アジア王者の精神的強度やいかに カタールが中立地開催のイラン戦で4失点力負け、最終予選A組4位に停滞

2024.10.16 13:35 Wed
W杯予選突破経験のないカタール代表
Getty Images
W杯予選突破経験のないカタール代表
カタール代表イラン代表に4失点力負け。アジア王者の精神的強度が試されている。
PR
カタール代表は15日、2026年北中米W杯アジア最終予選A組第4節でイラン代表と対戦。中立地UAEで開催されたアウェイゲームは、17分にFWアルモエズ・アリが先制点も、42分という最悪のタイミングで同点被弾。後半頭の48分に逆転され、その後も2点を追加された。
最終スコアは1-4。イランは間違いなくアジアの強豪だが、カタールもアジアカップ2連覇のアジア王者。しかし、イラン国内での試合を回避できたなかで、完全な力負けとなった。

W杯は自国開催の前回大会が初出場。
予選突破経験のないアジア王者は、A組4位にとどまり、2位とは勝ち点6差に。4試合で失点「10」、唯一の勝利はホームでのキルギス戦と、大きな閉塞感が漂うこととなった。

スペイン人指揮官のマルケス・ロペス監督は試合後、「W杯出場という目標を失ったわけではない。ウズベキスタンやイランがいるが、まだチャンスはある」と力無くコメント。

「ここからの6試合で獲得すべきポイントが多くなった形だ。懸命に努力し続けなければ」

ブラジル出身の主軸センターバック、DFミカエル・ルーカス・メンデスも「最悪の(最終予選)前半戦だ。全体的にレベルを上げなければ。ミスが多く、改善が必至だ」と肩を落とす。

今回イランに4失点のカタール。4失点以外にもネットを揺らされてもおかしくない場面が多数あり、完全な力負けという印象…11月に向け、アジア王者の精神的強度が試されている。

カタール代表は11月、まずホームでウズベキスタンと戦い、次はアウェイで隣国にして最大のライバル・UAEと対戦する。

PR

アルモエズ・アリの関連記事

カタール代表が大きな1勝をゲットした。 14日、各地で2026年W杯アジア最終予選の各組第5節が始まり、A組ではカタール代表がホームにウズベキスタン代表を迎えての一戦に。 カタールはFWアルモエズ・アリの前半2発で先行も、75分、80分と立て続けに被弾し、2-2で最終盤へ。最後は90+12分、ブラジル出身D 2024.11.15 14:10 Fri
15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節が行われた。 予選3連勝だった日本代表は、ホームにオーストラリア代表を迎えての一戦。勝利すれば大きなリードを手にするところだったが、攻めこんでいながらもゴールが遠い。 すると後半、相手のクロスからオウンゴールで最終予選初失点。その後も苦戦し 2024.10.16 14:35 Wed
カタール代表の精神力やいかに。 2022年に自国開催のW杯で同大会初出場、さらにはアジアカップ2連覇のアジアチャンピオンというカタール代表。 そこには確かな成長曲線が存在も、一方でW杯アジア予選を突破した経験はなし。カタールは2026年北中米W杯アジア最終予選A組第1節で、UAEにホームで逆転負けを喰らった 2024.10.07 18:00 Mon
アジア王者のカタール代表が苦しんでいる。 10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループAの第2節が行われ、北朝鮮代表がホームにカタール代表を迎えた。 2次予選では日本代表とも同居した北朝鮮。ホームゲームとドタキャンするという異例の時代が発生し、日本とのホームゲームは不戦敗に。それでも 2024.09.11 00:35 Wed
26年北中米W杯のアジア3次予選の組合せ抽選会が6月27日の16時からマレーシアのクアラルンプールで行われ、日本はインドネシア、中国、バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアと同じグループCに入った。 抽選会では今シーズンで引退した岡崎慎司とイランのメフディ・マハダビキアがドロワーを務めたが、ポット2まで抽選が 2024.06.27 22:20 Thu

