれ、先制点を挙げられてしまうとは一体、どうなっているんでしょう。 ただその時は2分もしないうちにジョレンテがドリブルで敵ゴールに向かって爆走。そのまま、スペイン代表招集最終リストでメンバー落ちし、ユーロ王者の一員になるチャンスを逃した悔しさを晴らさんばかりの勢いで撃ったシュートがネットに収まり、すぐ同点になったため、ひとまず助かったんですが、35分にもアウェイ&イエロー環境で頻発する悲劇は発生。だってえ、バエナの蹴ったCKをGKオブラクもビッツェルもクリアできず、そのまま落ちたボールがコケの足に当たって、オウンゴールで失点してるんですよお。とても正気の沙汰とは思えませんって。 うーん、アトレティコの守備崩壊は昨季も度々、あったため、いくらル・ノルマンが加わったとはいえ、一朝一夕で改善される訳もないんですけどね。計算外だったのは、このプレシーズン、ユーロのスロベニア代表で負ったケガのリハビリでオブラクはずっとジムごもり。ようやくグラウンドに姿を現したのが先週水曜で、チーム練習に加わってから、ほとんど日にちが経っていないことで、ええ、彼だって人間ですからね。まだまだ実戦での動きには程遠く、最後の砦が機能しなかったのは最悪でしたが、こればっかりはねえ。 え、それでもアトレティコはハーフタイム前に2-2のイーブンに戻せたんだろうって?その通りで、パレホを乱暴なタックルで吹っ飛ばしてイエローカードをもらいながら、またしても危ないファールを犯し、退場させられるんじゃないかとハラハラさせたバリオスが、前半ロスタイム5分にドリブルから、渾身のクロスをゴール前へ。その時まで、ほとんどプレーに関わっていなかったセルロートがヘッドを決め、古巣への恩返しゴールで同点にしてくれたんですが、何とシメオネ監督はその彼を後半頭から、コレアに代えてしまったから、ビックリしたの何のって。 そのコレアが5分にはバイリーにエリア内で足を踏まれながら、ペナルティを取ってもらえなかったという不運はあったものの、後半は時間が進むにつれ、どちらのチームも暑さによる疲労が顕著に。一応、残り15分には高額移籍のフリアン・アルバレス(同マンチェスター・シティ)もグリーズマンと交代でデビューを果たしたんですが、こちらも練習を始めてたった数日ですからね。大したことができる訳もなく、結局、試合はそのまま2-2で引分けとは幸先が悪い。 うーん、それこそ、プレシーズンマッチで2得点していたジョアン・フェリックスでもいてくれたら、勝ち越し点が入っていたかもしれないんですけどね。生憎、ビジャレアルまで連れて行かれながら、試合直前にチェルシー移籍の話が一気に進んで、当人はパルコ(貴賓席)見学という間の悪さ。もちろん、翌日にはロンドンに飛んで、移籍金5000万ユーロ(約81億円)+目標達成ボーナス1000万ユーロ(約16億円)での契約がほぼ決まり、そのおかげで一旦はチェルシーに戻っていたギャラガーがマドリッドを再来することに。水曜夜の新入団選手歓迎イベントに間に合いそうだというのは朗報なんですけどね。とにかく今はこの日曜のジローナ戦、来週水曜のエスパニョール戦と2試合続くホームゲームでメトロポリターノマジックの健在を証明して、次のアウェイ戦で苦手を克服してくれることを祈るしかありません。 2024.08.21 15:00 Wed

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ボルダラス監督率いるヘタフェが2部エイバルからセンターバック補強! 3年契約で獲得

ヘタフェは19日、エイバルからスペイン人DFフアン・ベロカル(25)の獲得を発表した。契約は2027年夏までの3年となる。 U-19スペイン代表歴ありのベロカルはセンターバックをメインポジションとし、2018年8月にセビージャでトップチームデビュー。ミランデスや、スポルティング・ヒホンでのレンタル経験を挟み、2022年夏からエイバル入りした。 エイバルではスペイン2部でのプレーが続いたが、加入2シーズンはいずれも主力センターバックに。スペイン『マルカ』によると、ホセ・ボルダラス監督率いるチームは守備陣に退団者が予想されることで、ベロカルに白羽の矢を立てたという。 ちなみに、ヘタフェはアスレティック・ビルバオとのラ・リーガ開幕戦を1-1のドロー。次節のラージョ・バジェカーノ戦に向けては20日からトレーニングを始め、ベロカルはそこから合流するようだ。 2024.08.19 20:10 Mon
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ヘタフェがソシエダ育ちのDFアレックス・ソラを完全移籍で獲得‥昨季はアラベスでプレー

ヘタフェは15日、レアル・ソシエダのスペイン人DFアレックス・ソラ(25)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は2027年夏までの3年間となる。 ソラは、ソシエダの下部組織育ちで、2022年7月にファーストチームに昇格。2023年9月にはアラベスへとレンタル移籍していた。 ソシエダでは公式戦21試合に出場。アラベスでは公式戦33試合に出場し4アシストを記録。右サイドバックとしてプレーしていたが、アラベスでは右ウイングとしてのプレーが多くなり、攻撃性が評価されていた。 2024.07.16 09:55 Tue
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ヘタフェがソシエダDFディエゴ・リコの買取OPを行使、昨季は35試合7アシストを記録

ヘタフェは16日、レアル・ソシエダのスペイン人DFディエゴ・リコ(31)の買い取りオプションを行使したことを発表した。契約期間は2026年6月30日までの2年間となる。 レアル・サラゴサの下部組織で育ったディエゴ・リコは、2013年11月にファーストチームに昇格。2016年8月にレガネスに完全移籍すると、2018年7月にはボーンマスへと完全移籍した。 2021年7月にソシエダに完全移籍。2023-24シーズンはヘタフェにレンタル移籍していた。 左サイドバックを主戦場にセンターバックでもプレーするディエゴ・リコは、ソシエダでは公式戦57試合で1ゴール1アシスト。ヘタフェでは、2023-24シーズンのラ・リーガで32試合に出場し7アシスト、コパ・デル・レイで3試合に出場していた。 2024.07.16 18:35 Tue

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