カタール代表の関連記事

UAE代表のFWファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマは「11月2連勝」に浮かれず。 UAE代表は19日、W杯アジア最終予選A組第6節でカタール代表を5-0と粉砕。アウェイ・ドーハでの3発逆転勝ちに続き、宿敵相手に2試合8得点と会心の完全勝利となった。 表題のファビオ・リマは、1点目から4点目まで計4ゴールをぶち 2024.11.21 14:50 Thu
カタール代表のティンティン・マルケス監督が、惨敗に終わったUAE代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。 19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節が行われ、カタールはUAEとアウェイで対戦した。 グループAを戦うカタール。アジアカップを連覇しているアジ 2024.11.21 13:50 Thu
19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節が各地で行われた。 【グループA】イランが首位快走中、アジア王者カタールは苦戦 グループAは首位のイラン代表が5位のキルギス代表と対戦し、2-3で勝利。アウェイでの戦いとなった中、12分に左CKからのこぼれ球をメフディ・タレミが押し込み先制 2024.11.20 14:35 Wed
カタール代表が悲壮感漂う歴史的惨敗に。 カタール代表は19日、2026年W杯アジア最終予選A組第6節で、“宿敵”UAE代表に0-5と大惨敗。ホームで逆転負けを喫した第1節のリベンジならず、依然としてA組4位に低迷する。 そこに、アジア杯2連覇のアジア王者という風格は存在せず。調べてみると、対UAEの5失点は 2024.11.20 14:30 Wed
最終予選A組は19日、UAE代表とカタール代表による隣国対決だ。カタール『ガルフ・タイムズ』が伝えている。 19日は2026年W杯アジア最終予選の各組第6節。今回は全カードが第1節のリターンマッチであり、すなわち今予選の折り返し地点だ。 A組では、UAEがホームでカタールと対戦。 カタールホームの前回 2024.11.19 14:25 Tue

W杯予選の関連記事

元ブラジル代表FWでレアル・バジャドリーのオーナー兼会長を務めるロナウド氏が、ブラジルサッカー連盟(CBF)の会長就任について語った。ブラジル『CNN』が伝えた。 現役時代は世界最高峰のセンターフォワードとして名を馳せたロナウド氏。2018年にバジャドリー、2021年に古巣クルゼイロを買収するなどクラブ経営の道を 2024.11.22 18:10 Fri
横浜F・マリノスの監督は噂の人物で決まりのようだ。イギリス『ミラー』が報じた。 ハリー・キューウェル前監督の途中解任にジョン・ハッチンソン暫定監督発足と厳しいシーズンの終わりが見えてくるなか、新監督招へいの動きが取り沙汰される横浜FM。そこで名が浮かぶのが前イングランド代表ヘッドコーチのスティーブ・ホランド氏(5 2024.11.22 17:01 Fri
インドネシア代表に新たな帰化組が合流か。インドネシア『Kompas.com』が伝える。 インドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長は15日、SNSに若者2人と握手する写真を投稿。まずティム・ゲイペンス(19)。オランダ2部のエメンに所属する184cm左サイドバックで、インドネシア系オランダ人である。 ゲ 2024.11.21 21:51 Thu
長らくサッカーの取材を続けてきたが、正規のピッチ幅を取れない試合会場こそあったものの、意図的にピッチ幅を狭めて試合を開催したのは中国戦が初めてだろう。11月19日にアモイで開催されたW杯アジア3次予選の中国戦である。 例えば98年フランスW杯アジア最終予選のアウェーUAE戦では、日本の練習グラウンドに古びた釘が転 2024.11.21 18:00 Thu
UAE代表のFWファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマは「11月2連勝」に浮かれず。 UAE代表は19日、W杯アジア最終予選A組第6節でカタール代表を5-0と粉砕。アウェイ・ドーハでの3発逆転勝ちに続き、宿敵相手に2試合8得点と会心の完全勝利となった。 表題のファビオ・リマは、1点目から4点目まで計4ゴールをぶち 2024.11.21 14:50 Thu

記事をさがす

アルモエズ・アリの人気記事ランキング

1

アジア王者が起死回生の劇的勝利 最終予選停滞のカタールが無敗ウズベクを下す「3ポイント以上の価値」

カタール代表が大きな1勝をゲットした。 14日、各地で2026年W杯アジア最終予選の各組第5節が始まり、A組ではカタール代表がホームにウズベキスタン代表を迎えての一戦に。 カタールはFWアルモエズ・アリの前半2発で先行も、75分、80分と立て続けに被弾し、2-2で最終盤へ。最後は90+12分、ブラジル出身DFミカエル・ルーカス・メンデスが劇的勝ち越し点を決め、3-2と競り勝った。 試合前の時点で「A組4位」だったアジア王者・カタールだが、今予選無敗でW杯初出場へ視界良好と思われた2位・ウズベキスタンを撃破…これにより、順位こそ変わらずも、2位との勝ち点差を「3」に縮めることができたのだ。 無論、まだまだこれからが厳しいところだが、ようやく一息つけたというのが、彼らの本音。 試合後、アルモエズ・アリは「この勝ち方を維持したい。後半に入ってパフォーマンスを落としたが、それも込みで収穫かもしれない。あの出来でも最後の最後で勝ち越し点だ。3ポイント以上の価値がある」と戦果を誇った。 カタールは19日、A組第6節でUAE代表とのアウェイゲームへ。この“隣国にして両国関係が良くない最大のライバル”とは前回第1節で対戦し、ホームで逆転負けを喰らっている。 今後イランやウズベクとのリターンマッチも残すカタールだが、この相手UAEに勝たねばファンに示しがつかない…そういった側面もある。 <span class="paragraph-title">【動画】90+12分弾でカタールがウズベク撃破</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <br><br>Lucas Mendes seals the all-important win for Qatar deep into injury time!<a href="https://twitter.com/hashtag/AsianQualifiers?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AsianQualifiers</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/QATvUZB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#QATvUZB</a> <a href="https://t.co/cLpKUcIH07">pic.twitter.com/cLpKUcIH07</a></p>&mdash; #AsianQualifiers (@afcasiancup) <a href="https://twitter.com/afcasiancup/status/1857136225016279044?ref_src=twsrc%5Etfw">November 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.15 14:10 Fri
2

アジア王者の精神的強度やいかに カタールが中立地開催のイラン戦で4失点力負け、最終予選A組4位に停滞

カタール代表がイラン代表に4失点力負け。アジア王者の精神的強度が試されている。 カタール代表は15日、2026年北中米W杯アジア最終予選A組第4節でイラン代表と対戦。 中立地UAEで開催されたアウェイゲームは、17分にFWアルモエズ・アリが先制点も、42分という最悪のタイミングで同点被弾。後半頭の48分に逆転され、その後も2点を追加された。 最終スコアは1-4。イランは間違いなくアジアの強豪だが、カタールもアジアカップ2連覇のアジア王者。しかし、イラン国内での試合を回避できたなかで、完全な力負けとなった。 W杯は自国開催の前回大会が初出場。 予選突破経験のないアジア王者は、A組4位にとどまり、2位とは勝ち点6差に。4試合で失点「10」、唯一の勝利はホームでのキルギス戦と、大きな閉塞感が漂うこととなった。 スペイン人指揮官のマルケス・ロペス監督は試合後、「W杯出場という目標を失ったわけではない。ウズベキスタンやイランがいるが、まだチャンスはある」と力無くコメント。 「ここからの6試合で獲得すべきポイントが多くなった形だ。懸命に努力し続けなければ」 ブラジル出身の主軸センターバック、DFミカエル・ルーカス・メンデスも「最悪の(最終予選)前半戦だ。全体的にレベルを上げなければ。ミスが多く、改善が必至だ」と肩を落とす。 今回イランに4失点のカタール。4失点以外にもネットを揺らされてもおかしくない場面が多数あり、完全な力負けという印象…11月に向け、アジア王者の精神的強度が試されている。 カタール代表は11月、まずホームでウズベキスタンと戦い、次はアウェイで隣国にして最大のライバル・UAEと対戦する。 2024.10.16 13:35 Wed
3

アジア王者カタールがイランに惨敗でグループ4位に…韓国は連勝でグループ首位、サウジはバーレーンとドローで混戦に【2026年W杯アジア最終予選】

15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節が行われた。 予選3連勝だった日本代表は、ホームにオーストラリア代表を迎えての一戦。勝利すれば大きなリードを手にするところだったが、攻めこんでいながらもゴールが遠い。 すると後半、相手のクロスからオウンゴールで最終予選初失点。その後も苦戦したが、日本も中村敬斗の仕掛けがオウンゴールに繋がり、1-1のドロー。勝利を逃したが、敗戦は免れた。 なお、同グループでは、中国代表がホームにインドネシア代表を迎えて2-1で勝利し、最終予選初勝利。また、日本に第3節で敗れたサウジアラビア代表は、バーレーン代表相手に1-1のドローに終わった。 これにより日本が勝ち点10で首位。勝ち点5でオーストラリア、サウジアラビア、バーレーンが並んでおり、インドネシアと中国が勝ち点3で並ぶという状況になっている。 グループAではアジア王者のカタール代表がイラン代表に4-1で惨敗。アルモエズ・アリが17分に先制ゴールを奪うも、サルダール・アズムンが2ゴールを決めイランが逆転。後半にはモハマド・モヘビも2ゴールを奪いイランが勝利した。なお、UAE代表はウズベキスタン代表に1-0、北朝鮮代表はキルギス代表に1-0でそれぞれ敗れていた。 無敗を守ったイランとウズベキスタンが勝ち点10で並び、3位以下はUAEとカタールの勝ち点4、キルギスの勝ち点3、北朝鮮の勝ち点2と続いている。上位2カ国が抜け出ており、11月の結果次第ではW杯出場がほぼ確定することとなる。 グループBでは、ヨルダン代表がオマーン代表に4-0、パレスチナ代表がクウェート代表と2-2のドロー、韓国代表がイラク代表に3-2で勝利を収めた。 韓国は10月シリーズで連勝を収め、勝ち点10で首位。2位にはヨルダン、イラクが勝ち点7で並び、オマーン、クウェートが勝ち点3、パレスチナが勝ち点2となっている。 ◆2026年北中米W杯アジア最終予選 第4節 ■グループA イラン代表 4-1 カタール代表 【イラン】 サルダール・アズムン(前42、後3) モハマド・モヘビ(後20、後53) 【カタール】 アルモエズ・アリ(前17) ウズベキスタン代表 1-0 UAE代表 【ウズベキスタン】 オタベク・シュクロフ(後31) キルギス代表 1-0 北朝鮮代表 【キルギス】 クリスティヤン・ブラウズマン(前11) ■グループB ヨルダン代表 4-0 オマーン代表 【ヨルダン】 ヤザン・アル・ナイマト(前26、後9) アリ・オルワン(後4、後42) パレスチナ代表 2-2 クウェート代表 【パレスチナ】 ウェッサム・アブ・アリー(前41) ゼイド・クンバル(後48) 【クウェート】 ユセフ・ナセル・アル・スライマン(前31、後35) 韓国代表 3-2 イラク代表 【韓国】 オ・セフン(前41) オ・ヒョンギュ(後29) イ・ジェソン(後38) 【イラク】 アイメン・フセイン(後5) イブラヒム・バイェッシュ(後50) ■グループC 日本代表 1-1 オーストラリア代表 【日本】 オウンゴール(後31) 【オーストラリア】 オウンゴール(後13) 中国代表 2-1 インドネシア代表 【中国】 ベイヘラム・アブドゥウェリ(前21) チャン・ユーニン(前44) 【インドネシア】 トム・ハイェ(後41) サウジアラビア代表 0-0 バーレーン代表 <span class="paragraph-title">【動画】韓国代表がイラク代表相手に快勝で、10月連勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="K9nNTa4NTfc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.16 14:35 Wed
4

アジア杯連覇のカタール代表、あのアルモエズ・アリが27歳で通算100キャップ到達

カタール代表におけるFWアルモエズ・アリ(27)の存在は絶対的だ。カタール『ガルフ・タイムズ』が伝えている。 アジア杯連覇のカタール代表、その絶対的エースと言えばアルモエズ・アリ。北アフリカのスーダンで生まれ、幼少期に移住先の中東カタールへ帰化したという経歴のストライカーだ。 所属するアル・ドゥハイルでは、キャプテンを担う一方、Jリーグでも無双したケニア代表FWマイケル・オルンガがセンターフォワードに君臨するため、アリの定位置は左ウイング。クラブ通算210試合で61ゴールと“並”のゴール数だ。 ところが、カタール代表だとそうではない。 27日、2026北中米W杯アジア2次予選第4節でクウェート代表と対戦したカタール代表。2トップの一角でフル出場したアリは、27歳にして通算100キャップ目であり、チームの全得点2ゴールを挙げ、2-1の勝利に貢献…A代表通算100試合で45ゴールだ。 「2試合1ゴール」に近いペースでネットを揺らすカタール代表でのアリ。アジア杯2023では2ゴール止まりだったが、反面チャンスメイクで奮闘して3アシスト。MVP級の活躍を披露した。また、W杯アジア2次予選では、第4節までで全チーム中最多の7ゴールを叩き出す。 『ガルフ・タイムズ』は、そんなアルモエズ・アリの“次のステップ”として、「カタールW杯では無得点…次のW杯でネットを揺らせ」と期待を寄せている。 2024.04.01 19:15 Mon
5

「カタールのサラー」「アジアでは別格」アフィフが豪快ゴラッソ!日本のファンも仰天「前回大会でも散々やられた」

カタール代表FWアクラム・アフィフが今回のアジアカップでも躍動している。 アジアカップ2023準決勝が7日に行われ、カタールはイラン代表と対戦した。 準々決勝で日本代表を撃破したイランと前回王者カタールの一戦。カタールはアルモエズ・アリとアフィフの2トップで臨んだ。 試合は、イランFWサルダール・アズムンのゴールで先制を許すも、カタールは18分にアフィフのアシストからジャッセム・ガベルのシュートがディフレクトしながらゴールネットを揺らし同点に追いつく。 カタールはそこからもアフィフがチャンスを作ると、43分についに逆転。ボックス左角でパスを受けたアフィフがカットインから見事なシュートをゴール右に突き刺した。 キックの精度もタイミングも完璧な一撃には、ファンも「カタールのサラー」、「サラーに見えた」、「アジアでは別格だな」、「前回大会で日本も散々やられたもんな」と称賛。利き足は違えどその風貌も相まってエジプト代表FWモハメド・サラーにもなぞらえている。 その後、後半開始早々に追いつかれたカタールだったが、82分にアルモエズ・アリのゴールが決まり3-2で勝利。大会連覇に王手をかける決勝進出を決めている。 イラン戦で1ゴール1アシストと躍動したアフィフはこれで今大会5ゴールに。6ゴールで得点ランキングでトップに立つイラク代表FWアイメン・フセインにあと1ゴール差まで迫っており、大会得点王を狙える位置につけている。 <span class="paragraph-title">【動画】アフィフがカットインから豪快ゴラッソ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="PnEEFUTUrNg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.08 11:20 Thu

カタール代表の人気記事ランキング

1

アジア王者・カタールが5-0で惨敗、韓国は連勝ストップも首位キープ、日本は首位独走も2位以下大混戦【2026W杯アジア最終予選】

19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節が各地で行われた。 <h3>【グループA】イランが首位快走中、アジア王者カタールは苦戦</h3> グループAは首位のイラン代表が5位のキルギス代表と対戦し、2-3で勝利。アウェイでの戦いとなった中、12分に左CKからのこぼれ球をメフディ・タレミが押し込み先制すると、33分にはカウンターから上手く相手をかわしたサレー・ハルダニが決めて追加点を奪う。 しかし、キルギスも黙ってはいない。51分にジョエル・コジョがCKの流れから1点を返すと、59分にはPKを獲得。VARチェックの中で認められ、これをコジョがしっかりと決めて同点に追いつく。しかし、イランは76分に右サイドを崩すと、クロスをサルダール・アズムンが打点の高いヘッドで合わせて勝ち越しに成功。2-3で勝利を収めた。 2位のウズベキスタン代表は、最下位の北朝鮮代表と対戦。しっかりとイランを追いかけたいなか、ラオスで行われた試合は44分にボックス内の混戦からこぼれたボールを、後方から走り込んだアボスベク・ファイズラエフがボックス手前から右足一閃。これがネットを揺らしてウズベキスタンが0-1で勝利した。 また、4位と苦戦するアジア王者のカタール代表は、勝ち点で並ぶ3位のUAE代表と対戦。ここまで苦戦していることがこの日も出てしまい、開始4分にファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマにゴールを奪われると、45分、45分+5と前半だけでハットトリックを決められる事態に。さらに56分には4点目を奪われると、73分にはヤハヤ・アル・ガッサニにもゴールを許し、まさかの5-0で惨敗に終わってしまった。 北朝鮮代表 0-1 ウズベキスタン代表 【ウズベキスタン】 アボスベク・ファイズラエフ(前44) キルギス代表 2-3 イラン代表 【キルギス】 ジョエル・コジョ(後5、後19) 【イラン】 メフディ・タレミ(前12、前33) サルダール・アズムン(後31) UAE代表 5-0 カタール代表 【UAE】 ファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマ(前4、前45、前50、後11) ヤハヤ・アル・ガッサニ(後28) ◆順位表 1位:イラン/勝ち点16 2位:ウズベキスタン/勝ち点13 3位:UAE/勝ち点10 4位:カタール/勝ち点7 5位:キルギス/勝ち点3 6位:北朝鮮/勝ち点2 <h3>【グループB】韓国は連勝ストップも無敗キープ</h3> グループBは首位に立つ韓国代表が最下位のパレスチナ代表と対戦。試合は12分にバックパスのミスを突いたパレスチナが、ゼイド・クンバルがボールを奪い切りネットを揺らして先制する。 それでも韓国は16分、左サイドを崩しダイレクトパス交換に抜け出したソン・フンミンがボックス左から決め切り、同点に追いつくことに成功。その後は韓国が何度もゴールに迫るが、最後まで追加点を奪えずに1-1のドローに終わった。 2位のヨルダン代表は5位のクウェート代表とアウェイで対戦。21分にボックス手前で粘りを見せたヤザン・アル・ナイマトがミドルシュートを華麗に沈めてヨルダンが先制。しかし、68分にクウェートはモハマド・ダアムがかなり離れた位置から右足一閃。鋭い低空ミドルがゴール左隅に決まり、1-1のドローに終わった。 3位のイラク代表は、アウェイで4位のオマーン代表と対戦。ピンチを凌いだイラクは、ボックス付近でパスを繋ぐと、アハメド・ヤシンのグラウンダーのクロスをユセフ・ワリ・アミンがボックス中央でダイレクトシュート。これが決勝点となり、0-1で勝利。2位に浮上した。 パレスチナ代表 1-1 韓国代表 【パレスチナ】 ゼイド・クンバル(前12) 【韓国】 ソン・フンミン(前16) オマーン代表 0-1 イラク代表 【イラク】 ユセフ・ワリ・アミン(前36) クウェート代表 1-1 ヨルダン代表 【クウェート】 モハマド・ダアム(後23) 【ヨルダン】 ヤザン・アル・ナイマト(前21) ◆順位表 1位:韓国/勝ち点14 2位:イラク/勝ち点11 3位:ヨルダン/勝ち点9 4位:オマーン/勝ち点6 5位:クウェート/勝ち点4 6位:パレスチナ/勝ち点3 <h3>【グループC】日本が圧倒的な強さ、2位以下は勝ち点差「1」の大混戦</h3> グループCの日本代表は、アウェイで中国代表と対戦。今予選オウンゴール以外で初の失点を喫したものの、1-3で勝利を収め、首位を独走中。一方で、2位のオーストラリア代表は5位のバーレーン代表とドロー、3位のサウジアラビア代表は、最下位のインドネシア代表相手に2-0で敗れることとなった。 この結果、6試合を終えて日本は勝ち点16で首位独走中となり、来年3月の2試合で8大会連続8度目のW杯出場が決まる可能性が出てきた。一方で、2位のオーストラリアは勝ち点7、3位にインドネシアが浮上するも、4位のサウジアラビア、5位のバーレーン、最下位の中国といずれも勝ち点6で並ぶ大混戦となっている。 中国代表 1-3 日本代表 【中国】 リン・リャンミン(後3) 【日本】 小川航基(前39、後9) 板倉滉(前45+6) インドネシア代表 2-0 サウジアラビア代表 【インドネシア】 マルセリーノ・フェルディナン(前32、後12) バーレーン代表 2-2 オーストラリア代表 【バーレーン】 マフディ・アブドゥルジャバル(後30、後32) 【オーストラリア】 クシニ・イェンギ(前1、後51) ◆順位表 1位:日本/勝ち点16 2位:オーストラリア/勝ち点7 3位:インドネシア/勝ち点6 4位:サウジアラビア/勝ち点6 5位:バーレーン/勝ち点6 6位:中国/勝ち点6 2024.11.20 14:35 Wed
2

カタール粉砕&11月2連勝も浮かれず…UAE代表のブラジル出身FW「僕たち、次の相手がイランだからね」

UAE代表のFWファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマは「11月2連勝」に浮かれず。 UAE代表は19日、W杯アジア最終予選A組第6節でカタール代表を5-0と粉砕。アウェイ・ドーハでの3発逆転勝ちに続き、宿敵相手に2試合8得点と会心の完全勝利となった。 表題のファビオ・リマは、1点目から4点目まで計4ゴールをぶち込んだ勝利の立役者。ブラジル出身で2015年1月からアル・ワスル(UAE)に所属し、UAE在住は丸10年。その過程で国籍も取得した31歳のアタッカーだ。 UAEは背番号「10」ファビオ・リマの無双でC組3位をキープし、11月は2連勝。2位ウズベキスタンとの勝ち点差も「6」から「3」となり、本大会ストレートインに希望が膨らんだ。 ファビオ・リマはUAE『Khaleej Times』で「今回、また今日のようなプレーレベルを維持しなければ。今日に関しては、とても充実した戦いぶりだったと思うね。このレベルを保てるなら、僕たちには先がある」と充実感を口に。 そして、「全員が最初から最後まで集中を切らさなかったことが大きいが、この調子で次の戦いまで持っていけるかどうか…数カ月空いて、僕たちの次の相手は『イラン』だからね。イランに勝って祝いたいだろう?」とも。 今回こそ2連勝としたUAEだが、次回来年3月の初戦は「イラン代表とのアウェイゲーム」。同じ日に2位ウズベクはホームでキルギスと…とあって、もし敗れれば、おそらく2位との勝ち点差は再び「6」となってしまう。 UAEは大国イランが非常に苦手で、通算対戦戦績は「1勝2分け14敗」。唯一の勝利は1997年まで遡り、ここのところは7連敗中…今予選の前半戦もホームで0-1と敗れている。また、通算17試合で5得点とゴールも奪えない。 A組に入った時点で「対イランをどう乗り切るか」…UAEを含め、各国チームにとって大変重要なテーマである。 <span class="paragraph-title">【動画】カタール相手に必殺の左足で4得点!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> No doubt about it – Fabio Lima is the <a href="https://twitter.com/hashtag/UAEvQAT?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#UAEvQAT</a> Player of the Match <a href="https://twitter.com/hashtag/AsianQualifiers?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AsianQualifiers</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/MagicMoments?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MagicMoments</a> | <a href="https://twitter.com/VisitSaudi?ref_src=twsrc%5Etfw">@VisitSaudi</a> <a href="https://t.co/6F4XBgjwEp">pic.twitter.com/6F4XBgjwEp</a></p>&mdash; #AsianQualifiers (@afcasiancup) <a href="https://twitter.com/afcasiancup/status/1858942324740432111?ref_src=twsrc%5Etfw">November 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.21 14:50 Thu
3

悲壮感漂うアジア王者…W杯予選突破の経験なきカタールが宿敵UAEに0-5大惨敗、C組中国超えのトータル「17」失点に

カタール代表が悲壮感漂う歴史的惨敗に。 カタール代表は19日、2026年W杯アジア最終予選A組第6節で、“宿敵”UAE代表に0-5と大惨敗。ホームで逆転負けを喫した第1節のリベンジならず、依然としてA組4位に低迷する。 そこに、アジア杯2連覇のアジア王者という風格は存在せず。調べてみると、対UAEの5失点は史上初で、もちろん最多失点である。 第1節でUAEに敗れた時から怪しかった「メンタル面」の脆さが隠せなくなり、やはりW杯予選突破の経験がないことも影響か。UAEに2試合8失点、イランに4失点…6試合トータル「17失点」は、とうとう中国の「16」を超えた。 無論、数字上はまだ「2位以内」の可能性があるわけだが、地元紙『ガルフ・タイムズ』の論調に漂うは悲壮感。「本大会ストレートインの可能性は消えた」とまで言い切る。 詰まるところ、アジア杯2023から率いるスペイン人指揮官、ティンティン・マルケス監督(62)の去就が怪しくなっている模様。 9月以降、試合ごとに発言のブレが目立っていた指揮官は今回、「早い段階での失点で計画が狂った」としたうえで、「ベストのコンディションではなかったことも影響した」と発言。これは前日会見の「体力面に不足はない」というコメントと真逆をいくものである。 また、「(A組は)まだ全チームが2位以内、4位以内の希望を持っているが、2位以内へ有利なのはイランとウズベキスタンになった」とも。陣営の士気低下に繋がりかねない発言だ。 悲壮感と絶望感が漂うカタール。 12月は中東恒例のガルフ・カップがあり、ここではいきなり初戦でUAEと対戦する。この大会で何かを掴めねば、来年3月にリスタートする最終予選残り4試合も厳しいだろう。 2024.11.20 14:30 Wed
4

UAEvsカタールの隣国対決…ホームチームは緊張感「勝ち点3を獲らないわけには…」アウェイチームは闘志「我々に不足なし」

最終予選A組は19日、UAE代表とカタール代表による隣国対決だ。カタール『ガルフ・タイムズ』が伝えている。 19日は2026年W杯アジア最終予選の各組第6節。今回は全カードが第1節のリターンマッチであり、すなわち今予選の折り返し地点だ。 A組では、UAEがホームでカタールと対戦。 カタールホームの前回第1節は、カタールが前半先制もUAEは後半3発で逆転勝ち。UAEにとって対カタール「9年ぶり」の勝利、敵地での勝利は実に「23年ぶり」となった。 UAEを率いるパウロ・ベント監督はリターンマッチに向け、前日会見で緊張感。 「前回は我々が勝ったが、カタールの質、経験値は我々を凌駕する。W杯に出て、アジア杯を2度制したチームだ。同じ結果を再現するべく、戦略を徹底的に突き詰めたつもりだが、何より選手たちには自らを信じ続けてほしい」 同席したDFハーリド・イブラヒムも「このカードは両チームにとって極めて大事。僕らとしては、地元のファンの前で勝ち点『3』を獲らないわけにはいかない」と緊張感を漂わせた。 対し、カタールのティンティン・マルケス監督はここ最近、非常に弱気な発言が目立っていたが、前節のウズベキスタン撃破で窮地を脱したためか、士気の高まりをうかがわせた。 「ここから順位を上げるうえで、この一戦を落とすわけにはいかない。ウズベキスタン戦から準備期間は限られていたわけだが、全ての国が同じ。我々の選手たちに体力面で不足はない」 指揮官と同席したアジア年間最優秀選手、FWアクラム・アフィフは「この試合で勝つなら、W杯へ向けて極めて重要な事実となる。勝利を目指し、最後の笛が鳴る瞬間まで全力を尽くす。ファンを幸せにする」と意気込んだ。 サッカーにおけるUAEとカタールは、隣国にして最大のライバル。外交面では、数年前にUAEから国交を断絶し、昨年に入って双方の大使館を再設置も、関係修復への大きな続報はない。 「この試合、この相手に勝つ」ことは、双方のサッカーファンにとってたいへん重要だ。 ◆A組順位表 1位 イラン | 勝ち点13 | +6 2位 ウズベキスタン | 勝ち点10 | +2 --- 3位 UAE | 勝ち点7 | +3 4位 カタール | 勝ち点7 | -2 --- 5位 キルギス | 勝ち点3 | -6 6位 北朝鮮 | 勝ち点2 | -3 2024.11.19 14:25 Tue
5

アジア王者が起死回生の劇的勝利 最終予選停滞のカタールが無敗ウズベクを下す「3ポイント以上の価値」

カタール代表が大きな1勝をゲットした。 14日、各地で2026年W杯アジア最終予選の各組第5節が始まり、A組ではカタール代表がホームにウズベキスタン代表を迎えての一戦に。 カタールはFWアルモエズ・アリの前半2発で先行も、75分、80分と立て続けに被弾し、2-2で最終盤へ。最後は90+12分、ブラジル出身DFミカエル・ルーカス・メンデスが劇的勝ち越し点を決め、3-2と競り勝った。 試合前の時点で「A組4位」だったアジア王者・カタールだが、今予選無敗でW杯初出場へ視界良好と思われた2位・ウズベキスタンを撃破…これにより、順位こそ変わらずも、2位との勝ち点差を「3」に縮めることができたのだ。 無論、まだまだこれからが厳しいところだが、ようやく一息つけたというのが、彼らの本音。 試合後、アルモエズ・アリは「この勝ち方を維持したい。後半に入ってパフォーマンスを落としたが、それも込みで収穫かもしれない。あの出来でも最後の最後で勝ち越し点だ。3ポイント以上の価値がある」と戦果を誇った。 カタールは19日、A組第6節でUAE代表とのアウェイゲームへ。この“隣国にして両国関係が良くない最大のライバル”とは前回第1節で対戦し、ホームで逆転負けを喰らっている。 今後イランやウズベクとのリターンマッチも残すカタールだが、この相手UAEに勝たねばファンに示しがつかない…そういった側面もある。 <span class="paragraph-title">【動画】90+12分弾でカタールがウズベク撃破</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <br><br>Lucas Mendes seals the all-important win for Qatar deep into injury time!<a href="https://twitter.com/hashtag/AsianQualifiers?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AsianQualifiers</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/QATvUZB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#QATvUZB</a> <a href="https://t.co/cLpKUcIH07">pic.twitter.com/cLpKUcIH07</a></p>&mdash; #AsianQualifiers (@afcasiancup) <a href="https://twitter.com/afcasiancup/status/1857136225016279044?ref_src=twsrc%5Etfw">November 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.15 14:10 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly